グラオザム

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グラオザム - (2022/04/10 (日) 14:40:12) の編集履歴(バックアップ)


初出:第147話
名前の初出:第614話

声(黒ずくめ役/ドラマCD第1弾):浜田賢二*1
声(ドラマCD第8弾):堀内賢雄

概説

エーレンフェストの南東の地・ゲルラッハ子爵領を治めるギーベ
アウブ・エーレンフェストからギーベ・ゲルラッハを任じられた人物は作中に二名いる。
二人目が殺害された後、新たに三人目が任命されたのか、ヴィルフリート成人まで*2保留扱いにされているのかは不明。

ギーベ・ゲルラッハの一覧

  1. 本稿の人物
  2. ライゼガング系の貴族(三年間の試用期間を経て正式に任じられる予定だったが*3、試用期間中にグラオザムに殺害される*4)

家族構成

妻:ロイエーア (ゲオルギーネに名を捧げている)
 息子:*5(13年夏にゲオルギーネに名を捧げた)
  孫:(洗礼前、洗礼時に上級貴族並の魔力を示せれば上級貴族に昇格出来た)*6*7
 息子:ヤンリック (13年夏にゲオルギーネに名を捧げた)
 息子:マティアス

母:(ガブリエーレの上級側仕え)*8
 姉妹:ゼルティエ
 妹:
  甥:バルトルト
  姪:カサンドラ
  姪:ティベルタ

容姿

髪の色:紫*9
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瞳の色:灰色
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上背はそこそこあるが、腹が少しばかりたるんでいる(09年冬時点)。*10
12年春には、腹が締まって体つきが変わってきている。*11

地位

階級:中級貴族
職種:文官*12、子爵、ギーベ・ゲルラッハ→アーレンスバッハ貴族

年齢と属性関連

  • ローゼマインとの学年差:+29*13
  • 誕生季:冬*14

影武者

本人の影武者が三人は存在する。*15
  1. 15年春にエーレンフェストの神殿に押し入ろうとした影武者(戦闘特化のシュミル達に切り伏せられた*16
  2. 15年春に西門にいたギュンター班長から蹴り飛ばされローゼマインのお守りで爆散した影武者*17
  3. 15年春に北門にてヴィルフリートに捕らえられた影武者*18

作中での活躍

ゲオルギーネ名捧げした*19旧ヴェローニカ派の中心にいる貴族。*20
アーレンスバッハからガブリエーレと共にエーレンフェストへやってきた上級側仕えがマティアスの祖母であり、上級並みの力を持っていてもライゼガングに頭を押さえられていたため、色々と思うところがあった。*21
神殿長と交流が深く、貴族ではない彼を上位の者として扱っていた。*22
自分の親族やヴェローニカ派しかいないようなプライベートの場では公然とローゼマインの事を平民と蔑んでいた。
身食いや兵士を従属させ、使い捨てている。*23

ジルヴェスターの洗礼式で彼が次期領主だとヴェローニカが吹聴し、先代アウブも領内のギーベ達に向かってこれを否定しなかったため、次期領主取り消しとみなされて婚約を解消された失意のゲオルギーネを、慰め、励まし、側近の一人として精神的に支えた。
その一方で彼女が補佐するに値する人物でなければジルヴェスターを次期領主として仰げないとし、ゲオルギーネがジルヴェスターに次期領主教育を施すことを提案した。
ゲオルギーネによる厳しい教育(ヴェローニカから受け、辛さに耐えながら成し遂げた教育そのものである)から逃げ出し、泣きわめき、嫌がり、「次期領主は姉上がなればいい」と言い放つジルヴェスターの姿を見て、ゲオルギーネに支えられるほどの価値がないと見切りを付けた。
ジルヴェスターを排除しゲオルギーネが次期領主になれるよう、忠実な側近を得る手段として名捧げがあることを教え、ヴェローニカをお手本に決して裏切れない味方を増やし立場を固めるため、ジルヴェスターがシュタープを手に入れるより先に名捧げ側近を確保するよう助言。
自分の名をゲオルギーネに捧げつつ、ヴェローニカ派の同世代貴族の中から、年齢(寿命)の関係でヴェローニカに名捧げすることをためらっている人物の情報を集め、ゲオルギーネが彼らを説得して名捧げ側近に取り込めるよう尽力していた。*24

マイン青色巫女見習い時代、祈念式の際のライゼガング伯爵家の襲撃への関与が疑われる。*25
(実際、ビンデバルト伯爵らとマイン誘拐についての密談を行っており、計画に関与していた。*26

「エーレンフェストの礎へ至る道を見つけてしまったようだ」という意のゲオルギーネからの手紙を受け、名を捧げた十名程と共に、迎え入れやすい地盤作りを画策する。
領主一族や側近の能力を試した上で今の地盤の脆さを示して中立派を取り込み、またヴィルフリートに汚点を付けてから救う事で、領主を苦しめつつもヴィルフリートおよび旧ヴェローニカ派を取り込む為、白の塔事件の計画を練った。
領主の側近から聞いたフェルディナンドの優秀さを警戒し、不在である収穫祭の時期に決行する事となり、ギーべである自分は直接ゲオルギーネの為に動けない事を悔しがった。*27
結局、白の塔の事件ではローゼマインが中心となってヴィルフリートを救済し中立派も流行発信などによって切り崩されたため、ヴィルフリートは旧ヴェローニカ派を敵視するようになり派閥は弱体化するなど苦境に立たされる結果となった。
ちなみに、ヴィルフリートは周囲から教えられていなかったもしくは理解していないのか、首謀者にして祖母に似ているゲオルギーネひいてはディートリンデに対して悪感情はもっていないようである。

ジョイソターク子爵ビンデバルト伯爵の私兵を譲渡しており、私兵は9年冬のローゼマイン襲撃に使われたため関与を疑われ、尋問を受ける。*28
(後日、ゲルラッハ領での直接対決の際、ローゼマインの騎獣を直接襲った男本人の声だとローゼマインが認識し、グラオザム自身もローゼマインの騎獣に見覚えがある発言をしている。ただし、前述の祈念式中にギーべ・ゲルラッハとして挨拶をした男とは声が違っており、そちらは影武者の1人だったと示唆されている*29。その場合、本人が祈念式襲撃の際にどの様に動いていたかは不明。*30

グラオザム夫婦が共にゲオルギーネに名捧げしていることもあって、マティアスの兄二人は13年夏にゲオルギーネに心酔して名捧げを行った。
その際、ゲオルギーネがエーレンフェストの礎を手に入れ、アウブとして必ず戻ってくると宣言した為、感極まって言葉を詰まらせ、珍しく喜びに満ちた姿を見せた。
一方で、マティアスには期待せず目をかけていなかったためか、マティアスは心酔はしておらず自身の判断のもと名捧げを逃れた。*31
ちなみに、マティアス自身は家族の事を名捧げにより翻弄された者の一例と考えている。

疑わしくても証拠がないため処分できずにいたが*32、13年秋の聖典盗難事件のエグモントの記憶*33や同冬にマティアスよりもたらされた密会の証言*34により証拠が揃い、粛清が決まった。
しかし、捕縛するために踏み込んだボニファティウスに気が付いたところで自爆し、証拠になりそうなものは腕しか残さなかった。*35
死亡を疑うボニファティウスの発言により、メダルを使った処刑が行われたため、シュタープを失う。*36
アーレンスバッハへと逃れ、アーレンスバッハ貴族として登録され*37、再びゲオルギーネに直接仕える事となった。*38

15年春のエーレンフェストの礎争奪戦では、影武者を各地の陽動のため配置する。
ギーベの館に設置されている、緊急時に騎士団を移動させるための転移陣の存在を知らなかったため*39、陽動の第一弾としてイルクナーへの進行、1日か2日ほど空けてゲルラッハに第二弾の騒動を引き起こせばボニファティウスを城から誘き出せ、騎士団が騎獣で移動する時間を考慮すればゲオルギーネのために十分な時間が稼げると判断していた。*40
グラオザム本人はボニファティウスに対抗するため己の体の半分以上を魔術具にして、自身の後釜のギーベ・ゲルラッハを殺害し、ゲルラッハの館の礎を奪って籠城した。
ゲルラッハ周辺で戦っていた騎士達へ即死毒を放ち、ゲオルギーネに与していた旧ベルケシュトックの騎士ごとゲルラッハ騎士団長らを殺害する。
ゲルラッハの館でボニファティウスを迎え撃つ事を想定していたが、現れたのは暗殺したはずのフェルディナンドに加え、ローゼマインハンネローレとそれに連なる者たちだった。
自分の命を犠牲にした魔術具により敵の魔力を利用して圧倒するが、ローゼマインから祝福を与えられたマティアスに徐々に押されていく。この時漸くローゼマインの力を脅威と感じるようになり、自身に残るすべての魔力を使ってマティアスを退け、ローゼマインの騎獣から魔力を奪い始めるが、領主一族として扱われる程度の魔力でしかないと見誤り規格外の魔力によって魔力飽和を起こして、体の魔術具が金粉化してしまう。
最終的にローゼマインの護衛騎士達から黒の武器の攻撃を受けて戦死した。

後述のように自身に不都合な現状を無視して都合の良い面しか見ていないためか、白の塔の事件はローゼマインの救済がなくとも、ヴィルフリートは処刑や神殿入りの可能性が高く、当時の状況では斜陽気味かつ自派閥唯一にして旗頭の領主候補生ヴィルフリートを欠いた旧ヴェローニカ派の援護が本当に処罰を覆せるほどの力となれるのか、援護が成功してもヴィルフリートが嵌めた元凶に対して恩にきてくれるのかといった疑問が残る見通しであり、実際はフェルディナンドはジルヴェスターへの嫌がらせが目的だと断定する程利益が乏しい企みであった模様。
身食いを影武者や私兵として利用しローゼマインやその騎獣を蔑んでいたが、それらに魔術具や罠などが無効化された挙句、おそらくはグラオザムが用意したゲオルギーネの影武者が逆効果となって主であるゲオルギーネも討たれた。
心酔したゲオルギーネに魔力を捧げることはあってもこれといって報われたことは無かったらしく、マティアスにそれを指摘されると激昂し、「何故ここまで(命を懸けて尽くすのか)……」と問われるとマティアスの視線を避けるなどゲオルギーネへの忠誠に煩悶する様子も見られた。
一応、アーレンスバッハの貴族として登録されてはいたが、貴族の資格であるシュタープを失ったことから実質的には貴族として扱われるのはまず不可能であり、命を犠牲にした魔術具の使用もそうした背景もあっての事だと考えられる。
ローゼマインのことをある程度の魔力しかなくヴィルフリートの第一夫人として迎えるなどしてライゼガング派の不満を抑えるためのジルヴェスターやフェルディナンドの傀儡と見ていた模様。魔石の指輪で神々の祝福を与える・ローゼマイン式魔力圧縮方法の開発等ローゼマインの規格外といえる能力に関する情報を得ていたにも関わらず、土壇場となるまでローゼマインの実力を認めようとはせずただ下に見るだけであった。前述のゲオルギーネからの扱い同様平民が貴族を超える能力を持つといった自身に不都合な現実からは目を背ける傾向がみられ、ローゼマインの能力に対しての認識不足が敗因となった。

経歴

前11年頃 ゲオルギーネ名捧げし、ヴェローニカ派同世代の中からヴェローニカに名捧げしていない者の情報を提供する。*41
08年春 祈念式で自領に訪れた青色巫女見習いのマインフェルディナンドから挨拶を受け、小聖杯の受け渡しを行う*42
    マインを誘拐する為、ビンデバルト伯爵から借り受けた身食い兵を使い*43ライゼガングの夏の館で襲うも失敗する。*44
    関連し、ベーゼヴァンスを招き、ビンデバルト伯爵、ザイツェン子爵ダールドルフ子爵夫人らと、グラーツ男爵夏の館で密談する。*45
09年夏 ゲオルギーネから手紙を受け取り、自身の夏の館にダールドルフ子爵夫人ら十名程を集め、収穫祭の時期に合わせた白の塔事件の計画を練る。*46
09年冬 ジョイソターク子爵にビンデバルト伯爵の身食い兵を譲渡する。*47
    冬の洗礼式にて、ローゼマインを襲いを飲ませ、連れ去ろうとするが失敗する。*48
    襲撃に関してジルヴェスター夫妻、カルステッドボニファティウスフェルディナンドらから尋問を受ける*49
13年夏 自身の夏の館で、ゲオルギーネとゲオルギーネに名を捧げた者達とで密談する。*50
13年秋 ダールドルフ子爵夫人より、エーレンフェストの聖典の鍵を受け取り、ベティーナへと送る。*51
13年冬 捕縛され証拠となることを避けるため、自爆を偽装して逃亡。*52
    エーレンフェストのメダルは廃棄されシュタープを失うが*53、アーレンスバッハ貴族として登録される。*54
14年春 左手に義手の魔術具をした側近としてゲオルギーネに仕える。*55
15年春 ゲオルギーネのエーレンフェスト礎争奪に参加する。
    陽動作戦か土地勘のあるゲルラッハ領に旧ベルケシュトック騎士団・ギーベ軍とともに侵攻し土地の魔力を奪う。*56
    ギーベ・ゲルラッハの夏の館の制圧に成功し、混戦する戦場に向けて毒を散布した。*57
    ローゼマインの護衛騎士達によって討たれた。*58
    影武者の一人がエーレンフェスト神殿に押し入ろうとしたが、戦闘特化型シュミルに切り伏せられた。*59
    影武者の一人が西門から入ろうとしたが、兵士達から汚物攻撃を受けギュンターから蹴り飛ばされローゼマインのお守りで爆散した。*60
    影武者の一人が北門から入ろうとしたが、ヴィルフリートに捕らえられた。*61

作者コメント

2017年 06月08日 活動報告 2017/06/21 感想返し
グラオザムは優秀ですよ。
この時(09年夏、白の塔事件計画の会合時)はトルークを使っていません。この後、計画を聞いたゲオルギーネから送られてきます。
最初の餌食は第三部Ⅴで馬鹿なことをする貴族です。(※ジョイソターク子爵だと思われる)
>かつてのゲオルギーネのジルへの嫌がらせに加担していたのか
そうですね。ゲオルギーネと一緒に計画する方でした。
>策略はグラオザムでゲオルギーネ本人の能力は並レベル?
優秀さを出したところでアーレンスバッハの第一夫人がアウブ・エーレンフェストにはなれませんし、策略を立てるのは別にゲオルギーネの仕事ではありませんからね。
この時のゲオルギーネにとって大事なのは、言質を取らせずに自分の望む結果を得ることなのです。

描写上の不整合

コメントの議論よりまとめ)
ゲルラッハの礎を奪った際に「館の防衛機能を最高まで上げ」「血族、上位管理者である領主一族しか入れなく」したが(616話「ゲルラッハの戦い その2」)、マティアスが入れた以上(617話「ゲルラッハの戦い その3」)、血族であるグラオザム本人でなければならない。しかしこのグラオザムは「右手でシュタープを振るった」(617話「ゲルラッハの戦い その3」)と書いてあった。後から設定が追加され、「メダルを破壊されたため本物のグラオザムはシュタープを使えませんでした」(640話「アルステーデの話」あとがき)とされたので、これは影武者となり、どうあっても矛盾となった。これを整合させるため、617話でグラオザムの右手はシュタープを持ってない描写に改稿された*62。それでも617話でグラオザムは光の網を使ってコルネリウスから「見覚えがある」と反応されたままなので、やはりシュタープ無しなのは無理がある。またグラオザムが617話で示した「オルドナンツ避け」も、シュタープが使用できないなら「銀色の衣装をまといオルドナンツが届かないように」する必要も無かったことになり(「シュタープを持っていない相手にオルドナンツは使えない」と325話「わたしが帰る場所」に明記)、筋が通らない。そもそもグラオザムがゲルラッハの礎を奪取した時にシュタープ抜きだったら、魔力の染め替えに時間・経済的コストが掛かりすぎて、侵略戦術上の妨げとなるはず(礎からの魔力の抜き取りは魔術具で可能にしろ、抜きすぎる前に魔力注がねば夏の館である白い建物は崩壊する)。

コメント

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    • でも、指揮官タイプはエーレン内では貴重だよね。レオノーレもマティアスもアレキに行ってしまったが。同世代の騎士の中では頭一つ二つ抜けてる様な。 (2021-07-18 03:15:36)
    • ふぁんぶっくによると文官でも良かったとあるし、親の意向の時はそう書かれるから、マティアスが自分で選んだと思うよ。入学する年の子供部屋では騎士の戦いに純粋に憧れている様子を見せている。 (2021-07-18 08:40:57)
  • アニメ版(3期1話)を見ると、ヴォルフを使ってたのはグラオザムっぽいな (2022-04-14 06:10:58)
    • でもグラオザムが平民商人なんぞとサシで、しかもあんな小汚い部屋で顔を合わせるってのも違和感あるんだよね。 演出的にしょうがないんだろうけど。影武者かな。 (2022-04-14 10:34:52)
      • それは思った。しかもヴォルフ君、めっちゃ普段着やんけwwwっていう (2022-04-14 15:43:39)
        • グラオザムはゲオ様のためとあらば小汚い平民と膝を突き合わせ、直接言葉を交わすことも厭わぬ勤勉なギーベなのだ。前神殿長を上位者扱いすらできるからね! (2022-04-14 18:17:53)
          • それは敬愛し崇拝するゲオをアーレンに追いやった憎きヴェロの出来損ないの弟ととるか、敬愛し崇拝するゲオが大切に思っていた叔父上ととるかで対応した時の心境が180度違う。 (2022-04-14 20:52:46)
      • ヴォルフと会合してたグラオザムが本物である証拠が無いから影武者のどれかじゃないかなと思う。それなら平民生まれの身食いだから平民との会合も気にしないだろうし (2024-04-30 15:16:26)
  • グラオザムがゲオルギーネに名捧げを教えたんだね…側近として最も親身に支えていたけど,マティアスの問いには目を合わせようとしていなかったから、供えているうちにゲオの心象が変わったのかな? (2022-04-23 16:40:54)
    • 名捧げ前の名捧げ石を見せたり、実際に活用できる状況下で、名捧げで実際に部下を作るべきと示唆したりしたのは、グラオザムが初めてだったというところではないかな。 「2020年 03月10日 活動報告 2020年 04月10日 感想返し」との整合性を考えると、名捧げの存在自体はヴェロから教わってたけど、名捧げ前の名捧げ石は見せられなかったろうし、洗礼前の幼少時かつジル誕生前だったのでぴんとせずに終わっていたというところだろうね。 (2022-04-24 10:51:33)
    • 単純に、息子の主に対する思慕の強さを見て、若かりし日の自分を思い出したり、こいつはやっぱり自分の息子だなと思ったり、逆にこんなに素直に思慕PRできるなんて、貴族としては問題だけど人としては羨ましいと思ったりしたという可能性もあるので、なんとも……。 (2022-04-24 11:01:22)
    • その辺りは、書籍版第五部IXでかなり加筆されていて、自分の忠誠心を見損なわれたと捉えて、怒り心頭だっただけと判明。 ちなみに、マティアスの結論:グラオザムは、ハルトムートに似ている。但し、ハルトムートのように、主賛歌を長々と語ったり、主に祈りを捧げたりはしないので、ハルトムート程、分かりやすくはない。(CD8特典SS「祝勝会の裏で」) (2022-08-11 07:23:44)
      • 作者曰く、ゲオは味方には優しい(2016年 07月06日 第588話「礎の魔術」あとがき)そうだし、グラオザムは、不要になった自分の身食いをあっさりと殺す(第456話)のに対し、ゲオは、エーレン攻めの為の侵入の時点でも、自分を案内してくれた身食いに、報酬として、身食いの熱を放出する為の魔石を多めに渡させたりしている(書籍版第五部VIIIエピローグ)から、書き下ろし部で明らかになった忠誠心も踏まえると、グラオザムは、最後まで、ゲオは「部下に報いない主」であるとは思っていない可能性も十分ある気がする。 (2022-08-11 07:39:36)
        • フラウレルムとかへの対応見るに、ここでいう優しいは単に味方は叱らない、役にたったら自分に負担かけない程度の報酬なら渡す程度なだけかと。負担というか自分に火の粉がかかりそうなら見捨てるの前提で使い捨ててますし (2022-08-11 15:09:52)
        • そもそも側近にとってはよりその立場にふさわしいことが一番の見返りなわけで、ローゼマインの心配りっていうのが一般的では無いのだと思う。そして最も領主にふさわしいと思う主に仕えたマティアスは、その立場以上の献身に感動していて、自分の主よりゲオ様が領主にふさわしいのかと問いかけたのだと思う。 (2022-09-12 10:03:10)
          • フェルディナンドは名前捧げさせて「ハイ終わり!」じゃなくて、そいつらに相応しい主になる努めなければならないと言ってたな。部下を犯罪者・売国奴にし領地を荒らすゲオの行動のどこに矜持があるのか (2022-09-12 10:50:29)
            • グラオザム達の献身は矜恃なのよな。主を領主にしてあげられなかった、側近として、後援する貴族としての責任みたいな。ゲオルギーネの心情はもはや意地なのよな。矜恃は既にヴェローニカが砕いちゃったから。 (2022-09-12 14:18:47)
              • グラオにとっては「ゲオが主失格」なことより、自分が「ダメな主に仕えたかわいそうな人」扱いの方がいやだから主題とずれた返答したんだろうな。 (2022-09-13 10:45:41)
                • かわいそうな人は否定しようもないけどね。ヴェローニカは自分の派閥が名捧げで切り崩されているのに気づいていたのに、名捧げした多くの貴族をエーレンフェストに置いていったわけだから。要はローゼマインがハルトムートを置いていったようなもの……無理やりにでもついて行けよグラオ。 (2022-09-15 23:58:11)
                  • 文官はスパイ扱いされて連れていけない。 (2022-11-06 15:08:26)
                    • 本編で動向を許可されることは少ないとあるので、絶対行けない訳では無い。婚姻、家族枠等。また名捧げ貴族にとっての主は領主より従う相手なので、充分移動理由になるかと。 (2022-11-06 17:12:24)
                      • 具体的には、ゲオの側仕えあるいは護衛の女性と夫婦になってついていくという手段もある。 (2022-11-06 17:46:23)
                        • 家族枠なら妹の家族枠で充分。 (2022-11-06 23:31:25)
                          • 側近ですと言って通してもらえない場合に側近の兄ですと言って通してもらえるとなぜ考えられるのかわからぬ (2022-11-07 02:10:24)
                        • 妻のロイエーアがゲオの側近だったら家族枠で移動できたかもね (2023-01-14 21:35:03)
          • 自分だけ安全圏で命を握って強制命令できる者に、失敗すれば処刑確実な行為強要している時点で主として逸脱している。ただの奴隷と主人。部下の安全なんか考えてないから命握られてないマティアスとかは離反した。 (2022-09-13 10:49:52)
  • この人の死因がゲオルギーネの死亡だったりするのだろうか (2023-01-13 16:28:59)
    • 身体に埋め込んだ魔石が金粉化しつつある状態で、複数の黒の武器を突き立てられて魔力を奪われ直後に魔石化した。ちょうどその瞬間ゲオルギーネが死亡した可能性もなくはないが、そこまでタイミングを合わせるのは神でもなければ困難だろう。 (2023-01-13 16:47:27)
    • それ以前に、名捧げさせて領地を割りましょうよ!ジルヴェスターを排除しましょうよ!売国手伝いますよ!とか言ってる佞臣で、長年主を悪い方向へ導き続けて最終的に死に追いやったとすら思ってる。 (2023-01-13 16:49:44)
      • それは正解。ジルヴェスターが生まれたのはゲオルギーネが洗礼前だから、そもそも洗礼後に他領に嫁ぐ可能性を見越したり、コミュニケーションを促す形で側近が導けば不幸はなかった。ゲオルギーネって考えを溜め込んで話し合いを放棄するから、側近による夜情報交換や報告が必要なのに。 (2023-01-16 02:26:19)
    • 名捧げした者の末路は爆発みたい感じだからグラオザムはゲオルギーネが倒される前にやられてる (2023-01-13 17:01:36)
  • グラオザムがゲオルギーネの不満を煽らなければ、ゲオルギーネがエーレンフェストに留まりジルヴェスターの補佐をする未来もあったのかな? (2023-03-31 12:28:27)
    • グラオザムが煽ったにせよ、ゲオルギーネは並々ならぬ不満を抱えていた。エーレンに留まる保身を考えてるなら、ジルではなくヴェロに毒を盛っただろう。間違ってもジルの補佐をする気はなく、ジルをいいように駒にして操ったと思う。 (2023-03-31 14:34:58)
    • 多分結局ヴェローニカ派がヴェロ派とゲオ派に分かれて大変なことになってたと思う。正直ヴェローニカがいる時点で大分詰み。後はジルが産まれてなければって可能性があるけどその場合は最終的にヴェロ排除だろうな…… (2023-03-31 14:46:42)
    • あったと言えばあった。とは言ってもゲオルギーネが領主教育を受けていたことと、ヴェローニカがいい側近の召し上げ邪魔してたから、その未来の難易度は限りなく高い。どちらも理由がなくては努力できないタイプなので、ゲオルギーネの婚約者が彼女が領主にならないことを了承する。ジルヴェスターとフロレンツィアの婚約が低学年のうちに成立すれば、有り得た話。 (2023-03-31 17:31:05)
  • ギーベという地位の割に第二夫人娶ってないんだなこの人。ゲオ派の同士以外は邪魔だったのか息子3人いるから跡取りには困らないと踏んだのか。それとも第二夫人がいたがゲオからの指令が来て身軽になる為に排除したのか実は第一夫人が彼にとっての全ての女神なのか (2023-10-07 02:41:49)
    • 書かれてないだけで存在はするんじゃない? (2023-10-07 05:39:11)
    • 身食いを確保するために、愛妾はいたと思う。第二・第三夫人に比べると安上がりで済む。 (2023-10-07 07:03:17)
  • 粛清直前の始まりの宴、殺気を何とか隠す領主派の雰囲気をグラオザムは感じていなかったのでしょうか (2023-10-12 20:29:38)
    • もうすぐゲオ様が礎を奪って領主になられる!とウッキウキだったんでは (2023-10-12 20:33:45)
      • むしろもうすぐ行動に移すということや、偽りの(現行の、どのみち自分たちより身分は上の貴族に手を出していることに変わりはない)領主一族に危害を加えた高揚感で警戒の度合いが測れなかったのでは? 自身が行動に移すなら、敵を警戒する。警戒しているがゆえに、害を与えた自覚があるので、自身が警戒している度合いを図りあぐねたのでは。 (2023-10-13 00:47:18)
  • シュタープの有無に関する不整合、フェルディナンドの話で「何人もの研究者がシュタープより使い勝手の良い道具を作ろうとした」程研究されてるんだから、シュタープ以上のものはないのは確定としても、劣化シュタープもどきや限定機能シュタープもどきといった代替魔術具はあるんちゃうかな? (2024-03-12 18:58:50)
    • そのひとつが指輪なのでは。皮膚に接触してる方が魔力の伝導率がよさそう。フェルディナンド所有の7色の石がついたブレスレットでマインが風の盾を作れたのだから(148話)、あれもシュタープと併用可能な物かも。 (2024-03-12 20:11:46)
    • バイメーンがない代わりに調合の魔術具、メッサーがない代わりに収集時の銀ナイフ、シュヴェールトがない代わりの魔剣。割とシュタープの変形できる要素をオミットするといろいろあるはず (2024-03-12 22:14:12)
    • シュタープと左腕を失って以降に魔石義手を作り自身への魔石埋め込み改造手術まで行ったのだから、シュタープ代わりの魔術具作成について文官としてのグラオザムはフェル様に迫る技術があったのだろう。あの義手と右腕は魔力を吸収するのみならず自身の魔力へと変換し攻撃まで可能なのだから、ある意味ダンケルの秘宝よりもシュタープよりも優れた魔術具である(汎用性はない)。特に義手は疑似的とは言え神具闇の神のマントの機能と、右腕の手術に必要な左腕としての繊細な動きも再現する優れものだ。 (2024-03-13 09:19:36)
      • ただ身体が魔石化していくっぽいから、汎用性がないどころか余命宣告がありそうだ。とても大きな魔石ができそうで、もしかしたら身食い改造研究の成果かもしれないね。 (2024-03-13 09:30:04)
      • 流石にグルトリスハイトの魔術具を作れるフェルディナンドには劣ると思う。ヒルシュールとの交流もなさそうだし階級的にレーベレヒト近辺という気がする。高性能義手も性能的な不足を自己犠牲で補ってる感じ。ハンネのエネルギー供給で予定外の性能出てるんじゃないかな?ボニファティウス対策と言ってたけど加護増加前のボニ爺対策なので実際に戦ったら一蹴された気もする。 (2024-03-13 18:07:55)
        • ボニ爺はローゼマイン式魔力圧縮と加護増加により以前の何倍も強くなっているし、脳筋なので魔力攻撃をするより身体強化して素手で殴りに行き魔石義手を一撃で粉砕しそう。マスクにより即死毒も効かないから到底勝ち目がないわな。 (2024-03-13 22:54:17)
  • 第3部洗礼式の襲撃時にロゼマが捕らわれた光の網と帯は、グラオザムの魔力が魔術具によって強化されていたと考えていいでしょうか。 (2024-03-26 20:20:38)
    • 光の帯は魔力が多ければ破れるというだけで、効かないわけではありません。637話でも、破られるまでは巻かれたままです。 (2024-03-26 21:45:41)
    • ロゼマの魔力が多いことは知られていたから、グラオザムもそれなりの事前準備をしていたと思われる。ただ魔力量を見くびっていたっぽいから、あのときロゼマが戦い慣れしていて狼狽えず適切に情勢判断していれば、網や光の帯を破ることができていたかもしれない。 (2024-03-27 08:04:43)
  • 腕を残して爆死を偽装したけど、爆死だと魔石は残らないものなのだろうか (2024-04-12 14:20:09)
    • 魔力器官へ魔力が集中する暇もなく、魔力器官自体も粉々になるから魔石としては残らないのかも。残ったとしても魔石自体粉々、自分の魔力を込めた魔石を砕いて撒いておけば偽装できそう。 (2024-04-12 17:58:22)