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ILLBLEED - (2016/12/18 (日) 09:52:19) の編集履歴(バックアップ)
ILLBLEED
【いるぶりーど】
ジャンル
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バーチャルホラーランド
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対応機種
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ドリームキャスト
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発売元
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セガ
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開発元
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クレイジーゲーム
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発売日
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2001年3月29日
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定価
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5,800円
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プレイ人数
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1~4人
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判定
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バカゲー
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ポイント
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全編B級ホラー臭満載 DCのバカ・オブ・バカ まさにクレイジーなゲーム
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概要
お化け屋敷アトラクションを探求するホラーアドベンチャーゲーム。
そのノリはホラーコメディ的な要素を存分に含んでおり、 恐怖と笑いが同時に襲い掛かってくる超展開の数々が話題となった。
3D空間で展開されるホラーゲームといえば『BIOHAZARD?』や『SILENT HILL』を思い起こすかもしれないが、作風はそれらと大きく異なる。
ストーリー
B級ホラー映画史上、もっとも上映禁止を多発させた問題ホラー映画プロデューサーとして名高いマイケル・レイノルズが、
入場者を恐怖のドン底に叩き込む為だけに造った本格ホラー・テーマパーク「イルブリード」。
それは、全てのアトラクションをクリアすれば1億ドルという超高額の賞金が手に入るが、
失敗すれば死あるのみという、情け容赦ない恐怖の施設であった。
ハイスクールのホラー映画研究会の会長を務める18歳の少女エリコ・クリスティは、ある日、
研究会の仲間たちからイルブリードへ挑戦しようと誘われる。
あまりの賞金の高額さを怪しんで一旦は誘いを断ったものの、
帰ってこない仲間たちの安否が気になったエリコは、単身、イルブリードへ向かう・・・・・・。
ゲーム内容
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イルブリードは一度入場したら最後、例え生命の危機に陥っても、全ステージをクリアするまで退場する事は出来ない。脱出か死しか道はない。
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アトラクション内には多数のトラップが仕掛けられており、これに引っかかってしまうと体力の減少や心拍数の増加を招く。
そのため、「ホラーモニター」と呼ばれるゴーグルを使ってトラップを警戒することで、トラップの解除を行いながら進んでいく。
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トラップがどこで発動するかは決まっているが、実際に発動するかどうかはランダム。そのため、計画的にアドレナリンを使っていくことが要求される。
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また、雑魚敵の出現ポイントを警戒していなかった場合に敵に遭遇してしまうと腰抜け状態になり一定時間無防備になってしまう。
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ステータスパラメータは以下の4つ。
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体力
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文字通りキャラクターの体力。低い状態になると動きが遅くなる。 外傷を受けることで減少し、0になると死亡。 強化手術を受けることで上限をあげることができる。手術にはバイオボディの素が必要。
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アドレナリン
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敵の察知・トラップ警戒を行うアイテム「ホラーモニター」を起動させるのに必要。 戦闘に勝利・トラップ解除で回復。 強化手術を受けることで上限をあげることができる。手術には人工脳みそが必要。
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心拍数
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トラップによる精神的なショックや戦闘時のサイドステップ使用で増加。 立ち止まるか大量出血により減少。上限(255)に達するか0になると死亡。 強化手術を受けることで上がりにくくすることが出来る。手術には強化心臓が必要。
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出血量
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現在の傷口からの出血量。外傷を受けるか出血量が一定値以上の時に動き回ると増加、立ち止まると減少。上限(100)に達すると死亡。 強化手術を受けることで上がりにくくすることが出来る。手術には人工血しょうが必要。
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一部のパラメータは相互に連動している。園内ショップやアトラクション内のER(緊急救命室)にて強化することが可能だが、強化には対応するアイテムと高額の手術料が必要。
ただし、機動力や腰抜け状態からの復帰時間などのキャラクターの本質的な特性を変えることは出来ない。
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回復アイテムは次ステージへの持越しが不可能なため、あまり回復アイテムを購入し過ぎると次ステージがつらくなることも。
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また、戦闘中は回復アイテムの使用はできない(死亡時の自動回復アイテムのみ例外。)。
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死亡した仲間もERで高額の手術料と引き換えに蘇生手術を受けることで蘇生が可能。
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雑魚敵との戦闘時にヘリポートマークがある場合は、そこで救助要請を送ることでヘリがはしごを下ろしてくる。それにつかまると緊急脱出が可能だが、建物内部でもはしごが下りてくるさまには失笑モノ。
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ゴールすれば賞金獲得となるが、所要時間やステータス・ショックイベントの解除数が規定に満たない場合は賞金が減額される。
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マルチエンディング制となっている。
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1人でも仲間が死んでいるとクリアしてもバッドエンドとなり、全員生存の上でクリアするとグッドエンドとなり2週目が始まる。
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2週目において条件を満した上でラストステージに進むと真のラスボスが出現し、倒すことによりトゥルーエンドとなる。
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ステージはマイケル・レイノルズが製作したホラー映画をモチーフとした6つのアトラクション・シアターで構成されている。
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ステージ概要
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Stage1 MINNESOTA HELL CINEMA 『死を呼ぶホームラン』(原題:THE HOMERUN OF DEATH)
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事故で焼け死んだ少年の父親が巻き起こす復讐劇を、怨念たっぷりに描く人気ステージ。
時速150キロで爆走する部屋は、スリル満点。主役キャラ・バンブローも人気急上昇中。
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Stage2 CINEPANIC 『女王ミミズの復讐』(原題:THE REVENGE OF QUEEN WORM)
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地中を這い回る巨大ミミズがウジャウジャ!絶叫確実。
スリリングなシーンの連続であなたの心臓を確実にストップさせます。
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Stage3 BOOGIE'S FUN MOVIES 『材木人間』(原題:WOODPUPPETS)
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北米に伝わる「ウドポックル伝説」にもとづいた、極めつけ恐怖の館。
舞台の製材工場では、チェーンソーや電気ノコギリがバンバン飛び回る!
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Stage4 SHOCK SHOCK THEATER 『殺人デパートの恐怖』(原題:KILLER DEPARTMENT STORE)
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びっくりイベントの品揃えが豊富な「殺人デパート」ってなんだ!?
お菓子、お肉、オモチャ・・・・・・いろいろな商品が、生命と財布の中身を襲う!
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Stage5 HALL OF RESENTMENT 『キラーマン』(原題:KILLERMAN)
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謎の男キラーマンとは?走る、襲う・・・・・・それがキラーマンだ!
そして、キラーマンの謎を解くのだ!
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Stage6 CHILD PALACE 『トイハンター インダくん地獄へ行く』(原題:TOY HUNTER INDA GOES TO HELL)
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人気キャラクター「トイハンター」ことインダくんの物語。
恐るべき事件に巻き込まれたインダくんが、いままでになくひどい目に遭います。
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挑戦するホラー研部員も一癖も二癖もある人物ばかり。
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登場人物
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エリコ・クリスティ(18)
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本作の主人公。ホラー研究会部長で、生徒会長も務めている。
移動お化け屋敷「ホラーキャラバン」を経営する父親に様々な仕掛けの実験台にされてきた上、1歳の頃からホラー映画だけを見せられて育った筋金入りのホラー娘。 昨年、全米ネットワーク「カルトクイズ・アワー」のホラー映画部門に出場、豊富な知識と天性の驚異的集中力により、全問正解で優勝。 また、ホラー映画「キラーマンVII ~キラーマン日本へ行く~」に出演し、女優への第一歩を踏み出した。 「ILLBREED」制覇者に与えられる金額の高額さを怪しんで参加を拒否していたが、仲間たちの身を案じて自らも参加することを決意する。
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育ちゆえのトラウマから恐怖という感情が欠落しているため、不意の敵の出現で腰を抜かしてもすぐに立ち直ることができる。また、心拍数の上がりにくさが初期段階で最大になっている。
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ケヴィン・カーツマン(17)
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ハマーン・プロの「ドラキュラ・シリーズ」に傾倒、クリストリー・ファーを尊敬する「古典ホラー映画おたく」。
80年代以降の、いわゆる「スプラッター・ホラー」を徹底的にバカにしている。 冷静沈着な判断には定評があり、「K・C・ハマーン」の異名をとる。 特に中世ヨーロッパの伝説に造詣が深く、そのため歴史の成績が良いなど、ホラー映画を学問にも役立てている。
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ステータスは万能型でジャンプ力や機動力も高いが、腰抜け状態からの復帰が非常に長い。
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ミシェル・ウォーターズ(17)
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生まれつき霊感が強く、そのすぐれた実力は、アメリカ霊能力協会から表彰されたこともある。
悪霊、死霊モノのホラー映画に関心をもち、舞台となった町を訪れるなど、フィールドワークを採り入れた本格的研究をすすめている。 特に「エクソシスター」に強い影響を受け、将来は悪魔祓いに就職しようと考えているが、 とりあえずボランティア活動として、奇病に苦しむ子供たちから悪霊を追い払い、好評を博している。
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高いアドレナリン量を持つが体力が低く、トラップ解除時の硬直時間も長い。
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ランディ・フェアバンクス(16)
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最近、ラグビー部からホラー研に移籍。
「12日は木曜日」などのスプラッター・ホラーを、ポップコーンを食いながら見る、典型的アメリカ人ホラー・マニア。 作品の出来に興味は無く、半裸美女の惨殺シーンさえ映れば満足。 自宅は、ジェインソやプレディなどの殺人鬼ヒーローのフィギュア・コレクションの山。 最近「あくまでいけにえ」で実際に使用されたチェーンソーを1万ドル(ローン)で購入、宝にしている。
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体力が高くジャンプ力や機動力も高い反面、アドレナリン量が極端に少ない。なお、彼を救出する際にあるアイテムを入手し忘れると…。
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ヨーグ・S・ベイカー(21)
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殺人お化け屋敷の噂を聞いてイルブリードを訪れた雑誌記者。
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ケヴィン並みの体力とミシェル並みのアドレナリンを持つが、仲間になるタイミングが遅いためステージ6とラスボス戦でしか使用できない。
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モデルとなったのは本作開発中にクレイジーゲーム社を取材に訪れた外国人記者。
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評価点
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ネタっぷりではDCどころかこれまでのゲーム史を通じても圧倒的な充実振り。
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B級ホラー映画全般のディープな小ネタやお約束が各所に仕込まれ、某3Dアニメ映画やソ○ックを暗示する黒いパロディネタも満載。
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特にステージ3で、身体のある一部を失った仲間の暴走っぷりが見もの。あぷぷーぷりぷりー。
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ステージ5はイルブリードの施設内で起きた殺人事件を解決すると言う展開に。最早、アトラクションじゃない…。
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ステージ6は完全にギャグである。ネタはかなりブラックだが、もう自分が何のゲームをやっているのか分からなくなる可能性高し。
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2周目以降はある条件を満たすとエリコの服がどんどん破けていって最終的には全裸に近い状態になってしまう。
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テーマパークである事を活かした自由過ぎる演出、楽屋オチまで完備。
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直接戦っても絶対勝てないボスが一部存在するが、そういうボスに限って操作している従業員を倒して止める、コントローラーを奪って壁に突進させる、などの斜め上の倒し方が用意されている。と言うか、それって営業妨害では!?
いや、でも絶対クリア出来ないアトラクションを用意する運営側もどうなのか…
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また、登場する敵は設定上、その大半が機械仕掛けだが、中には従業員が着ぐるみを着て演技しているものも混じっている。クリア失敗すれば死亡の命がけのゲームだけに主人公たちも容赦ないため、従業員にとってもまさ命がけ。
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アイテムもおバカなテイストのものが多数。
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体力最大回復アイテムが「懐石料理(仲居さんのサービス付)」だったり心拍数を下げるアイテムに「深呼吸」があったり……。
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B級ホラー映画的演出の完成度が非常に高い。
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鮮やかな画面の色調とキャラクターのアクション性がイタリアン・ホラーのような明るさを醸し出し、残酷さを軽減しているのも大きい。
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また、やり過ぎともいえるみずみずしい効果音を伴う大量の出血表現が逆に現実離れ感を助長しており、慣れてくるとある種の快感すら感じられてくる。
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イベントやトラップも怖いだけのものだけでなくネタ臭あふれるものも非常に多いので、いろいろと突っ込みを入れつつプレイするのも一興である。
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ちなみに、これだけ洋モノテイストあふれる作品ではあるが、製作スタッフはほぼ日本人である。
問題点
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操作性や難易度設定はあまり褒められたものではない。
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全体的に操作がもっさりしており、カメラワークもやや微妙。
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難易度的にはステージ1からいきなり難しいが、ステージ2はショックイベントがない分、難易度が落ちているなどややちぐはぐ。
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救出した仲間は次のステージから利用可能になるが、参入可能になるステージではあまり役に立つとはいえない。
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ステージ2は雑魚敵とのエンカウントを警戒できないため腰抜け状態からの復帰までの時間が非常に長いケヴィンは不利。
ステージ3はダメージトラップが多いため身体能力の低いミシェルでは不利。
ステージ4はショックイベントが多いためトラップ感知に必要なアドレナリンの上限が低いランディでは不利になりがち。
初期能力がかなり高いヨーグは例外ではあるものの、参入可能ステージが2つしかないため物足りない。更にステージ6は操作キャラが「インダくん」に変えられてしまう為、本来のヨーグとしてプレイ出来るのは実質ラスボス戦のみである。
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そもそも参入する仲間は腰抜け状態からの復帰までの時間がエリコよりも長いため、なかなか役に立てないのが実情。
一応、身体強化については次の周回に引継ぎされるが、それでもキャラの本質的な性能は変えられないため、やはりエリコが使いやすいことには変わりがない。
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更にトゥルーエンドルートでは…※ネタバレ注意
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本作のトゥルーエンドの条件は、2周目以降で仲間を誰も助けずエリコ一人でラスボスまで到達する事である。
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その為、トゥルーエンドを目指す場合は、前の周で強化した仲間を存分に使うと言う事も適わない。
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ネタのブラックさが相当に強烈なため、どうしても人を選ぶ。
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また、いくら残酷さを軽減しているとはいえ、流血表現やグロ表現が当たり前のように出てくるので、苦手な人にはまず進められない。
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「ショックイベントに引っかかると恐怖のあまりダメージを受け死亡してゲームオーバー」という仕様は、怖がらせてなんぼのホラーゲームの仕様としては噛み合っていない。
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トラップに極力引っかからないようにすればスムーズに進めるが醍醐味であるホラーイベントは味わえず、イベントを楽しもうとすればゲームオーバーになりテンポが削がれる・・・と、本末転倒な図式になってしまう。舞台がお化け屋敷ということで、トラップ解除の緊張感もゲーム性の内といえるのも確かではあるが。この辺りは「死んで楽しむゲーム」として割り切るべきか。
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トラップの解除もややゲームのテンポを落としている。
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ホラーモニターは自前で落ちているのを見つけねばならず、見つけない限りトラップの解除が出来ない。
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見つけるのが遅れると不利な状況でスタートしなければならない場合もある。
総評
DC末期の作品としては相当にインパクトの強い作品で、その筋では絶大な人気を誇る。
B級ホラー映画テイストをこれでもかとばかりに盛り込んだ演出は今でも人気が高く、ホラー映画マニアにもオススメできる一品。これほどのバカゲーが楽しめるのがDCだけというのがもったいないくらいである。
ネタのブラックさがあまりにも強烈なため、移植・リメイク・VC配信がほぼ絶望的なのが惜しまれる。
余談
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本作はXboxにも移植予定はあったものの、残念ながら発売中止となってしまった。
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海外版がジャレコ発売元で発売されている(レーティングはMATURE(残虐表現・性的表現・暴力表現))。国内版とほぼ同じ内容ではあるが、一部の日本語依存のアイテム名や謎解きが変更されている。
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キャラクターデザインは『バジリスク ~甲賀忍法帖~』などで知られる漫画家のせがわまさき氏。過去には『時の継承者 ファンタシースターIII』のキャラクターデザインなども担当していた。
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ステージ3の材木加工工場では、同社がクライマックス・グラフィックス社名義で開発・発売したブルースティンガーのキャラの一人であるドッグスが死体となって登場している。
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ちなみに、開発元は「クライマックス・グラフィックス」が元々の会社名だったのだが、本作の発売に合わせて「クレイジーゲーム」と社名変更を行っている。
・・・・・・まさにクレイジー。