「チャイニーズヒーロー」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

チャイニーズヒーロー - (2012/10/15 (月) 04:58:14) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*チャイニーズヒーロー 【ちゃいにーずひーろー】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売元|タイトー|~| |開発元|タイヨーシステム|~| |稼動開始日|1984年|~| |ポイント|固定画面カンフーアクション&br()後のカルブレの代表シリーズにおけるルーツとなる存在|~| **概要 -1984年にてタイトー発売、タイヨーシステム((現:カルチャーブレーン。タイヨーシステムはカルブレの旧社名、日本システムの別名義。))開発にてアーケードにリリースされた固定画面縦アクションゲーム。 -妖魔軍団にさらわれたミンミン姫を救出するため、ジャッキー(1P)とリー(2P)を操作して待ち構える敵をカンフーで倒すのが目的である。 -一人~二人同時プレイ可能。全7ステージ構成でエンドレスの周回制。 -このゲームにおけるクリア条件は「そのステージ内に出現する人型の敵をすべて倒す」ことにある。全員倒せば画面が切り替わり、次のステージへ進む。 --本作には画面のスクロールが一切なく、常に縦視線の固定画面にて敵を戦うこととなる。よって、移動できる範囲はおのずと限られる。 --時折ゴリラっぽい巨大なモンスター敵が出現することがあるが、こいつは倒さなくてもクリアに影響しない。本作におけるクリア対象は、あくまでも人型の敵のみである。 -特定ステージをクリアすると、ボーナスステージが発生する。このステージは画面内に発生する矢を避けながら、浮遊しているアイテムを取得すればスコアボーナス獲得のチャンスとなる。あくまでもボーナスなので矢に触れてもステージが終了するだけでミスにはならないほか、特定時間が経過することでもステージは終了する。このステージを終えると、次のステージに進む。 --また、上記のゴリラっぽい巨大敵を倒した状態でステージクリアすると、スロットボーナスが発生する。この画面にてスロットを行い、その出目によってはスコアボーナスや1UP、''クレジット増加''といったボーナスが取得できるチャンスとなる。終えると次のステージへ。 -操作方法はレバー+4ボタンとなっている。レバーにて自機の四方向移動(斜め移動はできない)。ボタンに関しては下記に示すが、便宜上各ボタンの配置を「A、B、C、D」と表記する。 --Aボタンにて主人公の前方にリーチの短い「パンチ攻撃」を出す。リーチは非常に短いが、使用制限回数はない。3つある主な攻撃手段の一つ目となる。 --レバーとBボタンの組み合わせにて、その方向へ突撃しながらの「飛び蹴り」を出す。これを出すたびにパワーメーター(下記)が1消費され、有限制となっている。3つある主な攻撃手段の二つ目となる。 --レバーとCボタンの組み合わせにて、その方向へ移動しながらの「回転キック」を出す。飛び蹴りよりはスピードの面では劣るが、制限回数はない。3つある主な攻撃手段の三つ目となる。 --Dボタンにて「パワーボール」効果。これは押せばアイテムであるパワーボールが画面外から出現するが、パワーメーターを大量に消費してしまう。 -敵を倒すたびに、画面下に表示された「パワーメーター」が1ずつ蓄積される。上記で示した飛び蹴りやパワーボールは、これを消費することで出せる。 --パワーメーターの消費量は、飛び蹴りはメーターを1消費、パワーボールは10消費となっており、数値が満たないとその行動は起こせない。また、ボーナスステージ限定でいくら飛び蹴りを出してもメーターを消費せずに済む仕様がある。 --なお、パワーメーターは次ステージ以降でもそのまま引き継がれるため、できるだけ温存しておくとあとの攻略が楽になる。 -ステージ中にて時折飛来したり、Dボタンを押すことにより、アイテム(ボール)が出現し、これを取得すれば何かしらの効果を得られる。以下詳細。 --「P」(パワーボール)…パワーボール使用時に出現。取得すれば一定時間敵が縮小化し逃げまとい、それに触れるだけで倒せる。有名どころで例えるならば、『パックマン』のパワーエサ効果に近い。 --「G」(ガンボール)…ステージ途中で出現。取得すればAボタンを押すごとに、パンチの変わりにマシンガンが出せる。 --「エクストラボール」…ステージ途中で出現。「E」「X」「T」「R」「A」の5つのボールが存在し、すべて集めると1UPの効果。二人同時プレイ時では、両者一括で1UPする。 -各ステージにはワープトンネルというものが2つあり、それをくぐるともう一つのワープトンネルに移動できる。また、敵側も積極的にワープトンネルを使用する。 -残機制ですべてなくなると、ゲームオーバー(コンティニュー不可)。一人プレイにおけるミス後の復活時では、いったん画面内で仕切り直しとなり、倒したやつを除く残りの敵との再戦となる。また、二人同時プレイ時は途中復活方式である。 --このゲームは残機数2以下の状態でステージクリアすると、''必ず残機が3(初期)の状態まで回復する''というボーナスがあり、クリアさえすれば一からの状態で次ステージへ進めるようになっている。 開発元であるタイヨーシステムは、後にカルチャーブレーンと社名を変え、ファミコンを筆頭に多くのソフトをリリースすることとなるが、その中の代表シリーズの一角である『スーパーチャイニーズシリーズ』のルーツが本作である。FCソフト『スーパーチャイニーズ』(ナムコ発売)は本作のアレンジ移植に該当するが、本作よりも多彩なシステムを採用しFC版の方が概ね面白いという意見が多い模様。~ 当時としてはあまり見られない中華風の世界観も然ることながら、本作はかなり意欲的なシステムを導入している。以下それを挙げていくと… -「当時のACゲームはどれだけ多くてもボタンの数は3つだが、本作はそれを上回る4ボタン制を起用」 -「ステージクリア後に残機が全快する」 -「ゴリラ風の巨大敵が出現すると、主人公や人型敵が縮小化し巨大敵の存在が一際巨大に見える演出((ただし、ステージ舞台のサイズは一切変化しないため、遠近法的には違和感のある演出となってしまっている。))」 -「スロットボーナスでクレジット増加のチャンス」 …などがある。特にACゲームにも関わらずステージクリア後の残機ボーナスを起用したのは、おそらく本作位であろう。~ また、本作の4ボタン制に関する謎があり、何故かインストカードやゲーム内で紹介される操作方法デモでは''3ボタン(A~C)しか使用しない''と表記されている。また、当時におけるコントローラーは「''通常における4ボタンパネル自体が存在せず、本作の操作方法とかみ合わない''」という不可解な矛盾がある。~ 一応言っておくと、プログラム上では間違いなく4ボタン制であり、ちゃんとDボタンも使用対象に含まれており、「じゃあ、Dボタンはどこを押せば効果が起きるのか?」という謎に包まれている。もし、当時のゲーセン内で本作を3ボタン制で稼動していたとするならば、「Dボタンは存在するはずなのに押せない」ということになってしまうが、詳細は不明。([[参考サイト>http://www.geocities.jp/arcadon765/chinhero.html]]) 純粋にゲームとして見ると、「主人公の移動スピードがかなり遅い故に、突発的なミスに見舞われやすい」という問題はあるものの、敵そのものの行動パターンは単調かつ種類が少ないので、ちょっとやり込めば一周クリアくらいなら難なくクリアできる難易度に落ち着いている。移動スピードの遅さは、移動と攻撃を兼ねた回転キックを駆使することにより十分フォローできるし、何より本作はステージクリア後の残機回復があるので、ミスの許容回数が同時期のゲームと比べて極端に多いのが嬉しいところ。~ 1984年のゲームとしてはグラフィックは少々雑ではあるもののカラフルな色使いで華やかであり、BGMに関してもいかにもチャイナ的な印象的なメロディラインとなっていて聞き応えがあるものとなっている。 アレンジ移植はされているものの、本作そのものは一切の移植はされておらず、すでにカルブレがACと無縁のメーカーな関係上、これからも移植される可能性はゼロに等しいのが現状である。
*チャイニーズヒーロー 【ちゃいにーずひーろー】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売元|タイトー|~| |開発元|タイヨーシステム|~| |稼動開始日|1984年|~| |ポイント|固定画面カンフーアクション&br()後のカルブレの代表シリーズにおけるルーツとなる存在|~| **概要 -1984年にてタイトー発売、タイヨーシステム((現:カルチャーブレーン。タイヨーシステムはカルブレの旧社名、日本システムの別名義。))開発にてアーケードにリリースされた固定画面縦アクションゲーム。 -妖魔軍団にさらわれたミンミン姫を救出するため、ジャッキー(1P)とリー(2P)を操作して待ち構える敵をカンフーで倒すのが目的である。 -二人同時プレイ可能。全7ステージ構成のエンドレス周回制。 **主なルール -操作系統。 --本作はレバーと4ボタン((以下ボタンの配置を「A・B・C・D」と表記。))を使用する。 ---レバーで主人公の四方向移動(斜め移動は不可)。 ---Aボタンで主人公の前方にリーチの短い「パンチ攻撃」を出す。リーチは非常に短いが、使用制限回数はない。3つある主な攻撃手段の1つ目となる。 ---レバーとBボタンの組み合わせにて、その方向へ突撃しながらの「飛び蹴り」を出す。これを出すたびにパワーメーター(下記)が1消費される。3つある主な攻撃手段の2つ目となる。 ---レバーとCボタンの組み合わせにて、その方向へ移動しながらの「回転キック」を出す。飛び蹴りよりはスピードの面では劣るが制限回数はない。3つある主な攻撃手段の3つ目となる。 ---Dボタンにて「パワーボール」効果。これは押せばアイテムであるパワーボールが画面外から出現するが、パワーメーターを大量に消費してしまう。 -パワーメーターについて。 --本作には「パワーメーター」という数値が存在する。 ---パワーメーターは敵を倒す度に1づつ蓄積される。上記で示した飛び蹴りやパワーボールはこれを消費することで出せる。 ---パワーメーターの消費量は「飛び蹴りはメーターを1消費」「パワーボールは10消費」となっている。 ---ステージクリア後は蓄積したパワーメーターがそのまま引き継がれる。よって、できるだけメーターを温存しておくと後のステージ攻略が楽になりやすい。 ---ボーナスステージではいくら飛び蹴りを行ってもパワーメーターが減少しない。 -アイテムについて。 --「ステージ中にて時折飛来する」「Dボタンを押す」などの条件を満たせば以下のアイテム(ボール)が出現する。 ---「P」(パワーボール)…パワーボール使用時に出現。取得すれば一定時間敵が縮小化し逃げまとい、それに触れるだけで倒せる。有名どころで例えるならば『[[パックマン]]』のパワーエサ効果に近い。 ---「G」(ガンボール)…ステージ途中で出現。取得すればAボタンを押す毎に、パンチの変わりにマシンガンが出せる。 ---「エクストラボール」…ステージ途中で出現。「E」「X」「T」「R」「A」の5つのボールが存在し、すべて集めると1UPの効果。二人同時プレイ時では両者一括で1UPする。 -ステージクリア条件について。 --メインのクリア条件は「そのステージ内に出現する人型の敵をすべて倒す」ことにある。 ---本作には画面のスクロールが一切なく、常に縦視線の固定画面にて敵を戦うこととなる。よって、移動できる範囲はおのずと限られる。 ---時折ゴリラっぽい巨大なモンスター敵が出現することがあるが、こいつは倒さなくてもクリアに影響しない。本作におけるクリア対象は、あくまでも人型の敵のみである。 ---特定ステージをクリアするとボーナスステージが発生する。このステージは画面内に発生する矢を避けながら、浮遊しているアイテムを取得すればスコアボーナス獲得のチャンスとなる。&br()あくまでもボーナスステージなので矢に触れてもステージが終了するだけでミスにはならない。また、特定時間が経過する事でもステージは終了する。 --各ステージには「ワープトンネル」というものが2つあり、それをくぐるともう一つのワープトンネルに移動できる。 ---『パックマン』でいうところのワープゲートと非常に近い存在である。なお、主人公側だけではなく敵側も積極的にワープトンネルを使用してくる。 --上記のゴリラっぽい巨大敵を倒した状態でステージクリアすると「スロットボーナス」が発生する。 ---この画面にてスロットを行い、その出目によってはスコアボーナスや1UP、''クレジット増加''といったボーナスが取得できるチャンスとなる。 -ミス条件について。 --敵・敵攻撃・罠に触れるとミスとなる残機制。ミス後は仕切り復活(下記)となる。 ---一人プレイにおけるミス後の復活時では、いったん画面内が暗転して仕切り直しとなる。仕切り後は倒したやつを除く残りの敵との再戦となる。また、二人同時プレイ時は途中復活方式である。 --このゲームは残機数2以下の状態でステージクリアすると、''必ず残機が3(初期)の状態まで回復する''というボーナスがある。 ---その為、本作のミスの許容回数は他のアクションゲームと比べ極端にゆるくなっている。 開発元であるタイヨーシステムは、後にカルチャーブレーンと社名を変え、ファミコンを筆頭に多くのソフトをリリースすることとなるが、その中の代表シリーズの一角である『スーパーチャイニーズシリーズ』のルーツが本作である。FCソフト『スーパーチャイニーズ』(ナムコ発売)は本作のアレンジ移植に該当するが、本作よりも多彩なシステムを採用しFC版の方が概ね面白いという意見が多い模様。~ 当時としてはあまり見られない中華風の世界観も然ることながら、本作はかなり意欲的なシステムを導入している。以下それを挙げていくと… -「当時のACゲームはどれだけ多くてもボタンの数は3つだが、本作はそれを上回る4ボタン制を起用」 -「ステージクリア後に残機が全快する」 -「ゴリラ風の巨大敵が出現すると、主人公や人型敵が縮小化し巨大敵の存在が一際巨大に見える演出((ただし、ステージ舞台のサイズは一切変化しないため、遠近法的には違和感のある演出となってしまっている。))」 -「スロットボーナスでクレジット増加のチャンス」 …などがある。特にACゲームにも関わらずステージクリア後の残機ボーナスを起用したのは、おそらく本作位であろう。~ また、本作の4ボタン制に関する謎があり、何故かインストカードやゲーム内で紹介される操作方法デモでは''3ボタン(A~C)しか使用しない''と表記されている。また、当時におけるコントローラーは「''通常における4ボタンパネル自体が存在せず、本作の操作方法とかみ合わない''」という不可解な矛盾がある。~ 一応言っておくと、プログラム上では間違いなく4ボタン制であり、ちゃんとDボタンも使用対象に含まれており、「じゃあ、Dボタンはどこを押せば効果が起きるのか?」という謎に包まれている。もし、当時のゲーセン内で本作を3ボタン制で稼動していたとするならば、「Dボタンは存在するはずなのに押せない」ということになってしまうが、詳細は不明。([[参考サイト>http://www.geocities.jp/arcadon765/chinhero.html]]) 純粋にゲームとして見ると、「主人公の移動スピードがかなり遅い故に、突発的なミスに見舞われやすい」という問題はあるものの、敵そのものの行動パターンは単調かつ種類が少ないので、ちょっとやり込めば一周クリアくらいなら難なくクリアできる難易度に落ち着いている。移動スピードの遅さは、移動と攻撃を兼ねた回転キックを駆使することにより十分フォローできるし、何より本作はステージクリア後の残機回復があるので、ミスの許容回数が同時期のゲームと比べて極端に多いのが嬉しいところ。~ 1984年のゲームとしてはグラフィックは少々雑ではあるもののカラフルな色使いで華やかであり、BGMに関してもいかにもチャイナ的な印象的なメロディラインとなっていて聞き応えがあるものとなっている。 アレンジ移植はされているものの、本作そのものは一切の移植はされておらず、すでにカルブレがACと無縁のメーカーな関係上、これからも移植される可能性はゼロに等しいのが現状である。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: