ドラえもんのどら焼き屋さん物語

登録日:2024/09/25 Wed 23:17:01
更新日:2025/04/20 Sun 08:28:13
所要時間:約 17 分で読めます






お客さんはすべて藤子・F・不二雄キャラクター!


ドラえもんのどら焼き屋さん物語』(Doraemon Dorayaki Shop Story)とは、カイロソフトのゲーム作品の一つ。
Nintendo Switchで2024年8月28日、スマートフォンアプリで2024年9月23日、Steamで2024年12月9日にそれぞれ発売された。





【概要】

藤子・F・不二雄 生誕90周年記念作品で、キャッチコピーの通りに「ドラえもん」を中心に藤子キャラが勢揃いする、まさにドラえもんの、そして藤子Fファンのためのゲームといって過言ではない。

その手掛ける範囲は尋常ではなく、「パーマン」「エスパー魔美」「チンプイ」といったおなじみの作品のみならず
「ぞうくんとりすちゃん」のような大全集にしか収録されてない作品まで網羅。
更に「ミノタウロスの皿」をはじめとしたSF短編からも一部の作品が登場している。
果てはモブキャラにいたるまで藤子キャラで占められており、よほどの藤子ファンでないと気付けないような小ネタも多彩。*2
このためカイロソフトおなじみのモブはもちろん、カイロ君なども一切登場しない。

強いて言うならドラえもんがひみつ道具として出す本作オリジナルの「秘書ロボット」「和菓子開発ロボット」はカイロソフトっぽい見た目になっている。*3

なお「藤子・F・不二雄 生誕90周年」とあるように登場作品は藤子F作品に絞られている。
このため「オバケのQ太郎」(藤子Aとの合作*4)「忍者ハットリくん」(藤子A作品)等は登場しない。
大長編のキャラも登場するが、こちらも原作を手掛けていた「ねじ巻き都市冒険記」までとなっている。
アニメ関連の要素はごく僅かだが、基本的には大山ドラ時代準拠となっている(ロゴや冒頭の野比家の間取りなど)。
やはりというべきか、(いちおう、藤子F氏もアイディアなどは出しているが)ほぼアニメオリジナル作品である映画「のび太のパラレル西遊記」も登場しない。
ザ☆ドラえもんズについても元々がアニメオリジナルであるため登場しない。

また、発売当初は配信での収益化がOKだったのだが、大人の事情か2024年10月1日から不可能になった。収益化のない配信は可能な他、それ以前の投稿に関しては問題なし。


【ゲーム内容】

「食材を集め、メニューを開発し、施設を拡充してどんどん売上を伸ばし、コンテストや審査員に高評価を得る」
……という言ってしまえば中身自体はいつものカイロソフト(の飲食店経営系)。
ただし舞台がドラえもんの世界のためスコア計算までの経営期間は1年になっている(プレイ自体は永久的に続けられる)。
ストーリー上の最終的な目標はお店のランクを10にすること。

タスクの数が多い反面難易度はそれなりで、普通にプレイしても1年以内にランク10は達成可能。
むしろカイロゲー的にはそこからが本番なのもいつも通りではある。
もちろん経営に役立つひみつ道具も非常に多数登場する。

ちなみに「どら焼き屋」とあるがどら焼き以外の菓子も多数登場する他、ある程度進むと池やロボット等も置けるせいで途中からどら焼き屋でなくなっていく
菓子のジャンルは多岐に渡るが、プリンやケーキ、アイスクリームなどの洋菓子ベースでも、抹茶やきな粉といったいわゆる「和スイーツ」を販売するため、おじいさんが始めた店の原点たる「和菓子屋」の暖簾にはそれなりの敬意を払っていることが窺える。


【登場人物】

ドラえもん

おなじみ猫型ロボット。新装開店するどら焼き屋の経営手伝いをひみつ道具をフル活用して行う。本来ひみつ道具を利用した金儲けは未来の法律で禁止されているのだが、あくまで今回は人助けということで…。
経営を手伝っている途中、のび太が発見した「銀河エクスプレス」のチケットで未来人の痕跡を確信するのだが……?
得意なお菓子はもちろんどら焼き。……なのだが逆にどら焼き以外に得意がないので活躍の場は主に料理以外。
ちなみに新商品を開発した際にはランダムで4人の客に試食兼品評してもらうのだが、その4人の傍らで隣にいるのび太には一個も分けずに一人で4つ完食している。

野比のび太

おなじみのんきで心優しい怠け者。店主のおじいさんの事情を聞いて手伝いを申し出る。
得意なお菓子は大福・寒天・氷菓子。
序盤は良いステータスだが途中から伸びが悪くなり仲間たちに追い抜かれるという実にのび太らしい成長具合。
なお、今作では「目でピーナッツを噛む」ことに成功するという原作を越えた能力を身につけている他、ジャイアンに鼻からスパゲッティを食べるよう迫られる。

しずか

おなじみのび太の憧れの女の子。原作準拠の「しずちゃん」とアニメ準拠の「しずかちゃん」両方で呼ばれる。
得意なお菓子はプリン、ケーキ、アイスと女の子らしいチョイス。
焼き芋好きの設定も活かされており、とある場面でその姿を見ることも。

ジャイアン

おなじみガキ大将。のび太が口をすべらせた事で面白半分でお店を手伝う事に。
ジャイアンが料理となると嫌な予感しかしない得意なお菓子はお餅、団子、たい焼き。
なんと空き地を建設することで店内でリサイタルを開ける。当然リサイタル中は評判が1/10ほどに落ち込むが、
聴いたお客が混乱してお菓子を買い漁るというとんでもない状態になる。「カムカムキャット」によるフィーバー状態と併用するとお得。
当然ながら戦闘力も一番高く、ジャマモノとの戦いでは非常に頼りになる存在だ。

骨川スネ夫

おなじみイヤミなお坊ちゃま。偶然出会ったことでジャイアンに無理やり手伝わされる羽目になった。
得意なお菓子はようかん、饅頭、もなか。
意外と商才があるのか時折アドバイスを出す事も。

どら焼き屋のおじいさん

近所に出来たどら焼き屋の店主。しかし手をケガして経営が出来ず、見かねたのび太たちが手伝う事になった。
店内にはわずかな材料と設備以外何もなく、本当にオープンしたばかりだったようだが……?

秘書ロボット

本作オリジナルのひみつ道具。要はカイロソフトお馴染みの秘書ポジション。
ただ本作ではドラえもんが代わりに喋る場面もそこそこあるため若干出番は控えめ。

和菓子開発ロボット

本作オリジナルのひみつ道具その2。このロボがいなければ最初のどら焼きすら作れない
なお名前通り開発しかできないため、調理を任せる事はできない*5
逆に開発なら名前に反して洋菓子どころか甘味ですらないところてんまで開発できる万能ロボ。
5人の代わりに商品の仕上げを任せる事もできるが得意なお菓子はなし、代わりに5人と違い回数無限。もっともよっぽどコンテストをサボりつつ開発ばかりでもしない限り、出番はないと思われるが。

ヨドバ氏

SF短編シリーズからの登場。探索中に発見すると貴重なアイテムや施設を売ってくれる。
ちなみに商人キャラとしては実は過去にも魔界大冒険DSでも登場経験があったらしい。
さらにゲームを進めると施設として「カメラ屋さん」を設置できるが、これがヨドバ氏の店らしく、彼の姿のパネルが店内にある。しかも販売しているのは原作通り彼が未来から持ってきた未来のカメラである。

他にもジャイアンの母ちゃんや未来デパートのウランカナが店員キャラとして登場している。

【お客たち】

前述の通り藤子Fキャラがこれでもかというほど勢揃いする。流石にちゃんと喋るキャラこそ少ないが。
ドラえもん世界のキャラ以外は「不思議な本」を発見することで、他の世界と繋がる事で登場するようになる。
ただしお客にするにはそれぞれの好物を開発するか、お店に招待して満足してもらわなければならない。
一部のお客は作品単位でお客になり、団体客として扱われる。
基本的にすべてのキャラクターはそれぞれの漫画原作に準拠したデザイン・設定であり、アニメ版オリジナルキャラなどはほとんど出てこない。*6

なお、これまでの大長編のキャラがゲスト出演する登場するゲーム作品は大長編の後日談である事が多かったが、今回は全ての大長編が起きていないため初対面となる。
なんか原作開始前だったら有り得ない描写もあるがそこは今回そういう世界線なのだろう。
さらに登場する藤子キャラ達も原作開始前の時系列の面々がいる。具体的には、コロ助がゲーム中で造られる
また、藤子F作品の中には「ドラえもん」と同一世界の作品*7もあるのだが、今回はそれらも別世界として繋がる事になる。
こういったお祭り作品で期待されるクロスオーバー要素(複数作品のキャラクター同士のかけあい)に関しては、ゼロではないものの残念ながら少なめ。いちおう「ウメ星デンカ」と「チンプイ」がからむ個別イベントがあるが、これは「チンプイ」原作にもあるエピソードである。
初登場時くらいにしかセリフがないというキャラクターも多いが、そもそも出てきただけでも驚いた、というマイナーキャラもいるので決してファンサービス要素が薄いわけではない。


「ドラえもん」

  • ドラミ …ランクアップの通達などの役目も兼任。お客になるのはランク10達成後で隠しキャラ扱いに近い。
  • ジャイ子→クリスチーネ剛田 …漫画を渡すとクラスチェンジ?する。
  • 野比玉子
  • 野比のび助
  • 先生
  • 出木杉君
  • 神成さん …イベントの汎用セリフで「~さん」というセリフの時に彼を選択していると「神成さんさん」というちょっとおかしな呼び方になってしまう。
  • セワシ
  • ハルバルさん …「未知とのそうぐう機」を使うと登場。ビー玉をあげると喜ぶ。
  • のびえもん …「ウルトラミキサー」を使うと登場。のび太とドラえもんがいなくなる訳ではない。初期は登場できなくなるという致命的なバグがあった。*8

「大長編ドラえもん」

のび太の宇宙開拓史

何故かメインゲストのロップルは不在である。
  • チャミー
  • パオパオ …何故かロップルを差し置いて客になる。実はパオパオは「ジャングル黒べえ」(後述)が初出のキャラで、「ドラえもん」の映画にはゲスト出演したという関係なので、直接名前を出せない「ジャングル黒べえ」の代表として抜擢されたのではないかとファンからは推測する声もある。

のび太の大魔境

  • ペコ …空き地を建てると出現。部下の指導が得意なキャラ、の中に彼の名前があるが、原作を考えると少し黒い笑いが出てくる。

のび太の海底鬼岩城

  • エル

のび太の魔界大冒険

原作は「もしもボックス」で生み出した魔法世界が舞台なのだが、今作では「もしもボックス」入手前でも彼女たちが登場する。ここは「もしもボックス」入手後の条件にしたほうがより原作再現ができたはずだが……
ちなみに、本作の劇場版ゲストキャラが原作開始前の時系列なのは前述の通りだが、美夜子達はドラえもん達がデマオンを倒した後に初対面になるのである意味原作終了後でもある。
  • 満月美夜子 …アイテム「魔法ぼうし」を渡すと空を飛べるようになる(満月博士も同様)が、「魔法ぼうし」は原作だとただのお芝居の衣装であり、原作でも美夜子がこれを使うシーンはないので、原作再現としては少し疑問が残る。
  • 満月博士

のび太の宇宙小戦争

小人サイズの宇宙人であるパピたちに合わせるため、原作ではのび太たちが「スモールライト」でパピたちのサイズになっていたが、今作では「ビッグライト」でパピたちを地球人サイズにまで巨大化させるという改変がなされている。
  • パピ …部下の指導が得意なキャラ、の一覧の中に彼の名前がある。原作の彼も上記のペコと似た立場だが、人望があって彼をしたう部下も多かったので間違ってはいない。
  • ロコロコ

のび太と鉄人兵団

探索で巨大ロボット(原作のザンダクロス)を発見すると施設として「巨大ロボット像」が設置できるようになる。
  • リルル …上記ザンダクロスを発見したときのイベントで、音もなく空から舞い降りてくる。原作を知っていると少し恐怖をおぼえる演出だが、原作の敵である鉄人兵団は探索のジャマモノとして倒しているので、ハッピーエンドの世界線なのだろう。

のび太と竜の騎士

  • バンホー …「どこでもホール」使用時に登場。妹のローも横にいるが、表記無し。

のび太の日本誕生

本作の大長編が原作開始以前からの時系列なのは前述の通りだが、何故かペガ・グリ・ドラコが最初から古代日本に存在している他、ドラえもんが最初からドラゾンビと呼ばれる。
  • ククル

のび太とアニマル惑星

  • チッポ

のび太のドラビアンナイト

  • ミクジン

のび太と雲の王国

メインゲストであるはずのパルパルがなぜか客にならない……と思いきや、個別イベントのない一般客の中にそれらしき外見の人物がいる。
  • キー坊 …「小さな木」を設置してあるひみつ道具を使うと登場、更に条件を満たすと大人の姿になってようやくお客になる。

のび太とブリキの迷宮

  • ブリーキン家 …「サピオ」「ブリキン」が登場。ちなみに、発明が得意なキャラの一人に分類されているが、そこで彼らを指名すると「便利な道具を発明する道具まで発明しちゃうかも。という顔で出発しました。」と、原作を知っている人間からすればツッコまずにはいられないテキスト(同お願いの汎用テキスト)と共に出発していく。タップも登場するがドット絵なのもあり「ヒョンヒョロ」のうさぎと見間違える人が多いらしい

のび太と夢幻三剣士

なぜか(原作では中盤で退場してしまう)クマが客となる
が、原作を見ると他に味方になるゲストキャラは巨大な竜くらいしかおらず、しかたのない人選(?)かもしれない。
しいていうなら今作で一番目立つゲストキャラはトリホーだが、トリホーはヴィランなので客にならなくてもしかたがない……と思っていたら、トリホーが和菓子検定の審査員として店にやってきたりする。
  • クマ …「親グマ」「子グマ」の二匹で登場。

のび太の創世日記

  • エモドラン …『創世日記』と同様に「創世セット」で自由研究を行った後にエモドランが新地球から地球に自由研究のためにやってくる*9ので、美夜子同様ある意味原作終了後となる。

のび太と銀河超特急

原作者が完結させた最後の大長編*10のためか、本作のストーリーに大きく組み込まれている。
原作とは違い、ドラえもんは銀河エクスプレスのチケットの確保に失敗したたために、始まる前から終わってしまったが、上記の通りのび太が銀河エクスプレスのチケットを発見し、終盤では……
  • 車掌

のび太のねじ巻き都市冒険記

  • ピーブ …「ハッスルねじ」使用で登場。彼もドラえもん達の介入によって初めて誕生するはずが、最初から存在している。ねじ巻き都市はこれから作ろうとしているらしい。

キテレツ大百科

  • キテレツ
  • コロ助 …ドラえもんの世界に来てから造られた。何故かご当地アイドル代役の依頼で、得意キャラの一人として入っている。
  • みよ子
  • トンガリ
  • ブタゴリラ …お願いを聞くと、アニメ版の彼の代名詞とも言える「青果「八百八」」を施設として店内(?)に設置できるようになる*11。ゲーム内の八百八では彼の父親らしき人物が働いている。
  • 勉三さん
  • キテレツ斎

パーマン

各パーマンは彼らが落とした「パーマンセット」を与えると変身する。
  • 須羽ミツ夫→パーマン1号 …新聞の中でヒーローとして戦う理由を問われた際に原作の名台詞が飛び出す。
  • ブービー→パーマン2号
  • 星野スミレ→パーマン3号 …当然ご当地アイドル代役の依頼が得意。
  • 大山法善→パーマン4号 …原作や『スーパーサラリーマン左江内氏』ゲスト出演時の商売熱心なところを再現したのか、特定条件を満たすとパーやんが他の店に出張販売に行くミニゲームがプレイできるようになる。
  • バードマン

21エモン

お願いを聞いているとなんと敷地内に旅館を建てられる。
  • 21エモン
  • モンガー
  • ゴンスケ …旅館の一室に配置すると部屋をサツマイモで埋め尽くす。

モジャ公

  • モジャ公 …「モジャラ」「ドンモ」「天野空夫」の三人組
その他、タコペッティらしきキャラクターがなぜか「ジャマモノ」として登場する。モジャ公のヴィランはどちらかといえばオットーだろうに…

バケルくん

  • バケルくん
  • バケ田一家 …「バケ田ユメ代」「バケ田バケ左衛門」「バケ田オボロ」「バケ田トロン」の四人組

エスパー魔美

  • エスパー魔美 …「エスパー魔美」「コンポコ」「高畑和夫」の三人組

チンプイ

  • チンプイ
  • 春日エリ …アイテムとして松茸を渡すと、ママとのケンカが終わるというイベントが発生する。原作でも、ケンカをして家出をしたけれどパパがもらい物の松茸を持って帰るとケンカしたことも忘れて家族全員で大喜びする、というエピソードがある。
  • 内木一郎
  • ワンダユウ

T・Pぼん

タイムボートを渡すと空を飛べるようになる。
  • T・Pぼん …「並平凡」「リーム・ストリーム」「ブヨヨン」「安川ユミ子」の四人組

「ウメ星デンカ」

こちらもお願いを聞いていると宮殿を建てられてしまう。
  • ウメ星デンカ …「デンカ」「王さま」「おきさきさま」「ベニショーガ」のウメ星一家四人組
  • 中村太郎

ポコニャン

アニメ版のキャラは登場しない。
  • ポコニャン …「ポコニャン」「太郎」「みき子」の三人組

「てぶくろてっちゃん」

  • てぶくろてっちゃん …「てっちゃん」「ようこちゃん」の二人組

「ぞうくんとりすちゃん」

原作を忠実に再現した結果*12世界を繋げた際にまともな台詞がないし、ドラえもん達もノーリアクション。彼らが何を話し、ドラえもん達がどう返したのかはプレイヤーが想像してお話してください。
  • ぞうくんとりすちゃん …「ぞうくん」「りすちゃん」の二人組。

「みきおとミキオ」

  • みきおとミキオ …「みきお」「ミキオ」「ポンチ」の三人組

「ベラボー」

  • ベラボー

「パン太くん」

  • パン太くん

「山びこ剣士」

  • 山びこ剣士 …「原陽介」「風太郎」の二人組

「パパは天さい!」

  • パパは天さい! …「パパ」「のぼる」の二人組

「中年スーパーマン左江内氏」

  • 左江内氏

「すすめロボケット」

  • ロボケット …「すすむ」「ロボケット」の二人組

「とびだせミクロ」

  • とびだせミクロ …「けんちゃん」「まりこちゃん」「まるやま博士」の三人組

「パジャママン」

全ての思い出(実績要素)を達成しなければお客にならず、世界をつなげるのに必要なFポイントも999と破格。
Fキャラ客の満足度を85人中80人MAXにする実績もあるためほとんどの人が最後に呼ぶ事になる。
本作は特別な幻の作品*13ではなく、なぜここまでレア設定にされたのかは謎。
  • パジャママン …「パジャママン」「ネグリちゃん*14」「コアちゃん」の三人組

「ロケットGメン」

  • ロケットGメン …「ロケットGメン」「ピック」の二人組

「ミラ・クル・1」

  • ミラ・クル・1 …「未来」「くるみ」「ワン」の三人組

「すすめピロン」

  • すすめピロン …「ピロン」「ぴぴ」の二人組

「きゃぷてんボン」

  • きゃぷてんボン …「きゃぷてんボン」「みどり」「ムック」の三人組

「モッコロくん」

  • モッコロくん

「宙ポコ」

  • 宙ポコ

「宙犬トッピ」

  • 宙犬トッピ

「4じげんぼうPポコ」

  • ピーポコ

「Uボー」

  • Uボー

「バウバウ大臣」

  • バウバウ大臣 …「バウバウ大臣」「ミウミウ」の二人組

「ドビンソン漂流記」

  • ドビンソン漂流記 …「ドビンソン」「ロボート」の二人組

「ジャングル黒べえ」

お客になるわけではないが、和菓子検定のモブとして黒べえと赤べえが登場する。
色々扱いが難しい中、モブの名前が出ない事を利用した苦肉の策なのだろう。
ちなみに前述の通り出典がこちらであるパオパオも一緒にやってくる。

「SF短編」*15

全体的に主人公より存在感があるキャラクターが多いためか、主人公以外のキャラクターの登場が多い。また、原作の時系列の後だとすると登場できるわけがないキャラクターもちらほらいるのでこちらも恐らく本編の時系列より前かパラレルワールドなのだろう。

「ミノタウロスの皿」

  • ミノア …ステーキを与えると喜ぶ。どころか、どら焼き屋に牛丼屋を建てるといいとまで提案してくる。
主人公のパイロットは不在。

「カンビュセスの籤」

  • エステル …ミートキューブを与えると喜ぶ。また、よりにもよってコールドスリープ施設を建てるといいと提案してくる
主人公?のサルクは不在。

「メフィスト惨歌」

  • メフィスト
主人公…かどうかは微妙だがメインキャラの高木健は不在。

「ひとりぼっちの宇宙戦争」

  • 鈴木太郎

「ヒョンヒョロ」

ヒョンヒョロを与えると専用ストーリーが解放される。そして、まさかのハッピーエンド。
  • うさぎ …そんな彼が得意なのは荒事関係である

「征地球論」

大幅に端折った上で原作通りの結末を迎えるが、それが新聞に載る
  • 議長
  • 征地球論 …「調査員」「セムール議員」「クール議員」「ムイ議員」の四人組。

「宇宙からのオトシダマ」

  • タマゴン
こちらも主人公の平川は不在である。

「鉄人をひろったよ」

客になるわけではないが、探索で鉄人を発見すると専用ストーリー「鉄人をひろったよ」が解放される。その後は「拾った鉄人」という名で、店の中に施設として設置できる。
原作を読むとわかるが、実はこれものび太に拾われた事でハッピーエンド化している

【ジャマモノ】

探索中に通せんぼをしてくる敵キャラクター。
名前こそ出ないが、ほとんどが大長編のヴィランで占められている。
……のはいいのだが、セリフが汎用の使いまわしかつカイロソフト特有のゆるい台詞回しなせいで、なんとも締まらない雰囲気。
ドラえもんたちとの戦いも戦闘というよりは「説教」「地味にイヤなことをする」「しっぺ」などの応酬で、体力ではなく互いの「気力」を削り合うといったかなりマイルドな描写になっている。
倒すとタイムパトロールに連れていかれる姿が確認され、あっさり大長編の問題は解決してしまっているらしい。
というか、原作でドラえもん達が単独で倒せなかったような大長編ヴィランすら爆速で倒していく本作のドラえもん達は、メディアミックス全体で最上位の実力者なのかもしれない。

【動物】

空き地を建設すると住み着くようになる動物たち。*16
ピー助はお客にはならない反面こちらの枠として登場するほか、ジャイアンが発見者になった事でおなじみのツチノコやしずかの飼い犬であるペロ、「宇宙開拓史」のタマゴ鳥等も登場。

【ひみつ道具】

最初から登場する一部の道具を除いて未来デパートで「未来コイン」で購入する。
未来コインの入手経路は限られている一方、Fポイントより用途は少ないのが特徴。
非常にたくさんのひみつ道具が登場するが、「グルメテーブルかけでトレーニング」「コエカタマリンで『ワ』の椅子を設備として建造」「ガリバートンネルをまさかの戦闘利用」など用途がカオスな道具も多い。

追記・修正はどら焼き屋を成功させてからお願いします。

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最終更新:2025年04月20日 08:28

*1 より細かく分けると、「ひとりぼっちの宇宙戦争」「征地球論」「宇宙からのオトシダマ」が少年短編、残りが異色短編に当たる。

*2 実はカイロソフトはトキワ荘への寄附を行っており、豊島区の「トキワ荘関連施設整備寄附金について」の寄付者の部分にも記載されている。

*3 ただしゲーム内には登場しないのは確かだが、スタッフロールを見るとスタッフとしてカイロくんやチンパンGなどおなじみのキャラが登場する

*4 『新オバQ』はF先生の単独作品だが、まあO次郎だけ出したりしても仕方がないし…。

*5 しずかちゃん初登場イベントではのび太とドラえもんがどら焼きを作ってる隣で何もしていない

*6 キテレツ大百科のみアニメ設定が多い。コロ助やトンガリ、ブタゴリラの服の色や設定などがわかりやすい。また、アニメオリジナルのはずのブタゴリラの父親らしき人物も登場している

*7 「ドラえもん」と「パーマン」が時代の違う同一世界である事が有名。「バケルくん」も「ドラえもん」原作で共演している

*8 Ver1.07時点で修正済み。

*9 エモドランが存在しているので昆虫人は存在しているようだが、流れ的に新地球人と昆虫人の対立は起きなかった模様。

*10 「ねじ巻き都市冒険記」は途中までの執筆。

*11 実家が八百屋の設定は原作にはない

*12 本作は絵本であり、子供や読み聞かせする親や先生がセリフを想像するというコンセプト

*13 連載後、『大全集』に所収されるまで単行本化されたことがないが、初期の学年誌連載作品などではごく普通(というか『大全集』自体もかつての『パジャママン』と似たような理由で収録そのものを断念となった作品がいることはアナウンスされている)だし、そもそも『ドラえもん』にもほぼ同じ理由で『プラス』や『第0巻』刊行までの長期にわたりてんコミ未収録だったエピソードは多い。この作品の連載も73-74年とF先生の活動時期を考えるとそんなに古くもない。

*14 原作でこの名前は未呼称で、大抵相棒と合わせて「パジャママン」か本名の「エミ(ちゃん)」と呼ばれていた。名前の出典は『大全集』の資料より。

*15 より細かく分けると、「ひとりぼっちの宇宙戦争」「征地球論」「宇宙からのオトシダマ」が少年短編、残りが異色短編に当たる。

*16 「かべかけハウス」や水場に住む動物もいる