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甲虫王者ムシキング ~グレイテストチャンピオンへの道~ - (2013/02/06 (水) 13:30:56) の編集履歴(バックアップ)


甲虫王者ムシキング ~グレイテストチャンピオンへの道~

【こうちゅうおうじゃむしきんぐ ~ぐれいてすとちゃんぴおんへのみち~】

ジャンル 甲虫バトルRPG
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 セガ
開発元 インテンス
酒田エス・エー・エス
発売日 2005年6月23日
価格 5,040円
レーティング CERO:全年齢対象
ポイント GBAにしては頑張った?
今は改良版のせいで存在意義が…


概要

  • かつてアーケードで大ヒットを飛ばした『甲虫王者ムシキング』のGBA版。
  • 宣伝に力が入っていたのか当時のムシキングブームに上手く乗っかり、売り上げは大成功を収めた。
  • ちなみにこのソフト発売から2年後にムシキングは衰退していくことになる…。

特徴

  • 本作オリジナルのストーリーが展開される。
    • 日本で最もムシキングが盛んな町「ハネダシティ」に引っ越してきた主人公。
      最初はムシキングを知らなかったが、住人達とのふれあいを通じて公式大会優勝(グレイテストチャンピオン)を目指すことになる。
    • 主人公は男の子と女の子のどちらかを選べる。名前も変更できる。
    • プレイ期間は7月頭~翌年の7月末までの約一年間。時間は一週単位で経過する。
    • 特殊なバトルで手に入る『グレイテストプレイヤーカード』を3枚集めるとチャンピオンになれ、グッドエンド到達。
    • 期間内にGPカードを集めきれなかった場合はノーマルエンド。
  • イベント戦以外のムシキングバトルは無料では無く、コイン(この世界の通貨)が一枚必要になる。バトル後にはカードがランダムで一枚貰える。
    • コインは一週間ごとに主人公の母から3枚もらえる。誕生日及び正月にはボーナスが出る。
  • ハネダシティの施設から行き先を選び、そこでバトルや住人との会話を行う。
    • 一部の施設はゲーム開始当初は選べず、進行と共に開放される。
    • 朝・昼・夜の3つの時間帯に行動できるのだが、夜は実質自宅にしか行けない為、2回しかエリアで行動できない。
      • 期間内にチャンピオンになるためには、行く場所をよく選ぶ必要がある。
  • 2週目以降もエンディングに関わらず所持カードはそのまま残る。
  • 余ったカードは『じぶんの家』にて研究所に送ると、各主要キャラのサイン用紙が(ゲームの中で)もらえる。
  • セーブデータは3つまで保存できる。

評価点

  • ハードの性能がアーケードに遥かに劣るGBAなのにバトルの再現度が高い。
    • 虫のモデリングもなかなかリアルで、GBA全体でも高レベルのグラフィック。DSにもあまり見劣りしない。
    • 完全とまではいかなくともアーケードの楽しさを持ってこれた。
  • カードの収録数が多く、2003年から2004年までのは大体収録されている。
    • なお収録されていない一部カードはデータベースにて見ることができる。
    • 当時のムシキングの弾から外されていたカードも使える。
  • 付録に付いてきた「ドクターネブマスターズカード」はアーケードにて使用可能で、虫の登場時の演出がかっこいい。ちなみにゲームでは何故か主人公が持っていたためにゲームでも使用可能。*1
    • 他のカードとは違い、丈夫なプラスチック素材なので曲がらないし水にも少し強い。ただしスキャンする時に少し違和感がある。

問題点

  • テキストが長い。その上スキップしても遅いのでイライラする。
    • しかも漢字が多く、子供には読めない字も普通に出てくる。不親切。
  • ゲーム開始時にライバルキャラによるムシキングのチュートリアルがあるのだが、プレイヤーは技のない最弱の虫に対し相手は防御能力が最強の虫を使うので無駄に10分近くかかる。
  • カードはランダムに一枚ずつしか手に入らず、ダブりも容赦なく出る。全88枚をコンプリートしようとすると時間がかかる。
  • ストーリーの時間的余裕があまりなく、自由度が低い。プレイヤーが慣れていない1周目は高確率でノーマルエンド。グッドを見るのに2周目は必至。
    • ちなみになぜ期限付きなのかというと、主人公一家に引っ越す予定があるため。
      このことはゲーム開始すぐ(ハネダシティに引っ越してきてすぐ)にハッキリと伝えられる。忙しない一家である。
  • セーブデータが消せないため、そのデータ枠ではやり直せない。
    • 好意的にみると間違えてセーブデータを消すことが無い。

総評

バトルはアーケードに引けを取らないクオリティであるが、システムに不親切な部分があり細かい粗も多い。
決してクソゲーではないが、良作とも言えないのが残念。また後述のDS版で価値はほとんど無くした。


甲虫王者ムシキング ~グレイテストチャンピオンへの道DS~

【こうちゅうおうじゃむしきんぐ ~ぐれいてすとちゃんぴおんへのみちでぃーえす~】

ジャンル 甲虫バトルRPG
対応機種 ニンテンドーDS
発売元 セガ
開発元 インテンス
酒田エス・エー・エス
発売日 2005年12月8日
価格 5,040円
レーティング CERO:全年齢対象

概要

  • 味を占めたのかセガは11月ごろに改良版である今作を発表。冬に公開だった映画に合わせたのだろう。
    • GBA版を買った子供達にしてみれば堪ったもんじゃない。

改良点

  • パスワードで使える隠しの虫が増えた。映画版の虫も特殊な方法で出る。
  • エリアやイベントの追加。
  • グラフィックを少し向上させた。

総評

GBA版のほぼ完全な上位互換。
値段やハードによほどこだわりがある人以外にはこちらを薦める。
さらに翌年には『DS2』が発売されている。