高木渉(声優)

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高木渉(声優) - (2022/09/01 (木) 15:26:51) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/12/22(火) 10:40:09
更新日:2024/03/09 Sat 21:20:25
所要時間:約 6 分で読めます




高木(たかぎ) (わたる)

1966年7月25日生まれ。55歳。千葉県千葉市出身。
アーツビジョン所属の声優、俳優(後述)
幼少期から人を楽しませることが好きであり、高校時代に舞台俳優を目指して芸能関係の雑誌で見つけた勝田声優学院の第5期生として入学。

デビュー作はミスター味っ子の作業員。

アニメ・吹き替えで幅広く活動しており、特に三枚目やチンピラなどの役が多い。
洋画ではジャック・ブラックを筆頭に、様々な俳優の吹替を担当している。

死去した塩見竜介や塩沢兼人、清水敏孝、野本礼三、熊倉一雄、槐柳二、加藤治、藤原啓治から持ち役の一部を引き継いでいる。

隙さえあればすかさずアドリブを入れることで業界で定着しつつあり、それを求めたうえでの起用もある。
役によっては
「どこからアドリブでどこから台本かわからない」
「言っている台詞が全てアドリブに聞こえる」
と視聴者に言われる。

アドリブのネタは気に入ったら長く使うタイプで、本人曰く、
「引き出しが少ないから」

例としてはビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーの「撃つべし!撃つべし!」や校長先生キャラなど。


ちなみに、今でこそ名探偵コナンでかなりの人気を誇る高木刑事は、実は高木のアドリブが基でレギュラーになったキャラクター。

高木刑事は元々は名無しの刑事(モブ)であったが、目暮警部役の茶風林が打ち合わせの際にアドリブで、
「君、名前は?」
と問いかけ、咄嗟に高木が、
「高木です」
と自分の名前をアドリブで言ったところ、それが本採用になった。
後にそれが原作に影響し、高木刑事は晴れて固有のキャラクターとなったのである。

しかも、当初は苗字だけしか呼ばれていなかったが、後にフルネームで呼ばれた際の下の名前が「渉」だったりする。
自分の名前と全く同じキャラクターが漫画にいるのは高木くらいではなかろうか。
コナンでは他に千葉一伸の演じる刑事が千葉という名字だが、こちらの役名は演者の名前をもじった千葉和伸がフルネーム。
コナンに関するアドリブと言えば、「Next Conan's HINT(ネクストコナンズヒント)」も忘れてはならない。詳しくは項目参照。

とまあアドリブに関する逸話が多々ある高木だが、
以前はそんなアドリブキャラではなく、自他共に「真面目」と見られる姿勢で仕事に向かっていた。
どうしてこうなった……。


また、遅刻魔としても有名である。

アフレコの開始時間が午前10時なのに11時に起床したが、急いでスタジオに行こうとせず、

「どうせ遅刻なのだから」

と逆に開き直ってのんびりと自宅でコーヒーを飲み、シャワーを浴び始めたという話がある。

アニメ『天使な小生意気』で台本の読み合わせに遅刻した高木は、
何事もなかったかのように共演者の林原めぐみから最も遠い席に座って誤魔化そうとしたが、
林原は無言で自分の隣の空いている席を蹴り、厳しい声色で、

「渉、ここ座りな」

と圧力を掛けた。

声優としては大先輩の林原の言葉に従わざるを得なかった高木は、怯えながら林原の隣に座ったという。

遅刻だけでなく、電車で寝過ごして目覚めたら高尾や車庫だったりすることもあったとか。

『ビーストウォーズリターンズ』では自分が「遅刻魔」であることを逆に笑い話の種にしていた。
一方で「話の種に」と少々誇張した遅刻に関するエピソードがWikipediaに書かれる事を危ぶんでいる。
大半が事実だから仕方がない。


日焼けサロンに凝っており、共演者から「会う度に肌の色が変わってる」と言われる。
ヒドいときにはおでこに筋が出来てる事もあるらしい。

なお、金田一少年の事件簿でも刑事役で出演しているが、名ありのゲストキャラクターでの出演も多く無印時代はなんと8週もの間「金田一」に出ずっぱり状態だった。そのほとんどが作中で殺されている。(詳しくは後述の出演作品を参照)

機動新世紀ガンダムX』では主人公ガロード・ラン役に抜擢され、明朗で真っ直ぐな主人公の声を演じた。
高木本人は「まさか主人公になるとは思わなかった」という。(高木はウィッツ・スー役のオーディションを受けていた)

事情によりガンダムXが打ち切り・話数短縮になったことについて、酒の席で

「俺が不甲斐ないから……」

と涙し、共演者に慰められていたと堀内賢雄かないみかのラジオにおいて語られていた。
この他にも、『GTO』の主人公・鬼塚英吉役でも「随分な事を言われた」とも語っている。

余談だがその堀内も遅刻癖があり、何の因果かガンダムX乗りが2人とも遅刻魔である。




そんなこんなで声優としてのキャリアもベテランに入る高木だが、
2016年スタートのNHK大河ドラマ真田丸」において、武田・真田家臣「小山田茂誠」として、まさかのドラマ初出演となった。
(無論吹き替えではなく顔出し出演。なお、俳優・声優兼業の役者が大河に出ること自体は珍しくはない)
脚本を担当した三谷幸喜とはNHK人形劇の三銃士(ポルトス)やシャーロック・ホームズ(ワトソン)で縁があり、そこから出演が決まったとのこと。

演じる茂誠は信長の野望シリーズにも登場しない比較的マイナーな武将。
……なのだが、主人公の幸村こと信繁の姉の夫にあたり、史実では信繁が大坂城での決戦の直前、故郷に向けて送った最後の手紙の受け取り主が茂誠であるなど、信繁の物語の上でかなりの重要な人物だったりする。
1話では真田家の団欒シーンに始まり、妻の松とのイチャイチャ、そしてクライマックスでの「裏切り」の泣き演技ととにかく印象深いデビューとなった。
ちなみに自前のヒゲで武将らしいワイルドなルックスになっているが、1話の時点では茂誠は若干15歳だったりする(20~21歳説も)。……ガロードと同い年なのは偶然のはず。たぶん。

妻の松を演じる木村佳乃さんじゅうななさいとは乗馬の稽古の際に優しい声をかけられるなど、新人俳優ながら皆から可愛がられている模様。
更にフジテレビのドラマにも出演。



【主な出演作品】

アニメ


ドラマCD


ゲーム


特撮


ドラマ

  • 小山田茂誠(NHK大河ドラマ 真田丸)
  • 郷貴志(フジテレビ 営業部長 吉良奈津子)
  • 木田原五郎(連続テレビ小説 半分、青い。)


追記・編集は焦らずゆっくりお願いします。

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