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  • Kummer06_B

Kummer06_B

最終更新:2011年03月09日 21:37

kummer

- view
だれでも歓迎! 編集
最終更新日時 2011年03月09日 (水) 21時37分46秒

代数的整数論 006 (801-900)

元スレ: http://science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1185363461/801-900
ログ元: http://2se.dyndns.org/test/readc.cgi/science6.2ch.net_math_1185363461/801-900

801 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:26:50
   h

802 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:27:58
   i

803 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:29:17
   j

804 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:29:48
   k

805 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:30:19
   l

806 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:31:19
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807 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:31:51
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808 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:32:22
   o

809 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:32:52
   p

810 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:33:23
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811 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:34:51
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812 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:35:51
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813 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:36:28
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814 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:36:59
   u

815 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:37:30
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816 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:38:01
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817 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:38:43
   x

818 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:39:15
   y

819 :132人目の素数さん:2007/08/22(水) 23:39:47
   z

820 :1stVirtue ◆.NHnubyYck :2007/08/22(水) 23:49:01
   Reply:>>800 よくそこに書けたものだ。

821 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:22:04
   a

822 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:22:34
   b

823 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:23:05
   c

824 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:23:35
   d

825 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:24:06
   e

826 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:24:38
   f

827 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:25:09
   g

828 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:26:08
   h

829 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:26:39
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830 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:27:09
   j

831 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:27:40
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832 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:28:40
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   o

836 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 03:31:23
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847 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 04:10:00
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848 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 04:11:00
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849 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 04:12:00
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850 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 04:13:00
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851 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 04:14:01
   52

852 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 04:15:01
   51

853 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 04:17:54
   ノルム環の例

   (1)
   区間 [0, 1] における連続な実数値関数全体 C[0, 1] を考える。
   f ∈ C[0, 1] のとき |f| = sup{f(x); x ∈ [0, 1]} と定義すれば
   C[0, 1] は R 上の完備な可換ノルム環である。

   (2)
   K を実数体または複素数体とする。
   E を K 上のノルム空間(>>561)とする。
   E の連続な K-自己準同型写像全体を X とする。

   f ∈ X に対して |f| を f のノルム(>>690)とする。
   即ち、|f| = sup{|f(x)| ; x ∈ E, |x| ≦ 1 }

   f は連続だから |f| は有限である(>>693)。

   >>692 より、任意の x ∈ X に対して |f(x)| ≦ |f||x| である。

   よって、f ∈ X, g ∈ X のとき、任意の x ∈ X に対して
   |fg(x)| ≦ |f||g(x)| ≦ |f||g||x|

   よって
   |fg| ≦ |f||g|

   即ち、X は K 上のノルム環である。

854 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 05:23:53
   k

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   i

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860 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 06:29:45
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     /  ●   ● | あらすな Kummer──!!
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861 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 09:02:28
   >>758の証明は、>>779 の証明のように以下のようにしたほうが
   分かりやすい。

   定理(Gelfand-Mazur)
   A を Banach 代数(>>748)で必ずしも可換とは限らない体とする。
   このとき A は複素数体 C と Banach 代数として標準的に同型である。

   証明
   A ≠ C と仮定する。
   x ∈ A - C を任意にとり固定する。
   >>755 より、連続線形写像 ψ : K → C で
   ψ(1/x) ≠ 0 となるものが存在する。

   A は体だから、f(λ) = ψ(1/(x - λ)) は全複素平面 C で定義される。
   >>752 より f(λ) は C で正則で、
   λ → ∞ のとき f(λ) → 0 である。
   よって 複素関数論の Liouville の定理より f(λ) は定数 0 である。
   しかし、ψ(1/x) ≠ 0 だから f(0) ≠ 0 である。
   これは矛盾である。

   よって A = C である。
   証明終

862 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 09:09:15
   訂正

   >>861
   >連続線形写像 ψ : K → C で

   連続線形写像 ψ : A → C で

863 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 10:53:41
   >>790

   次の命題の証明をしようとしていたが、意外と準備に
   時間がかかることが分かった。

   従って、この命題の証明は後でやる予定の単純多元環論の副産物として
   証明することにする。

   命題
   K を実数体 R 上の(完備とは限らない)ノルム環(>>694) で、
   非可換な体とする。
   このとき K は4元数体と標準的に同型である。
864 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 12:07:42
   補題
   L を必ずしも可換とは限らない体とする。
   K をその部分体で必ずしも可換とは限らないとする。
   さらに、L は K 上の有限次元の左ベクトル空間とする。

   g を L 上の絶対値(>>414)とし、 f をその K への制限とする。
   f が自明でなく K が f で完備なら L は g で完備である。

   h を L の絶対値で、その K への制限が f と一致するなら
   g = h である。

   証明
   g により L は K 上のノルム空間(>>561)になる。
   >>651 より L は K^n と位相ベクトル空間として同型である。
   ここで n は L の K 上の次元である。

   K^n は完備空間の直積として完備である(>>255)。
   よって、L も完備である。

   h により L は K 上のノルム空間(>>561)になる。
   >>651 より g と h は L に同じ位相を定義する。

   >>435 より、ある実数 s > 0 があり、h(x) = g(x)^s が全ての
   x ∈ L で成り立つ。

   f は自明でないから a ∈ K があり f(a) ≠ 1 となる。
   h(a) = g(a) = f(a) だから f(a) = f(a)^s となる。
   よって、s = 1 である。
   証明終

865 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 12:38:35
   補題
   K を必ずしも可換とは限らない体とする。
   K の標数が p > 0 なら K の任意の絶対値(>>414)は
   非アルキメデス的(>>448)である。

   証明
   fを K の任意の絶対値とする。

   K の素体を F とする。
   F の任意の元 x ≠ 0 に対して x^(p-1) = 1 となる。
   よって f(x) = 1 である。
   よって、任意の整数 n > 0 に対して f(n) ≦ 1 となる。
   よって、f は非アルキメデス的である。
   証明終

866 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 13:22:13
   定理(Ostrowski)
   K を必ずしも可換とは限らない体とする。
   f を K 上のアルキメデス的(>>448)絶対値とする。
   K が f で完備なら K から R, C, または H への体同型 j と、
   実数 0 < s ≦ 1 が存在し、f(x) = |j(x)|^s となる。

   ここで、R, C, H はそれぞれ実数体、複素数体、4元数体である。

   証明
   >>865 より K の標数は 0 である。
   よって K は Q 上の代数である。

   x ∈ Q に対して h(x) = f(x.1) とおく。
   h は Q のアルキメデス的絶対値である。

   >>469 より 実数 s > 0 があり、
   任意の x ∈ Q に対して h(x) = |x|^s となる。

   g = f^(1/s) とおく。
   任意の整数 n > 0 に対して g(n.1) = n となる。

   >>459 より g は一般絶対値(>>453)である。
   >>457 より g は絶対値である。

   (続く)

867 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 13:23:01
   任意の x ∈ Q と y ∈ K に対して g(xy) = |x|g(y) である。
   従って g により K は Q 上のノルム環(>>694)である。

   K は完備だから >>774 より K は R = Q^ 上のノルム環である。
   >>784, >>785, >>863 より、K は、 R, C または H のどれかに
   R-代数として標準的に同型である。
   この同型を j とする。

   x ∈ K に対して g'(x) = |j(x)| とおくと g' は K の絶対値である。
   g と g' は K の部分体 R.1 で一致する。
   K は R 上有限次だから >>864 より g = g' である。
   よって g(x) = |j(x)| である。
   即ち、f(x) = |j(x)|^s である。

   f は絶対値だから f(1 + 1) ≦ f(1) + f(1)
   即ち、|j(1) + j(1)|^s ≦ |j(1)|^s + |j(1)|^s
   よって、2^s ≦ 2
   よって、s ≦ 1 である。
   証明終

868 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 17:21:26
   459KB

869 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 17:23:23
      ∩___∩
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     /  ●   ● | あらすな Kummer──!!
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870 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 18:17:33
   >>863 の命題につて、
   Bourbaki の可換代数 VI の§6 の演習2にヒントが書いてあった。

   これを参考にして >>863 を証明してみる。

871 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 18:18:04
   定義

   K を非可換な体とする。

   Z = {x ∈ K; 全ての y ∈ K に対して xy = yx }
   を K の中心と言う。

   K の中心は可換体である。

872 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 18:34:06
   命題
   K を実数体 R 上の(完備とは限らない)ノルム環(>>694) で、
   非可換な体とする。

   K は R 上4次元のベクトル空間である。

   証明
   R を K の部分体 R.1 と同一視する。
   λ ∈ K - R に対して R(λ) は R 上の可換なノルム環である。
   >>784 と >>785 から R(λ) は R または複素数体 C と同型である。
   R ≠ R(λ) であるから R(λ) は C と同型である。
   よって、i ∈ R(λ) で i^2 = -1 となる元がある。

   x ∈ K に対して σ(x) = ixi^(-1) と定義する。
   σ は K の体としての自己同型である。
   σ^2 = 1 である。

   K+ = {x ∈ K ; σ(x) = x }
   K- = {x ∈ K ; σ(x) = -x } とおく。

   K+ と K- は R 上のベクトル空間である。
   x ∈ K+ ∩ K- なら σ(x) = x = -x だから x = 0 である。
   即ち、K+ ∩ K- = {0} である。

   任意の x ∈ K に対して
   y = (x + σ(x))/2
   z = (x - σ(x))/2
   とおく。
   x = y + z で y ∈ K+, z ∈ K- である。
   以上から K は K+ と K- の直和になる。

   (続く)
873 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 18:38:15
   >>872 の続き。

   C を R + Ri と同一視する。

   K+ = {x ∈ K ; ix = xi } である。
   よって、K+ は K の可換な部分体で C を含む。
   K+ は R 上の可換なノルム環である。
   よって、>>784 より K+ = C である。

   K- の元 j ≠ 0 を取る。

   x ∈ K- に対して y = xj^(-1) = -xjとおく。
   σ(y) = σ(-xj) = -σ(x)σ(j) = -xj = y
   よって y ∈ K+
   x = yj だから K- = (K+)j と書ける。

   K+ = C だったから K は R 上4次元である。
   証明終

874 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 18:46:33
   補題
   K を実数体 R 上の(完備とは限らない)ノルム環(>>694) で、
   非可換な体とする。

   K の中心は R である。

   証明
   K の中心 Z は R を含む可換体である。
   >>872 より Z は R 上有限次だから R または C と同型である。

   Z が C と同型であるとする。
   x ∈ K - Z に対して Z(x) は Z を真に含む可換体である。
   C は代数的閉体なので、これはあり得ない。
   証明終

875 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 19:10:51
   命題
   K を実数体 R 上の(完備とは限らない)ノルム環(>>694) で、
   非可換な体とする。
   このとき K は4元数体と同型である。

   証明
   >>872 の証明と同じ記号を使う。

   K- の元 j ≠ 0 を取る。

   >>873 より K- = (K+)j と書ける。

   j ∈ K- だから σ(j) = -j
   即ち、iji^(-1) = -j
   よって、ij = -ji
   よって、jij^(-1) = -i

   よって、(j^2)ij^(-2) = i

   即ち、j^2 は i と交換可能である。
   j^2 は j とも交換可能だから j^2 は K の中心に含まれる。
   >>874 より K の中心は R だから j^2 ∈ R である。

   j^2 = a で a ≧ 0 とすると、a = b^2, b ∈ r と書ける。
   j^2 - b^2 = (j - b)(j + b) = 0
   よって j = b または -b となって矛盾である。

   よって a = -b^2, b ∈ R, b ≠ 0 と書ける。

   (j/b)^2 = -1 だから j を j/b に置き換えて j^2 = -1 としてよい。

   (続く)
876 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 19:11:51
   >>875 の続き。

   C を R + Ri と同一視すれば、

   K = C + Cj である。

   よって
   K = R + Ri + Rj + Rij である。

   i^2 = j^2 = -1 で ij = -ji であった。

   ij = k とおくと、k^2 = (ij)(ij) = (-ji)ij = -1

   jk = j(ij) = j(-ji) = i
   ki = (ij)i = (-ji)i = j

   kj = (ij)j = -i
   ik = i(ij) = = -j

   以上から K は4元数体に同型である。
   証明終

877 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 19:16:47
   命題
   K を実数体 R 上の有限次の代数で非可換な体とする。
   このとき K は4元数体と同型である。

   証明
   >>872 と殆ど同じである。

878 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 19:22:11
   訂正

   >>877
   >>>872 と殆ど同じである。

   >>875 と殆ど同じである。

879 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 19:22:46
   この辺りで、次の疑問が自然に湧く。

   実数体 R 上の無限次の代数で非可換な体は存在するか?

   どなたか答えを知ってますか?

880 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 19:57:16
   >>879

   僕がすぐに思いついたのは、超準解析の方法によるものです:
   H を4元数体、I を連続濃度 κ を持つ無限集合、
   F を I 上の κ 級正則超フィルターとし、
   F を法とする H の超冪 H' をとれば、H' の濃度は、
   2^κ となりますから。

   文献:斎藤正彦著「超積と超準解析」pp.71-72

881 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 19:59:14
   Kummer 様の >>875 に依れば、
   >>880 の H' は、もちろん、ノルム環とはならない。

882 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 20:53:36
   >>880

   有難うございます。
   しかし、超準解析は全然知らないのでお手上げです。

883 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 20:57:19
   >>879
      ∩___∩
      | ノ      ヽ
     /  ●   ● | R(X) 上の非可換体はないのか Kummer ーーー!!
     |    ( _●_)  ミ
    彡、   |∪|  、`\
   / __  ヽノ /´>  )
   (___)   / (_/
    |       /
    |  /\ \
    | /    )  )
    ∪    (  \
          \_)

884 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 21:05:41
   >>882

   そうでしたか。これはかえって混乱させたかもしれません。
   でも、R 上の無限次代数で、非可換体なるものですから、
   超準解析という大道具を使わなくても、
   代数的に構成できないものかと思ってしまいます。

   まず、R の無限次拡大(可換)体を L として、
   L 上の (-1,0,-1) 型の4元数線型環 D をとれば、
   D は R 上無限次で、(L 上4次元の)非可換な体となります。

   えーと、ブルバキの和訳では、
   代数の chpter 3 (1971 年版),§2 の no.5 の最後のほうの
   アナロジーです。


885 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 21:08:18
   >>883

   R(X) 上の (-1,0,-1)型の4元数線型環

886 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 21:09:52
   >>783 の命題は >>778 の定理から直接には導けないことに
   注意をする。

   何故なら >>783 の K の部分体としての C には K のノルムを制限した
   ノルムが入るが、これは等式 |zw| = |z||w| を満たすとは限らないから
   である。このため、K は C 上のノルム環とは必ずしもならない。

   C のノルムで絶対値とはならないものの例としては、
   次のようなものがある。

   z = a + bi のとき φ(z) = |a| + |b| と定義する。
   φ は C の R 上のノルムで、これにより C は R 上のノルム環となるが
   φ は C の >>414 の意味の絶対値ではない。

887 :Kummer ◆g2BU0D6YN2 :2007/08/23(木) 21:14:33
   >>884

   なるほど。
   有難うございます。

888 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:42:01
   a

889 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:42:51
   b

890 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:43:31
   c

891 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:44:02
   d

892 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:44:38
   e

893 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:45:08
   f

894 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:45:38
   g

895 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:46:13
   h

896 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:46:44
   i

897 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:47:14
   j

898 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:47:23
   king氏ね

899 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:47:44
   k

900 :132人目の素数さん:2007/08/23(木) 23:48:19
   l


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