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人生ゲーム ハッピーファミリー - (2021/01/10 (日) 13:10:13) のソース

''このページでは''~
''『人生ゲーム ハッピーファミリー』''~
''『人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ』''~
''を取扱います。''
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*人生ゲーム ハッピーファミリー
【じんせいげーむ はっぴーふぁみりー】

*人生ゲーム ハッピーファミリー ご当地ネタ増量仕上げ
【じんせいげーむ はっぴーふぁみりー ごとうちねたぞうりょうしあげ】
|>|ジャンル|ボードゲーム|CENTER:&amazon(B0043XYNO4)&br;&amazon(B0055QNIJ4)ご当地ネタ増量仕上げ|
|>|対応機種|Wii|~|
|>|発売元|タカラトミー|~|
//|>|開発元|不明|~|
|発売日|無印|2010年11月11日|~|
|~|ご当地|2011年9月1日|~|
|>|定価|6,090円|~|
|判定|全作|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|無印|&color(blue){''2010年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点''}&br;Wiiウェア版にダメ追加要素5つで価格約6倍&br;1プレイで枯渇するイベント、そのくせ悪すぎるテンポ&br;ルーレットがインチキ&br;''大人数でやればやるほどクソさが増す''&br;これを購入した家族は''バッドファミリー''|~|
|~|ご当地|&color(red){''2011年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門大賞''}&br;追加要素はご当地貶し、[[増量でよりクソ化>ジャンライン]]&br;''前作の問題点は放置''&br;これを購入した家族はとても''バッドファミリー''|~|
|>|>|>|CENTER:''[[人生ゲームシリーズ]]''|
|>|>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''|

#contents(fromhere)
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**概要
2010年10月に配信されたWiiウェア『人生ゲーム ハッピーステップ』のフルプライス版。通称『人生2』。~
ちなみに『ハッピーステップ』は、[[Wiiウェア版の『人生ゲーム』>人生ゲーム (Wii)]](以降『前作』と表記)と入れ違いで配信されたものである。~
後に、本作『ハッピーファミリー』に更に追加要素を加えた『ご当地ネタ増量仕上げ』も販売された。当ページではこちらについても扱う。

『ハッピーステップ』にも問題がない訳ではないが、前作よりは値段相応な出来ということであまり話題にならなかった。~
しかしそのパッケージ版である筈の本作は、追加要素が乏しいにもかかわらず値段が1,000円→6,090円と大幅に増加している。~
更にその出来栄えは、6倍近くにまで跳ね上がった価格に明らかに見合わない、あまりにも杜撰なものであった。

結果として人生ゲームというブランドに騙されてしまった層は勿論のこと、~
それまでのタカラトミーのクソゲー率から、解った上で本作を手に取った所謂クソゲーハンター達からも批判が殺到。~
クソゲーオブザイヤー据え置き機部門にて、2010年次点、そして2011年大賞と''2年連続受賞''するまでに至ってしまったのである。

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**問題点
''このゲームそのものの問題点''
-使用キャラクターは男女各5人だけであり、名前も変更不可能。顔も進行によって成長・老化するということはなく、ずっと若者のままである。
--ありとあらゆる所でこのキャラクターを使い回しており、結婚相手は勿論、生まれてくる子供やイベント内でのモブキャラですら、この10人のパーツの流用で構成されている。
---これはつまりテキストで「おじさん」や「老人」と表記されている人だろうが顔は若者のものというありさまで、違和感を通り越して手抜き感丸出しである。
---生まれてくる子供は親と全く同じ顔になるように設定されてる為''男プレイヤーの子供が女だとオカマが誕生してしまう。''逆もまた然り。
---勿論、「ご当地」で追加されたご当地ネタ(後述)でも当然のように使い回されている。
--なお、産まれてくる子供には自分で名前を付けられる。「じゃあプレイヤーもそうしてくれよ」という話である。

-イベント数が少なく、1回のプレイだけで同じイベントを何回も見る羽目になる。
--CPU数人と1ゲーム回すだけでもかなりのイベントが出てしまうのに、4人同時プレイとなると飽きるというレベルではない。
--特に、「婚活」、「バカンス」、「子育て」といったミニマップでは、''片手で数えられる程度の種類しかイベントがない''。
---一応、一部のイベントは就いている職業によって若干内容が変わる。
--イベント自体も微妙な内容のものが多い。
---''財布を家に置き忘れると4,000万円失われる''世界観。これは前作でも指摘されていた問題点である。
---一部のテキストがひどい。例えば、職業がフリーターの場合の給料が一定ターン増加するイベントの場合、「最近、世間ではフリーターの給料が安すぎると問題になっているようです。おかげでバイト代が少し上がって、フリーターの人たちはウハウハのようです。&bold(){でも、就職したほうがもっと収入が上がると思いますよ。}フリーターは・・・3ターンの間、給料が5倍になります。」(句読点は本来は1マスのスペースまたは改行。それ以外は太字による強調を除いて原文ママ)である。&br()問題になったから上がるという主旨自体が変な上、言い回しも余計なお世話のように感じられる((しかも良いイベントではあるので、最初の「最近~ようです」までの文字が表示されるときに、司会役のキャラが「キャハ、キャハ、フハハハハ」とやたら甲高い声で笑ってくれる音声付(これもほかのいいイベントの使いまわし)。因みに上がったという内容の部分などは無音なため給料ボーナス自体に気付かない可能性もある。))。
//そもそも後半の余計なお世話(太字部分)はいったい何なのか。とりあえずフリーターにはプレイしてほしくないようだ。強気の値段設定で遠ざけられたのはフリーターだけじゃなかったようだが。
//フリーターにはプレイして~以降は本筋から外れていて冗長。
---他にも、&bold(){国会でデート}したり、&bold(){爬虫類が嫌いという意見が一致したため}仲良くなったりする。もちろん、場合によっては&bold(){仕様の通り}何度も行うことになる。
//---ほとんどのイベントで選択肢が発生するが、よろこびマスではどちらを選ぼうがプラス、かなしみマスではどちらを選ぼうがマイナス、と''選択肢の意味がまるで無い((この仕様自体は過去作も同じであるため、「そこを突っつくのは野暮だ」という意見もあるにはあるが、過去作がそういう仕様だったとあぐらをかいていて良いのかと言われれば…。))。''
//すごろくというゲームの性質を考えると、よろこびマスに止まったのに選択肢次第でマイナスイベントが起きる方が問題。プラスイベントでも選択肢で結果が変わっているなら何の問題もない。これを問題点と言うのは無理がある。
//--更に言うならば、「犬を拾って喜ぶ」マスがある一方で「その辺の犬(猛犬などではない)にビビりまくり、恋人の前でかっこつけようとする」マスがあるなど、キャラ設定に矛盾が発生している。
//どのイベントが起きるかはランダムなんだから、イベント間で矛盾が起きるぐらいは当たり前じゃないか? RPGやアドベンチャーとは違って一貫したストーリーがあるわけでもないし。

-テンポが悪い。
--到着したマスの種類をその都度読み上げたり、イベント終了後、所持金やステータスが変化する度にアニメーションが入る為、内容の無さに反してやたら時間がかかる。
--中盤以降で給料マスを踏むと前述の「婚活」ミニマップに、移動しマスを踏むと「バカンス」ミニマップに強制的に飛ばされ、その間は''通常マップでは一切進行できない。''
---''少なくとも3~4ターン、多いと10ターン以上消費させられる''上に、既に述べた通りイベントパターンが少なく同じイベントを何度も見ることになるため飽きやすい。
--結婚した状態で恋愛マスに止まると高確率で子供が生まれ、その際も「子育て」ミニマップに飛ばされて同様に最低3ターンを消費する。
---こちらは拒否することもできるが、そうすると子供のパラメータが上がらない。CPUは高確率でミニマップに移動するためCPUがいる場合はゲームテンポが悪化しやすい。前作はこのようなテンポ面での問題は特になかったが今作では悪化している。
//CPUは子育て用のミニマップに行かないこともあるため"毎回"の部分を修正
//---流石にゴールに近づけば恋愛マスは無い…と思ったら''なんと普通に恋愛マスがあり、しかも子供が生まれる''。一応復習であるが、人生ゲームにおけるゴールとは「''天寿を全うする''」ことであり、その直前ともなればご高齢である…

-確率の偏り
--KOTYスレ住人の検証の結果、''出目の確率が明らかに偏っている''事が判明。サイコロも満足にプログラムできていない。
---進むマス数を決める1~8のルーレットは、''明らかに4以下の目の方が出やすくなっており''、テンポの悪さに拍車をかけている。
---KOTYスレで試行したところ、3や4が各20%近く出たのに7は6%以下。これは実験なのでバラつきを含んだ結果だが、体感からしても明らかに偏りがある。
--「おじゃましマス」の被害に遭う確率も偏っており、''3~4人目が当たる確率が異様に高い。''KOTYスレでの試行結果は合わせて70%となっている。
---ルーレットの方は長くプレイしてもらうためそう設定したと一応の理由は推測できるが、こちらは完全に理由不明。

-お金の価値が後半インフレ化するため、コツコツ貯める必要がない。
--後半のギャンブルは億単位で稼げるので、簡単に逆転できる。しかも''賭ければまず当たる''。

-要素「株」の存在意義が分からない。
--本当に稀にしか変動しないので、実質ただの金券にしかなっていない。

-クリアしてもゴールした順位が表示されるだけ。資産も借金も表示されない。早くゴールした者が勝ち。これは人生ゲームではなく''ただのスゴロク''である。
--それまでの全ての人生を否定するギャンブルと、そのギャンブルさえも否定するゴール。もはや言うことなしである。

-''CS版人生ゲームでおなじみの天使と悪魔は一切登場しない。''

''パッケージ版に起因する問題点''
-追加要素があまりにも少ない。
--Wiiウェア版からの追加要素はマスの種類、トロフィー(実績)、家族システム、プライスレスモード、Miiの5つだけ。''これで1,000円→6,090円である。''
--単純計算で1つの追加要素につき約1,000円に値するはずだが、明らかにおまけ要素らしい項目が複数含まれるのを見ても解るように、どれを取っても1,000円には値しない。

-これらの要素がつまらなさを緩和しているのであればまだよかったのだが、''大半が何らかの欠陥を抱えている。''
--家族システムは前述のように、テンポの悪化により一層貢献する。
--プライスレスモードは通常のモードと異なり、お金ではなくイベントの発生で増減するハピネスポイント(幸福度)で順位を決めるモードなのだが、''CPUのAIがこのモードのルールに対応しておらず、思考はお金優先のままである。''
--Miiの導入によりようやく自分が作った容姿でプレイできるようになったのだが残念ながら''1回クリアしないと使えない隠し要素''となっている。


**ご当地ネタ(『ご当地ネタ増量仕上げ』のみ)

元の出来が上述の有様にもかかわらず、ご当地ネタという''申し訳程度の''追加要素を引っ提げて堂々販売。

-KOTYスレでの通称は「''ご当地''」。改善・増量するところを完全に間違えている事から『''誤当地''』とも呼ばれ、''2011年KOTY七つの大罪''の一つとして数えられている。

-「よろこびマス」(プラスイベント)や「かなしみマス」(マイナスイベント)の際に、都道府県がフィーチャーされた各地の名産品や名所、方言などの絡んだイベントが追加されている。
--基本的に毎回「○○県に旅行に行った!」などとご当地要素が唐突過ぎて違和感が大きく、「○○県の○○は○○なんだって!」といった感じでテキストがたいへん説明臭い。
--大半はテキストでその都道府県が説明されるだけで、食べ物の話が出ても特にそれがグラフィックで出てくる訳ではないので余計に盛り上がらない。
---背景イラストではそういったものも割とある((香川県のイベントだと讃岐うどんの店が建っている、といった具合))が、あまり有効に活用できてはいない。背景のスポットを無視して「どこに行こう?」などとほざく場合もある。
--しかも、「''富士の樹海では方位磁針が役に立たない''」「''長野県民はカラオケで必ず長野民謡を歌う''」といった嘘知識まで混じっている。((確かに富士の樹海では土壌に含まれる鉱物の持つ磁気の影響で磁針がぶれることはあるが、普通に使う分には問題ない。後者に至っては「高知県民は毎日鰹の叩きを食べる」「愛知県民は何にでも味噌を付けて食べる」とかと同レベルの都市伝説、というか偏見である。))
--全体的に名産品の扱いが酷い。「''熊野筆はくしゃみを出すのに便利''」「''加賀友禅の小物入れは入れ歯を入れるのに便利''」など。地元民から苦情が来てもおかしくない。
--[[ガイドブックから漁ってきたのか>四八(仮)]]、食べ物ネタがやたら多い。感想は何を食っても「''おいし~''」。
--なお、これらの''誤''当地イベントの多くはよろこびマスで発生するが、一部かなしみマスで発生するマイナスイベントもある。ただそれらも「名産品食べ過ぎてお腹壊した」''「讃岐をこよなく愛する讃岐おじさんのクイズに正解したら『一流の讃岐人にしちゃる』と言われたので逃げた」''((上記の通り讃岐おじさんのグラはどう見てもおじさんには見えない。また不正解でも当然金が減る。))と無理矢理マイナスにした感が強い。
--イベントが増えた分イベントの被りだけは改善されたのでは? と思いきや、元の量が少なすぎる所為か相変わらず1プレイでも被り放題。

-前述の問題点は放置したまま微妙要素を付け足しただけでありながら''お値段据え置きフルプライス''。
--控えめに言っても駄ゲーレベルのWiiウェア版→あからさまな水増しでパッケージ版にしてフルプライスで販売→さらにそれを焼き直して再販売、という露骨過ぎる搾取と手抜きぶり。

**評価点(?)
-強いて評価できる点を見出すなら、ゲーム自体の散々な出来とは対照的にゲーム進行に致命的なバグはないことくらいか。
--しかし言い換えると[[仕様通り問題なく完成しているのにクソ>プロゴルファー猿]]ということである…。

-ゲームパッケージのデザインは''後に[[2020年東京オリンピック・パラリンピック公式キャラクター>https://tokyo2020.org/jp/special/mascot/]]を手がけることになる''谷口亮氏によるもの。

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**総評
ボードゲームというものは、その性質から大なり小なり「友情ブレイク」に関する逸話を有しているものである。

だが本作は[[駆け引きや妨害により、>ドカポンシリーズ]][[白熱しすぎた結果として>桃太郎シリーズ#id_f66a278d]]友情を破壊してしまう他作品とは異なり~
劣悪なテンポや、幾度となく繰り返される中身の無いイベント、「人生とは何なのか?」という疑問さえ生じかねない無為性といった~
ゲーム作品としての欠陥によりプレイヤー間の空気が冷え切った結果として、場の雰囲気もろとも友情を粉砕してしまう。~
''大人数でやればやるほどクソさが増す''という、ボードゲームとしては勿論、パーティゲームとしてもあるまじき状態になってしまっているのである。

『ハッピーファミリー』の時点で此処までやらかしていたにも拘らず、申し訳程度の''誤''当地ネタを加えただけでお値段据え置きの新作として再販売してみせた、当時のタカラトミーの面の皮の厚さには只々呆れる他無い。

人生ゲームを遊びたいなら本記事で取り上げた2作品ではなく、おもちゃ売り場で普通(ボード版)の人生ゲームを買うか、中古ゲームを扱うショップで[[『DX人生ゲーム』シリーズ>DX人生ゲームIV]]を探すのをお奨めしたい。~
話の種にする為のクソゲーが欲しい場合でも、''人間関係を完膚無きまでにぶち壊したい''等の特別な事情が無い限りは、別の作品を手に取った方が良いだろう。

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**余談
-バージョンアップ前はKOTY2010次点レベルに留まったこと、そこから一応の追加要素はあるということから、発売当初はKOTY2011では大きく取り上げられなかった。
--しかし年末に入り再検証が行なわれると、以前までの問題が全く改善していないことと上述のルーレット確率の偏りが発覚。スレ内で注目を浴びたこともあって、テンポの悪さなどの細部の欠点が詳細に見直された末、見事''KOTY2011据置部門大賞を受賞した''。
--この再検証の過程で知名度が上昇したのか「''実際に本作で友情ブレイクした''」「[[''夫婦仲が悪くなった''>http://wiimk2.net/title.php?title=830&order=0]]」など、一見して冗談のような報告も相次ぐようになった。

-KOTYの選評、及び総評に曰く「''これならまだ自分の人生の方が面白い''」「''大丈夫、俺達の人生はタカラトミー製じゃない''」とのこと。自分の人生の面白さが見出だせる…かもしれない。

-&color(red){''タカラトミーの連続KOTY最終候補入り記録は本作で5年に到達した。''}無論、こんな不名誉な記録を持っているのはタカラトミーだけである。
--作品にして『[[ゾイド>ゾイドオルタナティブ]]』『[[ジャイロ>MAJORDREAM メジャーWii 投げろ!ジャイロボール!!]]』『[[ドリーム>MAJORDREAM メジャーDS ドリームベースボール]]』『[[クローザー>MAJORDREAM メジャーWii パーフェクトクローザー]]』『[[人生>人生ゲーム (Wii)]]』、そして本記事で取り上げた『ハッピーファミリー』『ご当地』の合計7作。
--特にWii版の人生ゲームは『ハッピーファミリー』『ご当地』、そして前作『ハッピーステップ』を含めて6タイトルも出ているのに''全てクソゲー、ないしはそれに準ずる出来栄え''である。やる気が微塵も感じられない。
---かつての家庭用ゲーム版人生ゲームは本家ボードゲームにない家庭用ゲームならではの要素も充実し、ファンも少なくない良作パーティゲームのシリーズであった。過去作でわいわい楽しんだ思い出のあるプレイヤー達からは、あまりの凋落ぶりに対する落胆の声も数多く上がっている。

-2012年1月には『iPhone(App)版 人生ゲーム2012』が配信されたが「評価★1すら付けたくない」と、『[[Big Rigs>Big Rigs: Over the Road Racing]]』にも似た評価を受けた揚句たった4日で配信停止となった。
--Wii版の人生ゲームを一作品でもやった経験があるプレイヤーならば、その出来栄えについては一寸の期待すらしていなかっただろうが…。

-KOTYスレでは''「タカラトミーはもう殿堂入りで良いのでは」''と言いだす住人まで現れる有様であったが、2012年にタカラトミーは子会社のタカラトミーアーツにコンピューターゲーム事業を移管し((テレビゲーム事業だけでなく『プリティーリズム』等を擁するアーケードゲーム事業も移管してる。))、事実上コンシューマーゲーム業界から撤退した。((ただし、移管後も例外として3DS用のDL配信ソフト『イジン爆闘!! ウデジマン』(2015)や『WAR OF BRAINS』(2016)、『ZOIDS FIELD OF REBELLION』(2017)といったスマートフォン向けの作品はタカラトミー本体からリリースされた。))
--…かと思いきや、2019年2月に発売されたSwitch用ソフト『ゾイドワイルド キングオブブラスト』がまさかのタカラトミー名義での発売となっており((開発はエイティングによる外注))、実に7年ぶりのコンシューマーゲーム業界復帰と相成った。本作や他のKOTY最終候補作に寄せられた酷評を教訓にしてくれたと信じたい。