乱舞技

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乱舞技 - (2011/03/05 (土) 13:34:38) の編集履歴(バックアップ)


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様々な技で連続攻撃を叩き込む技の総称。
龍虎の拳』に登場するの「龍虎乱舞」が元祖で、この名称もここから来ている。
SNKの出世作となった『餓狼伝説2』で登場するキム・カッファンの「鳳凰脚」がその知名度を上げる役割を果たした。
既存グラフィックの使い回しで済む上、派手で爽快感の高い技を演出できるため、格ゲー界の垣根をも越えて多くのゲームで広く使われている。
乱舞技ではないが、CAPCOMにおける初期のスーパーコンボのほとんどはこのアイデアを用いたものである。
また3D作品だが『鉄拳』にもシステムとして全キャラに「10連コンボ」と言うものが存在する。

最も一般的な形は「前方に突進し、初段がヒットすると相手をロックして自動で連続攻撃が開始される」
というもので、同時に突進技の特徴も備えているといえる。
様々な通常技を連続で繰り出し、フィニッシュを必殺技で締めるものが多く、また超必殺技以上の位置付けであることが多い。

この他ギース・ハワードの「デッドリーレイブ」に代表される目押し形式のものやロックがかからないもの、
ルートが複数設けられているもの、ガードの上からでも始動するもの、突進せずその場で始動するものなど、その形は様々。
必ずしも既存グラフィックの使い回しで構成される必要はなく、その技専用のモーションが用意されているものもある。
ただし同じモーションを繰り返すだけのものは乱舞技と呼ばれない傾向にあり、
それらは「百裂脚」や「百裂張り手」から「百裂技」と呼ばれ、ロック系の「暫烈」や「幻影脚」も含まれる。
またシステム的にはコマンド投げ打撃投げ、移動投げ、当て身技に分類されるものでも、技の内容によっては乱舞と呼ばれる。

厳密な定義は存在しないが、一般的には
「投げと同様にヒットした場合に攻撃側にステートが移り、相手の食らい判定が消失し、演出中はお互い無敵になるもの」
いわゆる「ロック」されるものであり、具体的にはタッグ中にパートナーがいくら手を出してもヒットしない仕様が多い。
そういう意味では「デッドリーレイブ」や「武神剛雷脚」「必勝無頼拳」(マーヴルシリーズを除く)は乱舞技には含まれないのだが、
これらは乱舞技として認識されることが多く、逆にロックして演出が入るものでも乱舞と呼ばれない場合も多い
(単にロックすることが定義なら、投げ技や暫烈拳等も乱舞ということになってしまう)。
要するに一度の発動で様々な技を繰り出す、演出が乱舞っぽいものが乱舞技と呼ばれている。

タッグシステムのある作品などでは、別のキャラクターと一緒に乱舞を繰り出す技(「ダブルアサルト」など)も存在する。
オリジナルコンボは一般的には乱舞技と呼ばれない。

簡単に作ることができる一方、単純ゆえに製作者のセンスが問われる技でもある。
今や無数の乱舞技が存在するが、技の重さ、構成、効果音、そして爽快感、これら全てが揃った真の乱舞技は数少ない。
その性質上、MUGENでも多くのキャラクターがオリジナル技として新規乱舞技を搭載している。


代表的な乱舞技

(非ロックのものは括弧で表記、目押し形式のものはデッドリーレイブの項を参照)