Teddy Gangs
【てでぃ ぎゃんぐす】
| ジャンル | アクション |  | 
| 対応機種 | Nintendo Switch | 
| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売・開発元 | Sabec | 
| 配信開始日 | 2021年9月9日 | 
| 定価 | 899円(税込) | 
| プレイ人数 | 1~2人 | 
| セーブデータ | 作成不可 | 
| レーティング | IARC:7+ | 
| 備考 | 日本語非対応 | 
| 判定 | クソゲー | 
| ポイント | テディベア同士が殴り合うアクションゲーム パンチ連打しかやれる事のない単調さ
 ゲームのコンセプト自体は悪くない
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概要
お察しレベルのゲームの常連といえるSabecからリリースされたダウンロード専売ソフト。
ジャンルは360度移動で敵にパンチを当てていく3D格闘アクションゲーム。荒廃した舞台でテディベア同士が殴りあいをする設定。2人同時協力プレイ対応。
ゲームルール
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5つの舞台からプレイしたいものを選んでゲームスタート。プレイヤー側のテディベアのライフが尽きるまで、無限に湧く敵のテディベアをパンチで倒していく。
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アナログスティックでテディベアの360度移動。パンチボタンで左右交互のパンチ攻撃。ある程度のスクロールはするが、移動しなくとも勝手に敵が湧いてくる。
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敵ダメージでライフゲージが消費され、0になるとゲームオーバー。高所から転落すると即ゲームオーバー。ゲームオーバー後は倒した敵の総数が表示される。
問題点
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行える操作が少なすぎる
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ゲームとしての根本的な問題点として操作があまりにも単調という点が挙げられる。
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ただ左右交互のパンチを連打するしか攻撃手段がない。連続技のバリエーションや投げ技、メガクラッシュ等の必殺技といった操作は全く存在せず。
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敵が粘着的に引っ付きながらプレイヤーに襲い掛かってくるため、回避動作や相手の裏に回る移動も行えず、終始パンチ連打しかやる事がない。
 
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5つの舞台が選べるといっても結局はパンチ連打だけのゲームなので、どれを選んでもゲームとしての変化性はない。
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さらにいうと敵の行動パターンはどれも先述の「粘着的に引っ付く」だけのもしかおらず、同じパターンの敵が無限に湧くだけの内容でしかない。
 
 
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頻発する相打ちダメージ
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パンチ連打という面白みのない操作だけでも十分問題だが、どう敵にパンチしても高頻度で相打ちダメージをくらう。
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運が良ければ敵を吹き飛ばせる場合もあるが、運が悪いと相打ちによりライフゲージが削られる。おまけに本作にはライフゲージを回復させる手段はない。
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そのため、プレイヤーの腕前に関係なく、遅かれ早かれゲームオーバーと化す。ずばりいってしまうとアクションゲームの皮を被った運ゲーである。
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ただでさえダメージをくらいやすい仕様なのに、2人同時プレイではプレイヤー同士にもやられ判定があり、お互いのパンチで同士討ちダメージをくらう。
 
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一部の舞台ではいきなり敵の攻撃で吹っ飛ばされて、高所転落による即ゲームオーバーとなる場合もある。なにせ運ゲーなので回避のしようがない。
 
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プレイが記録されない
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Sabec作品の通例として、セーブデータ作成不可によりプレイの記録がなされないため、好成績を出しても結果が残せない。
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もっとも上記の通り「ただ殴るだけ」「プレイ結果は運次第」という、ゲームとしての虚無感が半端ないので、結果が残せても全く嬉しくないのだが…。
 
 
評価点
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ゲームのコンセプト自体は悪くない
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「テディベア同士が荒廃した舞台で殴り合いをする」というコンセプトは悪くなく、そういう意味では光る一面も感じられる。
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「テディベアを殴ると綿が飛び散る」「殴る度に心地よい効果音が鳴る」「敵の種類はカラフルでそこそこ多彩」と、外観上の作り込みはそれなりに上質。
 
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移動とパンチだけの超簡単操作で複雑な要素がなく、ゲームの完成度はともかく、単純明快で遊びやすい内容ではある。
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Sabecのアクションゲームは操作性だけはまともな作品が多く、本作もその例に漏れず常識的な操作性である。もっとも、それが当たり前なのだが…。
 
 
総評
「運任せに連打でパンチするだけのゲーム」この一言に尽きる。アクションゲームとして成立しておらず、ただ単純につまらない一作。
ゲームのコンセプトは光る一面はあるものの、ろくに作り込まないままに900円で発売するあたり、Sabecのゲーム製作に対する意欲の低さがうかがえる。
最終更新:2023年05月01日 12:59