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ドリームミックスTV ワールドファイターズ
【どりーむみっくすてぃーう゛ぃー わーるどふぁいたーず】
ジャンル
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はちゃめちゃ対戦アクション
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対応機種
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プレイステーション2 ニンテンドーゲームキューブ
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発売元
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ハドソン
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開発元
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ビットステップ
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発売日
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2003年12月18日
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定価
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6,800円(税別)
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判定
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なし
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ポイント
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劣化スマブラ
見えている地雷 ハドソン贔屓の宣伝 三社共同なのにガッカリな出来 キャラクターの魅力はある
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概要
コナミ・タカラ・ハドソンの共同製作作品で、三社のキャラクターが架空のテレビ局「ドリームミックスTV」の格闘バラエティー番組「ワールドファイターズ」に出場し、対戦するという設定の対戦アクションゲーム。
なぜこの三社? というと、コナミは当時ハドソンとタカラを子会社として傘下に入れていたため。
コナミのパワプロくんやツインビー、タカラのリカちゃんやコンボイ、ハドソンのボンバーマンや高橋名人など、三社の人気キャラ達が最大4人対戦で戦うという、任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』(スマブラ)に類似した形式の対戦アクションゲームとなっている。
参戦キャラがかなり異質(特にタカラ側は全て玩具からの参戦)なため、発表当初は「夢の対決」というよりも、
「カオス」「スマブラのパクリ」
という奇異な目で見られる事が多かった。
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参戦キャラクター一覧(隠しキャラクターを含む)
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問題点
バトル関連
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基本操作やシステムがほとんどスマブラ。あまりにもそっくりで、任天堂ハードで出せたことが不思議なくらい。
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スマブラDXが出ているGC版を例に上げると、Bで攻撃、同時にスティックを入れると強攻撃に派生、Xでキャラごとの必殺技…といった感じ。
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勝敗を決めるのは体力にあたるコイン型のハートで、ただ逃げ回ってコインだけゲットしていれば1番になれてしまうという、卑怯者有利システム。
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使えるキャラは隠しを含め総勢17キャラ(デフォルト11+隠し6、CPU専用ボス1)。キャラ数だけ見れば普通なように見えるが…。
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ちなみにハドソン・タカラが6キャラなのに対し、コナミ側は5キャラしかいない。どうせならゴエモンなど出しても良かったのでは。
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おまけに各メーカーからの参戦キャラは上述した様に1メーカーにつき、5~6人位しか参戦していないため、物足りない感が半端ない。例えばタカラは格ゲー「闘神伝」や、玩具限定にしても「変身サイボーグ」や「ベイブレード」と共にコロコロコミックに連載を持っていた「ビーダマン」、ハドソンは「高橋名人の冒険島」と共にリメイクされ、説明書にも宣伝が掲載されている「PC原人」や「ロードランナー」などから出せなかったのであろうか。
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技はかなり少ない。必殺技はほとんどのキャラが実質1種類のみ。レバー入れや、地上・空中・ぶら下がり状態で技の内容が一部変化するキャラも居るものの、バリエーションは非常に乏しい。
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『ブラッディロア』のユーゴは格ゲー出身なのにも関わらず技がかなり少なくなっている。
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原作は「獣化格闘」で人間の姿と狼の姿を切り替えて戦っていたのだが、本作では常に狼姿のままであり、しかも原作とは違いほぼ突進技メインで戦うので、まるで同じ人狼キャラである『ヴァンパイアシリーズ』のガロンみたいな感じになっている。
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常に狼姿で戦っている関係上、人間時の姿は勝利・敗北ポーズや勝利メッセージ画面程度しか登場しないため、声優は原作と同じなのだが試合中は狼の鳴き声のSEが中心であり、本作ではまともなボイスを聞く機会がほとんど無い。
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ステージはただただ単調。足場だけのステージが目立つ他、唯一ギミックが多いラスボス戦ステージは対戦で選べない。
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悪魔城とボンバーマンと高橋名人のステージにでてくる敵はただ飛んできたり投げに使われるだけ。敵自体のダメージはほんの少し。一応ボンバーマンのステージの敵は厄介だが、他のステージの敵は本当に空気。
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リカちゃんハウスや桃太郎電鉄ステージには投げられる武器があるが投げる武器自体は卵があり、対して効果もないので役立たず。
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シェル連絡橋と浮遊大陸のステージは凝っている。他のステージにも分けてほしいところ。
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ちなみに『ブラッディロア』のステージはなし。クールガールはステージ出しようがないのでまだわかるがこっちは…。『ブラロア』原作の開発元がハドソンではなくエイティングだった事による関係だろうか。
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対戦中、時たま発生する強風や停電などのハプニングはたいして影響がない。
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対戦時に人数が足りない場合はCPUを参戦させられるが、CPUが使うキャラクターは勝手にランダム決定され、自由に選ぶことはできない。
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他のキャラクターが2体以上いる中で負けるとちびキャラ状態になりそのままプレイできる。しかし、この状態からは復活できず、通常攻撃しか出せず、すぐ吹っ飛んでしまう。さらにここから勝利する事は絶対にできないためやる気が起きない。
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負けても引き続き参加できるシステム自体は悪くない。せめてチームバトルを導入し、そこ特有のシステムだったらまだ良かっただろう。
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アイテムが変な卵(3種類)しかない。
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ゲームバランスも悪い。特にリカちゃんが強すぎるのが問題。
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戦闘には不向きかと思いきや、離れている場所で踊ると指定の範囲にいるキャラのライフを吸収できるという恐ろしい技を持っている。これは主観ではなく、公式で言われていること。
ワールドファイターズ(一人用モード)
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前述通り架空の番組を舞台にキャラが大乱闘を繰り広げる、という設定のモード。
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登場キャラクターとステージは一キャラにつき登場順が完全に固定なため、もう一度やろうとする気が削がれる。
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ストーリー(?)もエンディングも全キャラ共通。誰を使ってクリアしようが話は全く変わらない。
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途中に挟むムービーが酷い。サブ司会である女子アナのハルナがメイン司会のムジョーをいじめているようにしか見えない。
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進行にプロレスを意識しているとは言え、ゲーム的にもTVショー的にもプレイヤーキャラの闘いぶりを食い潰すほどに主張しすぎ。
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「次の試合は…なんと2人相手に闘います!」「次はなななんと3人を相手にしてもらいます!」…スマブラは普通に初代から「2vs2」「1vs3」「軍団」といったチーム戦のパターン、「ジャイアント」「メタル」などの敵のバリエーションがあった。
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ちなみにムジョーは過去作のキャラだがハルナは本作オリジナルの新キャラ。声優はアニメ『ボンバーマンジェッターズ』のシャウトと同じ。なら素直にシャウトを出せばよかったのでは……。
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視聴率という概念があり、これが0%になると即ゲームオーバー。もっとも、視聴率でゲームオーバーになる事はほぼ無いと思われるが。また、敵キャラを休みなく順調にボコボコにすると100%に到達する。朝6時のチャチな格闘番組で視聴率100%とは、よほど見るものがないのだろうか。
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クリアしてエンディングが流れた後に視聴率の合計で評価が出る。Aランクを取らないとライブラリーが埋まらないため、またやる羽目になる。
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ただし、一度でも視聴率を100%にすることができればAを取ることができる。
その他
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「ライブラリー」は、キャラクター等は小さな画像が数枚(キャラによっては1枚だけ)載っているのみで、後はそのキャラの出典元作品の情報や歴史などが簡素に記載されているだけなのであまりぱっとしない。
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前述通りライブラリーを埋めるにはAランク評価クリアが全キャラ分必要なのだが、苦労した結果にしてはあまりにも簡素。
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高橋名人の画像はゲームキャラ版ではなく本人の実写画像1枚のみが使用されている。他のキャラは複数枚の画像が用意されているものもあるので、ゲーム版の原人のイラストもあれば良かったのだが…。
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司会のハルナの紹介はあるのにラスボスのムジョーの紹介はなぜか無い。彼の出る最終ステージの紹介だけ。
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「キャラバン」は指定されたキャラでタイムアタックとハイスコア制のミニゲームを遊ぶのだが、本当におまけのようなショボい出来(ステージもそのまま使い回し)。1つのゲームをクリアすると次のゲームが出現するシステムなため、一回でもつまるゲームがでるとそこで止まってしまう。
評価点
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キャラクター選抜は、三社合同だけに(少しマニアックではあるが)夢の競演らしさがある。リカちゃんやパワプロ君が一緒に戦うゲームはこれだけだろう。特に、『メタルギアソリッド』のソリッド・スネークは『大乱闘スマッシュブラザーズX』に先駆けての登場である。
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コンボイがトレーラーに変身して相手を轢き逃げしたり、タカオがベイブレードを人に向けて撃ったり、『グラディウス』からの参戦キャラがなぜかモアイだったりと、見た目だけならバカゲー臭くもある。
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キャラクターのカラーはそれぞれ4色あるのだが、キャラによっては衣装の変化がかなり凝っている。
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スネークはプリスキンやタキシードを着用可能。この点だけならスマブラに優っている。
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声優陣もかなり豪華。というか出来る限り原典通りの採用を目指している。
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高橋名人の声優は、高橋名人本人である。
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パワプロくんは行動のたびに、『実況パワフルプロ野球』でも当時実況を担当していた河路直樹アナウンサーによって、いちいち行動を実況してもらえるという凝った作り。
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例えばジャンプすれば「ジャンプしたっ!!」と、そんなことを実況するのかということを逐次プレイヤーに伝えてくれる。シュールだが大変ユニークで、キャラのイメージを壊さない良いアイデアであると言えよう。
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ボンバーマンのCVである金田氏は『ボンバーマンジェッターズ』準拠。ただしデザインがジェッターズではなく従来寄りになっているためやや違和感がある。ただし関係ない声優ではない。敵役のムジョーもジェッターズと同様。
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コンボイ役には初代アニメの声優玄田哲章氏を起用。さらに本作ではメガトロン役として加藤精三氏を呼んでいる。
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玄田哲章氏は本作の後、実写版のスタートをきっかけに、トランスフォーマーに再度多く関わることになったが、当時は再演が叶ったこと自体が大変貴重だった。
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反面、加藤氏はアニメ放送後にメガトロンを演じる機会がほとんどなかった。そのため、あまり知られていないが本作は貴重な再演例の一つだったりする。また、氏が生前にメガトロンをまともに演じた作品は、本作が最後であるため、実はファンにとっては貴重。
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先述した通りスネーク役の大塚明夫氏と、本作でミクロマンを演じ、『スターフォックスアサルト』にてフォックス・マクラウド役を演じた野島健児氏は、後に『スマブラX』にて出演を果たした。
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シモン・ベルモンドに初めて声が付いた。今作を除くとオールスターゲームかつキャラデザの独自性が強すぎる『悪魔城ドラキュラジャッジメント』と時系列がリセットされた『キャッスルヴァニア LordofShadow 宿命の魔鏡』のみである。
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悪魔城シリーズを代表するキャラクターでゲスト参戦した作品も多いが、ファミコン仕様で参戦(白夜、HoD)やそもそも声が付かない類のゲーム(FC時代の作品やpop'n music?等)も多く、後のパチスロでもラルフ・ベルモンドに出番を取られ、声が付く機会が異様に少なかった。
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上記の『ジャッジメント』『宿命の魔境』はキャラデザや設定など独自性があまりにも強すぎるため、「原作悪魔城にもっとも近い声付きのシモン」は今作である。ただ今作のシモンも年代記?仕様だが。
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ステージ背景も、見た目や演出は中々凝っている。例えばグラディウスステージは床が原作ゲームのようなパワーアップゲージになっている凝り様。さらにBGMも原作のアレンジだったりと中々豪華。
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それだけに、肝心のキャラ性能やステージギミックが手抜きなのは惜しまれる。
総評
三社協力製作ながら、こんな劣化スマブラとなってしまった恐ろしいソフトである。
しかもそのうち一社が伝説級のクソゲーを放ったことがあるタカラである。というか、なぜスマブラのあるGCで売ったのか疑問である。
一応PS2とのマルチであり、PS2でスマブラ形式のソフトが遊べるという点では貴重(?)かもしれない。ちなみに、後に両機種とも「ハドソン・ザ・ベスト(廉価版)」で再発売されている。
なお念のために言うが、別に重大なバグなどがある訳ではなく、全くゲームにならないというわけでもない「遊べるゲーム」である。
しかし内容的には「三社のキャラを寄せ集めただけのスマブラの劣化パクリ版」と言われても仕方ない出来であり、そもそもなぜこんなガッカリソフトを作ってしまったのか疑問が浮かぶソフトである。
例えるなら、素材自体はいいものが揃っていたのに肝心の料理人が下手糞だったという感じの、かなり勿体無い作品ではある。
登場するキャラクターはどれも大変魅力的であるため、こんな劣化ゲーではなく、まるごとスマブラに参戦してほしいと思わずにはいられない。
その他
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『TV番組』という設定になぞらえ、タイトル画面でしばらく放置すると提供会社の名前が表示されるのだが、「この番組は、ハドソンの提供でお送りします!」というボイスと共に「提供 ハドソン」の名前しか記載されていない。本作にキャラが登場しているはずのコナミとタカラの名前は一切無し。
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ちなみにゲーム内のメニューもボンバーマンのイラストなど明らかにハドソンメイン。むしろ「ハドソンのゲームにコナミとタカラのキャラが参戦」と言った方が近いかもしれない。クロスオーバーとはいえ、共演と銘打った作品でいいのかそれで。
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更に、発売元の特権か、説明書の商品宣伝も全てハドソンのゲームのみで、コナミ・タカラの商品の宣伝は一切無し。ついでに、この商品宣伝に隠しキャラの卍丸のでている『天外魔境II』の宣伝がある。
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ゲーム購入の抽選プレゼントで当たる時計のデザインが、何故かゲームと全く無関係。
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なお、送って当たる商品は液晶テレビ5名にゲームソフト100本とかなり豪華なものだった。
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当時のJR各駅に張られたポスターには隠しキャラが3体も載っていた。まったく隠しになっていない。
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当時の公式PV