ファンタジーゾーンGear オパオパJrの冒険
【ふぁんたじーぞーんぎあ おぱおぱじゅにあのぼうけん】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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ゲームギア
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メディア
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1MbitROMカートリッジ
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発売元
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サンリツ電気 【名作コレクション(再販版)】セガ・エンタープライゼス
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開発元
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サンリツ電気、日高電子
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発売日
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1991年7月19日 【名作コレクション(再販版)】1993年7月23日
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定価
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3,900円(税抜)
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判定
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なし
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ファンタジーゾーンシリーズ
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概要
セガから発売された横スクロールシューティング『ファンタジーゾーン』シリーズの携帯機初進出作。
シリーズの時系列的には最も後の時代が舞台となっている。全7ラウンドの1周エンド。
開発はサンリツ電気。セガとは関係が深く、本作発売前にセガとサンリツ電気との共同出資でシムスが設立され、その際にサンリツ電気のゲーム開発部門がシムスに移管されている。そのため、後に発売された名作コレクション版のカートリッジにはコピーライト表示にシムスの表記がある。
ストーリー
宇宙歴6344年「ファンタジーゾーン」はまたも正体不明の敵によって支配されようとしていた。
通貨が乱れ、多くの人々が消えていく……そんな中、一通の手紙がオパオパの息子「オパオパJr.」の元に届いた。
「ファンタジーゾーンは、我々の手によって”ファンタジーゾーンGear”として生まれ変わる。
英雄オパオパは我々の手中にある。手も足も出まい。素直に降参することだ……。」
「父さんが……!」オパオパJr.はわずかな武器を手に、単身ファンタジーゾーンGearへと乗り込んだ。
特徴・評価点
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グラフィックが相変わらず可愛い
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GGの基本的な性能はマークIIIの上位互換といったところだが発色数が大幅に増えたこともあってか、よりアーケードの雰囲気に近づいたパステルカラーの再現を重視したグラフィックとなっている。
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前線基地も本作ではしっかりアニメーションする上に前線基地自体にもアーケード同様の微動が再現されている、ショップ入店時にカーテンの開く描写がある、タイトル文字やボス登場時にラスタスクロールが入るなど、かなりレベルアップしている。
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ステージの視覚的ギミックを利用したトラップが本作で初登場。とはいえ、アイテム等での無効化などはできないものの影響度は小さめで、難易度的なアクセントレベルで収まっているあたりは絶妙。
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パーツセレクト画面へ任意に切り替え可能
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本作ではラウンド道中のエリアであればいつでもポーズボタンでパーツセレクト画面への移行が可能。
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道中を対雑魚戦闘向けの装備で整えつつ、ボス戦直前で装備を切り替えるといった戦略をとることも可能。
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ショップの品ぞろえも携帯機に配慮した形になっている。
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時間制限なしかつ後方攻撃可能なショット1のバックショット、上下にミサイルを同時発射するショット2のツインミサイル、自動連射機能付与のオートビームは安価で使い勝手も優秀。
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時間制限なしで誘導弾を発射できるショット1のホーミングショット、溜め撃ちを行えるフラッシュアタック、敵の攻撃を一定数防御可能なシールドはかなり高額だが強力。
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過去作同様、高い評価のBGM。
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GGはマークIIIと同等のPSG音源のみという制約ながら完成度は非常に高く、ほぼオリジナルの楽曲ながら原作の雰囲気を踏襲した小気味よいBGMは評価が非常に高い。
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サンバホイッスルも丁寧に再現しており、小さいスケールながら抑揚があり、シリーズ作として納得の出来。
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エンディングテーマに"OPA-OPA!"のフレーズが入っているというファンサービスも。
賛否両論点
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本作のエンディングはキャラ操演による演出が入るもののストーリーにまつわるメッセージはなくスタッフロールのみのため説明不足な感が否めない。
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エンディングの曲は初代のラウンド1の曲「OPA-OPA!」のアレンジバージョンで演出自体の完成度は高いため、ある意味プレイヤーに想像をゆだねるという見方もあるにはある。
問題点
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全体的に難易度は高め。
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GGの画面解像度の都合上仕方のない側面はあるが、画面が狭いため敵の攻撃の回避は若干厳しめ。
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ショットの当たり判定が渋めな割に自機の当たり判定が大きめで、事故死しやすい局面も多い。
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また、ボスもラウンド4のアクエット・ラウンド5のモッククロウはかなり手ごわく、特に後者は自機の当たり判定の厳しさも相まって苦戦を強いられやすい。
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エンジンシリーズのバランスが大味。
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過去作同様高ランクのエンジンは速すぎて敵や前線基地にぶつかってしまいやすいのは本作でも同様。
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加えて本作は画面も狭いため、速すぎるエンジンでは従来作以上に厳しい戦いを強いられることとなる。
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ラスボスが上手く機能していない。
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第1形態の時、ロケットパンチ部分を破壊すると何も行動しなくなるため、一方的に攻撃できてしまう。
総評
解像度の面で制約はあるものの、作品全体の雰囲気はシリーズの雰囲気を踏襲しており完成度は高い。
ただ、携帯機ゆえの画面の狭さからくる回避の困難さによる難易度上昇が厳しいのがつらいところ。
とはいえ、ゲーム自体の完成度はかなり高く、シリーズへの愛や情熱、作品にかけるリスペクトは他の作品にも劣らないので、触れられる機会があったら是非一度作品に触れてほしい一品である。
移植
最終更新:2023年06月26日 15:55