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WECル・マン24 - (2015/09/16 (水) 17:31:42) のソース

*WECル・マン24
【だぶりゅいーしーるまんにじゅうよん】
|ジャンル|レーシング|
|対応機種|アーケード|
|発売元|コナミ|
|開発元|テクノスター&br()コアランドテクノロジー|
|稼働開始日|1986年|
|判定|なし|
|ポイント|ドリフト走行|

**概要
-擬似3Dレーシングゲーム。おそらくアウトランに対抗するために生み出された。
-タイトルの「WEC」はスポーツカー世界選手権のこと(現行開催の世界耐久選手権の前身)で、「ル・マン24」はフランスのル・マンで行われる24時間耐久レースのこと。

**システム
-プレイヤーはハンドル・ギア・アクセル・ブレーキのみの単純な操作系統で進めていく。
--コースを規定タイム内に4周する事でクリアとなる。
--専用筐体は三種類あるが、内一つが遊園地の遊具「コーヒーカップ」に良く似ており、プレイヤーがハンドルをきるたびにコーヒーカップがぐるぐると左右に回る。

**評価点
-楽曲はかっこよく、特にサウンドトラックで出たGalaxian Expressのアレンジ版は海外で高い評価を受ける。
-グラフィックも丁寧に描かれている。

**不評点
-このゲーム、ドリフトすると速度が上昇するという不思議な仕様のため、直線では直線ドリフトを多用することで早く移動できる。
--そのため、攻略を意識すると始終スキール音が鳴り響く耳障りなゲームになる。
-代わり映えのしないコースを4周するだけと言うシンプルさで、ボリュームに欠ける。

**総評
コーヒーカップ筐体以外特徴が無く、ボリュームも無いレーシングゲームの有象無象。だが、このゲームはそれなりに名が知れている。と言うのも、本作のポスターに使用されたKONAMIの名前とロゴの入ったレーシングカー、コナミ・スパイスSE86Cの写真がなかなか格好よく、更にその車が実際のレース、1986年に富士スピードウェイで行われたWEC IN JAPANに出場したというエピソードと、何より高い難易度とコーヒーカップという部分が、80年代末期のバブル経済を連想させるからかもしれない。