「ほしフル ~星藤学園天文同好会~」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ほしフル ~星藤学園天文同好会~」(2021/09/11 (土) 00:16:30) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*ほしフル ~星藤学園天文同好会~ 【ほしふる せいとうがくえんてんもんどうこうかい】 |ジャンル|ほしぞら学園恋愛ADV|CENTER:&amazon(B000SXY8LQ,image)| |対応機種|Windows 98SE~XP|~| |発売・開発元|F&C FC01|~| |発売日|2007年9月28日|~| |価格|9,240円(税込)|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |配信|2010年6月18日/3,075円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|史上最悪の文字通りの&bold(){悪}友&br絵師はパクリ、シナリオは電波&brこんな出来でまさかの移植|~| #contents(fromhere) ---- **あらすじ 主人公である月舘陽は従姉である楠原琴音に勉強を習い、進学校でもある私立星藤学園に合格する事ができた。~ そして、合格した時に琴音に告白すると決めていた陽は、その日のうちに告白。だが、それは自分に対しての憧れであって、恋心ではないと言われて玉砕する事になる。~ それから数ヶ月が経ち、季節が夏になっていた。陽もその頃には落ち込む事は無かったが、友人である海道惑の誘いから天文同好会に入り、琴音と接する機会が多いものの何事も無い平穏な日々を送っていた。~ 夏休みに入り、惑は琴音と付き合いたいから手伝ってくれと言われる陽。気分は複雑だったが、それを引き受けてしまう。だが、陽の周りでは様々な片思いの事情を知ってしまう。~ そして、陽も色々な女の子と付き合うことが多くなり、陽の心も大きく揺れ動いていく……。 **登場キャラクター #region(クリックで開閉。軽いネタバレ含む。) -月舘 陽(あきら) --主人公。特筆することがない地味な主人公。物語初っ端で琴音にフられている。 --惑(後述)のことを親友と思い込んでる菩薩のような人物である。しかし、記憶力は悪い。 --尚、ヒロインと漢字が被っているため、記述する際は「あきら」と明記する。 -楠原 琴音 --あきらの従姉。開始早々あきらをフった、一応優等生キャラ。 --フった割には結構あっさりしており、気にしてる様子が見受けられない(実は気にしているようだが、シナリオの問題で希薄になりがち)。 --恋人を10年近く放置プレイさせる隠れSである。 -高塚 水季 --ラクロス部に所属するあきらの友人。頭は悪いが努力はする子。 --お調子者でトラブルメーカーなのが祟って、彼女のルートは非常に辛い展開が目白押し。 --あきらと抱き合って泣き出すシーンは、&bold(){別の意味で}プレイヤーの涙腺を刺激してくれるだろう。 -星川 瑠歌 --どう見ても外人だが、両親は日本人。多分隔世遺伝か何かだろう(当然、本編でのフォローはない)。 --デレ→ツン→デレとローテーションを繰り返す、キャラが立ってないどころかコロコロ変わる。一応理由はあるが。 --彼女のシナリオは一番まとも。まともなだけで、良いわけではないことを留意されたし。 -双葉 陽(ひなた) --水季の親友で、同じくラクロス部に所属している。クールキャラだが、どこか抜けている。 --これだけなら特に問題ないのだが、水季ルートではまさかの立場で二人の前に立ち塞がる。 --もっとも、彼氏()が全部悪いのだが。 -鈴木 流史 --おっとりメガネ巨乳の天文学部。実は部長のことが好きで、思い切って告白するのだが…。 --癖がないシナリオなら彼女をオススメするが、失恋した者同士の傷の舐め合いにしか見えないため、その点には注意。 -海道 惑 --問題点参照。 #endregion **問題点 -画面解像度 --ウィンドウモードでも1024x768を要求してくるので、そこまで対応していないPCだと&bold(){強制フルスクリーンモード}となる。~ だからといって、画面が相応に綺麗かというとそうでもない。当然、年代的にはHDには対応していない。 -全体的におかしいイラスト --パースがおかしかったり、骨格が変だったり、どこか首を捻らざるをえない珍妙な構図。~ 素人がなんとなく眺めていても直感で違和感を抱くレベル。というよりも立ち絵の時点で骨格が変(特に琴音)。~ そもそも絵師が池上茜という、色々な意味((数々のトレース疑惑をかけられているいわくつきの絵師。詳細は検索して欲しい。))で有名な方なので、その時点で嫌な予感がした人は賢明。 -全体的におかしいシナリオ #region(ネタバレ含む。) --琴音ルート ---所謂「恋仲になるがしばらくお別れ」エンドといったもの。しかし、特に大きい理由は語られていないというのに、あきらになんと&bold(){9年間}という長い放置プレイを強いる。~ しかも、お別れ→エンディング→9年後……と飛びっ飛びに繋がり、この間の描写が一切ない。 --流史ルート ---流史が部長にフられてあきらに慰められて結ばれる、というなんともやるせないシナリオとなっている。~ 流史自体はあきらとは仲がいい先輩後輩といった感じで、恋愛感情は希薄、更に流史は部長一筋という設定が原因。~ これでも&bold(){全シナリオの中では最も癖がない}のがなんともはや。部長も&bold(){恋愛沙汰より星が大好き}ということを~ 想いを寄せてる少女に笑顔で言い放つという鬼畜っぷり。部長だけはまともなはずだったのに…。 --瑠歌シナリオ ---評価が良いとされているが、瑠歌の態度が豹変する様は物議を醸した。その掘り下げも充分ではない。~ 具体的に書くと「当初は人懐こい少女」→「あきらとの確執を知ると&bold(){憎悪を撒き散らかす正真正銘の~ ヒステリック少女になる}」((このパートでは瑠歌がひたすらあきらを誹謗中傷罵倒する流れとなり、それに耐え切れなくなって断念したプレイヤーもいる。))~ →「なんだかんだ和解してエンディングでは子持ち」。~ ただ、この流れがあるからこそ瑠歌シナリオが良いという評価もされている。とにかく心に来るシナリオで、~ 好き嫌いが分かれるのは仕方ないと思われる。 --水季ルート ---途中までなら普通の青春謳歌なシナリオなのだが、途中で惑の嫌がらせが起きて胸糞な流れが続く(惑項目参照)。~ だというのに、エンディングで何のお咎めもなくやってくる。&bold(){どの面下げて帰ってきたんだお前は}。~ また、このルートでは陽が惑の彼女になるのだが、その理由も「寂しがっているから放っておけない」という~ 理解できない理由。よしんば彼の悪行が寂しさの裏返しであったとしても、度が過ぎているのは明らかである。~ しかも、惑の行いを咎めるどころか彼の嫌がらせに加担してあきらと水季を精神的に追い詰めていく。なんというハートフルボッコ。~ そもそも、&bold(){攻略可能なヒロインが悪友キャラに靡く}という設定自体、この手のゲームでは嫌われている。半NTR扱い。 --最低な悪友キャラ、惑 ---HPでは「義理人情深い親友」とのことだが…。 ---事あるごとに自らの低身を理由に&bold(){ケンカや言いがかりをふっかけてきて}、琴音にフられた腹いせに&bold(){レイプ紛いの行為をしでかし}、~ それを止めに入ったあきらに&bold(){暴行を加える}、という真っ向な犯罪行為に及ぶ。~ それなりに仲が良かった水季に対して、大した理由もなく&bold(){イジメに加担}し、更に水季の親友であり、~ 彼女()にした陽にも&bold(){それを強要させ}た上、陽を&bold(){ほとんど奴隷のような扱い}をし、~ 一方的に&bold(){フっている}。どう見ても&bold(){悪役}である。~ 「&bold(){義理人情の意味を理解しているのだろうか?}」とメーカーに訊きたくなること請け合い。~ 一応、瑠歌シナリオでは設定に準拠したキャラになっており、ライターが複数だったのが原因で~ 食い違いが発生したものと考えられている。それでも、%%一応%%まともな惑が見られるのがひとつのルートだけというのもおかしいが。 #endregion **評価点 -瑠歌シナリオ --全体的に著しく破綻しているシナリオの中で、本キャラルートはそれなりに評価されている。~ もっとも、そこまで辿り着くまで彼女の態度に耐えられれば…だが。 -声優 --棒読みキャラはなく、声優の演技は及第点。 -天文学ゲーム --天文知識も(多くないが)それなりに語られるので上辺程度の知識を得ることが可能。本作のクソ要素のせいでどうでも良い感が強い長所だが…。 --他社作品と比べた際にも、天文学が関わるエロゲーは普通に存在しており、それでいて高評価のものも普通にあるのであえて本作を取り上げる要素にもなり得ていない。 **総評 シナリオは電波、イラストは不自然、キャラは最悪と、ADVとして褒められる箇所が破綻してしまっている。~ また、一部のルートでは生々しい凄惨な現実を垣間見てしまうため、不愉快な気分になることは請け合い。~ 不愉快な小物キャラが好きで、陰惨なシーンも好きという物好きにはいいかもしれない。 **移植 -2008年7月31日にプレイステーション2に移植された。 --サブタイトルが変更され『ほしフル ~星の降る街~』となっている。
*ほしフル ~星藤学園天文同好会~ 【ほしふる せいとうがくえんてんもんどうこうかい】 |ジャンル|ほしぞら学園恋愛ADV|CENTER:&amazon(B000SXY8LQ,image)| |対応機種|Windows 98SE~XP|~| |発売・開発元|F&C FC01|~| |発売日|2007年9月28日|~| |価格|9,240円(税込)|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |配信|2010年6月18日/3,075円(税込)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|史上最悪の文字通りの&bold(){悪}友&br絵師はパクリ、シナリオは電波&brこんな出来でまさかの移植|~| #contents(fromhere) ---- **あらすじ 主人公である月舘陽は従姉である楠原琴音に勉強を習い、進学校でもある私立星藤学園に合格する事ができた。~ そして、合格した時に琴音に告白すると決めていた陽は、その日のうちに告白。だが、それは自分に対しての憧れであって、恋心ではないと言われて玉砕する事になる。~ それから数ヶ月が経ち、季節が夏になっていた。陽もその頃には落ち込む事は無かったが、友人である海道惑の誘いから天文同好会に入り、琴音と接する機会が多いものの何事も無い平穏な日々を送っていた。~ 夏休みに入り、惑は琴音と付き合いたいから手伝ってくれと言われる陽。気分は複雑だったが、それを引き受けてしまう。だが、陽の周りでは様々な片思いの事情を知ってしまう。~ そして、陽も色々な女の子と付き合うことが多くなり、陽の心も大きく揺れ動いていく……。 **登場キャラクター #region(クリックで開閉。軽いネタバレ含む。) -月舘 陽(あきら) --主人公。特筆することがない地味な主人公。物語初っ端で琴音にフられている。 --惑(後述)のことを親友と思い込んでる菩薩のような人物である。しかし、記憶力は悪い。 --尚、ヒロインと漢字が被っているため、記述する際は「あきら」と明記する。 -楠原 琴音 --あきらの従姉。開始早々あきらをフった、一応優等生キャラ。 --フった割には結構あっさりしており、気にしてる様子が見受けられない(実は気にしているようだが、シナリオの問題で希薄になりがち)。 --恋人を10年近く放置プレイさせる隠れSである。 -高塚 水季 --ラクロス部に所属するあきらの友人。頭は悪いが努力はする子。 --お調子者でトラブルメーカーなのが祟って、彼女のルートは非常に辛い展開が目白押し。 --あきらと抱き合って泣き出すシーンは、&bold(){別の意味で}プレイヤーの涙腺を刺激してくれるだろう。 -星川 瑠歌 --どう見ても外人だが、両親は日本人。多分隔世遺伝か何かだろう(当然、本編でのフォローはない)。 --デレ→ツン→デレとローテーションを繰り返す、キャラが立ってないどころかコロコロ変わる。一応理由はあるが。 --彼女のシナリオは一番まとも。まともなだけで、良いわけではないことを留意されたし。 -双葉 陽(ひなた) --水季の親友で、同じくラクロス部に所属している。クールキャラだが、どこか抜けている。 --これだけなら特に問題ないのだが、水季ルートではまさかの立場で二人の前に立ち塞がる。 --もっとも、彼氏()が全部悪いのだが。 -鈴木 流史 --おっとりメガネ巨乳の天文学部。実は部長のことが好きで、思い切って告白するのだが…。 --癖がないシナリオなら彼女をオススメするが、失恋した者同士の傷の舐め合いにしか見えないため、その点には注意。 -海道 惑 --問題点参照。 #endregion **問題点 -画面解像度 --ウィンドウモードでも1024x768を要求してくるので、そこまで対応していないPCだと&bold(){強制フルスクリーンモード}となる。~ だからといって、画面が相応に綺麗かというとそうでもない。当然、年代的にはHDには対応していない。 -全体的におかしいイラスト --パースがおかしかったり、骨格が変だったり、どこか首を捻らざるをえない珍妙な構図。~ 素人がなんとなく眺めていても直感で違和感を抱くレベル。というよりも立ち絵の時点で骨格が変(特に琴音)。~ そもそも絵師が数々のトレース疑惑をかけられていることで有名になってしまっている方なので、その時点で嫌な予感がした人は賢明。 -全体的におかしいシナリオ #region(ネタバレ含む。) --琴音ルート ---所謂「恋仲になるがしばらくお別れ」エンドといったもの。しかし、特に大きい理由は語られていないというのに、あきらになんと&bold(){9年間}という長い放置プレイを強いる。~ しかも、お別れ→エンディング→9年後……と飛びっ飛びに繋がり、この間の描写が一切ない。 --流史ルート ---流史が部長にフられてあきらに慰められて結ばれる、というなんともやるせないシナリオとなっている。~ 流史自体はあきらとは仲がいい先輩後輩といった感じで、恋愛感情は希薄、更に流史は部長一筋という設定が原因。~ これでも&bold(){全シナリオの中では最も癖がない}のがなんともはや。部長も&bold(){恋愛沙汰より星が大好き}ということを~ 想いを寄せてる少女に笑顔で言い放つという鬼畜っぷり。部長だけはまともなはずだったのに…。 --瑠歌シナリオ ---評価が良いとされているが、瑠歌の態度が豹変する様は物議を醸した。その掘り下げも充分ではない。~ 具体的に書くと「当初は人懐こい少女」→「あきらとの確執を知ると&bold(){憎悪を撒き散らかす正真正銘の~ ヒステリック少女になる}」((このパートでは瑠歌がひたすらあきらを誹謗中傷罵倒する流れとなり、それに耐え切れなくなって断念したプレイヤーもいる。))~ →「なんだかんだ和解してエンディングでは子持ち」。~ ただ、この流れがあるからこそ瑠歌シナリオが良いという評価もされている。とにかく心に来るシナリオで、~ 好き嫌いが分かれるのは仕方ないと思われる。 --水季ルート ---途中までなら普通の青春謳歌なシナリオなのだが、途中で惑の嫌がらせが起きて胸糞な流れが続く(惑項目参照)。~ だというのに、エンディングで何のお咎めもなくやってくる。&bold(){どの面下げて帰ってきたんだお前は}。~ また、このルートでは陽が惑の彼女になるのだが、その理由も「寂しがっているから放っておけない」という~ 理解できない理由。よしんば彼の悪行が寂しさの裏返しであったとしても、度が過ぎているのは明らかである。~ しかも、惑の行いを咎めるどころか彼の嫌がらせに加担してあきらと水季を精神的に追い詰めていく。なんというハートフルボッコ。~ そもそも、&bold(){攻略可能なヒロインが悪友キャラに靡く}という設定自体、この手のゲームでは嫌われている。半NTR扱い。 --最低な悪友キャラ、惑 ---HPでは「義理人情深い親友」とのことだが…。 ---事あるごとに自らの低身を理由に&bold(){ケンカや言いがかりをふっかけてきて}、琴音にフられた腹いせに&bold(){レイプ紛いの行為をしでかし}、~ それを止めに入ったあきらに&bold(){暴行を加える}、という真っ向な犯罪行為に及ぶ。~ それなりに仲が良かった水季に対して、大した理由もなく&bold(){イジメに加担}し、更に水季の親友であり、~ 彼女()にした陽にも&bold(){それを強要させ}た上、陽を&bold(){ほとんど奴隷のような扱い}をし、~ 一方的に&bold(){フっている}。どう見ても&bold(){悪役}である。~ 「&bold(){義理人情の意味を理解しているのだろうか?}」とメーカーに訊きたくなること請け合い。~ 一応、瑠歌シナリオでは設定に準拠したキャラになっており、ライターが複数だったのが原因で~ 食い違いが発生したものと考えられている。それでも、%%一応%%まともな惑が見られるのがひとつのルートだけというのもおかしいが。 #endregion **評価点 -瑠歌シナリオ --全体的に著しく破綻しているシナリオの中で、本キャラルートはそれなりに評価されている。~ もっとも、そこまで辿り着くまで彼女の態度に耐えられれば…だが。 -声優 --棒読みキャラはなく、声優の演技は及第点。 -天文学ゲーム --天文知識も(多くないが)それなりに語られるので上辺程度の知識を得ることが可能。本作のクソ要素のせいでどうでも良い感が強い長所だが…。 --他社作品と比べた際にも、天文学が関わるエロゲーは普通に存在しており、それでいて高評価のものも普通にあるのであえて本作を取り上げる要素にもなり得ていない。 **総評 シナリオは電波、イラストは不自然、キャラは最悪と、ADVとして褒められる箇所が破綻してしまっている。~ また、一部のルートでは生々しい凄惨な現実を垣間見てしまうため、不愉快な気分になることは請け合い。~ 不愉快な小物キャラが好きで、陰惨なシーンも好きという物好きにはいいかもしれない。 **移植 -2008年7月31日にプレイステーション2に移植された。 --サブタイトルが変更され『ほしフル ~星の降る街~』となっている。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: