ドリームミックスTV ワールドファイターズ
 
【どりーむみっくすてぃーゔぃー わーるどふぁいたーず】
ジャンル
 
はちゃめちゃ対戦アクション
 
 
対応機種
 
プレイステーション2 
 
メディア
 
【PS2】DVD-ROM 1枚 
 
発売元
 
ハドソン
 
 
開発元
 
ビットステップ
 
 
発売日
 
2003年12月18日
 
 
定価
 
6,800円(税別)
 
 
レーティング
 
CERO:全年齢対象
 
 
廉価版
 
ハドソン・ザ・ベスト 
 
判定
 
なし
 
 
ポイント
 
コナミ・ハドソン・タカラによる『スマブラ 』 
 
 
 
概要
 
ハドソン発売、コナミ・タカラ・ハドソンの3社共同製作作品。
この3社のクロスオーバーとなった理由は、当時コナミがハドソンとタカラを子会社として傘下に入れていたため。スマブラ 』に類似した形式の対戦アクションゲームとなっている。
基本システム
 
操作 ※ボタンはPS2版/GC版
キャラクターは方向キー/十字ボタンまたは左スティック/コントロールスティックを使用して左右に移動できる。
 
ジャンプは×ボタン/Aボタン。ジャンプした後、足場やパイプなどのようなものに重なって上方向とジャンプボタンを同時押しするとぶら下がりが行える。
 
通常攻撃は□ボタン/Bボタン。地上で方向キー/十字ボタンを組み合わせずに攻撃ボタンを押すと弱攻撃となり、3回まで連打することで、自動的に弱コンボ攻撃となる。
 
方向キー/十字ボタンを前に入れながら攻撃すると強攻撃、上方向では上攻撃に変化し、相手を吹っ飛ばせる。空中では方向キー/十字ボタン上下と組み合わせることで3種類の方向を使い分けて攻撃を出すことができる。
 
キャラクター毎の必殺技は○ボタン/Xボタンで発動する。キャラクターによっては方向キー/十字ボタンを前または上に入れると技が変化する。また、ボタンを押し続けることで技を溜めることが可能なキャラクターもいる。空中でも発動でき、ぶら下がり状態の時には技の内容が変わるキャラクターも存在する。
 
掴みは相手に近付いて△ボタン/Yボタンを押すと相手を掴む。その後に攻撃ボタンか掴みボタンを押すと相手を投げ飛ばすことができる。また、一部のキャラクターは掴み時専用のキャラ技も存在している。
 
LRボタンのどれかを押すとガードが発動する。ガード中の移動はできず、つかみ攻撃に対しては無効。空中では1回だけ一瞬だけ全方向にガードすることができる。また、吹っ飛ばされているときにガードを行うと空中で受け身を取る。
 
ここまで見ればわかるが、基本操作はかなり『スマブラ』に近い。任天堂ハードで出せたのが不思議なくらい。
 
 
 
 
ルール
相手を殴ると飛び出すライフを集めていく。
 
画面下に表示されているゲージが表示され、EMPTYとキャラの顔が重なるとそのキャラのライフが0という扱いになり、キャラの頭上に「ピンチ」が表示されるようになる。この状態でさらに攻撃を食らうとキャラ魂を放出し、体が小さくなってしまう。これを相手に取られると負けになるが、やられる前に自分で回収すれば復活できる。キャラ魂を取られずに最後まで生き残ったキャラクターが勝利。
 
 
 
 
ワールドファイターズ
1人用モード。架空の番組「ワールドファイターズ」で自分の選んだキャラクターを優勝させるのが目的のモード。ステージ7まであり、通常は1対1の対決だが、ステージ3とステージ5は2人、ステージ6は3人を同時に相手することになる。登場順はキャラクターによって固定。クリアするとそれまでの視聴率によってランク評価が行われ、その結果次第で隠し要素が解禁されていく。
 
このモードには視聴率という概念が存在する。試合開始時は20%だが、攻撃を当てたりライフを取ると上昇し、何もしないと下がっていく。視聴率が0%まで下がるとその時点で強制的に負けになってしまう。
 
ボンバーマンシリーズの悪役であるムジョーがメイン司会を、本作オリジナルキャラである女子アナのハルナがサブ司会を務めている。
 
 
 
 
キャラ魂サバイバル
対戦用モード。プレイ人数やキャラクター、ステージ、試合本数、ハンデなどを自由に選んで対戦可能。
 
 
 
 
キャラバン
ミニゲーム集。8種類のゲームでタイムアタックやハイスコアアタックを行える。
 
 
 
 
ライブラリー
登場キャラクターのプロフィールや作品の歴史などを見ることができる。前述のワールドファイターズモードをクリアすると情報が埋まっていく。
 
 
 
 
参戦キャラクター一覧
 
    
    
        
            + 
         
        
参戦キャラクター一覧(隠しキャラクターを含む)
 
        
   
問題点
 
バトル関連 
逃げが強い。
勝敗を決めるのは体力にあたるコイン型のハートという関係上、ひたすらコインだけゲットしていれば一番になれてしまう。
 
 
 
 
使えるキャラは隠しを含め総勢17キャラ(デフォルト11+隠し6、その他使用不可のCPU専用ボス1)。
キャラ数だけ見れば普通の対戦ゲーム相応に見えるが、1メーカーにつき5~6人くらいしか参戦していない。しかもコナミ枠だけ他より1体少ない。どのメーカーも他に参戦できそうなキャラは色々いるだけにもったいない。
 
 
 
 
技がかなり少ない。必殺技はほとんどのキャラが実質1種類のみ 。レバー入れや、地上・空中・ぶら下がり状態で技の内容が一部変化するキャラも居るものの、バリエーションは非常に乏しい。
 
 
『ブラッディロア』のユーゴは格ゲー出身にもかかわらず技がかなり少なくなっており、原典と全く異なる仕様になってしまっている。
原作は「獣化格闘」で人間の姿と狼の姿を切り替えて戦っていたのだが、本作では常に狼姿のままであり、しかも原作とは違いほぼ突進技メインで戦うので、まるで同じ人狼キャラである『ヴァンパイア 』のガロンの劣化版のような感じになっている。
 
常に狼姿で戦っている関係上、人間時の姿は勝利・敗北ポーズや勝利メッセージ画面程度しか登場しないため、声優は原作と同じなのだが試合中は狼の鳴き声のSEが中心であり、本作ではまともなボイスを聞く機会がほとんど無い。
 
 
 
 
ステージは単調なものが目立つ。
足場だけのステージが多い他、唯一ギミックが多いラスボス戦ステージは対戦で選べない。
 
悪魔城とボンバーマンと高橋名人のステージに登場する敵はただ飛んできたり投げに使われる程度。敵自体のダメージはほんのわずか。一応ボンバーマンのステージの敵は厄介だが、他のステージの敵は基本的に空気。
トランスフォーマーのステージであるデストロン基地においては合体兵士デバスターがステージ中央に大きく配置されているが単なる置物となってしまっている。
 
 
 
リカちゃんハウスや桃太郎電鉄ステージには投げられる武器として卵があるのだが、ダメージが低く大して役に立たない。
 
シェル連絡橋と浮遊大陸のステージギミックは凝っており、途中でボスが出現して画面全体に攻撃してきたりする。他のステージにも分けてほしいところ。
 
ちなみに『ブラッディロア』の原作再現ステージはなく、アスカ等と共通で汎用のビル街風オリジナルステージになっている。クールガールはステージの出しようがないのでまだわかるがこっちは…。『ブラロア』原作の開発元がハドソンではなくエイティングだった事による関係だろうか。
ただし再現ではないもののステージ自体はイメージを壊している訳ではない。
 
 
 
 
 
 
対戦中、時たま発生する強風や停電などのハプニングはたいして影響がない。
 
 
対戦時に人数が足りない場合はCPUを参戦させられるが、CPUが使うキャラクターは勝手にランダム決定され、自由に選ぶことはできない。
 
対戦時、他のキャラクターが2体以上いる中で負けるとちびキャラ状態になりそのままプレイできる。このときは通常攻撃しか出せず、すぐ吹っ飛んでしまう。
負けても引き続き参加できるシステム自体は悪くない。せめてチームバトルを導入し、そこ特有のシステムだったらまだ良かっただろう。
 
なお、一人用のワールドファイターズではプレイヤーが敗北した時点で試合終了となる。
 
 
 
アイテムが3種類しかなく、どれも卵型のアイテム。
 
 
ゲームバランスも悪い。
特にリカちゃん が強すぎるのが問題。これは主観ではなく、公式で言われていること。
可憐な女の子キャラなので戦闘には不向きなタイプかと思いきや、離れている場所で踊ると指定の範囲にいるキャラのライフを吸収できる という恐ろしい技を持っている。
 
 
 
 
 
 
ワールドファイターズ(1人用モード) 
ストーリー(?)もエンディングも全キャラ共通。誰を使ってクリアしようが話は全く変わらない。
挿入されるストーリームービーにおいても、ギャグのセンスが少々滑り気味の内容であり、司会のハルナによるムジョーへの弄りが過剰で、まるで虐めているようにも見えてしまっている。 
特殊な試合の際にはハルナが「次の試合は…なんと2人相手に闘います!」「次はなななんと3人を相手にしてもらいます!」などと大げさに発表するが、『スマブラ』は初代から既に「2vs2」「1vs3」「軍団」といったチーム戦のパターン、「ジャイアント」「メタル」などの敵のバリエーションがあったのでそこまで勿体ぶる事でもない。
 
ストーリーでのラスボスもムジョーが担当するが、これも無理矢理戦わされているだけ で、ハルナからは謝罪も何もない。
 
ちなみにハルナの声優はアニメ『ボンバーマンジェッターズ』のヒロイン・シャウトと同じ。「素直にシャウトを出せばよかったのでは?」という意見もある。
 
 
 
 
視聴率という概念があり、これが0%になると即ゲームオーバー。もっとも、視聴率でゲームオーバーになる事はほぼ無いと思われるが。また、敵キャラを休みなく順調にボコボコにすると100%に到達する。朝6時のチャチな格闘番組で視聴率100%とは、よほど見るものがないのだろうか。
 
クリアしてエンディングが流れた後に視聴率の合計で評価が出る。Aランクを取らないとライブラリーが埋まらないため、またやる羽目になる。
Aランク評価を取るためにはクリア時の平均視聴率を高い状態で維持するか、もしくは一度でも最高視聴率を100%にすることが必要。どちらかというと後者の条件の方が楽ではあるが、視聴率を稼ぐのがやや難しいキャラクターも居る。
最も確実な方法は、ムジョー戦でわざとダメージを受けてムジョーのライフを回復させ、回復したムジョーを攻撃してハートを奪い自キャラのライフを回復、を何度も繰り返せば最高視聴率が100%となる。…が、当然この方法を取れば試合が無駄に長引き、かなりの時間が掛かる作業プレイとなる。
 
 
 
 
 
 
その他 
「ライブラリー」は、キャラクター等は小さな画像が数枚(キャラによっては1枚だけ)載っているのみで、後はそのキャラの出典の情報や歴史などが簡素に記載されているだけなのであまりぱっとしない。
前述通りライブラリーを埋めるにはAランク評価クリアが全キャラ分必要なのだが、苦労した結果にしてはあまりにも簡素。
 
高橋名人の画像はゲームキャラ版ではなく本人の実写画像1枚のみが使用されている。他のキャラは複数枚の画像が用意されているものもあるので、ゲーム版の名人のイラストもあれば良かったのだが…。
『冒険島』シリーズのパッケージなどイラストは『ファミ通』表紙で知られるイラストレーターの松下進氏が手掛けており、使用するにあたっておそらく版権料がかかるためこうなったと思われる。
 
 
 
司会のハルナの紹介はあるのにラスボスのムジョーの紹介はなぜか無い。彼の出る最終ステージの紹介だけ。
 
 
 
 
「キャラバン」は指定されたキャラでタイムアタックとハイスコア制のミニゲームを遊ぶのだが、本当におまけのようなショボい出来(ステージもそのまま使い回し)。1つのゲームをクリアすると次のゲームが出現するシステムなため、一回でもつまるゲームがでるとそこで止まってしまう。
 
 
評価点
 
キャラクター選抜は、3社合同だけに(少しマニアックではあるが)夢の競演らしさがある。リカちゃんやパワプロくんが一緒に戦うゲームはこれだけだろう。 
リカちゃんは流石に格闘させることには抵抗があったためか、戦わずに踊っているという設定になっている。
 
トランスフォーマーは版権の複雑さ故か『スーパーロボット大戦シリーズ 』に現時点でも未参戦であり、コラボゲームへの出場は非常に貴重。
 
パワプロくんはなぜかバットではなくハリセンを振り回す。流石にバットやボールで他キャラを攻撃させるのはまずかったのだろうか。
『実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル』などでも、戦う際に野球道具を使わない主旨の発言をしている(ダン&ジョン高校)ので原作準拠ではある。ただ、サブシリーズ では度々喧嘩や戦闘用の武器として使われてはいたが。
 
 
 
貧乏神は原典の『桃太郎伝説』からの登場になっているが、現在ではある意味本家より有名な『桃太郎電鉄』にちなんだ技も持っている。
 
 
 
 
キャラクターの動きや技も(前述のように技が極端に少ないのを除けば)原作を意識したものでイメージを壊していない。
モアイは原作同様に口からイオンリングを発射するほか天井にぶら下がると張り付いて逆さまになる、シモンの技がクロス(十字架)を飛ばすものになってる、ボンバーマンはボムを溜めることで巨大化していき爆風の範囲が拡大する、ツインビーのベル攻撃はランダムで出る色によって効果が変わる、など。
 
 
 
 
キャラクターのカラーはそれぞれ4色あるのだが、キャラによっては衣装の変化がかなり凝っている。
スネークはプリスキンやタキシードを着用可能。スマブラは基本的に同一衣装のカラー違いなので、この点はこの作品ならではの長所である。
 
またコンボイは初代玩具の流用元である「ダイアクロン」シリーズを連想させる青いカラーもあり玩具関連の事情を知るファンをニヤリとさせる面も。
 
 
 
 
声優陣はオリジナル版を尊重した豪華メンバー。
高橋名人の声優は、高橋名人本人  
パワプロくんは行動のたびに、『実況パワフルプロ野球』でも当時実況を担当していた河路直樹アナウンサーによって、いちいち行動を実況してもらえるという凝った作り。
例えばジャンプすれば「ジャンプしたっ!!」と、そんなことを実況するのかということを逐次プレイヤーに伝えてくれる。シュールだが大変ユニークで、キャラのイメージを壊さない良いアイデアであると言えよう。
 
 
 
ボンバーマンのCVである金田氏は『ボンバーマンジェッターズ』準拠。デザインが『ジェッターズ』ではなく旧デザイン寄りになっているためやや違和感があるが、無関係な声優ではない。敵役のムジョーも『ジェッターズ』と同様。
 
コンボイ役には初代アニメの声優玄田哲章氏を起用。さらに本作ではメガトロン役として加藤精三氏を呼んでいる。
玄田氏は本作の後、実写版のスタートをきっかけに、トランスフォーマーに再度多く関わることになったが、当時は再演の機会自体が大変貴重だった。アニメ版のゲーム化 もなされているがキャストの豪華さ故に吹き替え版キャストが再集合する機会は滅多になかったのである。
 
加藤氏はアニメ放送後にメガトロンを演じる機会がほとんどなかったため、あまり知られていないが本作は貴重な再演例の1つだったりする。また、氏が生前にメガトロンをまともに演じた作品は、本作が最後であるため、実はファンにとっては貴重。
 
 
 
シモン・ベルモンドに初めて声が付いた。本作を除くとオールスターゲームかつキャラデザの独自性が強すぎる『悪魔城ドラキュラジャッジメント』と時系列がリセットされた『キャッスルヴァニア LordofShadow 宿命の魔鏡』そしてスマブラ参戦前後にリリースされた『Grimoire of Souls』のみである。
悪魔城シリーズを代表するキャラクターでゲスト参戦した作品も多いが、FC仕様で参戦(『白夜 』『HoD 』)やそもそも声が付かない類のゲーム(FC時代の作品や『pop'n music 』など)も多く、後のパチスロでもラルフ・ベルモンド に出番を取られ、声が付く機会が異様に少なかった。
 
上記の『ジャッジメント』『宿命の魔境』はキャラデザや設定など独自性があまりにも強すぎるため、「原作悪魔城にもっとも近い声付きのシモン」は本作と『Grimoire of Souls』である。ただ本作のシモンも年代記 仕様だが。
 
 
 
対戦用モード「キャラ魂サバイバル」ではこれらの各キャラがバトル終了後にきちんとボイス&字幕つきで名台詞を言ってくれる。これについては『スマブラ』では無かった仕様である。
勝ち台詞は数種類用意されており、試合の結果(辛勝など)に応じて特定状況でしか見られないものもある。
 
もっとも、ここくらいしかまともに喋るところがないのだが。しかも1人用モード「ワールドファイターズ」では勝利ポーズが視聴率表示画面になっているため勝ち台詞は見られない。
 
 
 
 
 
 
ステージ背景も、見た目や演出は中々凝っている。
例えば『グラディウスII 』出典の人工太陽ステージは床が原作ゲームのようなパワーアップゲージになっていたり、『メタルギアソリッド2 』出典のシェル連絡橋はハリアーIIが襲来したりとなかなかの凝りよう。リカちゃんハウス内で大乱闘できるシュールな光景が見られるゲームもそうそうないだろう。キャラクターが参戦していない『こえだちゃん』の木のおうちや『スターソルジャー 』の浮遊大陸もある。
 
ユーゴなどは原作ではなくオリジナルのステージだが、再現ではないもののステージ自体はイメージを壊しておらず、ユーゴやアスカの雰囲気にはマッチしている。
 
ステージBGMは原作ゲームの音楽をきっちり採用しており、アレンジのセンスが良く聴ける代物となっている。タカラ勢はオリジナルBGMの他に原作のテレビCMのフレーズを盛り込んだBGMが採用されている。
 
オリジナルBGMについてもアレンジ曲に比べて遜色無い出来で、前述したユーゴなどは原作のBGMが採用されていないが雰囲気を壊していない。
 
それだけに、肝心のキャラ性能やステージギミックが手抜きなのは惜しまれる。
 
 
 
 
モードの1つ「キャラバン」とはかつてハドソンが行っていた全国規模のゲーム大会から取られており、当時を知るハドソンファンには感慨深い。内容はともかく。 
 
 
総評
 
当時の有名ゲームメーカー3社の共同開発による、新旧様々なキャラクターが垣根を越えて入り乱れる内容は非常に魅力的ではある。
余談
 
後にタカラはコナミグループを外れてトミーと合併しタカラトミーとなり、ハドソンはコナミに吸収されて会社自体が消滅した。
このため、『ボンバーマン』など本作に登場するハドソンの看板タイトルの多くが現在はコナミから発売されている。
 
 
 
 
「TV番組」という設定になぞらえ、タイトル画面でしばらく放置すると提供会社の名前が表示されるのだが、「この番組は、ハドソンの提供でお送りします!」というボイスと共に「提供 ハドソン」の文字が表示されるが、コナミとタカラは記載されない。
ちなみに発売元がハドソンであるためか、ゲーム内のメニューもボンバーマンのイラストなど明らかにハドソンメイン。むしろ「ハドソンのゲームにコナミとタカラのキャラが参戦」と言った方が近いかもしれない。
 
さらに、説明書の商品宣伝も全てハドソンのゲームのみで、コナミ・タカラの商品の宣伝は一切無し。ついでに、この商品宣伝に隠しキャラの卍丸が出演している『天外魔境II』の宣伝がある。
 
ゲーム購入の抽選プレゼントで当たる時計はゲームと全く無関係のデザインとなっている。
なお、送って当たる商品は液晶テレビ5名にゲームソフト100本 とかなり豪華なものだった。
 
 
 
当時のJR各駅に張られたポスターには隠しキャラが3体も載っていた。
 
 
 
 
本作で登場したスネークは後の『大乱闘スマッシュブラザーズX 』に参戦し、シモンも『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL 』に参戦した。さらにボンバーマンがアシストキャラとして、パワプロくんがスピリッツとして同じく『SPECIAL』に出演している。
シモンの声は同じく石川英郎氏が担当しているが、本作と違うデザイン。本作の「闇に還れ」というセリフが特殊な勝利演出に採用されている。
 
 
 
 
『ボンバーガール 』に本作仕様のムジョーをモチーフとし、ハルナとほぼ同じデザインの鳥型の実況マイクを持った「実況ガール」と言うサブキャラクターが登場している。
 
 
    
    
        
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当時の公式PV及びTVCM
 
        
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最終更新:2025年03月27日 22:42