ヨウガン、ヒエン
『アルナムの牙』の離脱キャラ。
3人しかいない枠に12人の仲間が入れ替わり立ち代わり、終盤は並行で分担して、という形で頻繁に仲間が入れ替わる。
しかし臆病なヨウガンは序盤にドロップアウト、そしてあろうことか敵である肉叢に父性を持ってしまい育てた結果大事件を引き起こす。
終盤11人の前に現れたヨウガンは自らが育てた肉叢への優しさを捨てきれず、責任を取るため塔から飛び降り自害しようとする。
それを阻止しようとヒエンも飛び降り、そのまま永久離脱する。ただしエンディングでは二人とも生きていたことが判明する。
続編である『アルナムの翼』でも元気にしているものの、前作のメンバーが入れ替わり立ち代わり一時的に仲間になってくれたりするのに二人は仲間になってくれない。
まあ本作がバグだらけのクソゲーでいきなり鬱展開が入るという心折設計であるが故に、大抵はプレイヤーがいの一番に離脱してしまうのだが
ジュナ
『アルナムの翼』の離脱キャラ。
『牙』の後数万年が経過しているが、その間アクシデントが起きたり太陽神マリエーンから十二神将に対し環境汚染への対処を求めてきたといったことがあったため、『牙』のキャラが入れ替わり立ち替わりスポット参戦してくれる。
それでもメインキャラは今を生きる若者7人であり、そしてやはり彼らも時に仲違いしたりして入れ替わり立ち替わりする。
ジュナはマヤ公国に父を殺され母は行方不明となっており、空き巣に入ってきたクスミダと共に旅に出ることになる。
最終的に母親とは再会できたものの記憶を奪われた上で強制労働に従事させられていたため、一行はジュナの母を十二神将の本拠地である浮遊岩盤に避難させることとなる。
そして失われてしまった親子の時間を過ごすため、ジュナはここで離脱することとなる。
だが『アルナムの翼』はいわゆる魔法に当たる香華術や気法が存在し、そしてそれが使えるキャラは全体攻撃・援護・回復の全てを任されることになる。
回復はアイテムでなんとかなるものの、基本的にはバフゲーであるため援護は非常に重要。
しかも気法を使えるキャラは基本的にスポット参戦なのでそれらはこれまで二人しかいない香華術役が担っているのだが、ここでその片割れのジュナが永久離脱してしまうというのはパーティにとって大損害である。
後に気法が使えるキャラが加入してくれるのだが、それまで術士が一人しかいないため基本的にヌルゲーな本作で最も苦しい旅を強いられることになる。
ヤマネコ/ツクヨミ
『
クロノ・クロス』の離脱キャラ。
ヤマネコは
主人公でありながら永久離脱
という少し変わったポジションである。
より正確に言うと、ヤマネコと主人公セルジュは元々別人なのだが、作中ではヤマネコの策略により
二人の人格が入れ替わってしまう。
それによりセルジュはヤマネコとして行動せざるをえなくなり、一時的に仲間も全て離脱してしまうのである。
ヤマネコとセルジュのステータスは全く同じで武器も同じだが、属性が違う他、固有エレメント、とりわけレベル7固有エレメントの性能が違う。
その後、セルジュが本来の肉体を取り戻したことでプレイヤーキャラとしてのヤマネコは恒久的に使用不可能になるため、実質的な永久離脱キャラとなっている。
ツクヨミはヤマネコの側近(正確には利害の一致から行動を共にしていただけだが)の
道化師のような少女。
なぜかヤマネコの姿になったセルジュと行動を共にするようになる。
その後は
メインヒロインであるキッドの復帰直前に唐突に姿を消してしまい、二度とメンバーに戻ることはない。
作中描写だけだと彼女の真意と正体は非常にわかりにくいが、
裏設定も含めるとなぜそのような行動をとったのかわかるようになっている。
ちなみに三周目以降ならオマケ要素の過去周回メンバー召喚により、パーティーメンバーとしてのみツクヨミを呼び出すことができるようになる。
ただしシナリオ上はいなくなったままであり、汎用セリフ生成のせいで場合によっては「自分の正体に自分でびっくりするツクヨミ」なんてことが起きることも。
ヤマネコの方はセルジュと入れ替わり(同一キャラ扱い)のため、この方法でも復帰させることはできない。
ロウヒーロー、カオスヒーロー
『
真・女神転生』での離脱キャラ。
同じ内容の不思議な夢を見たという縁で
主人公と行動を共にするようになり、東京を舞台にした神と悪魔、
ロウとカオスの戦いに関わるようになる。
2人共それぞれ独自の目的があって仲間になるのだが、母親を悪魔に殺された主人公を彼らなりに慰めるなど単なる同行者の域を超えた友情も育まれていた。
しかし、因縁の相手に対抗するための力を求めていたカオスヒーローは悪魔と合体して
人間をやめ、欲しかったものが得られたとして主人公の元を去る。
そして、悪魔に襲撃された際にロウヒーローは
身を挺して主人公をかばい、魂を抜き取られて命を落とす。
主人公の属性は行動によってロウとカオスの間を揺れ動くわけだが、主人公の属性に関係なく両ヒーローの離脱はストーリー上で必ず発生し、残留させることはできない。
また、主人公はその後メシア教の救世主として復活したロウヒーロー、ガイア教の勢力に与しているカオスヒーローと再会するが、再び仲間に加わってくれはしない。
属性が同じなら協力者という立場になってくれるが、そうでなければ敵対することになり、最終的には
かつての友達と殺し合いになるのである。
特にロウヒーローは、最初から道の合っていないカオスヒーローに殺される(ロウルート)のはまだマシで、命がけで助けたはずの主人公に、恩を仇で返すとばかりに殺される。
一応ロウルートではその後神の御許で至福の時を過ごしていると語られるが、いずれにせよ最初に言われていた「神に捧げられし魂」というセリフそのままの最期を迎えるのである。
さらに復活後のロウヒーローのデザイン画では丸められた頭部に痛々しい手術痕が残されており、おそらくその人格も含めてメシア教に都合の良い救世主として作り変えられた事が示唆されている。
一方でカオスヒーローは、悪魔の強大な力を得て有頂天になるも案の定制御しきれずに身を滅ぼす(カオスルート)死に方もあるが、たとえ主人公との戦いに敗れようとも弱肉強食のカオス世界で成り上がった自らの生き様を「いい夢だった」と言い切って息絶える。
どちらの場合も「力を求める渇いた魂」が一時的にせよ満たされることができたわけで、死後も神と天使からなるロウ陣営に利用され尽くしたロウヒーローに比べると救いが感じられる。
ベス
『
真・女神転生Ⅱ』での離脱キャラ。
ストーリー序盤、主人公である
アレフがセンターに帰還を果たした際、仲間に加わるテンプルナイト。
ベスは記憶を喪失する以前から彼のパートナーであったといい、極めて献身的で甲斐甲斐しく、アレフのために尽くして共に戦ってくれる。
だがやがて救世主を騙る男ダレスが現れ、アレフはコロシアムでの決闘に臨まざるを得なくなってしまう。
見事ダレスを下したアレフだったが、敗北を認めぬダレスが放った一撃が彼を襲うも、ベスが身代わりとなった事でアレフは生きながらえる。
しかし新たな救世主誕生に湧く観客たちも、メシア教の司教たちも、瀕死のベスを顧みようとはしない。
そしてベスは「これが私の役目だから」と言い残し、大歓声の中で息絶える。
ベスは救世主候補たるアレフに自覚を促すための生贄として人工的に作られたパートナーであり、その名前もヘブライ文字の
2というものでしかない。
(主人公の前に立ちはだかったダレスもヘブライ文字の
4であり、彼もまた噛ませ犬としてアレフに挑んで敗れる宿命を背負わされていた)
すべてを知った上でそれでもメシア教に仕組まれた救世主となるのか、他の道を選ぶのか、すべての決断はベスの死を背負ったプレイヤーの自由意思に委ねられる。
正直本作のメインヒロインであるヒロコよりも、よっぽどヒロインしているとの評判?だった。
発売当時に御祇島千明氏の手掛けた公式コミカライズ『真・女神転生II TOKYOミレニアム』でもメインヒロインとして扱われ、アレフとの出会いと別れまでが丁寧に描かれている。
健気で清楚で従順で甲斐甲斐しくて、共に歩みたいと思う、失ったことが辛いと感じる薄幸な少女。
だが、そうした素性やプレイヤーの感情さえもメシア教に仕組まれた運命だというのが、何とも悲劇的である。
『
ゼノギアス』の離脱キャラで本作の
メインヒロイン。
ストーリー後半で
カレルレンに連れ去られてしまい、そのまま永久離脱となる。
そのため装備や、専用ギアであるヴィエルジェの改造に費やした資金は戻ってこない。
もっとも
戦闘で彼女がいないと困る状況があまりないこと、何よりもエンディングで生還することが幸い。
ヴァイス・ボゼック
『
タクティクスオウガ』の離脱キャラ。
主人公デニムの幼馴染で、共にレジスタンスとして活動していた初期メンバーの一人。
だがデニムに対して密かに鬱屈した感情を抱いており、「バルマムッサの虐殺」を機にデニムと袂を分かつ事となる。
ルート選択イベントで
デニムへの反発心からプレイヤーが選ばなかった方の選択肢を選ぶという形で裏切る。
そのため、どちらのルートに進んでも
進まなかったルートとは真逆の理由で裏切るというある意味凄い奴。
Lルートのみデニムと和解して再加入する。
詳しくは
バルマムッサの町を参照。
アロセール・ダーニャ
『
タクティクスオウガ』の離脱キャラ。
元々はガルガスタンの侵攻に兄と共にゲリラとして反抗していた弓使いだったが、「バルマムッサの虐殺」にて兄を失う。
デニムがバルマムッサの虐殺を止めようとしていた場合(
Cルート)は、当初はバルマムッサの虐殺の主犯扱いされていたデニムの命を狙う。
だが真相を知り、本来の首謀者であるレオナールとヴァイスに復讐するためにデニムに同行する(ちなみにレオナールとは実は恋仲)
その後は仲間として使用可能になるが、アルモリカ城の戦いにおいて選択肢によってその後の運命が大きく変わる。
デニムがレオナールからの「迫って来るバクラム軍に対抗するために手を結ぼう」という提案を飲むと
強制的に忠誠度が0になって離脱する
。
「私は兄の仇を討つッ。たとえそれがレオナール、あなたでもッ。 そしてヴァイス!地の果てまで追いつめて、バルマムッサの償いをさせてやるッ!」
そもそもアロセール自身は国家の行く末よりも、個人的な復讐を優先してあくまで利害の一致からデニムに協力していただけである。
なので、怨敵であるレオナールとあっさり手を結んだデニムを信用できなくなって離反するのは当然の流れと言える。むしろ敵対する立場にならないだけマシか。
だが「雷神」アロセールの異名を取るほどに優秀なアーチャーであるアロセールの強制離脱は、言うまでもなくかなり痛い。
これだけでもレオナールに協力するルート(Nルート)を選ぶのはイバラの道である(作中でもこの選択は「日和見主義者」扱いされる)。
ちなみに同時にヴァレリア解放戦線のメンバー(システィーナ、バイアン、フォルカス)の忠誠度も大幅に下がる。こっちは元の忠誠度次第で存続することもある。
彼らについても「組織や人種が違っても、求める理想は同じ」というやり取りを経て仲間に加わっている以上、「本当の敵はバクラム人だ」等と言われてしまえば幻滅するのも当然と言えるだろう。
リメイク版「運命の輪」では忠誠度大幅ダウンに緩和されており、一応慰留することも可能になった。難易度はかなり高いが……。
ドーン・マルトー
『
スターオーシャン1』の離脱キャラその1。
主人公やミリーと同じ自警団に属する
幼なじみであったのだが、ストーリー序盤で身体が石化する奇病に罹患してしまい、離脱。
石化病からは終盤で回復するも、パーティーには復帰しない。
最序盤で離脱すること前提のキャラであるため、特技やスキルすら何も覚えないまま離脱する。
助っ人、とも言えない何とも微妙な立ち位置。
とは言え、シリーズの始まりを担うキャラの一人でもあり、「出番を奪われたキャラクター」としてシリーズ内ではそこそこの知名度はある。
リメイク版でパーティメンバー復帰を期待されたが、やはり扱いは変わらなかった。
ソシャゲの『
アナムネシス』では長らく実装されておらず、そもそもSO1、2はキャラモデリング作成の問題もあってパーティメンバーすら揃っていない状態が超長期に渡り続いた。
そして2021年5月6日のアップデートで同じく実装が期待されていたパーティーキャラのアシュレイと同時実装されたが、
6月末でのサービス終了告知後というタイミングでの実装となった。
これにより「
シリーズの始まりを担い、最初に加入するキャラが最新作(当時)の終わりに実装(加入)される」という皮肉な結末となってしまった。
しかも癖が強い代わりにやけくそな調整を施されたアシュレイと共に、大半が一度調整を貰ったきりで性能が止まってしまった仲間たちの中では最も環境に即した性能のディフェンダー(壁役)という因果な性能であった。
マーヴェル・フローズン
『スターオーシャン1』の離脱キャラその2。
彼女は復讐のために秘術によって「マーヴェル・フローズン」の身体を借りた存在であり、その代償により正体を知られると消滅してしまう。
彼女を仲間にした状態でとある
ダンジョンへ行くと、氷漬けになったマーヴェルの「本体」が見つかるが、そのイベントによって消滅・離脱してしまう。
イベント自体は
スルー可能なので、発生さえさせなければ最後まで仲間のままでいて貰える。
リメイク版では、パーティーメンバーによってオリジナル版同様の展開に加え、真の正体と入れ替えになる展開もある。
とは言え、この場合も当然「マーヴェル・フローズン」自体は消滅する。
『
ピクミン2』の離脱キャラ。
本作に限らず、
ピクミンシリーズは
キャラクターロストというシステムはあるが、今作ではリーダーまでもが離脱してしまう。
会社の借金を全て返済し終え、ホコタテ星へ帰ろうとしたが、なんとワープ直前でルーイがいなくなったことに
オリマーは気づいてしまう。
その事を
社長に報告すると、「わしが行く」と同時に、ルーイから社長へと第2の操作キャラが変わる。
なお、社長とルーイの違いは外見と声(笛音?)だけで、これまでの強化を含め性能はすべて同等なので、プレイヤーには交代による実害はない。
なお、最終的にはルーイを救出するが彼はそのまま船倉に投入され、第2の操作キャラは社長のままなので、永久離脱と言っても過言ではない。
『スターオーシャン2』では最大12人のキャラクターから、個別のイベントを経て8人まで仲間にできる。
個別イベントでは一時的にパーティーに入り、イベント完了後に改めて正式な仲間になるかどうかを選択する。
ただしW主人公であるクロードとレナの2人は強制加入。
残り6枠に他の仲間を入れるわけだが、このうち無条件で入れられるのはセリーヌとノエルのみ。
他は同時に仲間に入れる事ができない組み合わせがある。
- アシュトンとオペラはどちらかしか入れられない。更にオペラがいないとエルネストが加入しない
- プリシスとボーマンはどちらかしか入れられない
- レオンはクロード編限定、ディアスはレナ編限定
- チサトは彼女が登場するまでにパーティーに空きがないと加入しない
更に物語の中盤にて、舞台である惑星エクスペルが高エネルギー体と衝突して消滅してしまう。
これにより仲間にしなかったメンバーは惑星と共に消滅。全員は入れられない為、必ず何人かは死ぬ事になる。
新たな舞台である「エナジーネーデ」に住むノエルとチサトは死ぬことはない…が、エンディングでエナジーネーデの方が消滅する。
ちなみにその際に時空間の歪みにより、消滅前の惑星エクスペルが戻ってくる。
スピンオフ続編である『ブルースフィア』では上記の択一性を無視して全員仲間になって生存している設定である。
シナリオ「彷徨の回廊」にてエスカデとダナエの意見が完全に対立し、主人公を巻き込み対決することになる。
主人公はこの際に「エスカデにつく」「ダナエにつく」「自分には無関係」の3択の選択肢が出現。
「エスカデにつく」「自分には無関係」を選択するとダナエと対決、「ダナエにつく」を選択するとエスカデと対決することになる。
この際に選ばなかった方は死亡もしくは行方不明となりゲームから姿を消す。(死者が行きつく奈落にすら登場しない)
エスカデのみ、最終シナリオ「上天の光」でエスカデを仲間にしていない状態でシナリオ最終MAPである「
ルシェイメア」に突入するとイベントが発生。
一人でシナリオラストボスであるアーウィンの元に辿り着くも敗れ、死亡する姿が描写される。(ダナエはマチルダを看護するため同行しない)
この4人に関してはお互いのエゴを押し付け合った結果こじれにこじれていくので、
ケモナー以外は全滅ルートを選ぶ人も多いとかなんとか。
仲間キャラが170人以上もいる本作だが、種族間の争いが勃発して以降は
主人公が選んだ陣営のキャラしか仲間に出来なくなる。
仲間キャラの二者択一イベントとしてはおそらくRPG史上最大規模。
詳しくは
人間編/妖精編(ラジアータストーリーズ)を参照。
『
ペルソナ3』の離脱キャラ。
中盤にあたる9月2日に仲間になる(戦闘で使えるようになるのは3日から)が、10月4日にトレガのタカヤから狙われた天田を庇い、銃弾を受けて死亡する。
結果的に短い期間のみの加入となるのだが、扱いとしては他のメンバーと全く変わらないので離脱を予想できなかったプレイヤーも多い。
PSP版では
女性主人公限定で、条件を満たすと生還させることが出来るが、それでも入院したままになるため結局パーティーに戻ってこない。一応ヴィジョンクエストのハーミット再戦で使う事は可能。
PQ及びPQ2ではその短い加入期間に呼ばれた扱いであるため、加入後は最後までしっかり使える。
また、きちんと使用キャラ化した事でペルソナのスキルにもテコ入れがされている。
P4U(及びその続編のP4U2)ではP3キャラが登場するものの、P3の数年後が舞台の直接的に地続きのシナリオであるため、流石に登場できなかった。
なお、FES版(及び追加パッチを適用したR版)の追加シナリオである
アイギス編で加入する新キャラの「
メティス」は、「アルカナが法王」「使用武器が斧」「弱点属性が無い」など荒垣を彷彿とさせる性能を有しているが、設定上の繋がりは全く無い。
テディ
『
MOTHER』の離脱キャラ。いかつい不良でもうひとりのおともだち。両親を
宇宙人に殺されてしまった過去を持つ。
バレンタインの町でBB団のボスである彼との戦いに勝つと、頼みを受けて
パーティー枠がもうないのでPSIが使えずひ弱そうなロイドに代わって仲間になる。
しかし終盤、ホーリーローリーマウンテンでR・7038と対峙した際に重傷を負う。(R・7038は全滅後に空間を切り裂いて何処かに消え去る)
その後ロイドが戦車に乗って助けに来てくれて、テディと交代。以降パーティーに加わらなくなる。
実はロイド必須のイベントを先に終わらせてからテディを加入させた上で、ホーリーローリーマウンテンにある小屋を無視すれば最後まで連れて行ける。
もっとも初回プレイではまず気付かないだろうが。ちゃんとエンディングもテディで迎えられる。
ティーポ
『
ブレスオブファイアⅢ』に登場する人物。非常に活発で強気な少年。
リュウやレイと一緒に暮らしていたが、ある事件がきっかけで馬兄弟(バリオとサント)によって全員倒され、生死不明となってしまう。
その後、ウィンディアで彼と思わしき人物が目撃されるもそれ以降の足取りは掴めずじまいとなってしまう。
しかし…
ムスタファ
『
イース7』のパーティーキャラの1人。
物語後半にシナリオ上の都合で離脱し、代わりに彼の妹のクルシェが加入する。
なお、兄妹でシステム上の違いはないためプレイヤーの操作面では支障はない。
公式ホームページやOPの扱いからすると主要キャラの一角の筈なのだが、どうにも他のメンバーに比べると目立ったキャラ付けがなく若干空気。
(ガチムチ枠は主人公の相棒たるドギが既に存在していたのも痛い)
逆にクルシェは病弱だった物語前半のイメージから一転、馬鹿でかいハンマーをブンブンと振り回す姿にギャップ萌え。
プレイヤーからもクルシェの方が人気が高い傾向にある(ムスタファよりクルシェの方が操作頻度が高い人も少なくないのではなかろうか?)。
後の『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ』でも妹の方がプレイヤーキャラに選出され、ムスタファはサポートキャラに格下げされてしまっている…
ちなみに離脱理由は「里長としての立場故に」なのだが、同じく里長であるマイシェラは最後まで離脱していない。
第一作目から、主人公を「ぼっちゃん」と慕う忠実な従者であるグレミオの永久離脱イベントがある。
しかも人食い植物に食われマント以外が跡形もなく消えてしまうというなかなかエグい末路である。
服も消えるのにマントは残るのは言わないお約束
彼を殺した将軍と対峙し、その将軍にトドメを刺す事も可能だが…実はそれが罠。
その将軍を含めた全てのキャラを仲間に加え、仲間の一人パーンが主人公を守るため挑む一騎打ちなども攻略することで、なんと彼を生き返らせることが可能なのである。
…その頃にはレベル差もあり戦闘では役には立たないが、主人公が旅に出た際もお供を続けている姿が見られる。
2では主人公の姉貴分かつコメディリリーフのナナミが、敵に攻撃され致命傷を負い永久離脱をしてしまう。
その際彼女は
装備ごと離脱するという、ストーリー的にもゲーム的にも非常にきつい状況となる。 そしてエンディングではそのまま死亡してしまう。
だが仲間に出来るキャラ全員を加入させて条件を満たすとエンディングで一命を取り留めていたことが判明するが、パーティに復帰することはない、
他、パーティメンバーではないが主人公の軍師として活躍していた「リドリー・ワイゼン」が、とあるルートにて命を落とす。
主人公が全てを投げ捨て逃亡を選んだ先での出来事であり、その死に様は無駄死に以外の何物でもない。
この死は主人公の背負った運命は主人公一人だけのものではないという事実を突きつけてくる。それでも逃げた場合は特別なエンディングとなる…。
だが自らの責務と再び向き合うことを選んだ場合は息子の「ボリス・ワイゼン」が代わりに登場。
「父のことは残念だが恨みはない」と言い父親と変わらない活躍を見せてくれる。
ちなみに星も引き継いでくれるためリドリーが死亡しても上記のベストエンディングには支障はない。
レイク・ランドヴェリー
『
Seraphic Blue』の離脱キャラ。
まず本作自体が非常に離脱と縁が深く、
12キャラ中4キャラが中盤で離脱する。
その中でも極め付きなのが、
完全に主人公だと目されていたレイクが、ゲーム終盤に差し掛かるところで
命を落とすシーンだろう。
ラストでもない進行75%程度の段階で、ゲーム開始時の単身操作を皮切りに常に操作キャラとして、プレイヤーと同じ視点のキャラとして立ち続けたレイクが、
仇敵の撃破という喜ばしい場面から急転直下で死亡する展開はあらゆるプレイヤーの度肝を抜いた。
そして視点は「ヒロイン」と思われていたヴェーネに移り、終盤は彼女こそが主人公かのようなストーリーとなる。
この流れについては、プレイヤー間で解釈が
「主人公死亡⇒ヒロインだけが残った」か、
「主人公交代」か、
「そもそも最初からヴェーネが主人公だった」か、と色々と分かれている。
作者の
天ぷら氏としては後者の観点で制作しており、レイクは主人公ではないという立場の模様。
文字通りこのシーンが後半の一大転換点となり、この後もヒロインの正体判明、黒幕の存在判明と怒涛の終盤展開へと続いていく。
何より「このゲームは何をテーマにしているのか」「どういったところに最終的な話を持っていくのか」といった、
シナリオの全体像がこのシーンを境にプレイヤーにも次第に分かって来るようになる。
ランス・カルザス
『ラングリッサーI』に登場するキャラクター。
当初は強大な
ライバルとしてレディンたちの前に幾度となく立ちはだかるも、中盤で仲間に加わる事になる。
能力的には非常に優秀で、しかも飛兵ユニットという事で活躍の場も多いのだが…。
いよいよラスボスとの最終決戦が目前という所で、迫りくる敵の大軍からレディンを守る為に、最後の最後で「敵の大軍を食い止める為」という名目から離脱してしまう。
まさに定番の「ここは俺に任せて、お前は先に行けぇ!!」というアレである。
だが彼が離脱するのは本当に最終盤で、しかも離脱する事を匂わせるような描写など全く無いので、まさかここで彼が離脱するなどとは誰もが思わなかっただろう。
フォローのない純粋な離脱であるため、活躍させて
経験値を与え過ぎるのは避けた方が無難。
最終盤なので離脱後のステージ数自体が少ないという点ではそこまで痛くないとも言えるが……
PS4&Switch版で追加された帝国ルートでも仲間に加わるが、こちらでもやはり最後の最後で敵に回ってしまう。
しかもCルートに行く為には「NPC化したランスが撃破される事」が条件となる為、下手に育て過ぎてしまうとCルートへの突入が困難になってしまう。
また新たに追加された光輝ルートのBルートでは最終シナリオで復帰するものの、レベル固定のNPCとしての復帰なので、やはり与えた経験値が無駄になってしまう。
デアラングリッサー、ラングリッサーⅣの仲間
ルート分岐によってマルチエンディングを迎えるこの二作では、主人公の方が僅かな仲間と共に離反し敵対勢力へ行くため、当然以前の勢力にいた仲間は敵に回る。
主人公の立場は明確にされていないが基本的には現在身を置いている勢力の客将程度のものなので、戦闘の指揮を執っているとはいえ裏切っているのは主人公の方である。
ただⅣの正史ルートだと王に反抗的な態度を取ったからという理由だけで逆賊認定されてしまうため、かつての仲間とは敵対させられたといった形になっている。
その後ルートによっては手元に来たのをこれ幸いと闇の王子が洗脳したり普通に和解したりして復帰することもあるが、殆どは二度と復帰しない。
とはいえ面セレクトがある本シリーズにおいてはダメージは少なく、逆に他のルートに行かないと仲間にならないキャラも多いためよっぽど育成を偏らせていない限りは仕方ないと割り切りやすい。
ネイ
メガドライブのRPG『ファンタシースター2』のヒロイン。
主人公の義理の妹的存在で、冒険に出る主人公に懇願して一緒に出発する。
だが、物語の中盤で自分と同種の存在である「ネイ・ファースト」との戦いで命を散らしてしまう。
ケモミミなうえに健気なだけに、彼女の死はとても惜しいものがある。
ちなみにネイを強化しまくってファーストを倒す事も可能だが、ファーストが死ぬとネイも連鎖反応で死んでしまう事になる。
なお、ファンタシースターシリーズで永久離脱するキャラには他に『千年紀の終り』でのライラなどがいる。
ネプギア及び他の女神
『神次元ゲイム ネプテューヌV』及びリメイクの『Re;Birth3』のパーティメンバー5人。
主人公の
ネプテューヌと
ネプギアは劇中で別世界に来てしまったため、グッドエンドでは終盤一度しか使えない2人分のワープ装置で元の世界に戻る事になり、仲間たちとそこでお別れ…
…となるはずが、ネプテューヌと離れるのを嫌がったプルルートが勝手に入ってしまった事で、代わりにネプギアが置いて行かれてしまい、そのまま他の仲間共々永久離脱してしまう。
戦力が激減するため単純にトゥルーより難しく、味方の我儘で置いて行かれたという残念すぎる展開の割に、クリア後も元の世界に戻れない等フォローどころか追い打ちをかけているため、ノーマルエンドより展開がバッドだと言われてしまっている。
サモンナイト4のキャラクターで、
サモンナイトシリーズ唯一の永久離脱キャラ。
主人公の幼馴染姉弟に仕える
メイドで、戦うような立場ではないためサポート専用キャラクターだが、重大な秘密を抱えている。
その関係で第10話の最後に離脱してしまい、敵であるギアンの仲間になってしまう。一応撃破後は主人公の元へ戻るが復帰はしない。
10話終了までに
ポムニットの好感度が一定以上、カルマ値が一定以下であれば10話終了後に隠しイベントが発生し、そのイベントで選択肢を選べば残り、サポート専用ではなく操作キャラとして仲間になる。
ヨハネ、ルカ
『BLACK/MATRIX OO』の離脱キャラ。
ヨハネは主人公カインの導き手である仮面をつけた灰色の羽根を持つ天使であるが、カイン達の前からいなくなる放浪癖があり、その件でカイン達を困らせていた。
だが、ストーリー終盤になってあるボス敵の自爆からカインを庇い、切れた羽根だけを遺して死亡してしまう。と思いきやEDの一つでは…
ルカは序盤から仲間になる姉御肌な女悪魔であるが、「渇き」という病状が進行してしまい、ラストバトルを目前にして戦線を離脱してしまう。
ただし、ヨハネは直後に入れ替わるように仲間になる悪魔のヴァルトス、ルカは中盤から加入している幼女のリリスに能力が継承されるので、育成分は無駄にならない。
スパイダー
『
ロックマンXコマンドミッション』の離脱キャラ。
当初は賞金稼ぎとしてワイルドジャンゴーに雇われ、エックスと対立していたが、旧友エールの死がきっかけでエックスと和解、仲間になる。
第6話で、エンシェンタスの罠にかかったエックス達を助けるために敵を巻き込んで自爆し、永久離脱する。
このゲーム唯一の永久離脱キャラである。
だが第8話で、リベリオンを裏切って超フォースメタルを奪って逃げようとするボロックの前に、スパイダーらしき人物が姿を見せる…
そして第10話で、思わぬ事実が発覚する…
パーティ末尾のキャラが該当。主人公・ドラえもん・のび太(魔界編除く)を基本メンバーとして、各世界で仲間になるも、大ボスを倒した後何かしらの理由で離脱する。
- みよこ→魔界編終了後、魔法世界に残って離脱。
- スネ夫→海底編終了後、プラモ軍団の改良に取り組むため離脱。
- ジャイアン→地底編終了後、母ちゃんに店の仕事を押し付けられてしまい離脱。
- テラ→ギガゾンビ打倒後、ドラえもん達を現代に送り届けそのまま離脱。
最終的にしずかちゃんが4人目のメンバーとして定着する。なお、レベルや所持品は次に仲間になるキャラに引き継がれる。
シルヴァ・サーガの仲間
セタから発売されたRPG『シルヴァ・サーガ』及び『同2』。
タイトー発売のRPG『ミネルバトン・サーガ』の続編であり、併せてシルヴァ・サーガ三部作、あるいは同じ制作者による外伝作品も含めてミネルバトンシリーズとも呼ばれる。
シルヴァ・サーガの舞台となる世界では「ひとつのパーティーに同じ職業の者が二人以上いてはならない」という掟があり、例えば魔法使いのキャラが新加入する際にはそれまでパーティーにいた魔法使いは必ず入れ替わりで離脱する。
この時加入する仲間キャラのレベルはそれまでいた仲間のものを引き継ぎ、さらに装備もそのままお下がりされるため、加入直後から同等の戦力として活躍してくれる。
……そう、同等なのだ。
どういうことかと言うと、このゲームでは同じ職業のキャラクターは
能力の成長率・扱える装備・覚える魔法と覚えるレベルまで全て同じ
なのである。
なので仲間の入れ替えイベントが発生しても戦闘能力は新旧の仲間で全くの同一であり、プレイヤー的には
顔と名前が変わっただけの同一キャラ
でしかない。
1・2共にかなり多くの仲間キャラが入れ替わり立ち替わり登場するのだが、人数が多い分一人一人の加入期間は短く、イベントでの出番も特定の極一部くらいで、それ以外はただの戦闘要員に過ぎず台詞すら加入時と離脱時くらい(酷い時にはそのどちらかだけ)、そして戦闘能力は上記の通り無個性の極み。
このためゲームをクリアしても、プレイヤーの記憶に残るのは一部の印象の強い者とラストメンバーくらいで、後は名前すら覚えてもらえないのがほとんどである。
むしろ最序盤から雇える「傭兵」たちの方が、戦闘で死ぬかプレイヤーの意思で外すかしない限り最初から最後まで同行してくれるので、苦楽を共にした仲間としてよほど親しみを覚えるくらい。
明確にプレイヤーにとってありがたい仕様であるはずなのに、それがかえって扱いの悪化を招いてしまったという珍しいケース。
ちなみに前日譚である『ミネルバトン・サーガ』の方でも同じ掟はあるのだが、そちらでは仲間のレベルが固定のため強い新キャラにその都度乗り換えていく方式であり、また途中離脱の仲間もイベントで見せ場があったり、かなりの長期間加入する者がいたりと各キャラの印象はそれなりに強かった。
何故続編で劣化したのか。
主人公の妹ルイセとほぼ全盲の傭兵ウォレスが固定メンバー。
そしてそれ以外の全員が一時的に仲間になり、全員永久離脱の可能性がある。
まずルイセと同じ学校に通うミーシャ。
能力的にはルイセと比較するとMPが非常に多い代わりにINTが低い魔術師という斬新な性能であるが、HPも魔術師としては高く後方にいる事が多いルイセの壁役もある程度はこなせるため、出来ることが多い魔術師の駒が増える。
それだけでなくコメディリリーフとしてパーティに入れてるだけでも楽しいキャラであるが、あるイベント後心に傷を負う。
そこで彼女を励ますのだが、それに失敗すると行方不明となり永久離脱。
そして同じく学院に通うアリオスト。クールなバランス系と見せかけて爆弾や薬品を敵に投げつけたり華麗な剣技を披露する優男だが、実は上記のミーシャに恋しており、彼女のフラグが折れるとアリオストも失踪する。
看護師のカレンと傭兵のゼノスの兄妹も戦乱に巻き込まれ、カレン救出に失敗すると呪い殺され、兄のゼノスも心を閉ざし永久離脱する。
そして序盤からやたら高いレベルと能力でパーティを助けてくれるジュリアンも中盤では難敵として戦い、彼のフラグを立てないとそのまま仲間にならない。
…と下手したらラスダンが固定メンバー3人だけという自体になってしまう可能性も存在する。
ただしフラグ立ては簡単だったり、ヒントを含めた最後通告があったりする。
また1人を救えばもうひとりも自動的に残るパターンも多いのでよほどひねくれてない限り誰かしら仲間に残るだろう。
尤も作中最強レベルのジュリアンとエリオットはほぼヒントなしで発生する個別イベントをこなす必要があり、エリオットはルイセとゼノスとイベント発生時期が競合しやすく、ジュリアンは1ミスで仲間フラグが折れかねないので難しいかもしれないが。
なおルイセも一時的に記憶と魔力を失いNPC枠に移動するので戦力外となる(後に復帰する)ため、実質的に最後まで離脱しないのは主人公とウォレスのみである。
ちなみにゼノスは出生のこともあり、永久離脱した後も一度だけNPCとして仲間に加わってくれる。
上記
グローランサーの続編で、世界観的には少し未来のお話。
まず主人公の親友であるマクシミリアンが序盤で仲間になるがすぐに永久離脱する。
他の仲間は初代グローランサーと違い仲間は自動的にパーティインし、フラグ立てに失敗しても代替えキャラが仲間になる。
…のだが、途中の傭兵ルートを選ぶと主人公ウェインを慕う少年ハンス、傭兵のゼノス以外の仲間が
永久離脱する。
特に隠しキャラを回収しないとシリーズではかなり珍しい女性0人となる為、凄く男臭いパーティとなる。
代わりにマクシミリアンとほぼ同じ性能のパトリックが仲間になる。厳密には顔が瓜二つの別人だが、擬似的に復帰と見ていいだろう。
最終ステージ直前にてラスボスの誘いに乗る洗脳ルートに進むと今度は
ハンスが永久離脱となる。
しかも洗脳され自分の夢すら忘れる鬱イベントや、
ラストバトルで倒すと死亡するおまけまで付いている。
実際は洗脳ルートでは主人公ウェイン以外は全員離脱するのだが条件を満たすと思い直し、彼らと再びやり直すことができる。
なお前作で死亡ないし行方不明となる可能性のあるミーシャ、アリオスト、カレンはパーティにこそ入らないが元気な姿を見せているため、彼女達は生き残ったのが正史扱いであるようだ。
前作
グローランサーⅢは永久離脱者はいないのだが、Ⅰの流れをくむⅣでは再び登場。
対象者はヴァレリーとレジーナ。
ヴァレリーは主人公たちと一緒の士官学校出身の剣士。序盤に敵国に拉致されるも、自分を取り立てる形で保護した将軍への恩義を裏切ることが出来ずやむを得ず敵対することとなるが、条件を満たすと再び仲間になる。
レジーナは主人公たちが世話になった傭兵団長の娘で、途中敵に洗脳されてしまう。
その後正気を取り戻し主人公たちと協力関係になるのだが、実は彼女は死亡しておりその心臓はとある人物の命と連動している。
つまりその辺りの事情をクリアすれば彼女は救われるが、そうじゃなければ心臓が止まり死んでしまうという悲惨な末路を迎えてしまう。
2人とも癖はあるが強力なキャラクターであり条件を満たすのは比較的簡単なので是非とも仲間にしたいところ。
PSP版で追加された新規ルートでは、袂を分かつ理由が理由のため
主人公についてきてくれる味方のほうが少数であり、共通ルートで戦った仲間の大半が離反、永久離脱してしまう。
ちなみにヴァレリーとレジーナ他「イベント次第で死すべき運命だった人間」に関しては、無事フラグを成就させた場合も救えなかった場合のイベントを見ることが可能。
悲惨な最期を遂げるそれを見ることにより、プレイヤーの努力が成就した成果を確認することが可能である。
対象者はゲンコツ、ビンタ、ヒスイ。
前者2人は主人公ヒガンの友達で、彼らは村の掟で奥にいる仙人を倒す為にパーティを組む。
能力的にはヒガンとどっこいどっこいだがそれぞれ2倍攻撃、2回攻撃の技が使える。
しかし途中で一番図体のでかいゲンコツが臆病風に吹かれ離脱。 仙人戦の寸前でビンタも我慢が限界に来て村に帰ることとなり、ヒガン1人で仙人に挑むこととなる。
修行を無事終えたヒガンを待っていたのは、慌てて戻ってきたビンタ、そして氷漬けにされた村とゲンコツの姿であった…。
村の氷漬けを解消し「火の勇者」となったヒガンは旅に出る。
その道中で弱った女性「ヒスイ」が仲間になる。
それなりの巻物(魔法みたいなもの)が使用でき、必ず逃亡できる「さよなら」が役立つが、既に寿命が近い状態で攻撃力は低い。
彼女は寿命が20年しかない「火の妖精」と呼ばれる種族で死ぬ間際には新しい妖精へと知識を受け継ぐのだが、その妖精の卵がある町は敵に乗っ取られ、氷漬けにされている状態。
というわけでその敵ボスを倒すまで命を振り絞って同好してくれるわけだ。
ボスを倒した新しい妖精「スバル」誕生の為に残った力を使い離脱する。
ちなみにスバルとヒスイとビンタ、テンジン(ミズキ)ゲンコツはレベルデータが同じ。
その為ふたたび(強くて始めから)を選ぶと
めっちゃレベルが高いくせにやっぱり臆病風に吹かれるビンタとゲンコツというシュールな光景を目の当たりにすることとなる。
なお内部データの話となるが3人共序盤のみの登場と最初から決められていた為か、後半にしか登場しないバッドステータス
石化時の歩行グラフィックが用意されていない為変な画像となる。(戦闘グラフィックはある)
それぞれ
ポケモン金銀におけるイベントで入手……というか借り受ける事になるポケモン。
前者はメールの配達イベントを達成後に警備員に話しかける、後者は預かってからしばらくして話すと返却することになり永久離脱する。
後にも先にも、ゲーム内交換を除けば永久離脱するイベントが用意された珍しいポケモン。
ツボツボはなついているとそのまま自分の手持ちにすることができる。
なお、どちらも
返却する事に特にメリットはないうえ、持ち逃げも可能。ツボツボに関しては、「以前他のポケモンを盗まれた事がきっかけで預けることにした」というイベントのため、泣き面に蜂もいいとこである
ちなみにひきゃくは特定のフラグを持っている訳ではないため、「返事のメールを持たせた別のポケモン」を身代わりにすることも可能。
HGSSでは
無駄にフラグが設定されており、別のポケモンにメールを預けることでメールだけ受け取ってポケモンは返されるため、
名実ともに持ち逃げ可能になった。
さらば宇宙戦艦ヤマト(PS版)の一部の仲間達
対象者は
島大介、
真田士朗、森雪、斉藤始、加藤三郎、山本明、新米俵太、佐渡酒造、徳川彦左衛門、アナライザー。
このゲームはマルチエンディングを採用しており、プレイヤーの行動によって劇場版(さらば)かテレビ版(『2』)のストーリーに分岐する形を取っている。
そのため死亡するキャラクターも双方のストーリーに準じている。
斉藤以外のキャラクターは離脱すると艦載機での出撃やエンジン出力のアップなども使えなくなっていく。
そのためルート次第とはいえセーブコマンド(アナライザー)まで使えなくなる場合もある。
また基本的に死亡離脱となるのだが、山本のみはルートに関係なくとあるステージでフラグを立てておくと爆発するコスモタイガーから脱出するデモが追加され生き延びることも可能。
離脱してしまうことは変わらないが、今作以降のストーリーを引き継いだPS2版では生きていることが前提でストーリーが進むため、何としても生き延びさせたい。
エンデとカトリ(ティアリングサーガ)
パッケージでダブル主人公のリュナンやホームズ一やヒロインになり損ねたサーシャと一緒に写っているシスター風の聖女たち。
エンデはリュナン編の、カトリはホームズ隊のシスターを務める。
が、今作の騒乱の元凶で妻を戦争に利用され喪い世界に絶望したグエンカオスの手で両名とも終盤に攫われてしまう。
彼女たちを生贄に捧げ邪神を降臨させようというグエンカオスの野望を阻止し聖女たちを救出するのが本作のラストバトルである
ヒロインはヒロインでもまさかの攫われ系ヒロインであった。
ジークとケイト(ティアリングサーガ)
ファイアーエムブレムのそっくりさんことティアリングサーガに登場する、暗黒騎士と
女騎士。
ジークは序盤に敵方から寝返ってくるのだが、非常に高い成長率、初期レベルから豊富過ぎるスキル、ダークナイトという直球なクラスから手慣れたプレイヤーには「あっ、こいつ裏切るな」と見切られていた。
案の定終盤に敵のスパイであることが発覚、永久離脱する……のだが、1章から同行してきた女騎士のケイトも
ジークに惚れているという理由で
同時に離脱する。
その後はジークと同じマップで普通に敵として現れ、特定キャラで説得しないと不在のままEDを迎えるハメに。
ケイトは幸か不幸か並程度の能力で、こういったイベントの存在もあり
縛りプレイを除いて使われることは稀。
ただし、イベントを完遂させケイトを帰還させ、その上でジークと対峙させると、
ジークはケイトへの致死攻撃を絶対に外し、死亡時には専用会話を残して散るという劇的な隠しイベントが発生する。
レティーナとクライス(ティアリングサーガ)
同じくティアリングサーガより。レティーナは女神官でクライスはティアリングサーガの赤緑の赤担当で、相方のアーキスほど壊滅的ではないが正直後半は厳しい。
盲目の神官という、誰がどう考えても戦場に出るべきでないキャラだが、加入条件が「リュナン側(第一主人公側)にいるクライスをホームズ側(第二主人公側)に送る」「⚪︎章でクライスを出撃させる」、そして「特定ターンで特定のマスにクライスを訪問させる」という、FE経験者であれば発狂しそうな条件を満たすことで加入する。
もし条件が満たさなければ他の代替キャラが仲間になり、コンプを満たすということはない。
だが、いざ加入してみるとクライスに「一緒に軍から離脱して欲しい」などと申し出て、これを承諾するとクライスとともに、断るとレティーナだけが離脱する。
離脱を防ぐには、レティーナの兄であるエゼキエルを加入させる必要があるのだが、彼そのものはそれなりのステータスがあるものの武器である斧は今作では聖戦寄りの調整でそのデメリットを素のスペックで無理やり使いこなせるサムソン以外には荷が重い。
さらに言えばよりによってエゼキエルの加入は、他の有用な仲間との5択からの択2である。
厳密にいえば一回目の選択で選ばれなかったキャラが、序盤はウエルト王宮で佞臣コッダに反逆し王都解放戦時に内応して佞臣を捕縛しリーザを解放する手柄を立て合流したライネルを加えて改めて採用の機会が訪れるという
4択を二回形式なのだが、
- 最初こそ微妙だが成長すると化けるナロン
- 成長は期待できないが弟子のプラムに守りの杖を与えられ回復役と魔法攻撃役を兼ねることができるリー。今作は加入ユニットをリュナン隊とホームズ隊の二手に分ける必要がある上にヒーラー系女子が離脱することも多いので、地味に彼にも出番が回ってくることは多い。
- 選択肢が出るのは二回目のみだが、場所を選ばず戦えて即戦力級であり成長の余地もたっぷりあるライネル。二回目の選択は実質的にウエルト王宮奪還の功労者である彼を選べと言ってるも同然。
この3人を押しのけるのは厳しい。もう一人ルカという地味な弓兵がいるが…後述。
彼女の加入のためにわざわざ選ぶかと言われたら微妙なところ。
なお、エゼキエルは妻帯者で盲目の妹の面倒を見ている、騎士道精神にも満ち溢れた文句なしの人格者である。
なお、イベントを完結させると「盲目だからと甘えるな!」「騎士が軍を抜けることがどれだけ勇気がいるのかわかっているのか!」と、エゼキエルがクライスとレティーナを叱責。
レティーナは戦争に関わる覚悟を決めて軍に残留する。
能力こそ低いが、戦場にいるだけで全ての仲間に回避補正がかかるという唯一無二のスキルで味方を支えてくれるようになる。最強育成には欠かせないキャラだが、通常攻略には微妙
ルカかラケル(ティアリングサーガ)
ラケルというユニットは、ゲーム序盤から使え、ゲーム終盤まで通用する強力なお助けユニットなのだが、「敵にトドメを刺すことができない」という強烈なデメリットを抱えている。
そんな彼女だが、
- 弟であるルカを仲間にし、
- 特定分岐の際に同じ軍に編成
- そのうえで、とあるステージに両方出撃させる
という条件を満たすと、弟であるルカが殺されて、ラケルが敵にトドメを刺せるようになる。
「不殺の誓い」を建てた女性が、肉親の死によってそれを破るという非常に胸の熱くなる展開だが、
- ルカの加入が、上述のエゼキエル同様に5択からの択2。
上述のエゼキエルはまだギリギリ前衛として起用できる性能をしているが、ルカははっきり言って最弱で採用する価値が全くない。
そもそも、本作のロード枠であるホームズの武器が弓であり、お助け枠も兼ねたラケルもいるので、3人目の弓歩兵など不要である。
- ゲーム中盤のステージを死なせずにクリアさせないとイベントが発生しないため、離脱前提のキャラを育成しなければならない
- そもそも、ラケルの「敵にトドメを刺せない」というデメリットが戦略上なにかと役に立つ
以上より、ラケルを戦力として起用しているプレイヤーからしても、全く起こす必要のない無駄なイベントとして知られる。
ちなみに、「瀕死の敵を前に、立ち去るか、立ち去らないか」というイベントなのだが、
「立ち去る」を選ぶとラケルは犬死に。こちらの選択肢にはなんのメリットもない。
プラム(ティアリングサーガ)
上記の解説でちょろっと名前が出ていたプラムにも離脱イベントがある。
顔が地味系で純朴そうな村娘がエンデの導きで神官として村から出てリュナン軍に同行するも、MAP10でとある小屋を訪れると人さらいに攫われてしまう。
そして再び彼女と合流するにはホームズ編のMAP14のとある小屋をリーダーのホームズか義兄のバーツで訪れて奪還しなければならない。イベントをクリアし忘れると行方不明となってしまう。
救出したキャラには支援関係がつく。
そうして再会した彼女は素朴な神官服から体のほとんどが露出した踊り子の服を身にまとった姿に変わり果ててしまう。
…が、このイベントを経ることでプラムは『踊る』という神スキルを身に着ける。これは味方を再行動できるようになるうえ回数を重ねることで”力の杖”or"守りの杖"or”魔力の杖”を確率で付与できるという優れもの。
神官本来の杖での回復や師匠のリーの贈り物の”守りの杖”も相まって以降はサポートキャラの要として活躍できるようなる。
一種の『短期離脱を伴うパワーアップイベント』みたいなもので、イベントクリアし忘れに注意すれば寧ろおいしいイベントである。
初期シリーズは好感度仕様のギャルゲーや選択肢ADVの雰囲気の濃い作風だったこともあり、ごく普通に取り得るような(むしろ贔屓していたつもりの)プレイングでもキャラが姿を消してしまう永久離脱イベントが存在した。
第1作『
マリーのアトリエ』ではキリーやルーウェンが舞台の町を離れ、永久離脱する展開がある。
以後のシリーズにも少なくない離脱イベントがあるが、最もプレイヤーのトラウマになったのは『
ユーディーのアトリエ』の
パメラかもしれない…。
シーマ・ガラハウ&テドローフ・コッセル(SDガンダム Gジェネレーション DS)
途中までジオン視点で進む本作では、シャア(WITHロベルト&アポリー)とシーマ艦隊が初期メンバーで後に
ジョニー・ライデンや
シン・マツナガ、サイクロプス隊やレイラ・レイモンドといったギレンの野望で割となじみのあるジオン系のキャラクターをやりくりしてゆくことになる。
そしてシーマ艦隊は震える宇宙クリア後の分岐で原作通りアクシズに拒絶される星の屑ルートを通過し、激突戦域で一定条件でクリアしないと隠しセッションでシーマの残留が確定する”宇宙の蜻蛉”をプレイできず敵対することになってしまう。
但しこのゲーム、ちょうど実際のファンの間で「政治ドラマとしての『0083』」が再評論されはじめた時期と重なるためか、実はシーマが裏切るルートの方が
少ない。
(先の観点だと「むしろ正式な軍命令に従っただけではあるシーマ艦隊のほうが理屈としての「ジオン時代のことに言及できる」正当性は強いのではないか」「デラーズ・フリートの正当性とは何か?テロリストと同義扱いされるようなジオン残党との差異はどこにあるのか?」が話題になることは多かった)。
上記の分岐でシャアがシーマを庇う選択をするとアクシズの人間もさすがにこの人が受け入れ・配慮に賛成してるとなれば此れを無下に出来ず、シーマの受け入れを受理。以降はシャアの副官として奮闘した後
エゥーゴに合流して最後まで使用できるし、”宇宙要塞アバオアクー”ステージでアムロをシャア以外で倒し死亡させると”ライバルルート”という基本的に原作で主人公と敵対して死亡するキャラ中心でシナリオを攻略するルートに突入。そちらではキーパーソンの一人として活躍するだけでなく、他ルートではシーマ残留でも最終的に離脱した部下のコッセルも艦長キャラとして最後まで残留する。そして意外にもコッセルもエンディングで出番がある。
寧ろ
一年戦争時に一時的に仲間になった
アナベル・ガトーの方が仲間になるルートが遥かに少ない。彼を仲間にするためにはシーマと違って宇宙世紀ルートで隠れたフラグを幾重にも回収しなくてはならないし、ライバルルートでは死亡確定。
シャア・アズナブル(SDガンダム Gジェネレーション DS)
もはやお約束の赤い彗星・・・と思いきや今作は上記の通り事情が若干異なる。
宇宙世紀ルートだとクワトロとしてエゥーゴの中核として動くもやはり連邦への不信感もぬぐい切れなかったようで、本来の歴史を知りそれを修正しようと裏で暗躍していた存在を倒した後結局逆襲する道へと走ってしまう。この時初期からついてきていたアポリーとロベルトは引き続きエゥーゴの残留しているので彼らとも敵対することに。
永久離脱を回避するためには、以前自分が説得した
ハマーン・カーンで説得し返さなければならない。つまりハマーンを死亡させてたらこのルートではシャアも死亡確定。ちなみに説得した場合は逆シャアステージクリア後ハマーンが命がけでシャアを回収したようで、その後はクワトロとして復帰する。
ザフトや
DG細胞への対処がメインとなる平成ガンダムルートだと、
リリーナ・ピースクラフトが奮戦したおかげである程度連邦の腐敗も改善できたのか、最後までクワトロとして自軍で運用可能。
少々特殊なのがシーマの項目でも触れたライバルルートで、自軍は最初は
アズラエルの下で私兵としてこき使われて初期は自軍から離脱したクワトロ率いるエゥーゴと敵対していたのだが、アズラエルの暴走を見かねた自軍の幹部クラスが離別を決意しエゥーゴ傘下に入って事態の打開に奔走する展開となる。この場合は”最終的には味方となるがプレイヤーは使用不可能なNPC”という扱いとなる。
ちなみに、同じくGジェネとしては珍しいクロスオーバーオリジナルストーリー制を採用したGジェネNEOでは、自身を人質として差し出すことによってサンクキングダムを戦火から護ったリリーナに感服し、どちらのルートでも離脱せずEDまで味方でいてくれる。そのため、ザンスカールルートではアムロが「俺たちはカガチほど人類に絶望しちゃいない」と原作からアレンジされたセリフを出す。
カミーユ・ビダン(SDガンダム Gジェネレーション DS)
唯一参戦する宇宙世紀ルートではシロッコと対決すると、精神崩壊を起こす可能性がある。
阻止する方法は二つ
- フォウを撃墜し死亡させる
- フォウを説得イベントを起こして仲間にし、シロッコとの最終決戦ステージでフォウを出撃させる。
つまり、フォウが無事だが出撃していない場合は精神崩壊を起こしてしまうのだ。せっかく自分を助けてくれた想いの人が精神崩壊を起こしたと知った彼女の心境やいかに。
こちらもカミーユをシロッコと戦わせなければいいだけの話なのだが
ちなみにDSではストーリーに絡まない演習MAPがあり、ルートで仲間にしなかったキャラと演習で対決するのだが、カミーユやハマーンはそこで姿が確認できることから他ルートでは無事な模様。
ワイズ
『ブルーブレイカー』に登場するキャラ。
誰か一人のヒロインのエンディングを見て、そのシステムデータで二周目を始めると仲間にできる。
通常攻撃がやや貧弱という点を除けば、隙のない万能キャラ。
具体的に言うと最初から覚えている攻撃魔法の威力が非常に高く、回復魔法の回復量も、回復役とされるヒロインのそれを上回る。
更に彼女の特性(ポケモンにおける特性と同じようなもので、戦闘時用と非戦闘時用の二種類がある)というのが「戦闘不能になったメンバーの復帰」。
つまりワイズが戦闘不能にならない限り決して負けることがないのだ。
バランスブレイカー級のキャラだが、ゲームが終盤に差し掛かった辺りで「魂の指輪を探して女神の石版の元へ行け」というメッセージを残して永久離脱してしまう。
戦力的にもかなりの痛手なのだが、もう一つ困ったことがある。
それは、ワイズはお助けキャラではなく立派なヒロインの一人で、個別エンディングがあるということ。
ヒロインの好感度は一緒に冒険を乗り越えていくことで上がっていくのだが、永久離脱した後はそれができなくなる。
つまり終盤はワイズの好感度を上げることが基本的に不可能になってしまうのだ。
一応、最速で仲間にして常に一緒に行動していれば十分にエンディングを見られる程度には好感度が上がるのだが、その場合は要領が悪いと同時攻略が難しくなる。
「一回のプレイで一人のヒロインしか攻略しない」というポリシーの人には問題ないだろうが、ラスボスに好感度が高いヒロインを連れていけないというのは結構なハンデになるので注意が必要となる。
ブレイズ・ユニオンの仲間達
最終チャプターであるChapter6はChapter3とChapter5の選択によって3つあるルートのどれかに分岐する事となる。
Chapter6A(正史編)ではシスキアは死亡メデューテはラスボスになり、ジェノンは敵対はしないがユニットとしては離脱してしまう。
Chapter6B(王国編)では隠しルートであるBF50に突入しなかった場合はプレイアブルキャラの離脱者はいないが突入した場合はエミリオが作中最強の隠しボスとして敵対する事となる。
Chapter 6C(ネシア編)ではネシアがベアトリーヌに本来の目的を暴かれグラムブレイズを離脱、このルートのラスボスと化す。
BF55で水落ちして離脱したジェノンはBF56で
ガーロット達と再開するが、実は彼は戦死していて前述のネシアに屍兵として復活させられグラムブレイズに刃を向ける事となってしまうが…。
表サクセスに登場する主人公の同僚にしてチームメイト。中東風の容姿が特徴の出稼ぎ労働者。
仲間や彼女候補に平気で死人が出るパワポケシリーズにおいてチームメイトの永久離脱は珍しくもないのだが、このカビンダは特殊なケース。
彼が「ストライクは3つでアウトなのにボールは4つでフォアボールなのはなぜか」と野球のルールに疑問を持つイベントがあるのだが、
この時「宗教上の理由」という選択肢を選ぶと、彼が信じている宗教とは別だからという理由で野球を辞めてしまい、以後試合に登場しなくなってしまう。
大して重要そうでもない選択肢で貴重な戦力が失われてしまうという、プレイヤーたちを呆然とさせたイベントである。
ちなみに会社を辞めたわけではないので、その後も野球の関わらないイベントには普通に登場する。
BLACK SOULSにおける仲間たち
オマージュ元通り、仲間にする前、NPCとして友好を深める前に殺すことも可能なゲームではあるが、
NPCから仲間キャラに昇格したキャラのうち、正義感の強いキャラクター「ジャンヌ」と「カタリナ」は主人公が悪事を重ねすぎると離反してしまう。
お金もとい「ソウル」を捧げることでいくらでも悪事を取り消せるので、この辺はまあ問題ない。
しかしゲーム終盤にて、本作のキャラクターは敵味方問わず死亡すると「本」を落とすのだが、
本作で手に入る全ての本を納めることを強いられる。
本にならない、元ネタとなる童話が存在しないキャラクターは殺さずに済むものの、結局最終盤にて離反、あるいは離別してしまう。
最終的に残ったネームドキャラは、最初から最後まで主人公に付き添ってくれた妖精だけである。
そんな状況下で彼女は言い放つ「さあ、黒幕の正体を暴いて!」と…って
あれ?
ダークキングダム
主人公が村を滅ぼした相手を探すため、そしてそいつへの復讐のために魔王軍に入るというシナリオであるが、その途中6人(シナリオに関わらない傭兵を含めると9人)もの仲間が登場する。
荒んだ世界観に加え侵略者側の為にどいつもこいつも一筋縄では行かないが、それでも個性豊かであり、全員がなかなか強烈な個性を発揮していて愛着も湧いてくるだろう。
だがその後、主人公の目的は復讐だという事に、魔王に忠誠を誓っている一人が異議を唱え離脱。
その直後魔王軍にて内輪揉めが発生し主人公たちは各自逃げ出すことになるのだが、仲間たちはヒロインと従者以外は逃げ出すことが敵わず、なんと洗脳されて敵になってしまう。(ちなみにこの時点でモブ傭兵3人は消滅)
勿論黒幕はその洗脳した元仲間をけしかけるのだが、彼らとの戦いを回避する手段はなく、また実力者であるが故に倒すしか…殺すしか無い。
最終的には洗脳が解かれ元に戻るが、残された時間は多くはなく詫びの言葉を呟いたまま絶命する。
その後も、元従者はもう一人洗脳されたキャラクターと相打ちになり、ヒロインもまた敵の足止めの為に居残るなどして、最終的には仲間が全員離脱してしまう。
実質的なラスボス戦では、本来は敵であったはずの勇者の少年が加勢してくれるが、彼も最終戦では戦いから省かれてしまい、そして主人公もまた全てを失う。
とまぁダークと名の付くタイトル通り非常に重いストーリーであり、その末路もまた悲惨なものである。
…彼に一筋の光がもたらされるかどうかは、最序盤でとある善行を行ったか否かで決定する。
カトリイネ
『半熟英雄 対 3D』における
カトリイネはストーリー途中で加入するが、最終章直前になって鉄拳大公に人質にされピンチに陥ってしまう。
窮地を脱するために彼女は全身にダイナマイトを身に着けて相手もろとも自爆。
その際のやり取りはもうどっちが脅している側なのかわからん
しかしプレイヤーユニットとしての離脱以上に重要なのが、本シリーズの主戦力たる「エッグモンスター」を呼び出す「たまご」の修理を彼女が一手に引き受けていたこと。
つまり彼女が離脱したことで、壊れたたまごの復活ができなくなる(残り回数が減っただけなら回復できる)。ついでに最終章は洞窟がないので「いっぱつエッグ」の補充もきかない。
ギャグキャラゆえ死なないと思われていた彼女のマジ死亡は少なくない影響を与えることに。
そして
エンディングではありえない復活劇を見せられることに。
クリスタル
『
スターフォックスアドベンチャー』で新登場した彼女だったが、本作ではOPムービーで速攻所持していたクリスタルスタッフという杖を落としてしまい、やむを得ず乗り込んだ敵の基地にある燃料バレルを拾って投げる方法で攻撃する羽目になる。
そして奥の方に進むと彼女が囚われるイベントが発生し、操作キャラが上記のクリスタルスタッフを拾ったフォックス・マクラウドに変更。
クリスタルはパッケージにもフォックスの仲間たちとともに描かれており、囚われと言っても敵基地ではなくスタート地点すぐの神殿で封印されて眠ったような姿だったので、どこかで目覚めて合流するのかと思いきや
エンディングまで解放されなかった。
まさかのダブル主人公の一人と思った奴が囚われヒロインだったという衝撃。
ソシャゲでは「キャラ=プレイヤーの資産」であるため、それが勝手にいなくなってしまう離脱イベントはほぼ見ない。
(一時的に使用可能な
お助けキャラ(RPG)が途中で去ったり、作品によっては一定の条件で
キャラクターロストする作品はある)
ストーリー上離脱する場合でも、ゲーム上はなぜか使用できるまま、という処理が多い
…が、中には特定のストーリークエストで、キャラに制限を課すことで擬似的にそれを再現している例も出てきた。
『
NieR:Automata』の主人公
の一人にして
作品の顔でありながらまさかの永久離脱キャラ。プレイして衝撃を受けたプレイヤーも多いのではなかろうか。
本作は2周目のシナリオで操作キャラが
ヨルハ九号S型(9S)に移るため、2Bをメインで操作する期間は基本的に1周目のみであるものの、それでも随行キャラとして戦闘に参加しているし、3周目序盤では操作可能な箇所もちらほらある。
だが3周目バンカー崩落からは状況が一変。脱出時に9Sを守るために囮になった2Bは満身創痍になる上にウイルスに汚染されてしまう。
ウイルスの除去もバンカーに巻き戻ることも出来なくなった彼女は、ヨルハA型二号(A2)に介錯されることを選び、死亡。しかも運悪くその瞬間を9Sが目撃してしまい…
自己犠牲により9Sと共倒れになる事は防げたことに加え、A2に託した刀に入っていた彼女の記憶が、その後のA2の行動指針になったことなど、あの時点での最善を尽くした行動ではあった事は確か。
ただその一方、2Bの死は9Sが冷酷な復讐者となり暴走していく事や、9SとA2の間の確執などの原因となってしまい、その後のシナリオに大きく影を落とす事となる。
彼女の死は死んだ直後にクソデカタイトルロゴが煽るかのように出るのも相まって本作の大きなターニングポイントとなる箇所であり、このイベントを境に本作はより狂気と凄惨さを増した方向に舵を切っていく事になる。
なお勘違いされがちだが、9Sは「2Bがウイルス汚染により介錯された」という事実は知っていた。アンジャッシュ勘違いにより憎悪を向けた訳では決してなく、(機械生命体に向ける憎悪も込みで)ただ彼女を死に追いやった全てが許せなかったのである。
以降のシナリオでは9SかA2のどちらかをシナリオに合わせて操作するため、2Bが操作キャラになる、或いは随行キャラになるという事は一切無い。
一応A2は操作感こそ近いものの、一部の機能が異なっている。
また以上の顛末なので、9SとA2が互いに随行キャラになる事も無い。……のだが、終盤に一度だけ共闘はする。9Sはよく見たら敵のついでにA2を爆殺しようとしてたけど
また3周目では、9S操作時のみ「2Bを弔うイベントクエスト」が発生する。
途中で
これみたいな敵が出るものの、クエスト全体としては物悲しくも温かいシナリオであり、
前作で使用された人気楽曲『カイネ/救済』もまた切ない雰囲気を醸し出している、評価の高いサブクエストである。
サブクエを完遂できるようになるまでが少し面倒だけど
加えて9S操作時には、水没都市に落ちている飛行ユニットから、2Bの遺言を聞くことが出来る。
これは
3周目のバンカー脱出時に2Bが搭乗していた物であり、2B操作時に調べると彼女が遺言を入れる様子が見られる。またA2操作時に調べると「聞くべきではないな」というテキストが出る。
なお本作の仕様上、彼女が獲得した経験値や装備品は他のキャラと共有可能であるため、死亡時にロストすることは無いので安心されたし。
マイケル、トレバー
『Grand Theft Auto V』の主人公、本作のストーリー上では最初に操作するフランクリン、2番目に操作できるようになるマイケル、3番目のトレバーと3人いるが、終盤での連邦保管庫の強盗ミッションをクリアすると出現するミッションでフランクリンが「マイケルを殺す」、「トレバーを殺す」、「死を覚悟する」、のうちどれかを選択することになる。
「死を覚悟する」を選択すると3人とも生存するエンディングを迎え、その後も引き続き操作キャラ3人を切り替えて使用できるが
「トレバーを殺す」を選択して出現するミッションをクリアするとエンディングの後に、トレバーが使用できなくなり、彼が受け取る予定だった強盗の利益が残り二人に分配されて振り込まれる。
「マイケルを殺す」を選択して出現するミッションをクリアするとエンディングの後に、マイケルが使用できなくなり、強盗の利益が彼の家族に振り込まれるため二人の分け前は増えず、フランクリンでトレバーやマイケルの息子ジミーとアクティビティができなくなり、トレバーに会おうとすると攻撃されるようになる。
どちらかが離脱しても達成率100%はできるが、離脱したキャラで受注できるそれぞれの見知らぬ人ミッションなどはクリアできなくなることに加えて、「死を覚悟する」以外で出現するそれぞれのミッションはリプレイ機能で遊べて専用エンディングも見ることができ、「トレバーを殺す」を選択して貰える分け前もゲーム内の株式取引で更なる大金が稼げるため、離脱させる利点はほとんどない。
そのためそれぞれのエンディングやその後の会話を見たらセーブデータをロードして「死を覚悟する」を選択する人が大半である。
JONATHAN(ジョナサン)
しかし終盤のデモシーンにて本作のラスボスであるジーンの演説によって他のソ連兵達が暴徒と化し同士討ちを始める地獄絵図となってしまい、弾幕からビッグボスを守るべく身を挺したジョナサンも還らぬ人となり、彼との出会いを思い出しながら慟哭するビッグボスが遺される衝撃の展開を迎えることになる。
「ムービー付きで加入した仲間なんだから死ぬわけがない」と現実逃避或いは高を括ったプレイヤー達に突きつけるかのように表示される【JONATHAN(ジョナサン)が死亡しました】の無機質なシステムメッセージにトラウマを覚えたプレイヤーは数知れない。
当然ながらこのイベント後隊員一覧からジョナサンは消えてしまい、そのデータでは2度と使えなくなってしまうため上記のメッセージと合わせて断片的に戦場のシビアさをプレイヤーに追体験させるMPO屈指の鬱イベントであり、名イベントともいえるだろう。
PAL-神犬伝説-の仲間
今作はかの雨宮慶太氏が監督を務め、よりにもよって
スラップスティック作品の重鎮である浦沢義雄氏が脚本を務めた
という色々とぶっとんだRPGである。
ゲーム終盤、表向きのラスボスを倒したと思いきや、壮大な力を持つ別勢力が黒幕だったと判明し、主人公一行はあっさり全滅してしまう。
世界の危機が迫る中、主人公のパルを除く仲間
3人全員
が彼に力をたくし、たった1人でラスボスの拠点へ向かう……というのが今作の永久離脱イベントとなる。
その展開は熱く、ポーズメニューを開いて装備品の名前が
みんなのおもい
になっているのを見て感動したプレイヤーは多いはず。
ここまでに覚えた術のパラメータも全てパルに引き継がれ、一騎当千のクライマックスが幕を開ける。
しかし問題はゲーム性。
これ以降一人旅になってしまうせいで、
状態異常を多用するボスがとんでもない運ゲーになる仕打ちが待っている。
元々今作はゲームバランスが悪いのだが、この終盤は輪をかけて酷いことで知られている。
何といっても、
今作の話題になると「行動不能技を多用するラスボスで攻略を諦めた」という逸話が頻繁に挙がるほどである。