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百獣エスケープ
【ひゃくじゅうえすけーぷ】
| ジャンル | 100匹の仲間と協力するアクションアドベンチャー |  | 
| 対応機種 | Windows 10/Mac OS(Steam) iOS
 Android 5.1以上
 Nintendo Switch
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| メディア | ダウンロード専売 | 
| 発売元 | woof | 
| 開発元 | せをはやみ | 
| 発売日 | 【Steam/iOS/Android】2022年12月26日 【Switch】2023年4月28日
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| 定価 | 【Steam/iOS/Android】800円(税込) 【Switch】500円(税込)
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| レーティング | IARC:7+ | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| 判定 | 良作 | 
| ポイント | 小粒ながらもやり込みがいのあるボリューム ユーモアが溢れるテキストの数々
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概要
個人開発者である、せをはやみ氏が作成したインディーゲーム。
woof株式会社からSteam/スマホ/Switchでリリースされた。
特徴
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プレイヤーは主人公である少女を操作して、動物たちを仲間にしていき、脱出を目指すアドベンチャーゲーム。
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動物は全部で100匹存在し、話しかけるだけで仲間になるものもいれば、特定条件を満たさないと仲間にならないものもある。
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また、動物の中には「熱暴走」を起こしているものもおり、熱暴走している動物に触れてしまうとゲームオーバーとなる。
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熱暴走を起こしている動物は、水をかけることで正気を取り戻し、仲間になってくれる。
 
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動物にはそれぞれ特技があり、とある場所を進むためや、一部の動物を仲間にするために、特定の動物が必要だったりする。
 
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ゲームシステム
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2Dのドット絵で描かれた見下ろし視点のアクションアドベンチャーゲーム。
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エリアは重さで開くドアで区切られており、ドアを開けるには動物たちを集めて、一定重量以上の動物(主人公の少女を含む)をスイッチに載せる必要がある。
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基本的に入手したアイテム等は、メニューから確認することができる。
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熱暴走を起こしている動物に触れる、もしくは一部エリアの穴に落ちるなどするとゲームオーバーとなる。
 
評価点
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小粒ながらもやり込みがいのあるボリューム
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本作では100匹の動物が登場するのだが、動物を100匹集めなくてもクリアは可能であり、動物を100匹集めることは一種のやり込み要素となっている。
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やり込み要素を攻略しなければ、ボリュームはそこまである方ではないが、本作は定価が1000円もいかないロープライスゲームであるため、妥当とも言えよう。
 
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所々に垣間見える作者のユーモア
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動物との会話には、ちょっとしたギャグや言い回しが多く、思わず笑ってしまう内容も多い。
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特にゲーム序盤で主人公の少女が名前を名乗る際に「自分で決める」を選んだ際の反応は必見。
 
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他にも小ネタやパロディネタなども多く組み込まれており、元ネタを知っている人なら楽しむことができる。
 
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意外に配慮されたユーザビリティー
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100%クリアを目指すための項目がリスト化されており、メニュー画面からいつでも閲覧できる。
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本作では、ゲームオーバーになっても、進行フラグもリセットされることがないため、ペナルティが少なく、気軽に遊ぶことができる。
 
問題点
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一部知識が求められる謎解き
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一部の謎解きがプレイヤーの知識に左右されるものがあり、人によっては詰まりやすいものとなっている。もっとも「謎解き」というもの自体、そういう性質のものではあるが。
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特にスターゲイザーパイの作り方は、日本人にとっては文化的に馴染みのないこともあって、わかりにくい。
 
総評
500~800円という低価格に対して、アドベンチャーとしてしっかりとしたシステムや動物たちを集めるというオリジナリティを持っている。
ボリュームは価格相応だが、目立った欠点はほぼなく、手堅くまとまった良作と呼べる作品。
余談
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本作は100日という、かなりの短期間で開発されている。
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作者のせをはやみ氏は、ゲーム開発業界に入った理由として『スーパー野田ゲーPARTY』のクラウドファンディングへの支援をきっかけとして挙げている。(参考リンク)
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実際、『スーパー野田ゲーPARTY』には、せをはやみ氏が描いたイラストがゲーム内に登場している。
 
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後に発売された『スーパー野田ゲーMAKER』にて、本作『百獣エスケープ』のイラストが登場している。
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また、同じくせをはやみ氏が開発したゲーム『Ichima-san』のイラストも『野田ゲーMAKER』に搭乗している。
 
最終更新:2025年03月25日 18:06