WECル・マン24
【だぶりゅいーしーるまんにじゅうよん】
ジャンル
|
レーシング
|
対応機種
|
アーケード
|
発売元
|
コナミ
|
開発元
|
テクノスター コアランドテクノロジー
|
稼働開始日
|
1986年
|
判定
|
なし
|
ポイント
|
ドリフト走行
|
概要
-
擬似3Dレーシングゲーム。おそらくアウトランに対抗するために生み出された。
-
タイトルの「WEC」はスポーツカー世界選手権のこと(現行開催の世界耐久選手権の前身)で、「ル・マン24」はフランスのル・マンで行われる24時間耐久レースのこと。
システム
-
プレイヤーはハンドル・ギア・アクセル・ブレーキのみの単純な操作系統で進めていく。
-
コースを規定タイム内に4周する事でクリアとなる。
-
専用筐体は三種類あるが、内一つが遊園地の遊具「コーヒーカップ」に良く似ており、プレイヤーがハンドルをきるたびにコーヒーカップがぐるぐると左右に回る。
評価点
-
楽曲はかっこいい。
-
特にサウンドトラックで出たGalaxian Expressのアレンジ版は海外で高い評価を受ける。
不評点
-
ドリフトすると速度が上昇するという不思議な仕様のため、直線では直線ドリフトを多用することで早く移動できる。
-
そのため、攻略を意識すると始終スキール音が鳴り響く耳障りなゲームになる。
-
代わり映えのしないコースを4周するだけと言うシンプルさで、ボリュームに欠ける。
総評
コーヒーカップ筐体以外特徴が無く、ボリュームも無いレーシングゲームの有象無象。だが、このゲームはそれなりに名が知れている。と言うのも、本作のポスターに使用されたKONAMIの名前とロゴの入ったレーシングカー、コナミ・スパイスSE86Cの写真がなかなか格好よく、更にその車が実際のレース、1986年に富士スピードウェイで行われたWEC IN JAPANに出場したというエピソードと、何より高い難易度とコーヒーカップという部分が、80年代末期のバブル経済を連想させるからかもしれない。