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タンクフォース - (2017/12/14 (木) 15:04:03) の編集履歴(バックアップ)
「修正依頼」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。
修正依頼内容の要約:『バトルシティー』との差異点を書くだけでなく、ゲームシステムを解説して欲しい。
タンクフォース
【たんくふぉーす】
ジャンル
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シューティング
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対応機種
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アーケード(システムI)
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発売・開発元
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ナムコ
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稼動開始日
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1991年
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プレイ人数
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1~2人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加
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配信
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バーチャルコンソールアーケード 【Wii】2009年11月10日/800Wiiポイント
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判定
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良作
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ポイント
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バトルシティーのアレンジ 軍事国家な作風 幻の4人同時プレイ版 システムI基板の最終作
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概要
ファミリーコンピュータの『バトルシティー』から6年後に稼働したアレンジ作。
『バトルシティー』の2人同時プレイとアイテム等の要素をパワーアップした内容に描かれる。
『妖怪道中記』から始まったシステムI基板は本作が最後になった。
ゲームシステム
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1レバー(4方向)1ボタンを使用する固定画面式シューティング。自機となるマイタンク(1P側:赤色、2P側:青色)を操作して敵戦車や兵器を破壊していくのが目的。即死制で全36面構成。
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敵を一定数破壊するとラウンドクリア。ラウンド内での残りの敵数は画面右側に表示される。
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4ラウンド毎に通常の敵戦車とは別にボス格となる大型兵器が出現。この大型兵器も敵カウントに含まれるため、破壊する必要がある。
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ループ制だった『バトルシティー』とは異なり、全ステージクリアするとエンディングになる。
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2人同時プレイでは相方のマイタンクにもこちらが撃ったショットが当たる。『バトルシティー』では当てると一定時間動けなくなっていたが、本作では少し弾かれるだけで済むようになった。
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残機が0の状態で自機を破壊されるとゲームオーバー。更にマップの下部真ん中にはプレイヤー陣営の司令部が壁に囲まれる形で設置されており、これが敵の攻撃によって破壊されても同じくゲームオーバーとなる。
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『バトルシティー』では司令部とそれを囲む壁は自機の攻撃でも破壊でき、司令部を誤射してゲームオーバーになってしまうことがあったが、本作では自機の攻撃で司令部周辺の壁が破壊できないように変更された。
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敵を破壊すると時折アイテムが出現し、回収することで自機を強化したり、特殊効果を得たりすることができる。
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本作では、時間制限付きで特殊なショットを撃てるアイテムが追加された。
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特殊タンク化アイテム
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ハイパーショット
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通常ショット3発分の威力を持つショットを高速で発射する。頑丈な敵タンクも一撃で破壊可能。
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4方向ショット
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上下左右4方向へショットを同時発射するようになる。ツインショットと同じく単発。
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パラボラレーザー
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壁や地形をすり抜けるレーザー。威力は通常ショット3発分。ショットの性質の関係上、地形を一切破壊できなくなる。
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スモール
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プレイヤーが小さくなり、移動やショットが早くなる。ショットは回収した時のレベルの通常弾に戻る。
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それ以外のアイテム
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パワーアップ
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マイタンクが強化される。最大4段階でミスするまで有効。本作では2段階目でショットを2連射可能になる。
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爆撃機
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『バトルシティー』での手榴弾に相当するアイテム。上空から黄土色の爆撃機が爆撃を行い、画面内の敵を一掃する。
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タンク
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残機が1つ増加する。本作では残機を増やす手段はこれのみ。
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ボーナス
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スコアが加算される。500、1000、2000、3000の4種類で司令部から遠いほど高いスコアになる。
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防弾壁
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一定時間、司令部周辺の壁が敵の攻撃を防ぐ防弾壁に変化。回収する前に敵の攻撃で壁が破壊されていた場合は同時に修復も行われる。
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この「防弾壁」と下記の「時計」、「盾」は併用可能。
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時計
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一定時間、画面内の敵の動きが止まる。本作では専用のBGMがついた。
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盾
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一定時間、マイタンクにバリアが展開されて無敵化する。重ね取りも可能だが、そのラウンドをクリアすると効果が消滅する。
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ラウンドを開始して一定時間を過ぎると永久パターン防止対策として黒い爆撃機が上空を横切り、マップ全体へ爆撃を行う。この爆撃は回避不可で出現=ミスとなる。
評価点
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これまで通り初心者の手に届きやすいバランス。
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『バトルシティー』の経験者のみならず新規層でも敵の出現やアイテムの場所を把握しやすい作りになってる。
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司令部をプレイヤーのミスで破壊されなくなった事で安心感が高まった。
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アイテムと敵の種類が増えた事でより豊かになった。
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グラフィックの進化により壁の模様が豊富になった。
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レンガのみだと味気のない世界観だったが、町や戦場、工場、ジャングル等の表現が伝わりやすくなった。
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とあるラウンドで特定の壁を壊すと隠れていたパックマンやNAMCOの文字、『ディグダグ』のプーカァが現れる。
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「John」こと相原隆行氏による良質なBGM
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序盤と終盤のステージに流れる軍歌を意識したBGMは本作のテーマがマッチしており評価が高い。
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『バトルシティー』のスタートBGMを使ったファンサービスなアレンジも収録。『バトルシティー』の面白さを思い出す為に工夫が整ってる。
賛否両論点
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単純な演出。
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システムIの存在が時代遅れと見なされた為、当時主流になり始めた動きが激しいゲームと比べると本作のスクロールは控えめになり、インパクトが薄い。
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難しいゲームに追いつかない新規層に向いてる事は間違いではない。
問題点
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敵のアルゴリズムが練られているとは言いがたい。
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敵の種類が増えたのも関わらず、アルゴリズムそのものは『バトルシティー』と殆ど変わっていないため、役立たずな印象を受ける。
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ジープは動きが速く、司令部を狙うのにも拘らず無意識に爆弾をセットする。
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スコアランキングが無く、最終的なスコアを確認出来るのがゲーム終了時の数秒間しか無い。
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稼働当時、アーケードゲーム専門誌ゲーメストのハイスコアコーナーではランキング画面が存在しないゲームは集計対象外というルールになっていた為、永久パターンが存在しないにも関わらずハイスコア集計が行われなかった。
総評
『バトルシティー』の路線から発展した物となり、シンプルなバランスを更に改善。
『タンクバタリアン』から始まった戦車が自機の固定画面シューティングの集大成ともいえる作品に仕上がった。
国家軍人な作風ならその熱い盛り上がりがある。
本作を持ってシステムI基板の終焉に相応しい物となった。
余談
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TBS系のTV番組『関口宏の東京フレンドパークII』で番組内のアトラクションの一つである「ハイパーホッケー」にてパックがゴールに入った時の効果音で本作のクレジット音が使用されていた。
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ゲーム自体は知らなくてもこのクレジット音は聞いた事があるという方は多いはず。
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2人同時プレイのイメージが強い本作だが、実は4人同時プレイ版が存在する。
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マイタンクのカラーリングは1P側:赤色、2P側:青色に加えて3P側は黄色、4P側は緑色となる。
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スコアと残機が切り替え式で一体になり、プレイ人数が増えたことで敵戦車の数も2倍に増えている。
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主に海外市場向けに作られたバージョンで国内では流通しなかったため、知名度はかなり低い。下記の移植作でもいずれも2人同時プレイ版の移植となっている。
家庭用移植
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バーチャルコンソールアーケード版(Wii、2009年11月10日配信)
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特殊タンク化アイテムの「パラポラレーザー」の名称が「リップルレーザー」に変更されている。
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ナムコミュージアム(Switch、2017年7月28日配信)