青色神官

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青色神官 - (2020/06/02 (火) 23:51:41) の編集履歴(バックアップ)


青色神官とは、神殿に務める貴族の男性である。女性の場合は青色巫女と呼ばれる。


対象

本ページの説明対象は、この背景色に分類される存在である。

神殿内組織階層
序列 分類 役職 呼称 性別 備考
1 青色 神殿長 神殿長 不問 神殿の長に就任した青色を指す。聖典及び聖典の鍵の管理者でもある
2 神官長 神官長 不問 予算や人事等の神殿実務の取り纏めに就任した青色を指す
3 孤児院長 孤児院長 不問 孤児院の長に就任した青色を指す
- 青色神官 (成人)男性 建前上は平等だが、実家の権力のよる序列が存在する

領主の示達により、貴族の身分のまま職務として配属されたものは、
貴族階級によらず、貴族院に就学しなかった青色よりも上位
青色巫女 (成人)女性
青色神官見習い (未成年)男子
青色巫女見習い (未成年)女子
4 灰色 筆頭側仕え 筆頭側仕え 不問 青色の側仕えの取り纏め。主毎に存在
5 側仕え 側仕え 不問 青色の側仕えになった灰色神官,灰色巫女,灰色神官見習い,灰色巫女見習いを指す
6 - 灰色神官 (成人)男性 神殿業務に従事する、成人後の孤児達
灰色巫女 (成人)女性
7 - 灰色神官見習い (未成年)男子 神殿業務に従事する、洗礼後、成人前の孤児達
灰色巫女見習い (未成年)女子
8 洗礼前 - - 不問 孤児院で生活する、洗礼前の孤児達

概要

青色神官/巫女は、見習いも含め、誓いの儀式を経て青の衣が与えられることでその身分となる*1
平民から見れば貴族同然であるが、フェルディナンドのような例外を除いて貴族院を卒業していないため貴族の称号は与えられておらず、正確には貴族の血を引き、魔力を持つ者である。*2
日常的に神具に魔力を注いで溜めこみ、土地に魔力を込める癒しの儀式を行ったりする。
貴族も上級貴族の方は魔力が強く、下級貴族は魔力が弱い傾向がある。そして、金もない貧乏貴族は生まれた子供全員のために魔術具を準備できないため、魔力の多い跡取りだけ家に残して、他の子供は神殿に預けるということも珍しくはない。
そういう経緯で預けられた場合は魔石の入った魔術具を持たないため、魔術を扱えず、神具を持たずには祝福を与えることができない。*3
また、洗礼前の幼い貴族の子供が、成人の青色神官を後見人として匿われたりすることもある。*4
青色神官や巫女には神からの恵みである衣食住を下の者に分け与える義務があり、側仕えに部屋と衣を与え、共に生活する。*5
神官/巫女は(青色、灰色ともに)結婚することができない*6
青色神官はそれほど魔力が強くないため人海戦術で神事をこなしていた。
しかし中央の政変で貴族の数が激減して、幼い見習いが実家に呼び出され、結婚が可能な年若い神官や巫女が還俗して貴族社会へと戻っていった。*7
さらに各領地から中央へ青色神官たちが集められたため、10人ほどに減り、エーレンフェストは中央の神殿で必要とされる魔力量に満たない者ばかりで一人一人の負担が重くなっていた。*8
平均5~6人の側仕えを召し抱え、青色神官の寄付や生活費で神殿の人員を維持している。*9
青色神官が神殿で子供ができると、魔力量が灰色神官/巫女なみに低い段階で釣り合ったことを意味するので、貴族社会には戻れない。*10
第二章開始までに残ってる青色巫女はいなかった。

生活

基本的に神殿で暮らす。冬の奉納式のために、日常的に神具へ魔力を奉納する。
神殿の収入は、領主から与えられる奉納金、儀式の際の平民や貴族のお布施、青色神官の実家が負担する支援金になっている。
寄付金の5割が神殿の維持費として使われ、残りは青色神官に分配される。
一年に何度もある儀式の度に、商業ギルドを通して下町からお布施が集金される。
季節の初めの季節の日に、平民の洗礼式が行い、子供達を登録証に登録していく。
洗礼式の翌日に会議を行い、貴族街の洗礼式をいつどこで行い、誰を派遣するか決める。春は祈念式の派遣先、秋は収穫祭の派遣先も取り決める。
貴族の洗礼式ではお礼金をもらえるため、神官にとって貴重な収入の機会。
また貴族の葬式にも命の神の神具(エーヴィリーベの剣)を持って青色神官が派遣される。遺体の体内に生成された魔石を取り出すのも職務である。*11
トロンベなどで土地が枯れて癒しの儀式を行う必要がある領地では、魔力の高い者は貴族の洗礼式に行かず、騎士団の召集のため待機していることもある。通常の神官は回復薬を持たないため、魔力の回復を待ちながら数日かけて土地を癒やす。
季節の終わりの季節の日に平民の成人式を行う。
春の祈念式は重要な神事ではあるが、農村の冬籠りが終わった後で、側仕えを含めた一行の食事を全て準備できるほどの食料がまだないため、穀物や油などはある程度持参する必要があり、行きたがらない。土地持ちの貴族には小聖杯を渡す。
秋の収穫祭では文官と共に向かい、受け取った寄付の作物を文官に城へ転送してもらう。また、小聖杯を回収する。
取り分の作物は城からそれぞれの実家へと運ばれ、それを受け取るために実家へと里帰りする。実家では基本的に世話する者はつけられないため、仕えている灰色神官達を連れて行く。
受け取る際は神殿へ大きな荷物がたくさん出入りすることになるため、順番を決めて運ばれる。この作物が青色神官の冬支度になる。
冬は奉納式を行い、聖杯に魔力を籠め、一年かけて神具へ籠めた魔力を小聖杯へと移し変える。

特殊な例として、クラッセンブルクでは、神話を元にした演劇が領地内のエンターテインメントとなっており、青色神官や青色巫女が演じている*12

エーレンフェスト神殿における青色人数

第二章開始時点での人数推定
  • 寄付金の分配は5割が神殿の維持費、残りが青色神官に分配される*13
  • マイン初回の寄付金は小金貨5枚(500万リオン)
  • マインの分け前は大銀貨1枚と小銀貨6枚(16万リオン)*14
  • 500万 / 2 / 16万 = 15.625 → 全15人と思われる
  • 神殿長、神官長、マインを除くと12人?

実際には、寄付金を均等割りされず、地位によって多少の差がある*15上、神殿長の権力下での分配だった為、
神殿長>>(フェルディナンド≧)神殿長の腰巾着>>他の青色神官達>>ローゼマイン
となっていたと推測されるため、上記算出人数は上限値。

人数推移
時期 青色神官・巫女 青色神官見習い・巫女見習い 備考
政変による粛清前 20人程度*16 神官見習い:1人*17以上
巫女見習い:1人*18以上
トータルで30人程度?*19
07年夏の始め 神官:神殿長+10人程度*20
巫女:0人
0人*21 マインが青色巫女見習いになるまで
一番若いのが神官長で、その次はカンフェル*22
07年夏~08年春 (変動無) 神官見習い:0人
巫女見習い:1人
マイン追加
08年夏~13年春 神官:神官長+10人程度*23
巫女:0人
神官見習い:0人
巫女見習い:1人*24
ベーゼヴァンス除名
13年春 神官:+1人 (変動無) ハルトムート追加*25
13年秋 神官:-1人 (変動無) エグモント除名*26
13年冬の初め 神官:-1人 (変動無) フェルディナンド脱退*27
13年冬の粛清~14年春 神官:神官長+5人程度?*28
巫女:0人
(変動無) 粛清で実家が旧ヴェローニカ派の神官が神殿を去る
14年春(祈念式前) 神官:+1人 (変動無) フリターク復帰*29
14年春(祈念式後) 神官:+1人
全部で7人*30
神官見習い:3人
巫女見習い:3人
メルヒオールの側近文官追加
メルヒオール追加
洗礼式後・貴族院就学前の
旧ヴェローニカ派の子供達追加(ニコラウス含む)*31
14年夏~14年冬 (変動無) 神官見習い:3人
巫女見習い:4人
フィリーネ追加*32
14年冬~15年春 (変動無) 神官見習い:5~6人
巫女見習い:4人
ディルクベルトラム追加
コンラートも追加された可能性有
15年春 神官:-2人 神官見習い:5~6人
巫女見習い:3人
クラペッヒ死亡*33
ハルトムート移籍
ローゼマイン移籍

青色神官・青色神官見習いの一覧

エーレンフェスト

[正規]
貴族院就学組
  • フェルディナンド (還俗済/領主命令で神官長を務める。13年秋に神官長退任)
  • ハルトムート (第473話より。領主命令でフェルディナンドの後任を務める。13年秋~15年春の間、神官長就任)
  • メルヒオール (第540話より。領主命令でローゼマインの後任となるべく教育を受ける。15年春から神殿長就任)
  • メルヒオールの側近(内一人は15年春から神官長就任)
  • 粛清で子供部屋残留となった2名 (貴族院就学前提の青色神官見習い)、内1人はニコラウス
  • ベルトラム (領主を後見人として洗礼を受けた中級貴族の孤児 兼 青色神官見習い)
  • ディルク (領主を後見人として洗礼を受けた中級貴族の孤児 兼 青色神官見習い)

  • シキコーザ (元青色神官見習い/還俗後は神殿に関わっていない)

貴族院非就学組
  • ベーゼヴァンス (08年春まで神殿長就任。処刑済)
  • カンフェル
  • フリターク (実家が旧ヴェローニカ派)
  • 元々中立だったが、カンフェルらの様子を見て神官長の下で神殿業務をするようになった青色神官数名*38
  • エグモント (第449話で捕縛・除籍)
  • シキコーザの一族と仲が良かった青色神官3名の内、エグモント以外の2名 (実家が旧ヴェローニカ派)*39
  • 暴言を吐いてハルトムートに短剣の柄で殴られた青色神官 (旧ヴェローニカ派)*40
  • クラペッヒ (ライゼガング寄りの中級貴族出身。ローゼマインとの接点少*41。15年春にゲオルギーネによって殺害される)

  • グレーティアの実父(神殿に残留しているか否かは不明)
  • コンラート (魔力量が増えたらフィリーネの援助などで青色神官見習いに就任予定。それまでは灰色神官見習い)*42


[非正規]

中央

[正規]

アーレンスバッハ

[正規]
  • 神殿長(神殿図書室の入室許可証にサインをさせられた)*58

[非正規]

フレーベルターク

[非正規]


青色巫女・青色巫女見習いの一覧

エーレンフェスト

[正規]
貴族院就学組
  • ローゼマイン(08年夏~15年春の間、神殿長就任)
  • フィリーネ(第570話より。ローゼマインの孤児院長後任として引継ぎを始める)
  • 粛清で子供部屋残留となった2名 (貴族院就学前提の青色巫女見習い)、内1人はティベルタ


貴族院非就学組

[非正規]
  • シャルロッテ (10年~祈念式*65、収穫祭*66限定従事/貴族院での奉納式でも青色巫女見習い服を着用*67)
  • アンゲリカ (13年冬の奉納式*68、14年春の領主会議の星結び*69と奉納式*70、14年冬の貴族院の奉納式*71)
  • レオノーレ (14年春の領主会議の星結び*72と奉納式*73、14年冬の貴族院の奉納式*74)

中央

[正規]
  • 領主会議の奉納式で倒れた巫女達*75

アーレンスバッハ

[非正規]

フレーベルターク

[非正規]

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