「SOUND VOLTEX VIVID WAVE」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

SOUND VOLTEX VIVID WAVE - (2021/06/24 (木) 21:15:46) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*SOUND VOLTEX VIVID WAVE 【さうんどぼるてっくす びびっど うぇーぶ】 |ジャンル|音楽シミュレーションゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼働開始日|2019年2月28日|~| |判定|なし|~| |ポイント|>|ハードウェアの刷新による性能の向上(と判定問題)&br;楽曲をミックスさせてプレイするAUTOMATION PARADISEの追加&br;アニソン・J-POPの収録&br()過去イベント関連の救済フットワークの悪さが目立つ| |>|>|CENTER:''[[SOUND VOLTEXシリーズリンク>SOUND VOLTEXシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SOUND VOLTEXシリーズ第5弾。~ 過去作と違いナンバリングが外れているが、タイトルロゴでは「''V''OLTEX」と「''V''IVID」の頭文字の「''V''」が重ねられており、ローマ数字のV、つまり5作目という意味合いも持っている。 **特徴 -AUTOMATION PARADISE --楽曲がランダムで選出され、それをランダムにつなぎ合わせた譜面をプレーする。 ---通常プレーにおいては対象の中からランダムだが、PARADISE STARTでは対象の中から3~4曲を指定することが可能。曲数はオプションで指定し、対応楽曲をまとめた専用のフォルダからミックスしたい曲を選択する。 ---2019年のエイプリルフールイベント((SKILL ANALYZERコースや限定楽曲と異なり、1週間開催された))では対象曲すべてをごちゃ混ぜにする「おーとめーしょんぱらだいす」も登場した。 -エントリーフローの大幅変化 --本作ではスタート方式→支払い手段を選択後、アピールカードやクルーの設定とGENERATORをひとまとめにしたマイルームを経由してからプレーを開始するようになった。 --PASELI使用かつジェネレーターを利用する際、STANDARD STARTだとカード1枚込みで260円と微妙に値上がりする現象((1枚目が140円、2枚目以降は1枚につき100円という計算になっている模様。STANDARD STARTは120円に設定されているロケーションが多く、この結果120+140=260円と以前のGENERATOR STARTより20円高くなっている。))が確認されている。 --また、''SKILL ANALYZERではLIGHTしか選択できなくなった''ため、TRACK CRASHすると終了、またクリアしてもBLASTER ENERGYは一切獲得できない。 --なお、BLASTER STARTを選択した場合にBLASTER GATE以外での通常のプレーと合わせて2曲という点は変わらず、同様のことがPARADISE STARTでも発生する((ただし、BLASTER STARTはその2曲の後確定でEXTRACK(なお2019年8月初頭までは通常楽曲のプレーでLIGHT相当のBLASTER ENERGYを獲得できていた)なのに対し、PARADISDE STARTでは2019年12月中旬のアップデート以降ようやくBLASTER ENERGYを獲得可能になりEXTRACKが出現する可能性ができた))。 ---これらのスタート方式では通常の楽曲プレーは損となるので注意。 --POLICY BREAK開催時には当該項目もマイルームに出現する。このため、移植元機種を必要回数プレーした直後の本機種プレー時から対象曲をプレー可能。 --2020年1月中旬のアップデートで10分間自由にプレーできるPREMIUM TIMEモードも追加された。 ---任意のタイミングやランク目標(AAA以上もしくはUC/PUCから任意で選択し、それの失敗が確定した際)で強制的にTRACK CRASHさせたり、TRACK CRASH時の即リトライが可能。 ---BLASTER ENERGYの獲得は可能だがEXTRACKは発生しない。 -ボルフェス ハワティメットライブ!! --時々開催されるイベント。楽曲プレーや日替わりのミッションでLE(Live Energyの略)を獲得し、各種アイテムと交換する。 --交換はプレー開始時のマイルームで行う。 --交換できるものはネメシスクルーやMIX DISK(AUTOMATION PARADISEのMIX対象曲追加)など。 -HEXA DIVER --BLASTER GATEとΩ Dimensionを組み合わせたようなルールで行われる新たなEXTRACKイベント。 --ERROR時のゲージ減少率などに絡むHEXA RANKも指定し、プレーした長さの割合に応じてHP(HEXA POINT)を削っていくことを繰り返す。 --進行はプレーした譜面を解禁するところで止まる。 **評価点 -収録曲ジャンル拡大 --版権曲のジャンルが増え、アニメ主題歌やJ-POPも登場することになり間口が広がっているという評価がある。 ---他機種で定番の「only my railgun((余談だが、2018年末及び2019年2月に相次いで収録されたセガの2機種とは違い、クレジット表記におけるいわゆる制作委員会としての記述が本来のものである「PROJECT-RAILGUN」となっている))」「シュガーソングとビターステップ」「ようこそじゃパリパークへ((他機種では2017年に相次いでの収録であり、jubeatですら収録期間年長とならず結果的に2020年末時点で本曲を収録しているBEMANIシリーズは本機種のみとなっている。))」など。~ また、稼働当初のラインナップには3日前に[[jubeat>jubeat festo]]で削除されたばかりである「もってけ!セーラーふく」や、かつて『[[REFLEC BEAT 悠久のリフレシア]]』に収録されていたが既に削除されている「Paradisus-Paradoxum」も。これらは結果的にBEMANIシリーズ全体を通しての復活曲となっている。~ 4月には''アーケード版BEMANIシリーズでは史上初となる「君の知らない物語」の原曲収録''((「君の知らない物語」はGFおよびDMではXG2以降、jubeatではQubell以降カバー音源での収録だったが、後者は「もってけ!セーラーふく」と同じく本機種稼働開始の3日前に削除されている。))も。 ---ただ、原曲での収録は2019年4月の「君の知らない物語」「ヒトリゴト」以降途絶えており、以後はリミックス曲が追加されている。~ その中では「Daydream café」が収録時期(2020年6月末にjubeatから削除→その2日後に本機種でリミックス収録)的にインパクト大。 -難易度改定 --今作では前作とは異なりNOV・ADVを含む全Lvで難易度改定が行われ、初心者が地雷を引く可能性が低くなった。 ---とは言っても「超☆超☆光☆速☆出☆前☆最☆速!!! スピード★スター★かなで(NOVICE:7→8)」のように上げ幅が足りないと指摘されている譜面もあるので注意。 **賛否両論点 -SKILL ANALYZER --今作では稼働当初からスキルアナライザーが実装されたため、前作で問題となったLIGHT START時の選曲Lv制限の問題はないといえる。 --一方で上位Lvのコースで難易度のインフレが起きており((魔騎士・一部を除いた剛力羅では3曲目が逆詐称クラスではあるがそれぞれLv17、Lv18から選ばれ、或帝滅斗は2曲目にLv18最上位、3曲目にLv19下位の譜面が選ばれている))、取得へのハードルが上がっている。 //-Lv18内での難易度格差の拡大 //--Lv19の内、全てのEXH譜面と他の一部譜面がLv18へ降格となり、Lv17で詐称扱いされていた一部の譜面もLv18へ昇格した。 -統合ゲーム内通貨「PCB」 --本作ではゲーム内通貨がPCBに一本化されているが、その実態は今までのBlc(楽曲解禁に使われる方)であり、今まで存在していたアピールカードジェネレーターはなくそちら用のPcに相当する用途も存在していなかった。 --2020年3月末に''スペシャル以外の過去のアピールカードが全開放される''という予想の斜め上の展開になったため、今後も今までのPcに相当する用途は登場しないと思われる。 -VOLFORCE --前作での極端な高難易度楽曲の優遇が改善、対象楽曲も20譜面から50譜面に拡大されたことでプレイヤーごとの楽曲選択の幅が広がり、この点はシステムとして成熟した。 --ただ、新たな問題点も見られる。楽曲ごとの最大スキル値が前作の525点(1点刻み)から0.46点(0.01点刻み)に大幅に減少したことで、単曲のスキル値が0.00~0.46までの僅か47通り((0.45点となるパターンが計算式の関係で存在しないため、厳密には46通り))のパターンと前作の1/10以下に大別化された。 --これによりスキル値を最小限度の0.01上げるにも前作よりも大幅なスコアの更新が求められるようになり、短期目標として機能しづらくなってしまった。 **問題点 -判定がやや早めに --[[beatmaniaIIDX 25 CANNON BALLERS]]同様、ハードウェア更新の影響で判定がやや早めになっている。 ---良く言えばラグが減っているのだが、IVまでの感覚でプレーしているとNEARやERRORを量産しやすい。 ---判定の位置をずらす設定が±8段階まで可能だったのだが、+8にしても早いという意見が多かったのかアップデートで16段階まで拡大された。 -タイトルパネルの照明 --本作から画面上部のタイトルパネルにLED照明が埋め込まれ点灯しているのだが、これのせいで店内が暗い店舗では逆に画面が眩しく見づらいと評判が悪い。店舗側の設定で消灯されている場合がある。 -前作で特に不満の声が大きかった「POLICY BREAK」と「BLASTER GATE」に関しての変更点は無し。 --前者は過去に『pop'n music』と『REFLEC BEAT』から移植された楽曲が未だに解禁されていなかった。 ---特に『REFLEC BEAT』については[[シリーズ自体が事実上の終了>REFLEC BEAT 悠久のリフレシア]]という状態であり、イベントの開催そのものが絶望的というレベル。 ---実は「公式サイトに両イベント関連ページへのリンクが用意されておらず、全体的な終了(=各機種個別での解禁に移行)のフラグが立っていた」という説も考えられたらしいのだが気づいた人はほとんどいない。 ---[[2019/9/12に「POLICY BREAK」解禁曲がPCB解禁移行>https://twitter.com/SOUNDVOLTEX573/status/1171258511415631873]]。~ なぜか「V」は含まれなった((ただし「V」のPOLICY BREAKは再開催されることなく2020年7月のIIDX新規弾開催時にPCB解禁に移行した))し、[[今まで一度もPOLICY BREAKが開催されていなかったDDR相手>BEMANIシリーズ 多機種連動イベント#id_9b67497e]]((FLOOR INFECTIONは過去に1セットだけ存在していたが、解禁曲のうち「Strobe♡Girl」は削除済(pop'n・REFLEC BEATも同様)のため最近は開催されていない))など新規弾も登場しているが、大部分を個別解禁に移行する英断は評価できる。~ 「FLOOR INFECTION」も含めて、細かい問題点は[[こちらの項目>BEMANIシリーズ 多機種連動イベント#id_79238f8f]]も参照すべし。 --後者はなんと譜面の無条件緩和はおろか、&bold(){ゲージ量の緩和すら行われていない}。 ---本作の稼動時点で3作前かつ5年以上も前の作品である [[II>SOUND VOLTEX II -infinite infection-]] で追加された譜面ですら、何一つ緩和されないのはさすがに異常としか言いようが無い。他の機種なら大体2作ほどで無条件解禁されるというのに…。 ---幸い前作ほどのハイペースで追加こそされていないが、やはり解禁するために多くの金額と時間が必要だというのは否めない。前述したように過去作で追加された譜面は一切緩和されていないため、シリーズから離れている人ほど割を食う形となってしまっている。 //以前のバージョンではどうだったっけなぁ…… -過去バージョンのイベント解禁曲に対する救済の遅さ --SDVX IVで開催されたイベントでの解禁曲の救済措置があったのは、稼働開始から4か月もたってからのこと。~ それまでは何の告知もなく、救済措置がないのではないかと思われていたほど。 ---「スミスのきまぐれジェントル」の「Chloé」は稼働開始時からインプット可能になっていたという噂があるが、これも告知されていなかったためいつインプット可能になったのかは不明。~ また、SDVX IVで開催されていたIIDXおよびQMAシリーズとの共闘イベントの曲も稼働開始時からインプット可能になっていたという報告があるものの、こちらも公式には告知されていないためいつから可能だったかは不明。 ---余談だが、過去イベント楽曲の救済措置が登場した際にThe 8th KACの予選課題曲だった『Catch Our Fire!』が密かに無条件解禁されていたという報告もある。 --上述したように、「POLICY BREAK」解禁曲の大半も2019/9/12よりようやくインプット可能に。こちらはきちんと告知されたが、元々3作にわたって開催され続けるうちに問題点が山積みになってきたイベントであるため、本作稼働開始時点でスパッとと切り替えることもできたのではないだろうか。 -コナステ版SDVX IIIとの連動の一時断絶 --稼働当初、コナステ版SDVX IIIで解禁していた一部要素が未解禁に戻っていた。 --2019年8月より再開しており、現在はプレー可能な状態に戻っている。 ---- **総評 ハードウェア刷新による性能向上は、AUTOMATION PARADISEという新たな楽しみと、[[IIDX>beatmaniaIIDX 25 CANNON BALLERS]]と同様の判定問題をもたらす賛否両論な結果となった。~ 判定に関しては丸1作放置されたIIDXの二の轍を踏むことなく早急に改善されることが望まれる。~ マンネリの続いていた本機種中心の連動イベント「FLOOR INFECTION」「POLICY BREAK」の過去弾が個別解禁に移行されることで、評価面でもいい方向への転換が見込まれる。 ---- **余談 ''ハードウェアレベルの更新'' -今作の稼働にはハードウェアの刷新が必須であり、導入する際には多額の費用を要するため、一部の店舗では新作への移行を諦めて[[beatmaniaIIDX 25 CANNON BALLERS]]同様アップグレードせずに筐体を撤去するケースも見られた。 -導入に手間と費用こそ掛かるものの、IIDXと同様に内部ソフトウェアが「Windows Embedded Standard 7」になったことで、前作の問題点だった長いロード時間が改善されている。 --さらに、IIDXと違い本作では解像度が720pから1080pに上がっており、画質も大きく向上している。 その他 -タイトル画面のバージョン番号において、筐体の新旧を問わず下2桁が統一された。((以前は新旧に応じて末尾が00の筐体と01の筐体が存在していた)) -今作からチュートリアルでレイシスの案内に音声が付くようになった。 --シリーズ初期から看板娘を務めるレイシスだが、彼女の台詞に音声が付くのは何気にこれが初めてだったりする。 --ちなみに音声そのものは、合成音声と思われるような若干ぎこちないものとなっている。 -コナミ50周年記念楽曲は第4譜面がMXMではなくVVD表記、しかもVVDまで無条件解禁。~ 最新バージョンでの新曲に最新のBLASTER GATE枠表記の譜面がつくのも、当該難度が無条件解禁であるのも、どちらもシリーズ史上初。
*SOUND VOLTEX VIVID WAVE 【さうんどぼるてっくす びびっど うぇーぶ】 |ジャンル|音楽シミュレーションゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼働開始日|2019年2月28日|~| |判定|なし|~| |ポイント|>|ハードウェアの刷新による性能の向上(と判定問題)&br;楽曲をミックスさせてプレイするAUTOMATION PARADISEの追加&br;アニソン・J-POPの収録&br()過去イベント関連の救済フットワークの悪さが目立つ| |>|>|CENTER:''[[SOUND VOLTEXシリーズリンク>SOUND VOLTEXシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 SOUND VOLTEXシリーズ第5弾。~ 過去作と違いナンバリングが外れているが、タイトルロゴでは「''V''OLTEX」と「''V''IVID」の頭文字の「''V''」が重ねられており、ローマ数字のV、つまり5作目という意味合いも持っている。 **特徴 -AUTOMATION PARADISE --楽曲がランダムで選出され、それをランダムにつなぎ合わせた譜面をプレーする。 ---通常プレーにおいては対象の中からランダムだが、PARADISE STARTでは対象の中から3~4曲を指定することが可能。曲数はオプションで指定し、対応楽曲をまとめた専用のフォルダからミックスしたい曲を選択する。 ---2019年のエイプリルフールイベント((SKILL ANALYZERコースや限定楽曲と異なり、1週間開催された))では対象曲すべてをごちゃ混ぜにする「おーとめーしょんぱらだいす」も登場した。 -エントリーフローの大幅変化 --本作ではスタート方式→支払い手段を選択後、アピールカードやクルーの設定とGENERATORをひとまとめにしたマイルームを経由してからプレーを開始するようになった。 --PASELI使用かつジェネレーターを利用する際、STANDARD STARTだとカード1枚込みで260円と微妙に値上がりする現象((1枚目が140円、2枚目以降は1枚につき100円という計算になっている模様。STANDARD STARTは120円に設定されているロケーションが多く、この結果120+140=260円と以前のGENERATOR STARTより20円高くなっている。))が確認されている。 --また、''SKILL ANALYZERではLIGHTしか選択できなくなった''ため、TRACK CRASHすると終了、またクリアしてもBLASTER ENERGYは一切獲得できない。 --なお、BLASTER STARTを選択した場合にBLASTER GATE以外での通常のプレーと合わせて2曲という点は変わらず、同様のことがPARADISE STARTでも発生する((ただし、BLASTER STARTはその2曲の後確定でEXTRACK(なお2019年8月初頭までは通常楽曲のプレーでLIGHT相当のBLASTER ENERGYを獲得できていた)なのに対し、PARADISDE STARTでは2019年12月中旬のアップデート以降ようやくBLASTER ENERGYを獲得可能になりEXTRACKが出現する可能性ができた))。 ---これらのスタート方式では通常の楽曲プレーは損となるので注意。 --POLICY BREAK開催時には当該項目もマイルームに出現する。このため、移植元機種を必要回数プレーした直後の本機種プレー時から対象曲をプレー可能。 --2020年1月中旬のアップデートで10分間自由にプレーできるPREMIUM TIMEモードも追加された。 ---任意のタイミングやランク目標(AAA以上もしくはUC/PUCから任意で選択し、それの失敗が確定した際)で強制的にTRACK CRASHさせたり、TRACK CRASH時の即リトライが可能。 ---BLASTER ENERGYの獲得は可能だがEXTRACKは発生しない。 -ボルフェス ハワティメットライブ!! --時々開催されるイベント。楽曲プレーや日替わりのミッションでLE(Live Energyの略)を獲得し、各種アイテムと交換する。 --交換はプレー開始時のマイルームで行う。 --交換できるものはネメシスクルーやMIX DISK(AUTOMATION PARADISEのMIX対象曲追加)など。 -HEXA DIVER --BLASTER GATEとΩ Dimensionを組み合わせたようなルールで行われる新たなEXTRACKイベント。 --ERROR時のゲージ減少率などに絡むHEXA RANKも指定し、プレーした長さの割合に応じてHP(HEXA POINT)を削っていくことを繰り返す。 --進行はプレーした譜面を解禁するところで止まる。 **評価点 -収録曲ジャンル拡大 --版権曲のジャンルが増え、アニメ主題歌やJ-POPも登場することになり間口が広がっているという評価がある。 ---他機種で定番の「only my railgun((余談だが、2018年末及び2019年2月に相次いで収録されたセガの2機種とは違い、クレジット表記におけるいわゆる制作委員会としての記述が本来のものである「PROJECT-RAILGUN」となっている))」「シュガーソングとビターステップ」「ようこそじゃパリパークへ((他機種では2017年に相次いでの収録であり、jubeatですら収録期間年長とならず結果的に2020年末時点で本曲を収録しているBEMANIシリーズは本機種のみとなっている。))」など。~ また、稼働当初のラインナップには3日前に[[jubeat>jubeat festo]]で削除されたばかりである「もってけ!セーラーふく」や、かつて『[[REFLEC BEAT 悠久のリフレシア]]』に収録されていたが既に削除されている「Paradisus-Paradoxum」も。これらは結果的にBEMANIシリーズ全体を通しての復活曲となっている。~ 4月には''アーケード版BEMANIシリーズでは史上初となる「君の知らない物語」の原曲収録''((「君の知らない物語」はGFおよびDMではXG2以降、jubeatではQubell以降カバー音源での収録だったが、後者は「もってけ!セーラーふく」と同じく本機種稼働開始の3日前に削除されている。))も。 ---ただ、原曲での収録は2019年4月の「君の知らない物語」「ヒトリゴト」以降途絶えており、以後はリミックス曲が追加されている。~ その中では「Daydream café」が収録時期(2020年6月末にjubeatから削除→その2日後に本機種でリミックス収録)的にインパクト大。 -難易度改定 --今作では前作とは異なりNOV・ADVを含む全Lvで難易度改定が行われ、初心者が地雷を引く可能性が低くなった。 ---とは言っても「超☆超☆光☆速☆出☆前☆最☆速!!! スピード★スター★かなで(NOVICE:7→8)」のように上げ幅が足りないと指摘されている譜面もあるので注意。 **賛否両論点 -SKILL ANALYZER --今作では稼働当初からスキルアナライザーが実装されたため、前作で問題となったLIGHT START時の選曲Lv制限の問題はないといえる。 --一方で上位Lvのコースで難易度のインフレが起きており((魔騎士・一部を除いた剛力羅では3曲目が逆詐称クラスではあるがそれぞれLv17、Lv18から選ばれ、或帝滅斗は2曲目にLv18最上位、3曲目にLv19下位の譜面が選ばれている))、取得へのハードルが上がっている。 //-Lv18内での難易度格差の拡大 //--Lv19の内、全てのEXH譜面と他の一部譜面がLv18へ降格となり、Lv17で詐称扱いされていた一部の譜面もLv18へ昇格した。 -統合ゲーム内通貨「PCB」 --本作ではゲーム内通貨がPCBに一本化されているが、その実態は今までのBlc(楽曲解禁に使われる方)であり、今まで存在していたアピールカードジェネレーターはなくそちら用のPcに相当する用途も存在していなかった。 --2020年3月末に''スペシャル以外の過去のアピールカードが全開放される''という予想の斜め上の展開になったため、今後も今までのPcに相当する用途は登場しないと思われる。 -VOLFORCE --前作での極端な高難易度楽曲の優遇が改善、対象楽曲も20譜面から50譜面に拡大されたことでプレイヤーごとの楽曲選択の幅が広がり、この点はシステムとして成熟した。 --ただ、新たな問題点も見られる。楽曲ごとの最大スキル値が前作の525点(1点刻み)から0.46点(0.01点刻み)に大幅に減少したことで、単曲のスキル値が0.00~0.46までの僅か47通り((0.45点となるパターンが計算式の関係で存在しないため、厳密には46通り))のパターンと前作の1/10以下に大別化された。 --これによりスキル値を最小単位の0.01上げるにも前作よりも大幅なスコアの更新が求められるようになり、短期目標として機能しづらくなってしまった。 **問題点 -判定がやや早めに --[[beatmaniaIIDX 25 CANNON BALLERS]]同様、ハードウェア更新の影響で判定がやや早めになっている。 ---良く言えばラグが減っているのだが、IVまでの感覚でプレーしているとNEARやERRORを量産しやすい。 ---判定の位置をずらす設定が±8段階まで可能だったのだが、+8にしても早いという意見が多かったのかアップデートで16段階まで拡大された。 -タイトルパネルの照明 --本作から画面上部のタイトルパネルにLED照明が埋め込まれ点灯しているのだが、これのせいで店内が暗い店舗では逆に画面が眩しく見づらいと評判が悪い。店舗側の設定で消灯されている場合がある。 -前作で特に不満の声が大きかった「POLICY BREAK」と「BLASTER GATE」に関しての変更点は無し。 --前者は過去に『pop'n music』と『REFLEC BEAT』から移植された楽曲が未だに解禁されていなかった。 ---特に『REFLEC BEAT』については[[シリーズ自体が事実上の終了>REFLEC BEAT 悠久のリフレシア]]という状態であり、イベントの開催そのものが絶望的というレベル。 ---実は「公式サイトに両イベント関連ページへのリンクが用意されておらず、全体的な終了(=各機種個別での解禁に移行)のフラグが立っていた」という説も考えられたらしいのだが気づいた人はほとんどいない。 ---[[2019/9/12に「POLICY BREAK」解禁曲がPCB解禁移行>https://twitter.com/SOUNDVOLTEX573/status/1171258511415631873]]。~ なぜか「V」は含まれなった((ただし「V」のPOLICY BREAKは再開催されることなく2020年7月のIIDX新規弾開催時にPCB解禁に移行した))し、[[今まで一度もPOLICY BREAKが開催されていなかったDDR相手>BEMANIシリーズ 多機種連動イベント#id_9b67497e]]((FLOOR INFECTIONは過去に1セットだけ存在していたが、解禁曲のうち「Strobe♡Girl」は削除済(pop'n・REFLEC BEATも同様)のため最近は開催されていない))など新規弾も登場しているが、大部分を個別解禁に移行する英断は評価できる。~ 「FLOOR INFECTION」も含めて、細かい問題点は[[こちらの項目>BEMANIシリーズ 多機種連動イベント#id_79238f8f]]も参照すべし。 --後者はなんと譜面の無条件緩和はおろか、&bold(){ゲージ量の緩和すら行われていない}。 ---本作の稼動時点で3作前かつ5年以上も前の作品である [[II>SOUND VOLTEX II -infinite infection-]] で追加された譜面ですら、何一つ緩和されないのはさすがに異常としか言いようが無い。他の機種なら大体2作ほどで無条件解禁されるというのに…。 ---幸い前作ほどのハイペースで追加こそされていないが、やはり解禁するために多くの金額と時間が必要だというのは否めない。前述したように過去作で追加された譜面は一切緩和されていないため、シリーズから離れている人ほど割を食う形となってしまっている。 //以前のバージョンではどうだったっけなぁ…… -過去バージョンのイベント解禁曲に対する救済の遅さ --SDVX IVで開催されたイベントでの解禁曲の救済措置があったのは、稼働開始から4か月もたってからのこと。~ それまでは何の告知もなく、救済措置がないのではないかと思われていたほど。 ---「スミスのきまぐれジェントル」の「Chloé」は稼働開始時からインプット可能になっていたという噂があるが、これも告知されていなかったためいつインプット可能になったのかは不明。~ また、SDVX IVで開催されていたIIDXおよびQMAシリーズとの共闘イベントの曲も稼働開始時からインプット可能になっていたという報告があるものの、こちらも公式には告知されていないためいつから可能だったかは不明。 ---余談だが、過去イベント楽曲の救済措置が登場した際にThe 8th KACの予選課題曲だった『Catch Our Fire!』が密かに無条件解禁されていたという報告もある。 --上述したように、「POLICY BREAK」解禁曲の大半も2019/9/12よりようやくインプット可能に。こちらはきちんと告知されたが、元々3作にわたって開催され続けるうちに問題点が山積みになってきたイベントであるため、本作稼働開始時点でスパッとと切り替えることもできたのではないだろうか。 -コナステ版SDVX IIIとの連動の一時断絶 --稼働当初、コナステ版SDVX IIIで解禁していた一部要素が未解禁に戻っていた。 --2019年8月より再開しており、現在はプレー可能な状態に戻っている。 ---- **総評 ハードウェア刷新による性能向上は、AUTOMATION PARADISEという新たな楽しみと、[[IIDX>beatmaniaIIDX 25 CANNON BALLERS]]と同様の判定問題をもたらす賛否両論な結果となった。~ 判定に関しては丸1作放置されたIIDXの二の轍を踏むことなく早急に改善されることが望まれる。~ マンネリの続いていた本機種中心の連動イベント「FLOOR INFECTION」「POLICY BREAK」の過去弾が個別解禁に移行されることで、評価面でもいい方向への転換が見込まれる。 ---- **余談 ''ハードウェアレベルの更新'' -今作の稼働にはハードウェアの刷新が必須であり、導入する際には多額の費用を要するため、一部の店舗では新作への移行を諦めて[[beatmaniaIIDX 25 CANNON BALLERS]]同様アップグレードせずに筐体を撤去するケースも見られた。 -導入に手間と費用こそ掛かるものの、IIDXと同様に内部ソフトウェアが「Windows Embedded Standard 7」になったことで、前作の問題点だった長いロード時間が改善されている。 --さらに、IIDXと違い本作では解像度が720pから1080pに上がっており、画質も大きく向上している。 その他 -タイトル画面のバージョン番号において、筐体の新旧を問わず下2桁が統一された。((以前は新旧に応じて末尾が00の筐体と01の筐体が存在していた)) -今作からチュートリアルでレイシスの案内に音声が付くようになった。 --シリーズ初期から看板娘を務めるレイシスだが、彼女の台詞に音声が付くのは何気にこれが初めてだったりする。 --ちなみに音声そのものは、合成音声と思われるような若干ぎこちないものとなっている。 -コナミ50周年記念楽曲は第4譜面がMXMではなくVVD表記、しかもVVDまで無条件解禁。~ 最新バージョンでの新曲に最新のBLASTER GATE枠表記の譜面がつくのも、当該難度が無条件解禁であるのも、どちらもシリーズ史上初。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: