本ゲームでは不定期にアップデートが行われており、本項目の内容が必ずしも最新の内容に対応しているとは限りません。
アップデートによる内容の更新はリアルタイムに編集せず、最低1ヶ月後よりある程度まとまってから編集して下さい。
GITADORA GALAXY WAVE DELTA GuitarFreaks / DrumMania
【ぎたどら ぎゃらくしーうぇーぶ でるた ぎたーふりーくす/どらむまにあ】
|
ジャンル
|
音楽ゲーム
|
|
対応機種
|
アーケード
|
|
販売・開発元
|
コナミアミューズメント
|
|
稼働開始日
|
2025年3月17日
|
|
判定
|
シリーズファンから不評
|
|
ポイント
|
無印GITADORA以来12年ぶりとなる新筐体 だが処理落ちや判定ブレでスタートダッシュに失敗 アップデートで遊べる品質にはなったが…
|
|
GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ
|
概要
GITADORAシリーズにモデルチェンジしてから10回目となるバージョンアップデート。
今回は新筐体であるARENA MODELでのリリースで、公式からも『究極のライブパフォーマンス』と銘打っており、
画面や演出の大幅な強化が施されている。
新筐体専用でのリリースということもあって、旧筐体の前作『GITADORA GALAXY WAVE』との並行稼働という形を取っている。
筐体関連
-
モニター類の大幅な拡張
-
従来の筐体と比べてモニター類のスケールが大幅に上がっている。中央のメインモニターと両端のサイドモニターの3枚構成となっており、メインモニターのサイズは37インチから50インチに拡張。
-
このダイナミックさは臨場感を要求されるアーケードゲームならではの筐体設計だが、これにはある重大な問題点が潜んでいる。詳しくは後述の記事を参照。
-
タッチパネルの導入
-
従来の物理ボタンの代わりとして、タッチパネルでも操作する事が可能となった。
-
イヤホンジャックの実装
-
これもユーザーからの要望が多かった機能の一つで、イヤホンジャックが標準装備された。
-
音量調整に加え、演奏音とBGMのバランスも調整可能となっている。
-
その他の変更点
-
GuitarFreaksでPボタン+ピックを同時に押すことで決定ボタンと同様の操作ができるようになった。
-
DrumManiaにおいてお立ち台が廃止。beatmaniaIIDXと同じく台に登る時点で敷居が高いと感じていた人も多かった為、廃止したのは妥当な判断と思われる。
システム関連
-
Live2D導入によるモーション効果
-
SOUND VOLTEXのVALKYRIE GENERATORに近い仕様となっており、基本的に楽曲のノーツに合わせてモーションを取るような挙動になっている
-
メインビジュアルを務めるひまわり*パンチのキャラクター性や新衣装のデザイン性と相まって、モーション自体の評価は高い。
-
しかし、譜面によっては現実ではありえない動きになってしまったり、譜面に集中するために非表示にされてしまいやすいのが玉に瑕。
-
Rookieモードの導入
-
演奏を手軽に疑似体験できる要素として今作から実装。操作形態が簡略化され、初見のプレイヤーでもバンド体験が可能になっている。
-
選べる楽曲は有名な版権曲をはじめ、コナミオリジナル楽曲やBEMANI移植曲も一部収録されている。
-
DrumRookieでは太鼓類のパッドと金物系のパッド、GuitarRookieではネックボタンの色に関係なく押した状態と、ネックを離した状態の2種類で判定されている。
-
Approachレーンの実装
-
前作までの上から下に振ってくるタイプのレーンに加え、ノーツが奥から手前に流れてくるタイプのレーンが追加された。
-
言わばSOUND VOLTEXやポラリスコード、他社ゲーではあるがCHUNITHMに近く、新規ユーザーの開拓を狙っての仕様追加と思われる。
-
ちなみに前作までのレーンタイプはVertical(FULL/XG)と名称が付け加えられている。
楽曲について
-
版権曲
-
今作は稼働初期の時点で版権曲が9曲も収録されている。
-
特にユーザーからの人気が非常に高いのは星街すいせいのソロ楽曲である「GHOST」。GITADORAでは初となるVTuber出身の楽曲とあって話題性が非常に高く、頻繁に選曲されている。
-
稼働途中には同じVtuberである周防パトラとの公式コラボも行われており、BEMANIコンポーザーであるあさきとのコラボ楽曲「メタルラブ・メゾット」が書き下ろされた。
-
アニソンではアオのハコの「Same Blue」、葬送のフリーレンの「晴る」と近年で勢いのある楽曲が収録された。
-
他にもSNSや動画サイトでバズっている「ラビットホール」や、収録要望の多かった「ロストワンの号哭」や「ロキ」、ボカコレ公募の優秀楽曲とVOCALOID楽曲が一気に収録された。
-
稼働途中にも版権曲の追加が行われており、かつてノスタルジアにも収録されていた「インフェルノ」や、こちらもユーザーアンケートで希望の多かった「完全感覚Dreamer」も収録された。
-
コナミオリジナル曲
-
2025年7月にはSUSURU TVのSUSURU氏との公式コラボが行われ、Yvya氏作曲の「Ramen Messiah: Type A」が収録された。SUSURU氏は何とボーカルとして参加しており、あまりの衝撃と情報過多っぷりにユーザーはどよめきの声を隠せなかった。
-
この楽曲はイベントで入手できるのだが、途中にもSUSURU氏をモチーフとしたアイテムやステッカーを解禁できる。
-
『Type Aと銘打たれているのであれば、Type Bも存在しているのでは?』という予想に違わず、後日「Ramen Messiah: Type B」も追加された。Type Aと異なりシンフォニックメタル調の激しいサウンドとなっている。
評価点
-
DrumManiaにおけるパッドのサイズ&感度向上
-
旧筐体と比べて少し配置は広がったものの、パッドのサイズが大きくなった他、反応の精度が向上した。
-
この影響もあってか、物理的に接続が不可能とされていた「memento mori -intro-」や「Aion」のフルコン報告が出るなど、パッドの性能が上がった恩恵と見られるリザルトが幾つか存在している。
-
キャリブレーション調整機能の追加(DrumManiaのみ)
-
従来だと店舗用の内部オプションでしか設定できなかったパッドの反応具合(閾値)が、ユーザー単位でも設定可能になった。
-
専用ムービーの復活、及び新規追加
-
今作ではV時代のクリップが全画面ムービーとして一部復活していたり、移植曲である「量子の海のリントヴルム」や「朧」など他機種で制作されたムービーも追加されている。
-
特に「MODEL DD5」や「O JIYA」といったシュールながらも人気が高いムービーの復活は、コアなユーザーからも大いに歓迎されていた。
-
PREMIUM ENCOREの特殊演出追加とムービーの復活
-
前作までは演出やムービーも汎用の物ばかりだったが、今作では専用ムービーの復活の他、演奏開始前に特殊演出が流れるようになった。
-
コンスタントな更新ペース
-
新筐体リリース以降も楽曲の追加頻度は落ちておらず、ユーザーからは数少ない評価点として挙げられている。
問題点
-
音楽ゲームの根幹に関わる不具合
-
新筐体のロケテストは2024年10月に行われていたが、そこから稼働予定時期が2025年3月と非常にタイトなスケジュールでの開発を余儀なくされてしまっている。
-
そのため一部仕様が固まっていなかったり、前作で実装されていた機能が無いままリリースを迎える事になってしまった。
-
大型モニター導入による弊害
-
前項の通り50インチのモニターによって臨場感と迫力のある演出を生み出せてはいるのだが、『ドットが荒く人によっては視認性に影響が出る』『画面に近づくと画面がボヤけて見える』『画面が大きくなった分旧筐体までと同じ感覚でプレイできない』といった具合の、前作までとのギャップに由来する弊害も大きい。
-
問題となっているのはそれだけではなく、モニターに描画されるまでの遅延が9msと非常に酷く、ゲーミングモニターどころか『そこら辺の液晶テレビを筐体にくっつけただけ』とまで言われる始末。
-
顕著な判定の遅延とブレ
-
音楽ゲームにおいて判定遅延とズレは致命的な問題であり、特に演奏体感ゲームであるGITADORAではミリ秒未満のズレでさえ厳しく追求される事が多いが、旧筐体と同じ感覚で演奏すると違和感を大きく感じやすい。
-
解消するにはオプションで判定調整を行う必要があるが、最適な数値も人によって異なる為か、『わざわざ前作でやらなかった事をやる位なら新筐体をプレイしたくない』といった反応を見せるユーザーも少なくない。
-
その上、判定のズレが顕著に起こっており、下記の処理落ちやオプションの設定次第で生じたりする場合がある等、挙動面も非常に不安定。
-
頻繁な処理落ち
-
こちらも音楽ゲームでは致命的な欠陥で、演奏時のスクロールが数フレーム分飛んでしまう。
-
発生するタイミングが予測不可能な上、ズレた瞬間から判定もブレ出すといった副作用も確認されている。
-
上記の判定ブレと同じくLive2Dを用いたモーションが処理落ちに繋がっているとの説が有力で、大半のユーザーはサイドモニターを非表示にして対応している。
-
前作からの難易度変更が一切無い
-
GITADORAでは毎作難易度調整が行われてるが、今作では何と全曲全譜面で難易度が変わっていない。
-
本来なら難易度修正が行われるべき譜面も放置されていたりで、余計難易度表記の信憑性が薄くなってしまっている。
…以上の様に音楽ゲームとして出荷するにあたって最低限のチェックすら行き届いていないのが丸分かりで、公式アカウントの炎上のみならずユーザーまでもが阿鼻叫喚状態に。
同じく稼働初期の評価が芳しくなかった無印GITADORAに重ね合わせて『全国有料ロケテスト』『ガイタドゥーラの再来』『デルタを通り越してベータ』と揶揄する人も一定数存在した。
その後、何度かに渡るアップデートで上記の問題はある程度軽減されたものの…
アップデートで発生・改善された問題点
-
アップデート後にシャッターのデザインが赤一色
-
稼働初期はシャッターの柄が1種類しか無く、譜面の視認性を上げる黒シャッターの再実装が望まれていたが、いざ実装されると真っ赤な色になってしまい眼に大変宜しく無い。
-
流石にこの件については公式側も把握しており、早々とアップデートにて修正された。
-
Drum側の多重反応が顕著
-
6月のアップデート後、意図しないタイミングでの多重反応が相次いでいた。特に扇形のパッドで顕著に見られやすい。
-
次のノーツを巻き込んでOK判定が出てしまいやすく、特に高難易度かつ密度の高い譜面をプレイする実力層からは深刻な問題となっている。一応キャリブレーション値を最大にすれば緩和されるが…
-
後のアップデートにて多重反応は軽減されたものの、根本的な解決には至っておらず、多重対策としてパッドの隙間に厚紙を挟む店舗も存在している。
-
一部楽曲をセッション時に選ぶとフリーズする
-
復活曲である「純勉夏」をセッション時に選ぶとI/Oエラーが発生してフリーズしてしまう。もちろん配信から5日後にすぐさま修正対象。
-
ee'MALL初出曲は(家庭用ギタドラに収録された曲を除いて)基本的にセッション不可能であるため、スタッフもその点を見落としてた可能性が高い。
-
とは言え当時の事情を知らないユーザーも多く、何気なしにセッションで選んだらフリーズを食らった人も少なくない。
という風に、アップデートで不具合が起きる事がしばらく続いていたせいか、ユーザーのモチベーションは更に削がれる事となってしまった。
アップデートで改善された点
-
Guitar側の判定ハマり
-
新筐体の稼働時、PERFECT判定が出るタイミングでもGREAT判定やGOOD判定による巻き込みが起きやすく、意図しないタイミングでOK判定も出る場合があった。
-
有志による検証の結果、旧筐体と比べてOK判定の持続時間が2倍になっている事が確認されており、稼働途中にて従来通りに修正された。
-
Drum側の反応抜け
-
こちらも稼働時に頻発してた不具合の一つで、高密度の連打になると反応抜けが頻発する。
-
恐らくチャタリング対策による仕様だが、これもユーザーから不評を買ったためか即座に修正された。
-
スキルメーターやライバルグラフが未実装
-
これも稼働途中のアップデートで再実装された。ただし前作まで存在してた筐体トップは廃止。
-
判定の最適化
-
9月のアップデートでデフォルトオプションでも演奏しやすいように、モニター描画の遅延に合わせて判定の仕様が大きく変更された。
-
従来だとSLOW判定に寄り過ぎだったものが、ジャスト(0.000ms)に近づくように補正が掛けられている。
-
ただし、アップデートに伴って設定がリセットされており、再度調整が必要な点はユーザーからも賛否が分かれている。
賛否両論点
-
タッチパネルの使い勝手
-
新筐体で追加されたタッチパネルだが、物理ボタンと比べて操作に慣れが必要な上、画面自体も狭く扱いづらい。
-
前作までのTAB画面もここに収められてしまい、プレイ状況やイベントの進行具合が分かりづらくなってしまっている。
-
ただ、TAB機能の表示と選曲画面のスクロールを同時に行うのは旧筐体では不可能であったため、その点は改善要素と言っていいだろう。
-
判定アップデートによる恩恵の格差
-
上記の通り9月のアップデートで判定が最適化され、旧筐体の環境にある程度近づいたが、ユーザーの間ではアップデート前の判定に慣れている、及びその状態にオプションを合わせている人にとっては迷惑極まりない、という意見が見られた。
-
『せっかく判定調整が整ったのに水泡に帰された』という怒りの声や、『稼働初期から判定を最適化しておくべき』というド正論と評する他無い意見も存在していた。
総評
ユーザーからも期待されていた新筐体だったが、蓋を開けてみればバグや処理落ちの温床であるXG3や大型アップデート前のGITADORAを引き合いに出されるほどに『音楽ゲームとして成立していないレベルの不具合や仕様』が目立ち、
今作における様々な評価点を帳消しにするどころか、前作までの高評価を断ち切ってしまう格好となってしまった。
肝心の新筐体もスペックを無視した設計や無駄ばかりの演出、それでいて強引に導入を推進する展開を図る有様で、
Dance Dance Revolution 20th Anniversary ModelやbeatmaniaIIDX LIGHTNING MODELの初期不良から何も学んでいないのが丸わかりと、企業としての品質管理の甘さを大きく露呈させるものであったのは間違いないだろう。
ただ、楽曲の追加頻度や積極的なコラボレーションをはじめ、作品としてのボリュームには問題が無く、9月のアップデートで判定が最適化以降、新筐体に触りだすユーザーも少しづつ増えだしてきている点、
開発側も不具合の認知やSNS上での報告、機能面の改修追加といった積極的な姿勢が見えている点もあってか、稼働当初よりはユーザーの反応も落ち着いてはいる。
今後、大型アップデート後のGITADORAの様に低評価を覆すか、あるいは悠久のリフレシアの様に心機一転した挙句に息の根を閉ざすかは、スタッフの技量と努力に掛かっているだろう。
余談
-
新筐体稼働における旧筐体の扱い
-
DELTA稼働より少し後に同じ版権曲が追加されたり、DELTA側で解禁した一部の新曲を旧筐体でプレイできたりといった具合に、新筐体を触らない(若しくは、近場に入荷店舗が無くて触れない)ユーザーへの配慮じみたアップデートがなされていたが、そうした動きもある時期を境に途絶えてしまった。
-
新筐体の不出来っぷりに辟易して旧筐体でのプレイを継続しているユーザーは多く、そちらにもまだ需要は残ってはいるのだが…。
-
しかし2025年9月に行われたVTuberグループ・ホロライブ内の音楽ユニット『ReGLOSS』とBEMANIシリーズ公式がコラボイベントを開催した際、DELTA側と同様に新曲5曲が一気に収録され、旧筐体に残っているユーザー達を驚かせた。
最終更新:2026年02月25日 04:49