ニャース

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ニャース - (2020/06/13 (土) 19:14:23) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/18(金) 14:09:17
更新日:2024/02/24 Sat 11:52:34
所要時間:約 6 分で読めます


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52 ……にゃ にゃーんてにゃ! あく きんちょうかん たねポケモン ぬこ ねこなのに、 はがね ばけねこ まさかのリストラ? ←やはり演技 まるい月 みゃおみゃおみゃ―――!! アローラのすがた アローラニャース アローラ地方 カリン カントー地方 ガラルのすがた ガラルニャース ガラル地方 キョダイマックス コバン チー テクニシャン ニャイキング ニャンコ ニャース ニャースのあいうえお ネコ ネコにこばん ノーマル ペルシアン ポケモン ポケモン解説項目 ライバル ラブリーチャーミーな敵役 リトルでは厨ポケ リージョンフォーム ロケット団 ロケット団員 人気者 初代 努力家 化け猫 哲学 喋る 天才 実は強い疑惑 実は絶滅危惧種 実は頭いい疑惑 悪役 愛すべきバカ 憎めない悪役 未進化ポケモン 満月 無限の知性 犬山イヌコ 猫に小判 第一世代 翻訳 赤緑 進化前


丸いものが大好き。夜な夜な出かけては落ちているコインを拾い集めて帰ってくる。

ポケットモンスターシリーズに初代から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.52
分類:ばけねこポケモン
英語名:Meowth
高さ:0.4m
重さ:4.2kg
タマゴグループ:りくじょう
♂:♀=50:50

タイプ:ノーマル
特性:ものひろい(自分が道具を持っていない時、相手が道具を消費したターン終了時にその道具を拾う。本編では戦闘終了時に10%の確率で道具を拾ってくる)
  /テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:きんちょうかん(相手がきのみを食べられなくなる)

HP:40
攻撃:45
防御:35
特攻:40
特防:40
素早さ:90
合計:290

レベル28でペルシアン進化する。


リージョンフォーム

  • アローラのすがた
元々アローラにはいなかったが人の手で増えたのち野生化。ズル賢くてプライドが高い。

アローラ図鑑No.45/メレメレ図鑑No.45
分類:ばけねこポケモン

高さ:0.4m
重さ:4.2kg

タイプ:あく
特性:ものひろい(自分が道具を持っていない時、相手が道具を消費したターン終了時にその道具を拾う。本編では戦闘終了時に10%の確率で道具を拾ってくる)
  /テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:びびり(ゴースト、あく、むしタイプの技を受けると素早さが1段階上がる)

  • 種族値
HP:40
攻撃:35
防御:35
特攻:50
特防:40
素早さ:90
合計:290

なつき度が最高の状態でレベルアップするとペルシアンに進化。

努力値:素早さ+1

  • ガラルのすがた
戦闘的な海洋民族と暮らすうちに鍛えられ 体のあちこちが黒鉄に変化した。

ガラル図鑑No.182
分類:ばけねこポケモン

高さ:0.4m
重さ:7.5kg

タイプ:はがね
特性:ものひろい(自分が道具を持っていない時、相手が道具を消費したターン終了時にその道具を拾う。本編では戦闘終了時に10%の確率で道具を拾ってくる)
  /かたいツメ(接触技の威力が1.3倍になる)
隠れ特性:きんちょうかん(相手がきのみを食べられなくなる)

  • 種族値
HP:50
攻撃:65
防御:55
特攻:40
特防:40
素早さ:40
合計:290

レベル28でニャイキングに進化。

■概要


招き猫のような姿をした一般的な進化前ポケモン。
光る物が好きで、夜な夜な出かけてはコインなどを拾って戻ってくる。
同じく光る物が好きなヤミカラスと奪い合うことも。
爪をひっこめることで足音を立てずに移動できる。
ちなみに鳴き声がタッツーと似ている。

種族値は全体的に低いが、「ネコにこばん」を覚えられる数少ないポケモンである。
(レベルアップで覚えられるのはニャース系列のみ、他はタマゴ技か第一世代orピカブイのわざマシン)
ものひろい+ネコにこばんでちょっとした小銭稼ぎなんかもできる。
進化すると特性が変わってしまうほか、「ネコにこばん」も覚えられなくなるので注意。
しかし、ものひろいをさせるなら、戦力や秘伝要員になるマッスグマの方が人気がある。

ちなみに初代では技マシンに登録され、金銀ではタマゴ技としてワタッコ系が習得できるが、その後はレパルダス系が登場するまでニャース系専用技だった。
DPtではペルシアンの覚える技が「パワージェム」に変更され、正真正銘ニャースの専用技となったが、BWからレパルダス系もタマゴ技として習得可能に。

SMでは上述の新形態が登場。
体色は灰色に変化し、目つきも悪くなった。
能力的にはタイプがあくに変化し、種族値は攻撃寄りから特攻寄りに、通常特性は変わらないが隠れ特性は変化している。
元は他の地方からアローラの王族に献上され、甘やかされて育てられたためワガママかつプライドの高い性格となった。
後に王政が崩壊し野生化したことで現在に至る。

SMの主人公の家に住むニャースは主人公を起こしてくれたり、見送ってくれたりする。可愛い。 \ぬにゃあ!/
カントー地方から引っ越してきた一家なので、この個体はリージョンフォーム版ではなくお馴染みの白いニャースである。
USUMでは、あるイベントでこのニャースが戦う雄姿(?)を拝むことになる。

第八世代・剣盾ではまさかの新たなるリージョンフォームが登場。
これによりニャースは(現時点では)唯一リージョンフォームが2種類存在するポケモンとなっている。
額の小判が黒く、目は爛々と黄色く光り、ギザ歯をむき出しにして笑った顔をしているほか
ボサボサでやや黄色がかった灰色の体毛を持ち、特に顎の部分の毛は異様に下に伸びているため正面から見るとまるで異なる体型に見える。
ガラル地方のニャースは太古の昔に海洋の戦闘民族と共に戦っていたようで、それで鍛えられた結果この姿になったという。
タイプははがねで、他2種に比べると攻撃と防御が高くなっている代わりに素早さは落ちている。
そしてガラルニャース限定で進化することで新たなポケモン「ニャイキング」になる。詳細はこちらから。


■ゲームでのニャース


緑(青)・銀(クリスタル)FRLGSSイーブイ版ではハナダシティの南の草むらで最初に出会える。
赤や金では代わりにマンキーが登場する。
ピッピプリンなどに並び、ガールスカウトやだいすきクラブの会員御用達。

「ニャースってちょーカワイイの。にゃーにゃーにゃー。」
ピカチュウバージョン以降では、アニメに合わせてロケット団員が使用してくる。

実はニャースは尋常ではない程レアなポケモンである。
ジョウト編(しかもバージョン限定)を最後に野生個体は完全に姿を消してしまっており、現在の入手法はペルシアンのタマゴを孵化させる以外にない。
第七世代以降はリージョンフォーム限定で野生個体が出現する。
そのペルシアンも通常プレイで入手する事が出来ない(第6世代で出す方法はあるのだがランダム要素有り)為…。
詳しい入手経路はペルシアンの項目を参照。

下記のアニメ版ではピカチュウを追いかけまわしているのに、いつの間にか自分がレア種族になってしまうとは…。

SMでは1つ目の島「メレメレ」島のトレーナーズスクール、ハウオリシティ、2版道路、マリエ庭園に出現する。
一致技が半減されづらく、ペルシアンになると「パワージェム」も習得できるので使いやすい。
闘わなくとも「ものひろい」個体は連れて行くと便利。
特にバンクを利用しない場合「ものひろい」持ちはアローラにはこいつかヨーテリーしかいない*1
解禁前には利用していた人も多いのでは?

剣盾では4番道路に出現。鋼タイプということで耐性がカントー産やアローラ産よりも優秀で、岩タイプにも強い。
とくせいが「かたいツメ」の個体はアタッカーとしての活躍が期待できる。
また、進化形はペルシアン…ではなくニャイキングという新たな種族。
その名前や見た目、図鑑でのエピソードなどから元ネタはかつて西ヨーロッパの海で暴れ回ったという海賊「ヴァイキング」と見て間違いないだろう。

また、早期購入特典でキョダイマックスするカントー種のニャースが入手可能。
やたら胴が伸び、目が白目だけになる。また額の小判に『大』の模様が浮かび上がる。
キョダイマックスわざはノーマル技が変化する「キョダイコバン」で、相手全員を混乱させる上にバトル後に入手できるお金が増える。
お金がもらえるという効果があるため対戦では恩恵が少なく、シナリオ攻略や周回プレイで大いに活躍が期待できる。
ちなみに「ネコにこばん」で得られるお金の倍率がレベル×攻撃回数×5であるのに対し、「キョダイコバン」の倍率はなんとレベル×攻撃回数×100。
どちらも上限は99999円だが、「ネコにこばん」はおまもりこばんorこううんのおこうを持たせたレベル100個体で250回打たないといけないのに対し、
「キョダイコバン」はおまもりこばんorこううんのおこうを持たせたレベル84以上の個体で3回打てば上限に到達する。破格の性能であると言っていい。
そのため、ソード・シールドにおける最強の金策はコイツだと言われているとか。ただ、入手方法が2020年1月15日までの早期購入特典、あるいは2020年5月26日~6月2日のみのマックスレイドバトルと相当限られている……


■対戦でのニャース


高い素早さと紙装甲という典型的な速攻アタッカー。
先制からの「さいみんじゅつ」、「ちょうはつ」、天候技、「とんぼがえり」といったクロバットに似た展開が可能。
また「わるだくみ」からの特性「テクニシャン」を利用した特殊型なんかも面白い。

アローラ産は「かみつく」「どろぼう」「だましうち」「おいうち」「イカサマ」と豊富な悪技を一致で使える。
ただ、アローラペルシアンのウリである特性「ファーコート」がニャースの時点では「ものひろい」なのが残念。
特性は上記の「イカサマ」以外の一致技や「フェイント」を強化できる「テクニシャン」一択となるだろう。

どちらも進化させた方が強いことは言うまでもないが。
耐久力がかなり低いので「しんかのきせき」との相性も良くない。

しかし、リトルバトルでは一転して厨ポケと呼ばれるほどの活躍が可能。
「テクニシャン」+「いのちのたま」補正付きの一致「ねこだまし」+「おんがえし」を撃つだけで強力である。
リージョンフォーム版は悪タイプ故に「いたずらごころ」が無効で、ヤミカラスやチョロネコ等を狩れることも。

■アニメでのニャース


他にもニャースは登場しているが、ここではロケット団の個体について記述する。
CV.犬山イヌコ

ロケット団の「幹部候補生」。性別はオス。同僚のムサシコジロウとチームを組んでいる。
彼らには呆れながらも、仲間として仲良くやっている。ただ二人の手持ちではなく、ニャースも立派なロケット団の一員。
サカキのペットであるペルシアンに対抗心を燃やしていた。
他にも過去にペルシアン絡みで散々な目にあったため、目の敵にしている。
野生ポケモンのままなせいで他人からボールを投げられても弾けない。このためあわやピカチュウにゲットされかけたこともある。

ロケット団のニャースについて特筆すべきは、なんとポケモンでありながら人間の言葉を話し、おまけに二本足で歩く点だろう。
一人称は“オイラ”“ニャー”だが、初期の頃は“オレ”も用いていた。
実は、アニメの初期設定ではポケモンの中には喋れる個体もそれなりにいるということになっていた。
ロケット団のニャースはあくまでもその中の一匹であり、原作ゲームのスタッフも「喋らせてもいいポケモン」という一覧表をアニメスタッフに渡していた。
しかしピカチュウ役の大谷育江女史を始め、ポケモンの声を担当する声優陣はその熱演をもって鳴き声だけで喜怒哀楽を完璧に表現してのけた。
その為にアニメスタッフはこの設定を没にし、物語が進むにつれてニャースの存在がイレギュラーになってきた事から、
ニャースのあいうえお」が製作されたのだ。

とはいえいかせん古い話で今時のジャリボーイ&ガールは知らないため検索サジェスト上位でも「ニャース しゃべる理由」という単語が出てきやすい。
XY編では、時折ニャースが話す理由について語りそうになる場面が多々あったものの、
そのたびにユリーカに話を打ち切られていたので結局明かさずじまいだった。
一応悪役キャラなので過度な同情はしてほしくないと思ったのだろうか?

基本的に喋ることのない他のポケモン達と人間との通訳を務めることもある。
特に初期劇場版の短編ではニャースしか人語を喋らないため、ナレーションなどでポケモン達の台詞を表現していた。

ミュウツーの逆襲」のコピーニャースとの会話、ニャースの島のエピソードミュウツー!我ハココニ在リでの通訳シーンは是非とも見ていただきたい。

メカニックなども担当するほど頭が良く器用。肉球でどうやって造ってるんだろうか。
メカやトラックの運転もする。ペダルに足届くんか
主にメカのボタンを押すのはニャースの仕事。この時のセリフ「ぽちっとニャ」をまねした人はきっと少なくないはずだ。

得意技は「みだれひっかき」だが、他のポケモンと比べると戦闘力は低い。
だが本気を出すとサトシゴウカザル、ムサシのハブネークを同時に圧倒出来る程強く、
本人曰く「ディアルガパルキアも倒せる」らしい。
ムサシ達は眉唾だったようだが。
一応、トレーナー並みの思考、判断を自力で出来るという強みはある。ただ活用例がイワークへの「みずぶっかけ」とかである辺りお察し。
なお、進化や新技習得のための力を言語習得のために使ってしまったため、進化したり新技(ネコにこばんなど)を覚えたりする事は出来なくなっている。
ただし既存技(「ひっかく」や「かみつく」)の延長線上にある技は練習次第でいけるらしく、初代には存在しなかった「つじぎり」を使用するシーンもある。


BW編では、ロケット団の任務に失敗しリストラされてしまう。
弱っているところをサトシ達に救われ、サトシのポケモン達に出合い頭にボコられたり(特にピカチュウはあからさまに不信感を露にしていた)、
アイリスに事ある毎に何度もゲットされそうになりながらもサトシ達の旅に同行した。

しかし、後にやはりこれまでの行動は演技であったことを明かし、再びロケット団の一員としてサトシ達の前に立ちはだかった。
その事実に、なんだかんだで彼を信用していたらしいピカチュウはアニメ開始以来最大級の怒りを見せた。
その姿を見て、ニャースも何か思う所があったのか一瞬考え込んでいた。

サトシはピカチュウを落ち着かせた後「お前との旅、楽しかったぜ」と言い、去っていくロケット団を見送った。


何気に歌も多く、名曲から迷曲までいろいろある。
「ニャースのうた」など、ぼっちの夜に聞くと破壊力抜群。
寂しくなったら「ニャースのパーティー」あたりで中和しよう。

ちなみにおでんはがんもが好物らしい(ピカチュウバージョンCM参照)


余談であるが、犬山イヌ子が東京ブギーナイトにゲスト出演したさいに、「ニャースと区別がつかない」と林原めぐみに言われた事がある。
つまりニャースの声は犬山の地声である。
更には病院のカルテに「ニャース」と書かれた事もあるらしい。

また、犬山は前述のニャース(キョダイマックスのすがた)の声も担当しており、これがゲームで初めての犬山ニャースとなった。







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