パズルボブル2

【ぱずるぼぶるつー】

ジャンル パズル
対応機種 アーケード(F3システム/MVS)
販売・開発元 タイトー
稼働開始日 F3システム:1995年7月
MVS:1999年
プレイ人数 1~2人
配信 アケアカNEOGEO
【Switch】2019年2月7日823円(税込)
【One】2019年2月7日840円(税込)
【PS4】2019年2月14日823円(税込)
判定 良作
ポイント 前作から正統進化
ボイスの追加や新BGMでより明るい雰囲気に
1コインクリアは腕も運も必要
バブルボブル・パズルボブルシリーズ


概要

パズルとシューティングを掛け合わせたようなゲーム性でヒットを飛ばした前作『パズルボブル』から、僅か7か月後に稼働した続編。
キャッチフレーズは『人気が出たからといってすぐ“2”を作っちゃうんだから』

使用基板は前作同様、タイトー自社基板のF3システムとSNKのネオジオMVSの2バージョンで発売された。
ただし、日本国内ではF3システム版がメインで稼働しており、MVS版はそれから4年後の1999年に登場した。*1


内容・前作からの変更点

  • 基本的な操作内容は前作と変わらず、下からバブルを打ち上げて同じ色を3つ以上つなげて消していく。
  • パズルモードにルート選択システムが導入
    • 30面クリアでエンディングというのは前作AC版と変わらないが、今作ではルート分岐でステージを選べるようになった。
      • ゲーム開始時及び5面クリアごとに2つある分岐のどちらかを選択する方式。
      • 逆三角形の全体マップの一番下からスタートし、ルート選択によってジグザグに上に向かって進んでいく。A~Z+?の全27エリアのうち、6つのエリアを進んでいくことになる。
        + パズルモードの分岐ルートマップ
        U V W ? X Y Z
        O P Q R S T
        J K L M N
        F G H I
        C D E
        A B
        START
  • CPUと対戦するモードの正式追加
    • 前作AC版の対戦モードは対人戦しかなくSFC版から対CPU戦が追加されていたが、今作ではAC版の時点でCPUを相手にもプレイできるモードが正式収録された。
    • 「練習」「ふつう」「むずかしい」から選択する。練習は3面で終了。ふつう・むずかしいは全12面。
    • 前作の家庭用では原作『バブルボブル』に出た敵しか登場しなかったが、今回の対戦相手は本作で初登場となるオリジナルキャラクターも多数追加されている。
    • 今作では試合前にCPUキャラとのデモが入る。さながら『ぷよぷよ』の漫才デモのようだがセリフは一切無く、動き・表情のみでバブルンと対戦相手とのやりとりが展開される。
  • 下記のバブル(ブロック)が新しく追加
    • スターバブル
      • 当たったバブルと同じ色のバブルを画面内からすべて消すことができる。光り輝くバブル。
      • 画面内に最初から配置されているものと、発射バブルとして出現するものがある。
    • メタルバブル
      • 触れたバブルを破壊・貫通して進む。ボーリング玉のような見た目。
    • おじゃまバブル
      • ステージに配置されている透明の消せないバブル。上に接続しているバブルを消して落とす必要がある。
      • 家庭用や『2X』では同じ性質で見た目だけ『スペースインベーダー』や『バブルボブル』の「いんべーだー」の姿になっていることもある。
    • おじゃまブロック
      • 壁や天井に張り付いていて消せないブロック。バブルを当てても反射せずくっついてしまう。
      • 落とせないのでかなり邪魔だが、おじゃまバブルと違いブロックがラインを超えてもミスにならない。
  • 幅の広いステージが登場
    • パズルモードでは画面を目一杯使った横幅の広いステージが複数登場。通称ワイド面。
  • キャラクターボイスの追加
    • バブルンとボブルンは多くバブルを落とした際やクリア時などに元気よく叫んでくれる。「ぽっぱー!」「ぱよんぱー!」などセリフは鳴き声のような架空言語。
    • 対戦モードのCPUキャラもそれぞれボイスあり。対戦相手はモンスターのような姿や人型の女の子に近い見た目など様々だが、ほぼ全員が人外のため、いずれも特に意味のない掛け声になっている。

評価点

  • パズルモードのボリューム増加と自由度の高い分岐システム
    • 前作AC版の30ステージ*2に対し今作は通常モードで135、隠しコマンドで遊べるアナザーワールドも含めれば全270ステージと実に9倍になった。
    • 1プレイ内で遊べるのは30面だけだが、分岐システムによって多数のステージに対し自分なりのルートを確立する攻略の楽しみもある。
    • いずれもセピア調のイラストの簡素なものだが、最終分岐によってエンディングの内容も変わるため、一度エンディングを見ただけでは遊びつくしたとは到底言えず、繰り返しプレイしたくなる魅力がある。早々にはプレイヤーを飽きさせないボリューム。
  • より多彩になったステージの内容
    • 新しい種類のバブルおよびワイド面の追加により、ステージの内容自体も多様化した。
    • 前作のような無機質な背景ではなく、全体マップのロケーションに合わせてステージ背景が様々に変わるのも芸が細かい。
    • 使用基板がF3システムに切り替わったということもあり、グラフィック・サウンド・演出共に進化がなされた。
  • 爽快感&戦略性のあるスターバブル
    • スターバブルが出現する面では、目の前にあるバブルだけでなく画面全体を見て「どの色を消せば有利になるか?」ということを考える戦略性が生まれた。
      • 狙いが上手くはまって画面内のバブルを一気に減らせた時の爽快感はかなりのもの。
      • 特にワイド面の場合は目と頭をフル回転させる必要があり、上手くいったときの達成感はひとしお。
  • 良質なBGM
    • ZUNTATAによるBGMは前作に引き続き高品質。今作のメインコンポーザーは「中山上等兵」や「なかやまらいでん」の名でも知られる古川典裕氏*3
    • 今作のステージ曲は前作BGMアレンジ含め全5曲。どの曲も明るい曲調で統一されており、爽やかで前向きな空気をゲームに与えている。
  • ゲームを彩るキャラクターと演出
    • CPUキャラの登場やボイス追加で全体的にキャラクター要素が強化され、前作に比べ賑やかで楽しい雰囲気のゲームとなった。
    • バブルンの可愛く元気なボイスは、上手くバブルを消したプレイヤーの気分をますます盛り上げてくれる。
      • 加えて、何気に2Pキャラクターの双子の弟である青いボブルンは、兄の緑のバブルンとボイスまできちんと差別化され、こちらは少々気弱な雰囲気になっている。1人プレイでも2P側から始めることで使用可能。
    • CPU対戦モードの試合前デモはセリフがなく簡素な作りではあるが、その分挙動や表情でキャラの可愛らしさを上手く描いている。 バケモノ達におびえるバブルンがかわいい。
    • 隠しコマンドを使えば、パズルモードプレイ中にこれらの別キャラクターに変更することも可能。
  • 総じて、前作において単調さ・無機質さを否めなかった部分が改善された。

賛否両論点

  • ストーリー要素はほぼ皆無
    • パズルモードではエンディングが分岐するものの、内容はいずれも薄く、ご褒美グラフィックの域を出ていない。
    • CPU対戦モードもキャラクターのセリフは一切無く、ラスボスのどらんくを倒したら彼が盗んでいた星が解放されて夜空に星座が輝く、程度の終わり方。
    • ただし、そもそもパズルゲームに濃厚なストーリー性はそこまで求められていないという考え方もあり、また明確なセリフが無くとも上記のように動作やボイス等でゲーム内のキャラクター達の魅力は充分に現れているため、話が薄いことはそこまで問題視はされていない。
      • スタッフロールの演出もパズルモード・対戦モードともにそれぞれ凝っており、ストーリーよりもパズルゲームとしての面白さやキャラクターの可愛さを全面に押し出した作品といえる。
  • キャラクター変更コマンドの仕様
    • アーケードのF3システム版では隠しコマンドでパズルモードでのプレイヤーキャラクターをバブルン以外に変更可能だが、完全に隠し操作であり、パズルモードでラウンドが始まる前にスタートボタンとレバー8方向、Aボタンの有無の組み合わせでキャラクターが切り替わるというもの。
    • 対戦モードで登場する様々なキャラクターを自分で使えること自体は嬉しい要素であるものの、目当てのキャラクターを使うにはコマンドの組み合わせを事前に覚えておく必要がある。さらに、バージョンアップ版『2X』では一部コマンドが変更されているため、さらにややこしい。
    • 残念ながら対戦ではコマンドが使えない他、デカキャラクターのびるがんやバブルンロボ、ラスボスのどらんくはコマンドでも使用できない*4。バブルン・ボブルンもそれぞれ1P側・2P側で固定。

問題点

クリアに運が大きく絡む高難易度
前作からして簡単なゲームではなかったが、今作のひとり用モードはさらに難しくなっている。

  • 「ひとりでパズル」モードは序盤はさすがに優しいものの、10面あたりから余裕がないステージが多くなる。これはどの分岐ルートを進んでも傾向は同じ。
    • 前作に比べ画面下部までバブルで埋まったステージが増えた。開始直後から緊張感のある展開になり、一回のショットミスの重みがかなり大きい。
    • 今作初登場の「おじゃまバブル」の配置が中々いやらしく、バブル一個分の隙間への入れ込みや壁反射が必須という状況が増加。
    • 不要バブルをどこに逃がすかの判断も非常に重要だが、数回連続でハズレ色を引いてしまえば判断もクソもなく手詰まりになることも。ぶっちゃけ大事なのは運(乱数)ともいえる。
    • 一応、中盤以降も全てが高難度というわけでもなく楽なステージもちらほらあり、コンティニュー直後限定の救済措置の点線ガイドラインは今作にも存在。
      • とはいえ、1回死=1クレのアーケードのプレイヤーにはあまり慰めにはならないだろう。さらに家庭用移植版まで尽くクレジットが有限設定なのでこちらもシビア。
  • 「ひとりで対戦」モードでは、対戦相手こそ可愛らしいキャラクターなのにCPUならではの射撃精度を活かし、容赦ない鬼攻撃を仕掛けてくる。
    • 3人で終わる「練習」はともかく、「ふつう」「むずかしい」はどちらも十分に難しい。
      • 特に3面(うーるん)は最初の壁。まだ序盤ステージでありながらかなりの強さで非常に印象に残る。「うーるるん!」という可愛いボイスとともに繰り出される波状攻撃に葬られたプレイヤーは数知れず。
    • 対戦では「4つ以上のバブルを同時消しするか、1個以上落とす」ことで攻撃となるため、3つだけの単消しばかりしていても攻撃にならない。そのため、わざと落とすためのゴミバブルを貯めるなどの戦略も必要となってくる。
    • パズルモードでは精度が必要だったが、このモードではスピードまで要求される。そして当然バブルのツモや初期配置、相手に送り込むバブルといった各種のも重要。
  • 両モードともにクリアには高い技術・判断力が必要でやりがいは確かにあるのだが、プレイヤーにどうにもできないツモ運もまた重要になってしまっていることは否めない。
    • 「パズルと言いつつ重要なのは射撃精度&欲しい色が来ないとツライ」という指摘は前作からあったが、今作はそれがより露骨にあらわれた調整になっている。
    • 前作から引き続き、ツモは「フィールドに面しているバブルの色から選ばれる」という法則があるため、邪魔な色にフタをしてしまえばある程度抑制することは可能。
      • とは言え邪魔な色のバブルの周囲を完全に塞がないと絶対に届かない場所のバブルの色が出てしまうことには変わりなく、ステージによってはそもそも隙間を塞ぐのが不可能な配置もある。

総評

ヒット作となった前作のゲーム性を引き継ぎつつ、内容・ボリューム・演出全てにおいて大きく進化を遂げた。
難易度についてはインカムを目的とした高難度調整となってしまっている感が強いが、それでも新要素を活かしたステージを多数遊べるのは魅力的。
また、現在ではアケアカ版で気軽にコンティニューしながらのプレイもできる。シリーズ他作品を楽しめたという人は本作も買って損はないだろう。


その他のバージョン

  • マイナーチェンジ版『パズルボブル2X』
    • 1995年11月にアーケード(F3システム)で稼働。こちらのMVS版は無い。
    • パズルモードの問題が全て一新され、さらにこちらも開始時に3段階の難易度選択が追加。
      • 5面で終了の初心者向け「練習」、従来に相当する「ふつう」、ルート選択は同じだが問題が高難度になった「X」の3種類から選択になった。
        「ふつう」も含め、無印『2』よりやや意地悪な問題に変化している。
      • もちろん全て裏面コマンドのアナザーワールドにも対応しているため、(5+135+135)×2の全550ステージの大ボリュームになっている。
    • 内蔵のタイマー機能により、クリスマスシーズンや正月になるとタイトルデモ中に追加デモが流れる。
    • バブルが消えると爆発するようになる演出変更の隠しコマンドや、スケッチイラスト風バブルンなどの隠しキャラクターも新たに増えている。
  • MVS版『パズルボブル2』
    • 1999年には海外市場メインで前作と同様のMVS移植版が無印のみリリースされた。
    • 基板の違いからかBGMがストリーム再生となり、やや音質が劣化している。
    • 他にもクレジット投入後の30秒後に強制スタートする、「2人で対戦」も2人でスタートしなければ選択できない、キャラクター変更コマンドが効かないといった細かな差がある。
    • 後のアケアカNEOGEO版はこちらの移植になっている。
+ 北米版
  • 北米アーケード版『Bust-A-Move Again』(F3システム)
    • バブルン達が登場せず、キャラクターや背景、BGMなどがSF調の世界観に変更されている。
    • 背景は地球誕生~現代~未来を辿るようなグラフィックになっている。
    • プレイヤーキャラクターはなんと「ハンドルを回す人間の手」で、コンピュータ戦の対戦相手は全ステージ共通で「パソコン」。
      • なお、本作独自の背景や演出の一部は、後に日本版『2X』に逆輸入されている。ちなみにハンドルとパソコンは日本版でも無印『2』含め隠しコマンドで使用可能。
    • 一方、欧州アーケード版は国内と同じ『Puzzle Bobble 2』として稼働しており、日本と同じバブルン達が登場するバージョンのまま。
    • 北米においても上記AC版の変更はあまりに不評だったためか、家庭用は『Bust-A-Move 2 Arcade Edition』としていつものバブルン達が出てくるものに戻っている。後のMVS版も同様。
      • だが当時の北米のゲーム事情により可愛いキャラクターが前面に出ることを避けようとしたのか、北米PS・SS版のパッケージイラストは「目につっかえ棒を立てた不気味な男の顔が描かれたボールが何個も写っている」というなんとも言えないデザインになっている。

家庭用移植版

多くの家庭用ハードに移植されている。それぞれ家庭用オリジナル要素も存在する。
何故かANOTHER WORLD等の隠しコマンドが移植機種毎に細かく変更されており、AC版のコマンドが通用しないため注意。

+ 家庭用移植版一覧
  • パズルボブル2 (プレイステーション)
    • 1996年3月29日にPS移植版が発売。無印『2』の移植に加え、新たに「タイムアタックモード」が追加。廉価版「PS the BEST for Family」も1997年3月20日発売。
    • タイムアタックモードは1人プレイ・2人同時プレイのどちらも可能で、対戦のように左右分割された画面でパズルを解いていくモード。
      • 1人用は本編のようなルート選択ではなく順番に解いていく形式で、最初は50問でクリアだが、一度クリアするとさらに問題が30問増えて全80問でクリアとなる。一度出現させた面は好きに選ぶことが可能になり、各面ごとに上位3人までのベストタイムが記録される。
      • 一方、2人用はランダムに選出された面を先に設定本数分クリアした方が勝利という早解き対戦モードになっており、こちらもなかなか熱い。通常の対戦モードと違いお邪魔攻撃は送れない。
    • キャラクターセレクトは隠しコマンドで専用のセレクト画面が出る方式になり、パズルモードだけでなく対人戦モードでも好きなキャラクターを選べるようになった。代わりに、ステージ7以降の対戦相手は自分で倒さないと使えない。
      アーケード版と違い、1P側でボブルンを使ったり、デカキャラクターやどらんくも使えるようになったが、北米版のハンドルとパソコンは選べなくなった。
    • 他の移植と同じくクレジット形式(初期設定は6クレ、3・6・9から選択)だが、隠しコマンドにより30秒以内にボタン連打でクレジットを少しだけ増やす裏技が存在する。
    • 海外のみ、1998年にN64版が発売。こちらもPS版ベースの移植になっている。
  • パズルボブル2X (セガサターン)、パズルボブル2 (Windows)
    • 1996年7月26日にセガサターン移植版も発売。無印『2』と『2X』のカップリング移植で、ゲーム開始時に選択することでどちらも遊べる。
      • 加えて、30面まで自作可能な「エディットモード」が追加。
      • キャラクターセレクトはAC版と同じようにパズルモード限定でキャラクターを直接指定する裏技形式だが、4つのボタンの組み合わせで変化するようになった。
        デカキャラやボスも全て使える上に、没キャラクターのソニックに似た雰囲気のピンクのうさぎも使える。ただしバブルン・ボブルンはそれぞれ1P側・2P側限定のまま。
      • 廉価版「サタコレ」も1998年7月23日発売。
      • 1997年4月4日には『スペースインベーダー』とのカップリング2枚組パック版も発売。
    • 1997年にはゲームバンクよりWindows移植版も発売。タイトルは『2』だが、こちらもSS版ベースで『2X』が同時収録。こちらも1999年・2003年に廉価版が発売。
    • その他、海外のみ1996年に同じくSS版ベースのMS-DOS版も発売されている。
  • パズルボブルGB (ゲームボーイ)
    • 1998年4月10日発売。タイトルは『GB』だが、PS版『2』ベースの移植で、1人用モード(タイムアタック含む)のみ移植されている。何気にクレジット連打コマンドまで再現。
    • セーブがないためタイムアタックモードは10面毎のパスワード形式だが、全88面に少し増加。
    • 白黒画面のためバブルの種類は色ではなく模様で表現されている。慣れるまでは少々判別が難しいが、プレイに支障があるほどではない。
  • パズルボブルミニ (ネオジオポケット/カラー対応)
    • 1999年3月26日発売。無印『2』がベースのアレンジ移植だが、パズルモードはPS版のタイムアタック準拠のシステムで、順番に解いていく形式になっている。一度出現させた面はいつでも選べる。全99面。
    • カラー対応だが、モノクロ起動時はGB版と同じように模様で区別となる。
    • 対戦モードも大きく様変わりし、『バブルボブル』の登場キャラクターから8体の敵を任意に選び、倒すと王冠が付いていくという形式。GB版と違い通信ケーブルの対人戦にも対応。
    • ひたすらバブルを消す「サバイバーモード」も収録されている。
  • タイトーメモリーズ下巻 (プレイステーション2)
    • 2005年8月25日発売。(TAITO BEST:2006年9月7日、エターナルヒッツ:2007年6月28日)
      F3システム版の無印『2』が収録。
  • アケアカNEOGEO パズルボブル2(Switch、Xbox One、Windows、PS4)
    • Switch/Xone/Win向けに2019年2月7日 PS4向けに同年2月14日配信。
      MVS版無印『2』が移植されている。
  • EGRETII Mini
    • 2022年3月2日発売。F3システム版『2X』が移植されている。
      上記の期間限定イベントはゲーム設定の変更によりいつでも好きなものを見られるようになっている。
  • パズルボブル2X/バスト ア ムーブ2 アーケードエディション & パズルボブル3/バスト ア ムーブ3 Sトリビュート (Nintendo Switch、プレイステーション 4、Xbox One、Win(Steam))
    • 2023年2月2日配信。シティコネクション発売の「Sトリビュート」シリーズの1作としてセガサターン版を移植。
      国内セガサターン版『パズルボブル2X』、海外セガサターン版『バスト ア ムーブ2 アーケードエディション』、そしてセガサターン版『パズルボブル3』とその海外セガサターン版『バスト ア ムーブ3』の計4タイトルを収録。
    • リワインド、スローモード、中断セーブ、クレジット無限化、従来は隠しコマンドだった通常面と裏面の切り替え・バブルの消えるエフェクトの変更のON/OFF設定など、追加要素を実装。

+ タイトー公式・バブルンによるPS版『パズルボブル2』紹介(YouTube)


余談

  • 1997年発売の『サイキックフォース パズル対戦』は本作『2』のシステムを流用しており、『サイキックフォース』のキャラクターに置き換えたものとなっている。
  • やり応えのあるゲーム性からか令和となった現在でもタイムアタックを行うプレイヤーがおり、有名RTAイベントにたびたびタイトル採用されている。
    + 25年越しの裏技
    • 2020年になってから、RTA界隈でスターバブルに関するある裏技が発見され、話題となった。(出典:RTAGamers)
      それは「コンティニューで再開後、バブルを消さずに10個射出するとNEXTにスターバブルが必ず出現する」というもの。
      これにより特定ステージを簡単にクリアできてしまい大幅なタイム短縮が見込まれることになった。
    • …と思われたが、既存のルートに大規模な影響が出てしまうため最終的に現行のRTAカテゴリでは残念ながら使用禁止となっており、この裏技を前提とした独立した別カテゴリが新設される動きも見られている模様。
  • 本作にて初登場したキャラクターの「ぱっきー」*5が主役のメダルゲーム『パッキィのトレジャースロット』が1997年に稼働された。
    • 元は『ちゃっくんぽっぷ』の敵キャラクターである「もんすた」*6もお邪魔キャラとして登場している。
最終更新:2023年09月23日 23:34

*1 そのため、日本国内でMVS版はほぼ稼働しておらず海外での稼働がメインだった。

*2 ただし、前作はSFC版他は100ステージ、Win版は120ステージだった。

*3 タイトーAC作品では『グリッドシーカー』や『ライトブリンガー』、『スペースガン』などの楽曲を担当している。

*4 どらんくは『2X』では使えるようになった。

*5 練習を除くCPU対戦の2面にて登場する猫型ロボットのキャラクター

*6 『バブルボブル』や『レインボーアイランド』にも登場しているレギュラー。本作でも練習3面、ふつう・むずかしいの1面にて登場。