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熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲 - (2016/01/05 (火) 21:09:44) の編集履歴(バックアップ)
熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲
【ねっけつこうはくにおくん すぺしゃる らんとうきょうそうきょく】
ジャンル
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熱血2Dアクション
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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発売元
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アークシステムワークス
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開発元
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エープラス
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発売日
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2013年8月8日
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定価
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パッケージ版:4,428円 ダウンロード版:4,286円(各税別)
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レーティング
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CERO:B(12才以上対象)
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判定
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良作
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ポイント
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熱血硬派シリーズの新ストーリー ABボタンで数多くの必殺技を繰り出す爽快感は健在
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くにおくんシリーズリンク
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概要
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『熱血硬派くにおくん すぺしゃる』及び『りき伝説』の続編。
東京以外の関東圏を傘下に収めた謎の武装集団「関東獅子連合」を相手に「くにお」くんが「りき」や「しんじ」、「みすず」といったライバルを相棒に挑んでいくベルトスクロールアクションRPG。
基本システムは前二作から引き継いでいるが、様々な改良、変更が施されている。
ゲームはメインモードである「すとーりー」の他、対戦向けモードの「かちぬきかくとう」「くらぶかつどう」、キャラのプロフィールやBGMを鑑賞する「ぎゃらりー」で構成されている。
本作からの変更点
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食事や買い物によるパラメーターアップはレアアイテムを除いて無くなり、基本的には体力(気力)回復or復活に限定されるようになった。
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基本的にパラメーターの上昇はレベルアップによるものとなる。すばやさのみはレベルアップでも上昇しないため、レアアイテムか装備品で補強する事になる。
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アイテムの効果は下画面に表示されるようなり、アイテムを買わずとも効果がわかるようになっている。
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装備品は部位を問わずに1人につき3つまでとなった。能力アップの装備品や、特定のアクションの強化(2段ジャンプが可能になる「ろけっとかばん」等)特殊効果(アイテムの「こうかが2ばい」等)と言ったアイテムが該当。
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部位を問わないため、靴アイテムばかりを3つ装備して素早さをひたすら底上げする事も可能となっている。
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敵を倒した時にアイテムを落とすようになった。特にボスキャラの場合は非売品の必殺技アイテムを落とす場合もあり、買い物以外での必殺技習得手段が増えた。
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敵が落とす「換金用アイテム」も店で直接売る形に変更され、必要に応じて好きな数を売る事が可能となった。
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『くにおくん すぺしゃる』に存在していた「クエスト」は「アルバイト」に変更、「池袋」のトライワークで依頼をうける事で最大3つまでのアルバイトを請け負うことが可能。
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「特定の場所で敵を○○人倒せ」といったものや「パンチを100回する簡単なお仕事」といったモノが存在。報酬はお金の他にレアアイテムや必殺技アイテム等がもらえる。
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相棒を連れていけるようになった
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ストーリーの進行によって「りき」「しんじ」「みすず」の内の一人を相棒キャラとして連れて行ける。
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ボタン一つで「つっこめ!」「えんご!」「さがれ!」「おまかせ」といった命令を出す事が出来、互いの攻撃判定も一切存在しないため、
それまでのこちらを殴り殺してくる仲間や、こちらにまとわりついて邪魔になる仲間に比べるとストレスの少ない仕様になっている。また、連れて行かないことも可能。
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相棒がやられてしまった場合は復活アイテム(激辛カレー、わさび巻といった劇物系が多い)を食べさせるまでは復活しない。
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相棒の必殺技はレベルアップで自動習得するものとなり、必殺技アイテムは「くにお」専用となっている。
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倒れた相手を攻撃することで滑っていく仕様や攻撃時のエフェクトなどはなくなり、若干、『ダウンタウン熱血物語』に先祖返りしている。
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前2作では特に意味もなく通行人に暴行を働くことが可能だったが(「くにお」曰くちょっと手が滑った、事故)、本作では攻撃後に通行人の反応が変わるようになった。
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何をするんだよ! と怒られるだけのものもあれば、ヤクザがやってきて報復される、警官を殴って公務執行妨害で逮捕されかける、おやじ狩りと勘違いされる等、今までありそうでなかった面白い反応を返してくれるのでちょっとしたお遊び要素になっている。
すとーりー
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本作のメインとなるモード。『くにおくん すぺしゃる』及び『りき伝説』の後日談となる為、これらに出てきた設定やキャラクターも登場するが、前作を知らなくとも特に問題はない。
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明確な章立ては無くなり、駅を介して「新宿」「横浜」「渋谷」といった街を舞台にストーリーが進行していく。一度行った街は自由に行き来する事ができ、ボスとも再戦する事も可能。
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周回要素
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一度本編をクリアをする事でステータスやアイテムをそのまま引き継げる他、一部ストーリーの変化、アルバイトの追加、敵の強化や追加、操作キャラの変更といった要素が解禁される。
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これによって二週目は「りき」や
本作のヒロインの「みすず」を操作してプレイを楽しめる。
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かちぬきかくとう
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「すとーりー」で登場したキャラや過去作に登場したキャラを使用して4人対戦を行う。
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本編では『くにおくんすぺしゃる』と同様に、従来のシリーズからのゲストキャラも登場するので、登場させることでゲストキャラもアンロックされる。
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キャラクターのステータスは固定で1~2つの必殺技が使用できるが、「くにお」が表示されていない「火の玉スパイク」を使用できるなど隠しワザを持っているキャラもいる。
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対戦ステージは『熱血格闘伝説』や『熱血行進曲』等に登場したステージの他、駅構内(一定時間ごとに画面中央にやってくる電車にはねられると即脱落する)といったユニークなものが登場。
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ステージやBGMは後述の「くらぶかつどう」と共用している。
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ダウンロードプレイにも対応、最大4人による対戦が可能。
くらぶかつどう
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基本は「かちぬきかくとう」と共通するが、対戦方式が『熱血高校ドッジボール部』の「めちゃぶつけ(くらぶかつどう)」に近いものに変わる。
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ステージ内に落ちているドッジボール(2個)を拾って、他の3人の対戦相手にシュートをぶつける事でダメージを与え、脱落させていく。
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キックボタンがシュート、パンチボタンがキャッチになっており、攻撃手段はシュートに限られている。
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原典と同様にダッシュ後やジャンプ時にタイミングよくシュートを放つ事で必殺シュートを放つ事も可能。
評価点
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必殺技が豊富
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必殺技は前作、前々作から大量に増加し、本編で「くにお」が覚えられる必殺技だけで28種類もの必殺技が登場する他、同じ必殺技でもキャラによっては性能が異なったり、専用の必殺技が用意されているキャラも存在する。
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「にとろあたっく」や「にんげんぎょらい」といったお馴染みの物や、「貫通シュート」「火の玉スパイク」といったスポーツアクション系のシリーズから採用された物に加え、本作からの新技がいくつか追加されている。
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新技の「はんまーすいんぐ」は『びっくり熱血新記録』の「ハンマー投げゴルフ」の要領で敵を投げ飛ばし、投げた敵が世界一周して帰ってくるといったシリーズ独特のノリが色濃く出ており、非常に爽快感があり威力も大きい。
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技の数は多いが、従来のシリーズと同様に2ボタン(orジャンプボタン)と方向キーだけで繰り出すものであり、複雑さは無く出しやすい。
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『りき伝説』同様技の出し方はメニュー画面で確認できる。
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ゲームバランス
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必殺技のバランスが良好であり、基本的にハメが出来ないように調整されているので耐える事が出来ればいくらでも反撃のチャンスがある。
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難易度も4段階用意されており、いつでも変更可能なので腕前に応じたプレイも可能。レベルを最大にまで上げた状態でもそれなりに歯ごたえは残っている。
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ボスの体力と気力が従来のシリーズに比べて非常に高く設定されており、中々倒れず、手ごわさを感じる強さになっている。
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ただし、ガード自体は固くないので理不尽に強いという事はなく、回復アイテムを使うなどで対処できる。
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戦闘テキストが豊富
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『ダウンタウン熱血物語』と同様に戦闘中にも敵がしゃべるようになり、内容もシリアスなものからドラ○エ調のナレーション、「この後、自動的に消滅します…」といったメタネタに至るまでバラエティに富んでおり、くすっと笑えるものが多い。
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相棒キャラ
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「しんじ」や「みすず」といった従来のシリーズのライバルキャラが一緒に戦ってくれる。
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こちらがボスと戦っている間に取り巻きの雑魚と戦ってもらう、アルバイトの雑魚掃除の手伝いをしてもらうといった共闘感を得やすい物になっている。
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ストーリー
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テクノス倒産後のくにおくんシリーズは基本的に過去作のリメイクであり、ストーリーも既視感が強いものが多かったが、本作は完全新作であり、シリーズ経験者も新鮮な気持ちでプレイする事が可能。
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敵役の「関東獅子連合」も印象的・魅力的なキャラが多く、従来のシリーズのキャラに比べても見劣りしない。
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ネタバレ
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ストーリーの終盤には映画の撮影と称して『ダブルドラゴン』のステージ1を模した地形と雑魚が登場し、『ダブルドラゴン』のステージ1のBGMのアレンジをバックに戦うという憎い演出がある。
「ダブルドラゴン兄弟」に続いてのシリーズ間のコラボともいえる。
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2周目になると最後に登場する「あぼぼ」が緑色になる(ステージ3の強化仕様)といった芸の細かい部分もある。
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加えて「ダブルドラゴン兄弟」のテーマ曲として「ダブルドラゴン」のメインテーマのアレンジも収録されているのでファンには2度美味しい仕様になっている。
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問題点
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キーのカスタマイズが不便
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何故かXボタンは「仲間への指示変更」に固定されており、カスタマイズする事が出来ない。前作では「ジャンプをXボタンに割り当てる」事が出来ていたが、本作では割り当てる事が出来ない。
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バグ
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エンディング時にフリーズ、レベルアップ時にフリーズといったバグが存在する。
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中途半端な旧作要素
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いわゆるダウンタウンキャラなどのゲストキャラはあくまで脇役としての登場となっており、
扱いも「運動会の練習をしていたら何故か討伐令が出された熊田と速水」や「空き地でさびしく練習をする姿や早乙女の相手をしてあげる」といった残念なものが多い。
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熱血高校や花園高校のゲストキャラならばストーリーに絡めそうだが、そういったものは一切なく、ストーリー上ではゲストキャラとメインキャラは完全に分離されている。
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同様に「くらぶかつどう(めちゃぶつけ)」に関しても不良同士の抗争というストーリーにそぐわずに浮いてしまっている。
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また、原典の『熱血高校ドッジボール部』に比べるとシュート速度が妙にゆっくりだったり、やたらとボールが跳ねまわって追いかけづらかったり、変化球を投げれない等の問題点も多く、蛇足感が否めない。
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ダウンタウンシリーズのヒロインである「はせべ」「まみ」が登場せず、代わりに『新・熱血硬派くにおたちの挽歌』の「みさこ」「きょうこ」が登場する。確かに本作は熱血硬派シリーズであり、ダウンタウンシリーズではないのだが、ダウンタウンシリーズのキャラがゲスト出演しているため違和感は否めない。
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ボリューム
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前作、前々作に比べると増加はしたが、やはりボリューム不足に感じてしまう。
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ストーリーは10時間ぐらいでクリア可能。ただし、アルバイトやレベルアップや周回プレイといった要素をこなせばそれなりにボリュームは感じられる。
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キャラボイスが空気
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敵を投げた時、やられた時、ストーリー中の特定のセリフなどでキャラボイスが入るが、ほとんど使用されていないので存在が空気になりつつある。
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例えば、「くにお」の場合、投げ技の種類は豊富なのに通常の襟掴み投げにしか声がなく「ばっくぶりーかー」などの大技は無言で放たれる。
加えて戦闘中に啖呵を切る時も同じセリフなのに声がある時とない時がある。ボイス自体は杉田智和氏などの声優が担当している為、クオリティは高いのだが……
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マルチプレイ問題
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本編はシングルプレイ専用となっており、「かちぬきかくとう」や「くらぶかつどう」もダウンロードプレイのみ対応となっており、Wi-Fiには非対応。
マルチプレイも楽しいシリーズなので本編を2人でプレイできないのは残念。
総評
若干のボリューム不足やマルチプレイ問題、フリーズバグが発生していたといったマイナス点は見られるものの
前作、前々作からは順当に進歩しており、ゲームとしての完成度は上がっている。
テクノス倒産後の「くにおくんシリーズ」は、面白さは感じられるがどこか致命的な欠点を抱えていたり、単純にクソゲーだったりと評判が芳しくないものが多いが、
その中でも従来のシリーズに近い完成度で完全新作をやってのけたという点は十分に評価でき、今後の展開に期待が持てる一作になっている。
多彩な必殺技を単純操作で繰り出し、爽快感あふれる2DベルトアクションRPGとしてシリーズ未経験者にもオススメ出来る内容となっている。
余談
消費税が5%であった発売当時では、パッケージ版の税込価格が「4649(夜露死苦)円」だった。