みんなのGOLF3
【みんなのごるふ すりー】
| ジャンル | スポーツ |  | 
| 対応機種 | プレイステーション2 | 
| 開発元 | クラップハンズ | 
| 発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント | 
| 発売日 | 2001年7月26日 | 
| 定価 | 4,980円 | 
| プレイ人数 | 1人(みんなのゴルフモード:4人) | 
| 廉価版 | MEGA HITS! 2002年7月18日/3,980円(税別)
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| 判定 | 良作 | 
| ポイント | グラフィックが大幅に向上 キャラに声が付くようになるなど演出面も強化
 段位システム・ショットポイントが初登場
 飛距離のインフレによる難易度の上昇
 理不尽すぎる裏キャラ
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| みんなのGOLFシリーズ | 
| PlayStation Studios作品 | 
 
概要
簡単操作で人気を博したゴルフゲーム「みんなのゴルフ」のシリーズ3作目。
今作からハードをPS2に移したことにより、グラフィックなどが前作から大幅に強化された。
前作からの追加・変更点
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プレイヤーの腕前を示す「みんゴル段位システム」が導入された。はじめは「みんごる5級」からのスタートとなり、コースで好成績を一定以上収めていくと段位が上がっていく。
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ショットポイントの導入。良いショットであればあるほど貰えるポイントの量は増えていく。また、溜めたポイントを使ってショップで商品を購入できる。
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「VSモード」で相手に4アップするとコールドゲームとなり、勝ち扱いになるようになった。但し、相手に4ダウンされるとコールドゲームで負け扱いされるようにもなっている。
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「全国大会」モードが追加。パスワードを入力することで大会に参加でき、インターネットを通じて全国のプレイヤーと対戦ができるようになった。
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グリーンの傾斜が復活し、初代みんゴルと同じ仕様になった。
評価点
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PS2にハードを移したことにより進化したグラフィック
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今作からハードをPS2に移したことにより、あらゆるグラフィックが大幅に向上している。PS2初期の作品のため、今作はみんゴルシリーズで最少のコース数である6コース(ショートコース含む)となっているが、コースが少なくなっている分、景観は非常に綺麗になっている。特に、池や海などの水の表現はかなりリアル。
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更に、キャラが2Dから3Dになっている。カップイン時のガッツポーズのモーションもカメラの動きと合わせてよりダイナミックになった。
 
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プレイヤーキャラにも付くようになったボイス
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前作まではキャディだけが喋っていたが、今作からキャラ達に声も付くようになったことで、様々な場面でゴルフをより盛り上げてくれるように。声優陣も当時の若手からベテランまでかなり豪華となっている。
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また、キャディ自体にも声のバリエーションが増えている。
 
 
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プレイヤーキャラ数の増加
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今作では16人(隠しキャラ含む)のキャラが使えるようになっており、どのキャラも個性豊か。特に今作で初登場したキャラ「グロリア」はその人気から「スズキ」と並ぶみんゴルシリーズの常連キャラとなった。
 
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良好なラウンド中のBGM
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前作に続き、春夏秋冬でBGMが違うのが特徴。ハードがPS2になった為、音楽も前作と比べて楽器などの音色が多彩になっている。
 
賛否両論点
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インフレ気味なコースの距離とキャラの飛距離による難易度の上昇
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前作と比べて全体的にキャラのパワー(飛距離)とコースの距離が長い傾向にある。しかし、パワーが高いキャラは総じてインパクトが低い傾向にある為、相対的に難易度が上昇。難易度の上昇自体は手ごたえを求める人にはいいが、初心者には厳しい。
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救済措置として、代打券を使えばCOMに操作を任せることが出来る。
 
 
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前作プレイヤーキャラのキャディ化
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前作で登場した一部のキャラが今作でも登場しているが、プレイヤーキャラではなくキャディとなっており、プレイヤーキャラをサポートする立場となっている。
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しかし、プレイヤーキャラとして使いたかったという声も。次作「みんなのゴルフ オンライン」ではキャディだけでなくプレイヤーキャラとしても使えるようになっている。
 
問題点
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裏キャラの理不尽な強さ
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いきなりチップインを決めてくるなど、理不尽すぎる強さが前作から改善されていない。特にラスボスである裏ローズ戦は鬼畜な難易度となる。
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難易度の高いコースを選べばチップインの頻度はそれなりに減るが、難易度が高いコースはこちらにとっても難しくなるためトレーニングモードでの練習は必須である。
 
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今作からの新たなテクニックとして「スーパージャストインパクト」が追加されているが、出すのが難しい上に効果が微妙
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スーパージャストインパクトは、成功すれば一切の左右のブレがなくなるのだが、スーパージャストインパクトの出し方は「ボタンをちょうどいい強さで押す」というものである。この力加減が絶妙に難しい上、そもそもコントロールの値を高めておけばただのジャストインパクトでもブレることはほぼ無くなる。
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コントロールの低いキャラはともかく、元々コントロールの高いキャラにとってはほぼ死にテクニックと化してしまっている。
 
総評
ハードをPS2に移行したことにより、ゴルフゲームとしてリアルさが増し、演出面もダイナミックになった「みんなのゴルフ」シリーズの3作目。
飛距離のインフレによる難易度の上昇などは賛否が分かれるが、シンプルな操作はそのままにみんなで誰でも楽しめるゴルフゲームとして更なる進化を遂げた一作である。
余談
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特定のキャラクター / クラブ / ボールを組み合わせてSWで約5%のパワーでショットすると、ボールが異常に飛ぶバグが存在している。中には500ヤード以上も飛ぶ組み合わせも存在している。
最終更新:2024年11月18日 05:58