※ 本作は数多くの機種に移植(*1)されているが、ここでは以下に準拠して説明する(「旧ぷよ」「新ぷよ」という名称の出典は『ALL ABOUT ぷよぷよ』に拠った)。
【ぷよぷよ】
ジャンル |
落ち物パズルゲーム (初出時の公称はアクションパズル) |
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対応機種 |
MSX2 ファミリーコンピュータ ディスクシステム ファミリーコンピュータ |
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メディア |
【MSX】3.5インチ 2DDフロッピーディスク×1 【FCD】ディスクカード両面(書換) 【FC】1MbitROMカートリッジ |
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開発元(共通) 発売元【MSX】 |
コンパイル | |||
発売元【FCD/FC】 | 徳間書店インターメディア | |||
発売日 |
【MSX/FCD】1991年10月25日 【FC】1993年7月23日 |
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価格 |
【FCD】600円→500円 【MSX】6800円 【FC】5900円 |
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プレイ人数 | 1~2人 | |||
配信 |
プロジェクトEGG 【MSX2版】:2024年3月26日 【FC版】:2024年4月16日 【FCD版】:2024年6月11日 |
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判定 | 良作 | |||
ポイント |
アーケード版以前のぷよぷよ この頃は1人プレイメイン&ぷよ6色 対戦時の面白さはこの頃から既にあり |
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魔導物語・ぷよぷよシリーズ関連作品リンク ファミマガディスクシリーズ |
『テトリス』とアーケード格闘ゲームがブームになっている時に登場した落ち物パズルゲーム。
第一作はMSX2用ソフトとしてコンパイルから発売され、同日にファミコンディスクシステム用にディスクライター書き換え専用ソフトとして徳間書店から配信された。
ディスクシステム版は雑誌『ファミリーコンピュータMagazine』とのタイアップで「ファミマガディスク」シリーズのVol.5として発売された。
それまで「ファミマガディスク」は読者からのゲームアイデアを募集した「ファミマガディスク大賞」の受賞作品を多くゲーム化していたため、『ぷよぷよ』も一般投稿作品と勘違いされることもあったが、本作は一般投稿ではなくコンパイルとのタイアップ企画物である。
当時コンパイル社長だった仁井谷氏によれば、『ドクターマリオ』に似た企画が上がってきてOKを出したものの、任天堂からパクリだと訴えられることを恐れ、いっそ任天堂側から正式に許可を貰って出そうということでディスクシステムでの発売に踏み切ったという。(参考)
ルールがシンプルで一人でも二人でも遊べるパズルゲーム。
後に登場する新ぷよでは対戦要素が大きく持ち上げられる事となる。
【ぷよぷよ】
ジャンル | 落ち物パズルゲーム | 高解像度で見る 裏を見る |
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対応機種 | (多数機種にて発売) | ||
メディア |
【MD】4MbitROMカートリッジ 【GG】2MbitROMカートリッジ 【SFC】8MbitROMカートリッジ 【PC98/X68/Win3.1FD】フロッピーディスク 【FMT/PCE/Win3.1/95】CD-ROM |
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発売元【PC98】 開発元【AC/MD/GG/SFC】 |
コンパイル | ||
発売元(上記以外) |
【AC/MD/GG】セガ・エンタープライゼス 【SFC】バンプレスト 【PCE】NECアベニュー 【X68k】SPS |
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開発元(上記以外) | 【PCE】Goo! | ||
発売日 |
【MD】1992年12月08日 【PC98/GG】1993年3月19日 【SFC】1993年12月10日 【PCE】1994年4月22日 【X68k】1994年7月29日 【Win3.1】1995年5月28日 【CX-100】1995年 【U1】1995年7月 【Win95】1996年8月2日 【Mac】1996年12月28日 【WinCE】1998年5月 |
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稼働開始日【AC】 | 1992年10月 | ||
プレイ人数 | 1~2人 | ||
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii MD版】:2006年12月2日/600円 【Wii AC版】:2011年4月12日/800円 【3DS】GG版:2013年1月30日/300円 プロジェクトEGG 【PC-9801版】:2023年10月17日 |
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書換 |
ニンテンドウパワー 【SFC】1997年12月1日/1,000円/F×2・B×0 |
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別タイトル |
【SFC】「す~ぱ~ぷよぷよ」 【PCE】「ぷよぷよCD」 【Win】「ぷよぷよ for Windows」 【Mac】「ぷよぷよ for Macintosh」 |
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判定 | 良作 | ||
ポイント |
対戦メインに変更して大ブームに 『魔導物語』由来のキャラ要素や漫才デモも大好評 先に5連鎖した方が勝つゲームバランス |
【ぷよぷよ】
白黒画面のゲームボーイに『ぷよぷよ』は向いていなかった。
遊べないわけではないが、多数のハードに移植されているため、本作を選ぶ理由は薄い。
どうしても「ゲームボーイでぷよぷよをやりたい」という場合も、本作ではなく後述する『通』以降の方を選ぶ方が良いだろう。
+ | 参考:スーパーゲームボーイでのプレイ動画 |
*1 MSX2/2+、ファミリーコンピュータ ディスクシステム、アーケード、メガドライブ、PC-9801、X68000、スーパーファミコン、PCエンジン スーパーCD-ROM2他。
*2 店頭デモで音頭に合わせて3匹のカーバンクルが踊っていた
*3 その弁を受けてか、MD版の説明書のあとがきで「このぷよぷよはもともとオリジナリティのかけらもないゲームです(苦笑)」などと自虐的なことが書かれている。
*4 コンパイルが1988年から発行していたパソコン用メディアが付属し、コンパイルのオリジナルゲームなどが収録されていたデジタル雑誌。安価で複数のパソコン向けゲームが収録されており、内容も下手な家庭用ゲームよりも質が高いとコストパフォーマンスは非常によかったのだが、当時は家庭にパソコンがそこまで普及していなかったのが災いし、2000年に廃刊してしまった。
*5 ちなみにAC版で使われていた基板はセガのMD互換基板であるSystem C2。続編の『ぷよぷよ通』でも使われている。
*6 後年にきちんとした正規英語版「Puyo Puyo (World)」のデータも存在していることが判明している
*7 要は見た目がぷよの形になったもみじ饅頭である。
*8 かつては広島県の本通り商店街に店舗が存在した。
*9 ちなみに余談だが、この3年後に発売された同じモノクロの小画面だった液晶ゲーム『ぷよりん』(同年の『白熱!ぷよりんぴっく!』とは無関係)では「〇・●・◎」で色を表現しており、判別は楽にできたがシステム上3色が限度でフィールドの狭さを考慮に入れても難易度が激減していたことがあった。