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魔女と百騎兵 - (2014/05/28 (水) 00:42:48) の編集履歴(バックアップ)
魔女と百騎兵
【まじょとひゃっきへい】
ジャンル
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ダークファンタジー・アクションRPG
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対応機種
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プレイステーション3
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メディア
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BD-ROM 1枚
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発売元
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日本一ソフトウェア
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開発元
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ノラ
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発売日
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2013年7月25日
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定価
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6,800円(通常版) 9,800円(初回限定版)
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レーティング
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CERO:C(15歳以上対象)
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分類
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なし
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概要
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ジャンル通り、ダークでファンタジーな雰囲気のアクションRPG。RPGだけにレベルの概念はあるものの、ハックアンドスラッシュ系統のゲームに近くなっている。
初回限定版として、主人公のメタリカを模したねんどろいどぷち、設定資料集、サウンドトラックCDが同時発売された。
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また本タイトルは、日本一ソフトウェアにとって初めてのフルポリゴン3Dアクションゲームである。
あらすじ
どこかにある、少し幻想的な世界でのお話。大国に隣接した小さな森には、醜く悪しき「森の魔女」と、容姿端麗天才的な才能を持った「沼の魔女」がいました。
二人は互いの魔力を競うように100年ものあいだ争っていましたが沼の魔女が伝説の兵士を、深遠の闇の中で見つけたことでその均衡は崩れます。
…キヒヒ。(公式サイトより引用)
システム
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プレイヤーは百騎兵を操作して敵のはびこるダンジョンを探索し、特定のイベントをこなすかボスを倒すことでクリアとなり、本拠地に帰還するのが主な流れとなる。本拠地に帰還した際、経験値とアイテムの精算が行われる。
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探索中はギガカロリーという数字が行動の内容によって減り続け、0になるとさまざまな悪影響が出てしまう。また、ギガカロリーが0の状態で体力がなくなると、獲得経験値が半分になり強制的に拠点に帰還させられることとなる。ローグ系のお腹のようなものだと言えば分かりやすいか。
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後述の捕食やアイテムなどによって回復させることもできる。
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体力はギガカロリーを消費して自動回復する。また、ギガカロリーを急速に消費するが一気に回復できるセルフリカバリーを行うことでも可能である。
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道中にはピラーと呼ばれるギミックが何箇所か配置されており、攻撃することでそれを咲かせることができる。咲かせたピラーからは一旦拠点に戻ったり、次にダンジョンに入った際のリスタート地に設定したり、現ダンジョン内でみ能力を強化するフィジカルリバレーションが行える。
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探索中に発見したアイテムはストックストマックに保管される。その状態で使うことはできないが、一度拠点に戻ることでアイテムとして使用することができるようになる。しかし、ストックストマックには上限があり、見つけたアイテムをすべて持ち帰られるわけではない。
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戦闘では五種類の武器と三種類の属性を駆使していく。
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武器の装備は同時に五つまで可能。装備した際の順番で攻撃し、それによって攻撃のモーションが異なる。
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属性は敵の耐性・弱点となっている。上手く弱点を突くことで与えるダメージが増加する。
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また、武器には1~5までの賽の魔紋が刻まれており、昇順で並べることで攻撃力が上昇する。
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防具には防御力の高い骸布と、異常状態や属性への耐性を付与する護符があり、2つまで装備することができる。
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戦闘で弱った敵は捕食することができ、ストックストマックの枠をいくつか埋め、その量に応じてカロリーを回復することができる。しかし、ストックストマックに空きがないと行うことができない。
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敵の攻撃を直前で避けると、ミスティカル・ダッジが発動し、相手の動作をスローにすることができる。
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ギガカロリーを急速に消費して、全能力を底上げできるカオスリバレーションというシステムがある。しかし、ギガカロリーが0になるまで止められないので、使いどころは考える必要がある。
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百騎兵はファセットを変えることによって攻撃と防御の補正を変えられる他に、特殊スキルを得る事ができる。
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ファセットの組み合わせの変更は拠点でのみ行うことができる。組み合わせたファセットにはいつでも切り替え可能。
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百騎兵の魔力を消費する事でトーチカという魔法生物を召喚できる。
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トーチカにはさまざまな種類があり、ダンジョンで邪魔なものを破壊したり、戦闘に用いることもできる。
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全てのNPCにはその行動傾向を示すビヘイビアパネルが存在する。
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ビヘイビアには攻撃(赤)、友好(緑)、逃亡(青)が存在し、百騎兵の行動によってそれらは変動し、三角形のパネルの角に達するとそれ以上動かなくなる。達した角によって激怒・陶酔・絶望の状態になり、それに応じた行動をする。
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拠点では敵からドロップするアニマを支払って、魔女嘆願書で様々なお願いをする事ができる。
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隠しステージの開放や、敵から得られるマナの換金、マナと賢者の石というアイテムを消費しての武器強化など。
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百騎兵は言葉を発することができず、セルフアサーションというシステムを用いてプレイヤーが百騎兵の態度を選ぶことができる。
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選択肢は基本的に肯定、否定、疑問、無視の4つである。
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この選択肢によって、本作は三つのエンディングに分岐する。さらに、とある登場人物と戦ったりも……。
評価点
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個性豊かなキャラクター。
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ダークヒーロー、メタリカ様。プレイヤーの分身、百騎兵。犬の呪いをかけられたビスコなど、さまざまなキャラクターが物語を盛り上げてくれる。
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原田たけひと氏のデザインも好評価。
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先の気になるストーリー。
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多くの伏線を回収した上で、きちんと整合性も持たせてあり、「ダーク」ファンタジーの名に恥じないできばえ。
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キャラクターの成長も見所である。
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これによってコアなファンを獲得したといっても差し支えない。ネタバレに触れかねないので、詳しく書けないのが悔やまれるほど。
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妖しげな世界観。
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特に佐藤天平氏のBGMと非常によくマッチしており、その評価は高い。
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カオスリバレーションによってある程度のごり押しが可能。
賛否両論点
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一部ストーリーやキャラクターの発言。
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「ダーク」ファンタジーではあるが、それを加味しても不快感を示す人がいてもおかしくないレベルの表現が多々ある。
問題点
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ポリゴンのできが荒い。
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はじめてのフルポリゴンなので、仕方ないのかもしれない。
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装備の切り替えが簡単にできない。
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ダンジョン内でも変更は可能だが、耐性の異なる敵が複数出現するダンジョンではいちいち切り替えなければならない。
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ロード時間が長い。
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一部ダンジョンが非常に見づらい。
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透過処理がなされていなかったり、単純にジャギジャギしたりする。
発売当初の問題点(現在はパッチ改善済み)
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アイテムショップでの売買が面倒。
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ミスティカルダッジ中に敵の当たり判定が消えない。
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これにより、せっかく発動しても逃げるしかないなんてことも。
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最近のゲームにしては難易度が高い。
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ビヘイビアの絶望が鬱陶しい。
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主に弱い敵に攻撃した際になるのだが、絶望になると経験値を落とさずに消えてしまう。ただ攻撃によるカロリー消費がもったいないだけである。
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パッチ改善後は通常の1.5倍の経験値を落とすようになった。
総評
もろもろの粗は確かにあるが、決して目を瞑れないほどではない。
キャラクターに目を引かれたり、ダークな雰囲気が好きな人は、ストーリーを目当てに駆け抜けてみるのもいいかもしれない。
きっといつの間にかこの世界に惹き込まれてしまっていることだろう。