ミアレシティ

登録日:2025/02/27 Thu 22:58:53
更新日:2025/10/28 Tue 03:34:39
所要時間:約 19 分で読めます





カロスの 中心に 位置する
技術と 芸術の メトロポリス


出典:ポケットモンスター X・Y
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ミアレシティ(Lumiose City)とは、『ポケットモンスター X・Y』『Pokémon LEGENDS Z-A』に登場する、カロス地方にある町の1つである。


概要

カロス地方中心部に位置するカロス最大の規模を誇る大都市で、「光の都」の異名を持つ。
モチーフはカロス地方のモデルとなったフランスの首都・パリ。実際のパリもミアレシティと同じくフランスの中央部に位置している。

構造

街は円形状となっており、計5つの道路と隣接している。
また、主要な大通りや広場にはフランス語の名前が付けられていて、前者は春夏秋冬、後者はから採られている。

まず、中心部には街のシンボルであるプリズムタワーがそびえ立つ大広場「メディオプラザ」と、町の周囲の大通りである「サウスサイドストリート」、「ノースサイドストリート」の主要3エリアがある。
そこに加え、
メディオプラザとサウス/ノースサイドストリートを結ぶ
  • プランタンアベニュー
  • エテアベニュー
  • オトンヌアベニュー
  • イベールアベニュー
の4つの大通りと、
  • 北部の「ルージュ広場
  • 東北東の「ジョーヌ広場
  • 南南東の「ベール広場
  • 南南西の「ブルー広場
  • 西北西の「ローズ広場
の5つの広場と、更に東南東にある小川の流れている無名の通りの計13のエリアに分かれており、所々に小道や路地裏も点在しているという入り組んだ構造になっている。

交通機関

ミアレシティの大きさは、登場する2作品共にシリーズ最大級の規模(『ZA』に至ってはこの街一つのみが冒険の舞台なので当然だが)。
よって、一通り見て回るだけでも非常に大変なため、街中だけを行き来するための交通機関が両作品に存在する。

『X・Y』

ミアレタクシー』と『ゴーゴーシャトル』が運行されている。
前者はミアレシティ内の施設に瞬時に移動できる。初乗り運賃は710円で、現実のタクシーと同じく移動距離が長くなるほど料金も高くなっていく。自力で目的の地に辿り着くのは至難の業なので、ありがたく利用しておこう。
なお意図しなければ起きないだろうが、到着後に所持金が不足してまった場合、ドライバーにポケモンバトルを挑まれてしまう。勝利すれば料金を踏み倒せるが。
後者は200円でゴーゴートに乗って、サウス/ノースサイドストリートをゆったりと移動できる。料金は一律な上、この時は視点が高めになるので視認性もいい。

『ZA』

変わらずミアレタクシーは利用できる。料金も710円と変化無し。利用中は、タクシードライバーによる小粋な(時にスベっている)トークも聞ける。ちなみにポケモンバトルによる料金踏み倒しはできなくなった。

本作では一度訪れたポケモンセンターやカフェなどにはファストトラベルで瞬時に移動できる。ならタクシーなんていらないのでは、と思うかもしれないが、街の規模が『X・Y』に輪をかけて大きいため「ファストトラベル地点の登録」には便利。

なお、ゴーゴーシャトルは街の再開発に伴い廃れてしまったとのことで、懐かしむNPCも存在する。

作中での出番

『X・Y』

ストーリー上ではクリアまでに計3回必ず訪れる機会がある。

1回目は序盤にプラターヌ博士の研究所を訪れる時。しかし、この時は停電のためサウスサイドストリートとプランタンアベニューにしか入れない。モブキャラはバリケードを通行しているけど
2回目は中盤に13番道路の発電所の事件を解決した後。この時に全てのエリアに立ち入ることができるようになる。
3回目は街中の施設に隠されたフレア団の研究施設に潜入する時。フレア団との決着をつけて伝説のポケモンとご対面する一歩手前という、ストーリーも終盤に差し掛かった頃の訪問となる。

『ZA』

今作の舞台はミアレシティのみ。そのため、当たり前だが冒険の間、ずっとこの街を駆け回ることになる。
なんなら、作中ではミアレシティから出ることは叶わない。無理やり出ようとすると……?

その迷宮ぶりについて

『XY』時代

『X・Y』を遊んだトレーナーなら、ミアレシティと聞いて真っ先に思い浮かべることは一つ。



迷いやすい

”非常に”迷いやすい

その迷いやすさは歴代シリーズの各地方の大都市の比ではなく、初見だと方向音痴で知られるガラルのチャンピオンのように迷子必至。というか、初見じゃなくとも普通に迷う。
ちなみにそのガラルのチャンピオンは『Z-A』で本当に迷っていた事が語られていた

こうなる原因はいくつもある。
まず、ミアレシティにはたくさんの施設や店舗が存在する。その数実に46。ミアレ特有の施設・カフェだけでも15店舗もある。
『XY』以降に発売された作品における各地方の最大規模の都市と比べても施設の数はダントツで多い。比較してみよう。

キンセツシティ(『ORAS』)16(住宅地含めると32)
ハウオリシティ(『USUM』)11
シュートシティ(『剣盾』) 9(民家含めると18)
テーブルシティ(『SV』) 63

一見すると施設数自体は『SV』のパルデア地方のテーブルシティがミアレシティのそれよりも多いが、実際は品揃えも同じ店が同じ町にチェーン展開しているので、施設の種類自体は21種類+ポケモンセンター2つと、意外と少ないのだ。

一方最大の問題は、これだけ街の規模が膨大なのにも拘らず、自分の現在位置の詳細が把握できるミニマップが無いこと。
一応、広場や大通りを移動した際には自分が今いるエリアとその位置が一瞬表示されるがそれだけ
そんなわけで、どの施設がどこにあるのかを正確に把握するのはまず無理。ミアレシティをくまなく探索するときは、手元に別途詳細マップを設けた方がいいだろう。

更にカメラワークもかなり独特。プレイヤーの向いている方向に合わせて自動調節されるが、急旋回した時やそらをとんでポケセンの手前まで来て移動しようとした際、カメラの自動調節によって建物に入ってしまうということがよくある。その上、カメラを遠くからの視点にすることができないので、向かう先に何の施設があるのかが分かりにくくなっている。
おまけに『XY』が発売された当時の初期型3DSにはCスティックなんて便利なものは標準装備しておらず*1、New3DSの発売は本作発売から1年後。
このように視点を自由に変更したくともできないという点も、迷いやすさに拍車をかけてしまっている。

この迷いやすいという反省は以降の作品に活かされており、町の構造がそこまで入り組んでいない上に視点がほぼ固定されていたり、視点を自由に移動できたり詳しい現在位置が分かるミニマップが常に表示されていたりと改善されているため、ミアレシティほど迷いやすくはなくなっていると言える。

『ZA』時代

さて、『X・Y』から12年後に発売された『ZA』においては、当然ながら上記のXY時代のようなシステム上の不便さは存在しない。ストーリー上の行き先は画面に常に表示され、マップやファストトラベルも完備。少なくとも地上の行き先に向かう分には中々迷わないだろう。

しかし、今作は今作で中々厄介な要素もある。単純なマップの広さという点で前作の数倍になったこともあるが、再開発を経たミアレシティは

上に広い

XY時代と異なり、ハシゴや足場、ホロベーターなる装置を使って屋根や屋上の上に登れるのだ。ストーリーが進行するとある程度滑空する手段まで手に入れられる。パルクール気分で街を彷徨うのは中々に楽しい。

が、ストーリーが進むとハシゴ等で直接登れない屋根の上に侵入しなければならない状況が発生するのだが、これが中々に迷う。上記のようにある程度滑空して建物間を移動できるのだが、そこまで万能でないため飛ぶ場所を慎重に見極める必要があるのだ。
あと、「ホロベーターだけじゃなくてハシゴもマップに表示してくれ」と思った人間はきっと多いはず。


スタイリッシュ度(『X・Y』のみ)

実は「スタイリッシュ度」なる隠しパラメーターが存在する。
街中の各施設を利用することで次第に溜まっていき、最大値は255。溜まったスタイリッシュ度に応じて、利用できる施設が増えたり、商品の値段や施設の利用料が割引されるといった恩恵を受けられる。
例えば、前述のミアレタクシーならスタイリッシュ度を140まで上げることで、運賃が半額になる。

ただ、普通に施設を巡ってスタイリッシュ度を最大まで上げようとなると骨が折れるほど大変。そこで、手っ取り早くスタイリッシュ度を上げたければ、「たまや」にてプレミアボール1個を128回買うのが一番楽。
1回の支払いにつきスタイリッシュ度が2上がるし、出費も25,600円までに抑えられてオススメ。
ここで買い溜めしたプレミアボールはポケモン図鑑埋めなどに役立てよう。


各エリアの主要施設

サウスサイドストリート

街の外周の南部分。4番道路と5番道路を接続するゲートが備えられている。
プランタンアベニューのすぐそばにポケモンセンターが設置されている。

  • プラターヌ ポケモン研究所
メガシンカ研究の第一人者であるプラターヌ博士が構えるポケモン研究所。
前述の通りミアレシティの初回訪問時はここに立ち入ることになるが、4番道路のゲートを出て道に沿ったすぐ先なので研究所を求めて彷徨うことはないだろう。
大都会にポケモン研究所があるのはシリーズ通しても非常に珍しく、それを反映するかのように3階建ての大規模な設備となっている。
2階にはロトムをフォルムチェンジさせるための電化製品が入った段ボール箱が置かれている。
当のプラターヌ博士は3階におり、図鑑完成でまるいおまもり、ひかるおまもりを彼から貰える。
『Z-A』ではとある経緯でモミジが所長代理になっている。

  • トレーナープロモスタジオ
自分と所持しているポケモンをアピールできる10秒間のショート動画「トレーナープロモ」を撮影できるスタジオ。
動画は1秒ごとのシーン別に背景やポーズといった基本的なものや、エフェクトやテロップといった動画を飾る要素まで細かく設定できる。
完成した動画は3つまで保存でき、インターネットサービスが終了する前は、そのうち1つをPSSで他のプレイヤーに公開することも可能だった。
『Z-A』ではトレーナープロモが存在しないため登場しない。

  • サロン・ド・ロージュ
『X・Y』の目玉要素・キャラクターメイキングを象徴する施設の一つで、作中唯一のプレイヤーのヘアスタイルを変更できる美容院。スタイリッシュ度を50まで上げると髪型のバリエーションが増える。
選べる髪型は男の子だと最大4種類だが、女の子の場合は基本の6種類に加えて前髪を流すか下すかのどちらかを選べるので実質12種類。
髪色は男女ともに金、オレンジ、オーク、茶、黒の5種類から選べる。

  • レストラン・ド・フツー
ミアレシティにあるレストランのうち、最も安い価格の一つ星レストラン。
ミアレシティのレストランの共通事項だが、コース料理が出される合間にポケモン勝負をし、「食べごろ」となる規定ターンピッタリで勝利すれば、全バトル終了後に貰えるお土産の数が増える。
メニューはアントレ・スープ・ポワソンの3つ(3戦)で、おみやげはちいさなキノコ。コースはダブルバトルのみ。
基本料金は3,000円だが、スタイリッシュ度を25まで上げると10%割引が適用される。おまもりこばんを持たせるだけで元は取れるようになっている。

  • カフェ・ひとみしり
通信が好きな人が集うカフェで、客からは本作の通信システムについて教えてもらえる。

  • カフェ・ソレイユ
女優兼カロス地方チャンピオンカルネが行きつけにしているカフェ。
殿堂入り後にはカルネからサーナイトナイトを持ったラルトスとポケモン交換してもらえる。
ちなみにソレイユ(Soleil)とはフランス語で「太陽」「向日葵」を意味する。

  • カフェ・フォーカス
写真が好きな人が集うカフェ。
各地にあるカメラ看板で記念写真を撮った数に応じて、バックパッカーの客から「こうかくレンズ」や「フォーカスレンズ」といったレンズ系の道具を貰える。

  • ホテルZ
『Z-A』で登場。
カフェ・ひとみしりから路地裏を歩いた先にあるAZがオーナーを務めるホテルで、旅行者としてミアレシティを訪れた主人公の拠点となる。

  • ラシーヌ工務店
同じく『Z-A』で登場するアスレチック足場などを組み立てる工務店。代表はタラゴン。ガレージの奥にはタラゴンの孫娘カナリィの配信部屋があり、工務店内はたくさんのカナリィグッズがある。
カラフルなネジをカナリィぬいに交換するのもここで、ガレージではポケモンに持たせる道具も購入できる。

  • ミアレ駅
『Z-A』で登場。都市開発の一環で建てられたので、後述のミアレステーションとは別物。
空港とミアレシティを繋いでおり、主人公が最初に降り立つのもここ。

ノースサイドストリート

街の外周の北部分。13番道路、14番道路、16番道路を接続するゲートが備えられている。
14番道路のゲートの向かい側にポケモンセンターが設置されている。

  • ミアレガレット売り場
ミアレシティの銘菓、ミアレガレットを1個100円で買うことができる。
3時・9時・15時・21時は焼き立てとなって、そこから1時間はサービスタイムとしてモーモーミルクも1本おまけで貰える。逆に焼き上がりから4時間経過で「完売」となり、次に焼き上がりを待つ必要があるので注意。
スタイリッシュ度を50まで上げると1個80円となる。

  • ミアレ美術館
数多くの絵画を展示している3階建ての美術館。
入場料は無料だが、別途200円で音声ガイダンスのオプションもつけられる。スタイリッシュ度を90まで上げれば音声ガイドも無料となる。
東側はカロス地方各地をテーマにした絵が展示されているほか、
西側に展示されている絵の殆どが過去作の公式アートワークやポケモンカードゲームのイラストの引用となっている。
特にポケカから引用されたイラストは「カードe」や「ADV」といった本作発売当時からしてもかなり昔のシリーズのものなので、全てのイラストの元ネタが分かったあなたはすごい…かも?


『Z-A』で飾られている絵はカロス地方の名所や歴史を描いたものになっている。他にも、『真珠の耳飾りの少女』風のディアンシーなど、実在の絵画モチーフになっている絵も。
また、2階では大ヒスイ展が行われており、調査隊の制服やデンボクの鎧、かつてのモンスターボールや雑貨屋の再現模型など『Pokémon LEGENDS アルセウス』で見た様々なものが飾られている。あとノボリは無事現代に帰れた事も語られている。
さらにとある人物の正装も飾られているが、隣にいるモブ曰く『本人寄贈』で、ラベン博士のスケッチを懐かしそうに見ていたらしいが……?

  • グランドホテル シュールリッシュ
カロス各地にあるホテルの中でも最大の規模を誇る高級ホテル。元ネタはオテル・リッツ・パリか?
アルバイトとして宿泊客の要望を覚えて伝える「ルームサービス」と、ホテル内のベッドをチェックする「ベッドメイク」、客の落とし物を踏んづけないようにしながら探す「落とし物受付」の3つのミニゲームをそれぞれ1日1回遊べ、クリア後には給料を貰える。
いずれもクリアを重ねていくと難易度が上がった仕事に挑戦できる。
客としてこちらが宿泊することもできるが、その料金はなんと10万円
だが、その分効果も絶大で手持ちポケモンのなつき度も大幅に上昇し、なかよし度も一気に最大値まで上がる。
『Z-A』ではユカリらMSBCの拠点にもなっており、バトルコートが存在する。

『BW』・『BW2』から続投したバトル施設。殿堂入り後から利用可能。
全5戦でトレーナーと戦っていき、各バトルの成績に応じたスコアを基にBPや景品のアイテムを獲得できる。
『Z-A』では登場しない。

  • ミアレステーション
ミアレシティとカロス南東部にあるキナンシティを結ぶ超高速鉄道「TMV」の停車駅。殿堂入り後にプラターヌ博士から「TMVパス」を貰うことで利用可能となる。
モデルはフランス国鉄が運行する高速鉄道の「TGV(Train à Grande Vitesse、フランス語で高速鉄道)」。
ちなみに、駅の奥部にある時刻表の裏には「助けを 求む いつもの 場所で 待つ」という謎の書置きが確認できるが、これは本作のタイトルの「XY」という語にちなみ、漫画シティーハンター』の主人公への依頼の合図として「XYZ」と書き込むことのパロディだろう。
『Z-A』では登場しない。

  • カフェ・カンコドール
人目に付く大通りにあるカフェだが、最初のころは名前通り客が誰もおらず閑古鳥が鳴いているカフェ。
しかしスタイリッシュ度を90まで上げると主人公の行きつけのカフェとして話題となり、繁盛するようになる。

  • カフェ・アルティメット
スパトレ愛好家が集うカフェ。
スーパートレーニングの表・裏全てにおいて勲章を貰ったポケモンがいると「しゅぎょうリボン」をつけて貰える。
しゅぎょうリボンはこことホウエンのムロタウンでしか入手できない第6世代限定のリボンなので、リボンコンプ勢は忘れずに受け取ること。

  • カフェ・リテイク
トレーナープロモ好きが集うカフェ。
カウンター横の男性からはトレーナープロモで使えるテロップを1日2種類貰えるほか、スタイリッシュ度を最大まで上げると来店するマダムからも素材を何種類か貰える。
『Z-A』ではトレーナープロモが存在しないため、リテイクにかけておかわりをしたがる客が増えている。

  • カフェ・バタイユ
バトル好きが集まるカフェ。
中にいるからておう達からは「素早さ関係なく相手よりも先に出せる技」の存在や「一見マイナス効果に見える要素も組み合わせによってはプラスに転じる」といった応用知識を教えてもらえる。

  • ガレット売り場近くのビル
文字通りミアレガレット売り場の近くにある、何の変哲もないビル。
3階はカラテダンス教室になっており、アイテムが貰える。

プランタンアベニュー

シティ南方にあるミアレ最大の専門店街。数ある大通りの中でもここは初回訪問時から立ち入ることが可能。

  • いしや
ほのおのいし、みずのいし、リーフのいしを1個2100円というどこか懐かしい値段で買えるほか、客の男性からプラターヌ博士から貰わなかったカントー御三家のメガストーンを譲って貰える。
メガストーンの初期価格は1個100万円自転車と同額ぼったくりにも程があるが、スタイリッシュ度を最大まで上げれば元の価格の100分の1である1万円で買える。
『Z-A』でのメガストーンの価格は5万円〜10万円となる。

  • 漢方薬局
効果は大きく市販の回復薬よりも安価だが、苦い故にポケモンのなつき度が下がってしまう各種漢方薬を買える。
『Z-A』では登場しないが、サブミッションではここで働いていた薬剤師の知恵を借りることになる。

  • ポケサロン グルーミング
トリミアンのカット専門店。
スタイリッシュを上げるにつれカットの種類も増えていき、最終的には9+1種類まで増える。
カットの種類はトリミアンの項目を参照されたし。
『Z-A』では登場しないが、トリミアンのカット自体は別の場所でできる。

  • メゾン・ド・ポルテ
高級な服を取りそろえるブティック。
最初は入店しても店員につまみ出されるが、スタイリッシュ度を25まで上げて初めて利用可能になる。
扱う服は男の子だと最高18万円、女の子の場合は最高30万円と非常に高価だが、いずれもとてもオシャレ。
周りとファッションで差をつけたいなら多少無理してでも揃えたい。
『Z-A』でも当初は入れないが、ストーリー途中から入れるようになる。

  • カフェ・アラモード
おしゃれ好きが集うカフェ。
店員からは各地のブティックでどんな服を取り扱っているかが聞けるので、迷ったときは参考にしてみるのもアリかも。

  • カフェ・トウトウ
ポケサロン グルーミングに隣接しているトリミアン好きの集い。
中にいるマダムに15日以上カットをキープし続けたトリミアンを見せると「おだんごしんじゅ」が貰える。
ちなみに「トウトウ」はコイツの鳴き声フランス語で犬の鳴き声の事。

  • ミアレ地下水道
『Z-A』で登場。その名の通り下水道の出入り口で、初回は噴水を凍らせて入ったが2回目以降はここから入る事になる。


エテアベニュー

西南西に位置する、通好みの店が並ぶ大通り。

  • IDくじセンター
シリーズお馴染み、IDくじを1日1回引ける。
特等はもちろんマスターボールだが、狙って引き当てることは当然ながら不可能。
『Z-A』では登場しない。

  • ミアレ出版
パンジーが務める出版会社。
どのような施設があるかも教えてもらえるので、ここが「エテアベニュー」にあることだけは最低限覚えておこう。
編集長は幻のポケモンの調査をしているため不在だが、手持ちにボルケニオンがいると編集長が帰ってきて、ボルケニオンにまつわる話を編集長から聞くことができる。
『Z-A』では登場しない。

  • カフェ・スラローム
ローラースケーターが集まるカフェ。
奥にいるローラースケーターからはトリックを習得できる。地味に全トリックの習得があるわざマシンの入手条件にもなっているので、忘れずに伝授してもらうこと。

  • カフェ・おとこまえ
カフェのマスターを志望する男性が集うカフェ。
奥にいるオーナーはマスター志望者が大勢いることに困惑している模様で、実際に店内にはマスターが4人もいる。


オトンヌアベニュー

北北西に位置する、観光客に人気なスポットが点在する大通り。

  • たまや
様々なモンスターボールを取り扱う専門店。
何気にプレミアボールをいつでも好きな時に買える、シリーズでも唯一の店でもある。そしてスタイリッシュ度稼ぎにもよく利用される。

  • しるや
きのみを使ったジュースを販売しているほか、自分が持っているきのみを2つ使ってジュースを自作できる。
ジュースはなつき度上昇や特定のステータスの努力値上昇、レベルアップといった効果が期待できる。
『Z-A』では登場しないが、きのみは街の各所にある屋台で売っている。

  • リストランテ ニ・リュー
ミアレシティにあるレストランのうち、中間の価格帯のの二つ星レストラン。コースはトリプルバトルかローテーションバトルの2つ。
メニューはアントレ・スープ・ヴィアンドゥ・フロマージュの4つ(4戦)で、おみやげはおおきなキノコ。
基本料金は15,000円だが、スタイリッシュ度を90まで上げると10%割引が適用される。
こちらもおまもりこばんを持たせるだけで元は取れるようになっている。
その他、店内の女性客からは「カロス四天王で伝説のシェフとも謳われるズミが、時々ジムリーダーのザクロとマーシュに料理を振る舞うらしい」という意外な交友関係の話を聞くことができる。

  • カフェ・かわいがり
ポケパルレ愛好家が集まるカフェ。
スタイリッシュ度を25まで上げると来店する客が増えていく。

  • クエーサー社
『Z-A』で登場。ミアレの都市開発を担当する外資系企業のビル。社長はジェット、秘書はマスカットが務めている。
メガカケラをメガストーンに交換できる他、クリア後は暴走メガシンカバトルの再戦もできる。
ZAロワイヤルがZAロワイヤル∞にパワーアップしてからはリワード戦もここで行う為、クリア後は通い詰める事になる。


イベールアベニュー

北北東に位置する大通り。

  • レストラン・ド・キワミ
カロスのVIP御用達の三ツ星レストラン。殿堂入り後から利用可能で、コースはダブル・トリプル・ローテーションの3つ。
メニューはアントレ・スープ・ポワソン・ヴィアンドゥ・フロマージュの5つ(5戦)で、おみやげはかおるキノコ。
基本料金は10万円だが、スタイリッシュ度を190まで上げると10%割引が適用される。
賞金だけだとおまもりこばん込みでも元は取れないが、かおるキノコを換金すれば元を取るのはたやすい。

  • カフェ・パルトネール
ポケモン好きが集うカフェ。
客が自分自身の持つポケモンの価値観について語っている。
また、上述したミアレ出版の編集長は、このカフェでボルケニオンの取材を行っている。


ベール広場

4番道路のゲートを出てすぐの小道を通った先にある広場。

  • カフェ・ツイスター
ポエムを詠む者、コスプレ芸を魅せる者、カット代を要求するトリミアンなど、芸を見せてはおひねりとしてチップを要求してくる人が集うカフェ。

  • ヌーヴォカフェ
『Z-A』で登場。1号店はメディオプラザ近くにあるが、他の場所にも3号店まで存在する。『ひのこロースト』『かえんほうしゃロースト』『だいもんじロースト』『もえつきロースト』と名付けられたコーヒーが特徴のキッチンカー。


ブルー広場

5番道路のゲートを出てすぐの小道を通った先にある広場。

  • サビ組事務所
『Z-A』で登場。カラスバがボスを務めるサビ組の事務所。枯山水が見事な異国情緒溢れる建物で、怖い人達が見張っており当初は入れない。…まあ要するにヤーさんの本拠地である。
努力値をリセットするにはここ。
ちなみに屋上には『りゅうのはどう』のわざマシンが落ちている。スジモン


ジョーヌ広場

16番道路のゲートを出てすぐの小道を通った先にある広場。

ジョーヌ広場の付近に存在する。
家の中にはポケモンの出す怪電波を疑問に持っている研究員の女性と、トロバの姉がおり、トロバの姉曰く「両親は姉弟を放っておいて世界一周ポケモン修行の旅をしている」との事。
『Z-A』では流石に入れない。

  • ジャスティスの会道場
『Z-A』で登場。シローがトップを務めるワイルドゾーン撤廃を掲げた組織の本拠地。
道場だけありポケモンと共存するために人間を鍛える場所と化しており、王冠で個体値を上げたりかいでんのタネで技をワザプラスに強化できるのもここ。


ローズ広場

13番道路のゲートを出てすぐの小川の流れる通りを通った先にある広場。メディオプラザ近くにポケモンセンターが設置されている。

  • フラダリカフェ
ホロキャスターの開発者として知られるフラダリが経営するカフェ。店内は赤く染め上げられている。
しかしカフェというのは建前であり、その実態はフレア団の研究施設、フラダリラボの入口をカモフラージュするための施設。ストーリー終盤ではフレア団の野望を食い止めるためにここへ潜入することとなる。
『Z-A』ではもちろん閉店しているが、風評から誰も土地の買い手がついていないためグリらフレア団ヌーヴォが拠点として使っている。フラダリラボにも入れるが、廃墟と化しており、所々崩れている部分が有る他、野生ポケモンが居着いている。ダンバルが出現するのもここ。


ルージュ広場

14番道路のゲートを出てすぐの小道を通った先にある広場。

  • レストラン ローリングドリーマー
ミアレ、否、カロスどころか全地方に範囲を広げても最高級を誇る会員制のまわるOSUSHIレストラン。回転設備は見当たらず、回っているのはふりそで4人の「ローリングダンシングショー」だが。
殿堂入り後かつスタイリッシュ度が90以上から利用可能*2で、コースはダブル・トリプル・ローテーションの3つ。
メニューはNIGIRIZUSHI・TEMAKIZUSHI・OSHIZUSHI・CHIRASHIZUSHI・NAREZUSHIの5つ(5戦)で、おみやげはでかいきんのたま
その値段はなんと驚愕の50万円。スタイリッシュ度マックスによる割引があっても45万円と超高額。ちなみに現実で世界最高額の寿司のコースでも大阪にある店で35万円
あまりにも超高額なので、おまもりこばん+おこづかいパワーLv.3におみやげのでかいきんのたまを25個フルで貰って換金しても元は取れず、ここに「ハッピータイム」を加えることでようやく元を取れる。
ちなみにローリングドリーマーは世界中にチェーン展開しているらしく、アローラ地方やパルデア地方に出店しているのが伺えるが、そのどれもここまで法外な値段を吹っかけてはこない。
『Z-A』では上記の店舗拡大に伴い会員制度が廃止されたため、誰でも入店可能となった。

  • テナント募集
上記のローリングドリーマーの向かいにある。殿堂入り前の時点では売り家で誰も住んでいない。


メディオプラザ

ミアレシティのシンボルであるプリズムタワーがそびえ立つ街の中央部。
プリズムタワーの内部はポケモンジムとなっており、ジムリーダーのシトロンが主人公を待ち構えている。
広場は円形になっているので、十字キーを押しっぱなしにするだけで1周できるため、廃人ロードとしての人気も高い。本作のもう一つの廃人ロードである7番道路とは手軽さと育て屋がある利便性で比較すると一長一短なので、どちらを取るかはお好みで。

『Z-A』では改装中のため立ち入り禁止だが…?

プリズムタワーのモデルは言わずと知れたエッフェル塔。なお、エッフェル塔はパリの中央部から西側に位置する。イメージ的には凱旋門の位置に代わりにエッフェル塔が入ったといったところか。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『3DS』と『SP』で「プリズムタワー」名義で登場している。
動く足場に乗ってタワーの周辺を回るツアー型のステージで、停留する度に床の配置が変動する。背景は時間経過で時間帯が変わり、でんきタイプのポケモン達やイベルタルが現れることも。
戦場化・終点化を適用するとミアレシティのほぼ全体を遠くから眺める構図で固定される。
『3DS』では表曲が「戦闘!トレーナー(ポケットモンスター X・Y)」(アレンジ)で裏曲が「ミアレシティ」(原曲)になっている。


余談

  • 初期バージョンではサウス/ノースサイドストリートなどの屋外でレポートを書くとフリーズするバグがあったが、後のアップデートで修正プログラムが配信された。
  • NPCについて、かなり特殊な処理が行われている街である。
    • 近づくと勝手に吹き出しが出てくるNPCは道路や建物の一部と同じ処理が行われており、直接話しかけることはできない。
    • 道路を歩き回るNPCは見かけ上壁際ギリギリや道路の向こう側を歩いているが、全てプレイヤーが侵入できるグリッドの外を歩いており、話しかけることも通行を妨害することもできない。



追記・修正は施設の場所を完全に把握できてタクシーいらずになったトレーナーにお願いします。


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最終更新:2025年10月28日 03:34
添付ファイル

*1 一応周辺機器に「拡張スライドパッド」ならあったが、当然『X・Y』には非対応。

*2 条件を満たしていないと「入店資格が無い」と、用心棒のボビーに入店拒否される。