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  • Kummer06_4

Kummer06_4

最終更新:2011年03月09日 20:59

kummer

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だれでも歓迎! 編集
最終更新日時 2011年03月09日 (水) 20時59分07秒

代数的整数論 006 (271-330)

元スレ: http://science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1185363461/271-330
ログ元: http://2se.dyndns.org/test/readc.cgi/science6.2ch.net_math_1185363461/271-330

271 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 10:36:46
   命題
   X を位相空間とし、Y をその密な部分集合とする。
   Z を分離かつ完備な一様空間とする。
   h を写像 Y → Z とする。

   h が連続写像 f : X → Z に拡張できるためには h が次の条件 (E')
   を満たすことが必要十分である。

   (E') X の任意の点 x に対して x の近傍と Y の交わり全体のなす
   フィルタ-基底を Φ としたとき h(Φ) は Z における
   Cauchy フィルターの基底である。

   このとき f は一意に決まる。

   証明
   >>212 より Z は正則である。
   従って、本命題は >>266 より明らかである。
272 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 11:05:53
   定理(一様連続写像の延長)
   X を一様空間とし、Y をその密な部分集合とする。
   Z を分離かつ完備な一様空間とする。
   h を一様連続写像 Y → Z とする。

   このとき h は一様連続写像 f : X → Z に一意に拡張できる。

   証明
   X の任意の点 x に対して x の近傍と Y の交わり全体 Φ は
   Y における Cauchy フィルターの基底である。

   >>240 より h(Φ) は Z における Cauchy フィルターの基底である。
   従って >>271 より h は連続写像 f : X → Z に一意に拡張できる。

   f が一様連続であることを示せばよい。

   V を Z の任意の閉近縁とする。

   T を X の近縁で (f×f)(A×A ∩ T) ⊂ V とする。

   >>269 より T は A の近縁 W の X×X における閉包としてよい。

   >>270 より
   (f×f)(T) ⊂ cls((f×f)(W))

   W ⊂ A×A ∩ T だから (f×f)(W) ⊂ V
   従って cls((f×f)(W)) ⊂ V
   従って (f×f)(T) ⊂ V である。

   >>205 より Z の閉近縁全体は基本近縁系である。
   従って f は一様連続である。
   証明終
273 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 11:07:39
   >>272 の証明における A は Y の間違いである。


274 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 11:55:24
   X を一様空間とする。

   >>257 を参考にして X の極小 Cauchy フィルター全体 Ω に
   一様構造を入れることを試みる。

   X の任意の近縁 V に対して V 程度に小さい(>>235)集合を
   共有する極小 Cauchy フィルターの対 (α, β) ∈ Ω×Ω の全体を
   V~ とする。

   V~ の全体を Φ_0 とする。
   Ω×Ω の対角線集合を Δ とする。

   >>196 より以下を示せば Φ_0 は Ω の一様構造の基本近縁系である。

   1) V~ ∈ Φ_0 なら Δ ⊂ V~
   2) V~, V'~ ∈ Φ_0 のとき W~ ⊂ V~ ∩ V'~ となる W~ ∈ Φ_0
   がある。

   3) V~ ∈ Φ_0 のとき W~ ⊂ (V~)^(-1) となる W~ ∈ Φ_0 がある。
   4) V~ ∈ Φ_0 のとき (W~)^2 ⊂ V~ となる W~ ∈ Φ_0 がある。

   (続く)
275 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 11:56:14
   1) の証明。
   Ω の任意の元 α は Cauchy フィルターだから X の任意の近縁 V
   に対して V 程度に小さい(>>235)集合を持つ。
   従って (α, α) ∈ V~ である。
   即ち Δ ⊂ V

   2) の証明。
   V と V' を X の任意の近縁とする。
   W ⊂ V ∩ V' となる対称近縁 W がある。
   明らかに W~ ⊂ V~ ∩ V'~ である。

   3) の証明。
   (α, β) ∈ V~ なら (β, α) ∈ V~
   従って V~ = (V~)^(-1)

   4) の証明。
   X の任意の近縁 V に対して W^2 ⊂ V となる対称近縁 W がある。
   (α, β) ∈ (W~)^2 とする。

   (α, γ) ∈ W~
   (γ, β) ∈ W~
   となる γ がある。

   α, γ の共通元 M で W 程度に小さいものがある。
   γ, β の共通元 N で W 程度に小さいものがある。

   M と N は γ に属すから M ∩ N は空ではない。
   従って M ∪ N は W^2 程度に小さい。
   従って V 程度に小さい.

   M ∪ N は α と β に属すから (α, β) ∈ V~
   従って (W~)^2 ⊂ V~

276 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 12:28:21
   >>247 の Ω は分離的であることを証明する。

   X の任意の近縁 V に対して (α, β) ∈ V~ とする。
   このとき α = β が言えれば >>214 より Ω は分離的である。

   γ_0 = {M ∪ N ; M ∈ α, N ∈ β} とおく。

   M, M' ∈ α, N, N' ∈ β のとき
   (M ∩ M') ∪ (N ∩ N') ⊂ (M ∪ N) ∩ (M' ∪ N')
   である。
   従って γ_0 は X のフィルターの基底である。

   X の任意の近縁 V に対して (α, β) ∈ V~ だから
   α と β は V 程度に小さい集合 M を共有する。
   M ∈ γ_0 だから γ_0 は Cauchy フィルターの基底である。

   γ_0 が生成する Cauchy フィルターを γとすると

   γ ⊂ α
   γ ⊂ β

   α と β は極小 Cauchy フィルターだから
   γ = α
   γ = β

   即ち α = β
   証明終

277 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 12:39:15
   訂正
   >>276
   >>247 の Ω は分離的であることを証明する。

   >>274 の Ω は分離的であることを証明する。

278 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 12:53:01
   X を一様空間とする。

   >>246 より X の点 x に対して x の近傍全体 φ_x
   は極小 Cauchy フィルターである。

   φ(x) = φ_x により >>274 の Ω に対して写像 φ : X → Ω を
   定義する。

   Ω の一様構造の φ による逆像(>>224)が X の一様構造であることを
   証明する。

   g = φ×φ とおく。

   X の任意の対称近縁 V に対して

   g^(-1)(V~) ⊂ V ⊂ g^(-1)((V~)^3)

   が言えればよい。

   (φ(x), φ(y)) ∈ V~ とする。
   V 程度に小さい M で x と y を含むものがある。
   よって (x, y) ∈ V
   よって g^(-1)(V~) ⊂ V

   (x, y) ∈ V とする。
   V(x) ∪ V(y) は V^3 程度に小さく x の近傍でもあり
   y の近傍でもある。

   従って (φ(x), φ(y)) ∈ (V~)^3 である。
   よって V ⊂ g^(-1)((V~)^3)
279 :king氏ね:2007/08/06(月) 13:25:20
      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | Kummer──!!
     |    ( _●_)  ミ
    彡、   |∪|  、`\
   / __  ヽノ /´>  )
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
          \_)


280 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 13:41:41
   X を一様空間とする。
   >>274 の Ω と >278 の写像 φ : X → Ω を調べる。

   まず X の任意の対称近縁 V に対して
   α ∈ Ω とその近傍 V~(α) をとり V~(α) ∩ φ(X) を調べる。

   φ(x) ∈ V~(α) とは x の近傍で V 程度に小さいものが α に属す
   ということである。

   α は極小 Cauchy フィルターだから V 程度に小さい集合 N の
   内部を含む(>>245)。

   従って V~(α) ∩ φ(X) は空でない。
   即ち φ(X) は Ω で密である。

   α に属す集合で V 程度に小さいものの内部すべての合併を M とする。

   V~(α) ∩ φ(X) = φ(M) である。

   M ∈ α だから
   V~(α) ∩ φ(X) ∈ φ(α)

   V は X の任意の対称近縁だったから φ(α) は α に収束する。
281 :132人目の素数さん:2007/08/06(月) 14:15:17
      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | Kummer──!!
     |    ( _●_)  ミ
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282 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/06(月) 14:39:46
   >>280 の続き。

   ξ を φ(X) における Cauchy フィルターとする。
   >>278 より X の一様構造は Ω の一様構造の φ による逆像だから
   φ^(-1)(ξ) は X における Cauchy フィルター η の基底である。
   α を α ⊂ η となる極小 Cauchy フィルター とする。
   φ(α) ⊂ φ(η) である。
   >>280 より φ(α) は収束するから φ(η) も収束する。

   φ(φ^(-1)(ξ)) = ξ だから
   φ^(-1)(ξ) ⊂ η より ξ ⊂ φ(η)

   従って ξ は φ(η) の極限点を接触点にもつ。
   ξ は Cauchy フィルターだから >>248 より ξ は収束する。

   >>280 より φ(X) は Ω で密である。
   従って、>>263 より Ω は完備である。

283 :132人目の素数さん:2007/08/06(月) 15:07:48
   >>281 の続き。

      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | Kummer──!!
     |    ( _●_)  ミ
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284 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 10:22:22
   命題
   X を一様空間とする。
   Ω を >>274 と >>275 で定義した一様空間
   φ : X → Ω を >>278 で定義した一様連続写像とする。

   Ω と φ は次の性質 (P) を持つ。

   (P) X から分離かつ完備な一様空間 Y への一様連続写像
   f : X → Y に対し、一様連続写像 g: Ω → Y で
   f = gφ となるものが一意に存在する。

   証明
   まず写像 g_0 : φ(X) → Y を次のように定義する。

   >>278 より x ∈ X のとき φ(x) は x の近傍全体のなす
   極小 Cauchy フィルターである。
   >>240 より f(φ(x)) は Cauchy フィルターの基底だから
   Y において極限点を持つ。
   Y は分離だから >>252 よりこの極限点は一意に決まる。
   この極限点を g_0(φ(x)) と定義する。

   一方、 f は連続で x は φ(x) に収束するから
   f(φ(x)) は f(x) に収束する。
   よって f(x) = g_0(φ(x)) である。

   (続く)

285 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 10:23:10
   U を Y の任意の近縁とする。
   f : X → Y は一様連続だから
   X の近縁 V で (x, y) ∈ V なら (f(x), f(y)) ∈ U となるもの
   がある。

   V~ を >>274 で定義した Ω の近縁とする。

   (φ(x), φ(y)) ∈ V~ なら V 程度に小さい集合 M で x と y を
   含むものがある。よって (x, y) ∈ V
   よって (f(x), f(y)) ∈ U
   即ち (g_0(φ(x)), g_0(φ(y))) ∈ U
   よって g_0 は一様連続である。

   >>280 より φ(X) は密である。
   従って一様連続写像の延長定理(>>272) より
   g_0 : φ(X) → Y は
   一様連続写像 g: Ω → Y に一意に拡張できる
   x ∈ X のとき g(φ(x)) = g_0(φ(x)) = f(x) である。
   従って f = gφ である。

   このような g は等式延長の原理(>>265))より一意に決まる。
   証明終

286 :132人目の素数さん:2007/08/07(火) 10:41:49
   >>283 の続き。

      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | Kummer──!!
     |    ( _●_)  ミ
    彡、   |∪|  、`\
   / __  ヽノ /´>  )
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
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287 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 10:49:52
   定理(一様空間の完備化)
   X を一様空間とする。
   分離かつ完備な一様空間 Ω と一様連続写像 φ : X → Ω で
   次の性質 (P) を持つものが存在する。

   (P) X から分離かつ完備な一様空間 Y への一様連続写像
   f : X → Y に対し、一様連続写像 g: Ω → Y で
   f = gφ となるものが一意に存在する。

   Ω_1 を分離かつ完備な一様空間、φ_1 : X → Ω_1 一様連続写像
   として (P) を満たせば、一様同型 ψ: Ω → Ω_1 が存在して
   φ_1 = ψφ となる。

   証明
   Ω と φ の存在が存在して性質 (P) を持つことは既に証明されている。

   Ω_1 を分離かつ完備な一様空間、φ_1 : X → Ω_1 一様連続写像
   として (P) を満たすとする。

   一様連続写像 ψ: Ω → Ω_1 で φ_1 = ψφ となるものが一意に
   存在する。ψ が一様同型であることを示せばよい。

   同様に、一様連続写像 ψ_1: Ω_1 → Ω で φ = ψ_1φ_1 となるもの
   が一意に存在する。

   x ∈ X のとき ψ_1ψ(φ(x)) = ψ_1φ_1(x) = φ(x) だから
   h = ψ_1ψ とすると h: Ω → Ω で hφ = φ である。
   Ω の恒等写像 1: Ω → Ω も 1φ = φ を満たすから
   性質 (P) より h = 1 である。
   同様に ψψ_1 = 1 となる。
   従って ψ は一様同型である。
   証明終

288 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 10:57:00
   定義
   >>287 の Ω を一様空間 X の分離完備化と言い、
   φ : X → Ω を X から分離完備化への標準写像と言う。
289 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 11:38:27
   補題
   X を一様空間とする。
   x と y を X の点とする。

   x の近傍全体と y の近傍全体が一致するためには
   X の任意の近縁 V に対して (x, y) ∈ V となることが必要十分である。

   証明
   x の近傍全体と y の近傍全体が一致するとする。
   X の任意の近縁 V に対して V(x) は x の近傍だから
   仮定より y の近傍でもある。よって y ∈ V(x) である。
   これは (x, y) ∈ V を意味する。

   逆に、X の任意の近縁 V に対して (x, y) ∈ V となるとする。
   W^2 ⊂ V となる対称近縁 W がある。
   (W^2)(x) ⊂ V(x) である。

   z ∈ W(y) なら (z, y) ∈ W である。
   仮定より (x, y) ∈ W だから (z, x) ∈ W^2 である。
   即ち W(y) ⊂ (W^2)(x) である。
   従って W(y) ⊂ V(x) である。
   これは V(x) が y の近傍であることを意味する。

   対称的に V(y) は x の近傍である。
   よって x の近傍全体と y の近傍全体は一致する。
   証明終

290 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 12:03:25
   命題
   X を一様空間とする。
   X の分離完備化(>>288)を Ω、φ : X → Ω を標準写像(>>288)とする。

   φ(X) の任意の近縁は X のある近縁の φ×φ による像になっている。

   証明
   φ(X) の任意の近縁は W = V ∩ φ(X)×φ(X) の形である。
   ここで V は Ω の近縁である。

   >>278 より X の一様構造は Ω の一様構造の φ による逆像である。
   従って、h = φ×φ とおけば、
   h^(-1)(V) = h^(-1)(W) は X の近縁である。

   φ : X → φ(X) は全射だから h(h^(-1)(W)) = W
   証明終

291 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 12:06:12
   命題
   X を一様空間とする。
   X の分離完備化(>>288)を Ω、φ : X → Ω を標準写像(>>288)とする。

   φ(X) の近縁の Ω×Ω における閉包全体は Ω の基本近縁系に
   なっている。

   証明
   >>280 より φ(X) は Ω で密である。

   >>269 より φ(X) の近縁の Ω×Ω における閉包全体は
   Ω の基本近縁系である。
   証明終

292 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 13:04:47
   命題
   X を分離一様空間とする。
   X の分離完備化(>>288)を Ω、φ : X → Ω を標準写像(>>288)とする。

   φ は X から φ(X) への一様同型である。

   証明
   φ(x) = φ(y) なら x の近傍全体と y の近傍全体は一致する。
   従って >>289 より X の任意の近縁 V に対して (x, y) ∈ V となる。
   >>214 より x = y である。

   従って φ は X から φ(X) への全単射である。
   >>278 より X の一様構造は Ω の一様構造の φ による逆像である。
   よって φ は X から φ(X) への一様同型である。
   証明終

293 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 13:08:22
   X が分離一様空間のとき、X の分離完備化(>>288)を X の完備化と言う。

   このとき X とその標準写像による像は >>292 より一様同型であるから、
   この両者を同一視するのが普通である。

294 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/07(火) 14:26:49
   命題(一様空間に伴う分離一様空間)
   一様空間 X の分離完備化を X^ とし、
   φ : X → X^ を X から分離完備化への標準写像とする。

   Y を分離一様空間として f : X → Y を一様連続写像とすると、
   一様連続写像 h: φ(X) → Y で f = hφ となるものが一意に存在する。

   証明
   Y^ を Y の完備化として ψ : Y → Y^ を標準写像とする。
   >>287 より一様連続写像 g : X^ → Y^ で ψf = gφ となるものが
   ある。

   ψf(X) = gφ(X) だから g は g_0 : φ(X) → ψ(Y) を引き起こす。
   >>292 より ψ は Y から ψ(Y) への一様同型である。
   この逆写像を μ とすると μg_0 : φ(X) → Y は一様連続写像である。
   h = μg_0 とおくと hφ = μg_0φ
   従って ψ(hφ) = ψ(μg_0φ) = gφ
   一方、ψf = gφ だったから ψf = ψ(hφ)
   よって f = hφ

   h の一意性は明らかである。
   証明

295 :132人目の素数さん:2007/08/07(火) 14:37:47
   命題(一様空間に伴う分離一様空間)

   証明
      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | Kummer──!!
     |    ( _●_)  ミ
    彡、   |∪|  、`\
   / __  ヽノ /´>  )
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
          \_)
   証明

296 :Kummer ◆nzEQlu8i3E :2007/08/07(火) 19:25:07
   X を一様空間とする。

   >>246 より X の点 x に対して x の近傍全体 φ_x
   は極小 Cauchy フィルターである。

   φ(x) = φ_x により >>274 の Ω に対して写像 φ : X → Ω を
   定義する。

   Ω の一様構造の φ による逆像(>>224)が X の一様構造であることを
   証明する。

   g = φ×φ とおく。

   X の任意の対称近縁 V に対して

   g^(-1)(V~) ⊂ V ⊂ g^(-1)((V~)^3)

   が言えればよい。

   (φ(x), φ(y)) ∈ V~ とする。
   V 程度に小さい M で x と y を含むものがある。
   よって (x, y) ∈ V
   よって g^(-1)(V~) ⊂ V

   (x, y) ∈ V とする。
   V(x) ∪ V(y) は V^3 程度に小さく x の近傍でもあり
   y の近傍でもある。

   従って (φ(x), φ(y)) ∈ (V~)^3 である。
   よって V ⊂ g^(-1)((V~)^3)


297 :Kummer ◆AeTRuuI8SA :2007/08/07(火) 19:26:06
   命題(>>139 の一般化)
   X を一様空間とする。
   x を X の点とする。
   X の任意の近縁 V に対して V(x) の全体 Φ
   は X の 極小 Cauchy フィルターである。

   証明
   Φ がフィルターであることは明らかである。

   X の任意の近縁 V に対して
   W^2 ⊂ V となる対称近縁 W を取る。

   y ∈ W(W(x)) なら z ∈ W(x) があり (y, z) ∈ W
   従って、y ∈ (W^2)(x) ⊂ V(x)
   即ち W(W(x)) ⊂ V(x)

   よって >>245 より Φ は極小 Cauchy フィルターである。
   証明終


298 :132人目の素数さん:2007/08/07(火) 19:27:10
   命題(一様空間に伴う分離一様空間)

   証明
      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | Kummer──!!
     |    ( _●_)  ミ
    彡、   |∪|  、`\
   / __  ヽノ /´>  )
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
          \_)
   証明


299 :132人目の素数さん:2007/08/07(火) 19:33:34
   http://up.nm78.com/obj/29789

300 :Kummer ◆pJ9/G9wrbQ :2007/08/07(火) 22:25:44
   ゲイの出会い系で知り合った10歳以上年上のオジサンの家へ。
   そしたら「これ着て責めて欲しい」と言われて、レンコン掘りというか、
   魚河岸の人が着てるような胸まであるゴム長を着させられ、捻りハチマキをさせられた。

   向こうは全裸。

   まあこんなのもたまにはいいか、と愛撫してたら、オジサンが喘ぎ声の中、喋りだした。
   「お、おにいちゃん…お、おかえりなさい…た、大漁だった?ねえ大漁だった??」
   …オレは突然の、しかも想定の範囲を超えたセリフにポカーンとしてしまった。
   オジサンは素に戻って、「…返事して欲しい」と恥ずかしそうにオレに言った。

   プレー再開。
   耳とかをなめつつ体中をさわさわと触る
   「お、おにいちゃん、大漁だった?」
   「ああ、大漁だったよ」
   「あぁぁぁあぁすごいいいぃいぃ!、、な、なにが、、ハァハァなにが捕れたの?」
   乳首を舌でやさしく舐めながらオレは答えた
   「…鯛とか、、、ヒラメがいっぱい捕れたよ」
   セリフを聞き、オジサンはびくんびくんと身体をひきつらせた
   「はっ!はぁぁぁあんっ!イ、イサキは?イサキは、と、取れたの??」
   チンコをしごく
   「ああ。でかいイサキが取れたよ。今年一番の大漁だ。」
   「大漁っ!!イサキぃぃ!!おにいちゃんかっこいいいいぃぃぃい ぃくううううう!」

   実話です。。きっと漁師の人との幼い頃の体験というか、淡い恋心とかが
   あったんだろうなあ、といろんなことを考えさせられた一夜でした。

301 :Kummer ◆bIhAlQTTPM :2007/08/08(水) 03:05:22
   最近俺のエロ本がいつの間にか数冊無くなっている。
   そういえば妹も中学生になったし、まぁいろいろあるのだろう。
   まだまだ若い兄としてはイタズラ心も湧くと言うものだ。
   そこで俺の部屋の床に無造作に置いたエロ本の中に
   「オナニーは結構だがもうちょっと声を抑えろ。聞こえてるぞ。」
   とメモを挟んでおいた。
   そして風呂から出ると、そのエロ本は見事になくなっていた。

   翌日の朝食時、なぜか親父がチラチラとこちらを見てきた。
   何で顔が赤いんだ、クソ親父。つーかてめぇか。クソ。


302 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 08:56:37
   定義
   X を一様空間とする。
   X がその任意の近縁 V に対して V 程度に小さい集合(>>235)からなる
   有限被覆をもつとき、X を全有界と言う。
303 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 09:24:23
   補題
   X を位相空間とし、Φ をそのフィルターする。
   A を X の部分集合で Φ に含まれないとする。

   このとき Ψ = { M ; A ∪ M ∈ Φ } はフィルターで
   Φ ⊂ Ψ である。

   証明
   Ψ が >>75 の条件を満たせばよい。

   1) A は Φ に含まれないから A ∪ M ∈ Φ なら M は空でない。

   2) A ∪ M ∈ Φ で M ⊂ L なら A ∪ M ⊂ A ∪ L であるから
   A ∪ L ∈ Φ

   3) A ∪ M ∈ Φ, A ∪ N ∈ Φ のとき
   (A ∪ M) ∩ (A ∪ N) = A ∪ (M ∩ N) ∈ Φ

   証明終

304 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 09:25:42
   訂正

   >>303
   >X を位相空間とし、Φ をそのフィルターする。

   X を集合とし、Φ をそのフィルターする。

305 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 09:27:57
   定義
   X を集合とし、Φ をそのフィルターする。

   Φ ⊂ Ψ となる X のフィルターで Φ ≠ Ψ となるものが
   存在しないとき Φ を X の極大フィルターという。
306 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 09:34:51
   命題
   X を集合とし、Φ をフィルターとする。
   Φ ⊂ Ψ となる極大フィルター(>>305) Ψ が存在する。

   証明
   Zorn の補題を使えば明らかである。

307 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 09:35:38
   命題
   X を集合とし、Φ をその極大フィルター(>>305)とする。
   A と B を X の部分集合で A ∪ B ∈ Φ なら
   A ∈ Φ または B ∈ Φ となる。

   証明
   A も B も Φ に含まれないとする。

   >>303 より
   Ψ = { M ; A ∪ M ∈ Φ } はフィルターで Φ ⊂ Ψ である。

   B は Ψ に属し、 Φ に属さないから Φ ≠ Ψ である。
   これは矛盾である。
   証明終

308 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 09:43:55
   命題
   X を全有界(>>302)な一様空間とする。
   X の極大フィルター(>>305) は Cauchy フィルター(>>236)である。

   証明
   Φ をX の極大フィルターとする。

   X の任意の近縁 V に対して V 程度に小さい集合(>>235)からなる
   X の有限被覆がある。

   X = M_1 ∪ . . . ∪ M_n で各 M_i は V 程度に小さいとする。

   X ∈ Φ だから >>307 を繰り返し使って M_i ∈ Φ となる i がある。
   従って Φ は Cauchy フィルターである。
   証明終

309 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 10:35:49
   命題
   位相空間が準コンパクトであるためには、その任意のフィルターが
   接触点(>>132)を持つことである。

   証明
   X を準コンパクトな位相空間とし、Φ をそのフィルターとする。
   Φ が接触点を持たないとする。
   ∩{cls(A) ; A ∈ Φ} は空集合であるから
   {X - cls(A) ; A ∈ Φ} は X の被覆である。

   X は準コンパクトだから Φ の元 A_1 . . . , A_n があり、
   X = ∪(X - cls(A_i))
   よって ∩cls(A_i) は空である。
   cls(A_i) は Φ の元だからこれは矛盾である。

   逆に X の任意のフィルターが接触点を持つとする。
   (U_λ), λ ∈ L を X の開被覆とする。
   A_λ = X - U_λ とする。
   ∩A_λ は空である。

   任意の有限部分集合 J ⊂ L に対して ∩(A_λ, λ ∈ J) が空でない
   とする。

   Φ_0 = {∩(A_λ, λ ∈ J) ; J は L の有限部分集合} は
   フィルター基底である。
   仮定より Φ_0 は接触点を持つ。
   従って ∩A_λ は空でない。
   これは矛盾である。

   従って (U_λ), λ ∈ L は有限部分被覆を持つ。
   証明終
310 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 10:36:46
   命題
   全有界(>>302)かつ完備な一様空間は準コンパクトである。

   証明
   X を全有界かつ完備な一様空間とする。

   Φ を X の任意のフィルターとする。
   >>306 より Φ ⊂ Ψ となる極大フィルター(>>305) Ψ が存在する。
   >>308 より Ψ は Cauchy フィルターである。

   X は完備だから Ψ は収束する。
   従って Φ は接触点をもつ。
   >>309 より X は準コンパクトである。
   証明終
311 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 10:40:08
   >>310 の証明は極大フィルターの存在を使っているので Zorn の補題を
   使っていることになる。

312 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 10:42:50
   命題
   X を全有界(>>302)な一様空間とする。
   X の分離完備化(>>288) Ω はコンパクトである。

   証明
   φ : X → Ω を標準写像(>>288)とする。

   U を Ω の任意の閉近縁とする。
   V を U の φ×φ による逆像とする。

   X の V 程度に小さい集合からなる有限被覆 (A_i) がある。
   B_i = φ(A_i) は U 程度に小さく、(B_i) は φ(X) の被覆である。

   C_i を B_i の Ω における閉包とすると、φ(X) は Ω で密だから
   (C_i) は Ω の被覆である。
   U は Ω の閉集合だから (C_i)×(C_i) ⊂ U である。
   即ち、各 C_i は U 程度に小さい。
   従って Ω は全有界である。
   >>310 より Ω はコンパクトである。
   証明終

313 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 10:57:22
   命題
   準コンパクトな一様空間 X は全有界である。

   証明
   X の任意の対称開近縁 V に対して (V(x)), x ∈ X は X の開被覆である。
   X は準コンパクトだから (V(x)) の有限部分被覆が取れる。
   V(x) は V^2 程度に小さいから X は全有界である。
   証明終

314 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 11:01:40
   命題
   一様空間 X の分離完備化(>>288) Ω がコンパクトなら
   X は全有界(>>302)である。

   証明
   φ : X → Ω を標準写像(>>288)とする。

   >>313 より Ω は全有界である。
   従って φ(X) も全有界である。
   X の一様構造は φ(X) の一様構造の φ による逆像だから
   X も全有界である。
   証明終

315 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 11:21:38
   命題
   準コンパクトな一様空間 X は完備である。

   証明
   >>309 より X の任意の Cauchy フィルターは接触点を持つから
   >>248 より収束する。
   証明終

316 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 11:25:47
   命題
   一様空間 X が準コンパクトであるためには
   X が全有界かつ完備であることが必要十分である。

   証明
   十分なことは >>310 で証明してある。
   必要なことは >>313 と >>315 で証明してある。
   証明終

317 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 11:28:22
   命題
   X を一様空間とする。
   X が全有界(>>302)であるためには
   X の分離完備化(>>288) Ω がコンパクトであることが必要十分である。

   証明
   必要なことは >>312 で証明してある。
   十分なことは >>314 で証明してある。

318 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 12:18:58
   補題
   X を分離一様空間とする。
   x と y を X の点で x ≠ y とする。

   x の近傍 V_1 と y の近傍 V_2 と X×X の対角線集合 Δ の近傍 W で
   (V_1)×(V_2) が W^2 と交わらないものがある。

   証明
   X は分離だからx の近傍 U_1 と y の近傍 U_2 で共通の点を
   持たないものがある。

   >>212 より X は正則だから x の閉近傍 V_1 で V_1 ⊂ U_1
   y の閉近傍 V_2 で V_2 ⊂ U_2 となるものがある。
   U_3 = X - (V_1 ∪ V_2) とおく。

   W = (U_1)×(U_1) ∪ (U_2)×(U_2) ∪ (U_3)×(U_3) とおく。

   z ∈ V_1 ∪ V_2 なら (z, z) ∈ W
   z ∈ U_3 なら (z, z) ∈ W

   従って W は X×X の対角線集合 Δ の近傍である。
   (a, b) ∈ W
   (b, c) ∈ W
   で (a, c) ∈ (V_1)×(V_2) とする。

   (a, b) ∈ W で a ∈ V_1 だから b ∈ U_1 である。
   (b, c) ∈ W だから c は V_2 に含まれない。
   これは矛盾である。

   従って (V_1)×(V_2) は W^2 と交わらない。
   証明終

319 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 12:38:56
   命題
   X をコンパクト空間とする。
   X×X の対角線集合 Δ の近傍全体は X の一様構造である。

   証明
   Φ を Δ の近傍全体とする。

   >>194 の条件で

   1) V ∈ Φ なら Δ ⊂ V
   2) V ∈ Φ を含む X×X の部分集合は Φ に属す。
   3) V ∈ Φ, W ∈ Φ のとき V ∩ W ∈ Φ
   4) V ∈ Φ のとき V^(-1) ∈ Φ

   は明らかである。

   5) V ∈ Φ のとき W^2 ⊂ V となる W ∈ Φ がある。
   を証明すればよい。

   これが成り立たないとする。

   ある V ∈ Φ があり任意の W に対して W^2 ∩ (X - V) は空でない。
   V は開近傍と仮定してよい。

   W^2 ∩ (X - V) 全体は X のフィルター基底だから >>309 より
   接触点 (x, y) を持つ。X - V は閉集合だから (x, y) ∈ X - V
   従って x ≠ y である。

   >>318 より x の近傍 V_1 と y の近傍 V_2 と Δ の近傍 W で
   (V_1)×(V_2) が W^2 と交わらないものがある。
   これは矛盾である。
   証明終

320 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 12:55:54
   命題
   X をコンパクト空間とする。
   この位相構造 α より荒いハウスドルフ位相構造 β は
   α と一致する。

   証明
   恒等写像 f: (X, α) → (X, β) は連続である。
   (X, α) はコンパクトだから (X, β) もコンパクトである。
   A を (X, α) の閉集合とする。
   A は (X, α) でコンパクトだから (X, β) でもコンパクトである。
   (X, β) はハウスドルフ空間だから A は (X, β) の閉集合である。
   即ち f は閉写像である。
   よって α = β である。
   証明終

321 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 13:02:22
   補題
   X をハウスドルフ空間とする。
   X×X の対角線集合 Δ の近傍全体の共通部分は Δ である。

   証明
   x と y を X の点で x ≠ y とする。
   X はハウスドルフだから (x, y) は X×X の閉集合である。
   従って X×X - {(x, y)} は Δ の近傍で (x, y) を含まない。
   証明終

322 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 13:15:22
   命題
   X をコンパクト空間とする。
   X×X の対角線集合 Δ の近傍全体は X の一様構造であり、
   この一様構造で定まる位相は X の位相と一致する。

   証明
   X の位相構造を α とする。
   >>319 より X×X の対角線集合 Δ の近傍全体は X の一様構造である。
   この一様構造から定まる位相構造を β とする。
   β ⊂ α である。

   >>321 より、Δ の近傍全体は分離的一様構造である。
   従って β はハウスドルフである。
   従って >>320 より α = β である。
   証明終

323 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 13:50:41
   命題
   準コンパクト一様空間 X から一様空間 Y への連続写像 f は
   一様連続である。

   証明
   V を Y の任意の近縁とする。
   W^2 ⊂ V となる対称近縁 W を取る。

   f は連続だから x を X の任意の点としたとき X の近縁 U_x で
   f(U_x(x)) ⊂ W(f(x)) となるものがある。

   (T_x)^2 ⊂ U_x となる対称近縁 T_x を取る。

   X はコンパクトだから有限個の点 x_1, ... , x_n があり、
   (T_x_i(x_i)) は X の被覆になる。

   T ⊂ ∩T_x_i となる X の対称近縁 T を取る。

   (x, y) ∈ T なら x ∈ T_x_i(x_i) となる x_i がある。

   y ∈ T(x) ⊂ (T_x_i)^2(x_i) ⊂ U_x_i(x_i)

   よって
   (f(x), f(x_i)) ⊂ W
   (f(y), f(x_i)) ⊂ W

   (f(x), f(y)) ⊂ W^2 ⊂ V
   証明終

324 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 13:56:44
   定理
   コンパクト空間にはその位相を引き起こす一様構造が一意に入る。

   証明
   このような一様構造の存在は >>322 で証明されている。

   一意性は >>323 より直ちに得られる。
   証明終

325 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 14:15:36
   命題
   X を可算な基本近縁系をもつ一様空間とする。
   X の任意の Cauchy 点列(>>237)が収束すれば X は完備(>>249)である。

   証明
   (V_n), n ∈ Z+ を可算な基本近縁系とする。

   Φ を Cauchy フィルターとする。
   Φ は V_n 程度に小さい集合 A_n を含む。

   各 n ∈ Z+ に対して B_n = A_0 ∩ . . . ∩ A_n とおく。
   B_n ∈ Φ である。

   (B_n) は Cauchy フィルターの基底であり、その生成するフィルターを
   Ψ とすれば Ψ ⊂ Φ である。

   各 B_n から点 x_n を取り出せば (x_n) は Cauchy 点列だから
   X の点 x に収束する。

   x は Ψ の接触点だから >>248 より Ψ は x に収束する。
   従って Φ も x に収束する。
   証明終

326 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 14:22:40
   命題
   X を可算な基本近縁系をもつ一様空間とする。
   X の任意の Cauchy フィルター Φ に対して
   高々可算な基底を持つ Cauchy フィルター Ψ があり、
   Ψ ⊂ Φ となる。

   証明
   >>325 の証明から分かる。

327 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/08(水) 14:24:06
   命題
   X を可算な基本近縁系をもつ一様空間とする。
   X の任意の極小 Cauchy フィルター(>>133) Φ は高々可算な基底を持つ。

   証明
   >>326 より明らかである。

328 :Kummer ◆Qk1D5QGAJw :2007/08/08(水) 16:38:53
   ★天使=AV女優
   ★★大天使=あいり&めいり・天海麗・小倉ありす・角松かのり・森下くるみ・あいだゆあ・吉岡なつみ・つかもと友希・みひろ・小沢菜穂・酒井るんな・etc…
   ★★★主天使(中級天使)=
   蒼井そら・乃亜・桜朱音・志保・nao.・松島かえで・小澤マリア・穂花・光月夜也・片瀬まこ
   ★★★★智天使(上級天使)
   高樹マリア・吉崎直緒・南波杏・堤さやか・高井桃・天野こころ・滝沢優奈
   ★★★★★熾天使
   (四大天使長)
   朝河蘭・古都ひかる・
   葉山レイコ・吉沢明歩
   ∞:ネ申
   小林ひとみ


329 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/09(木) 04:58:45
   定義
   G を位相群、X を位相空間とし、 G は X に作用しているとする。
   即ち、s ∈ G と x ∈ X に対して sx が定義されて
   以下の 1), 2) を満たす。

   (1) e を G の単位元とすると、ex = e が任意の x ∈ X に対して
   成り立つ。

   (2) s(tx) = (st)x が任意の s, t ∈ G と x ∈ X に対して成り立つ。


   写像 φ : G × X → X を φ(s, x) = sx で定義する。
   φ が連続のとき G は X に連続作用すると言う。

330 :132人目の素数さん:2007/08/09(木) 05:00:14
      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | Kummer──!!
     |    ( _●_)  ミ
    彡、   |∪|  、`\
   / __  ヽノ /´>  )
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
          \_)


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