【あいどるますたーつー】
ジャンル | 国民的アイドルユニットプロデュース | ![]() ![]() |
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対応機種 |
Xbox 360 プレイステーション3 |
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メディア |
【360】DVD-ROM 【PS3】BD-ROM 各1枚 |
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発売・開発元 | バンダイナムコゲームス | ||
発売日 |
【360】2011年2月24日 【PS3】2011年10月27日 |
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定価 | 8,800円 | ||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
判定 | シリーズファンから不評 | ||
ポイント |
設定をリセット、システムも一新 一部アイドルNPC化と男性ライバル起用で大騒動 賛否両論激しい「?」なシナリオ 危うくシリーズを終わらせかけた問題作 |
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アイドルマスターシリーズ |
『ライブフォーユー!』(以下『L4U!』と表記)以来となる据置機の『アイドルマスター』である。
2011年春に発売予定だったが多少発売が前倒しされた。また、当初は360専売の形だったが1年も経たない内にPS3で事実上の完全版が発売される事となった(*1)。
ファンが本当に求めているものを制作陣が理解していなかったために生まれた、『アイドルマスター』というコンテンツの存続危機を招いたとも言われる問題作。
当時のファンにとって待望の新作であったが、既存キャラのNPC化、その傍らで追加された男性キャラの存在、アイドル同士のギスギス展開などが原因で、一定数のファンを失望させる結果となってしまった。
特に前二者に関する批判は発売前から凄まじいもので、撤回を求めて署名活動にまで発展したほど。
順当に進化したグラフィック、システム改善によって遊びやすくなったゲーム性など、評価すべき点が存在しない訳ではない。しかし、前述した問題点が極めて深刻だったため、「『アイマス』としては致命的な作品であった」と言える。
その上、公式の問題点及び賛否両論点に対する説明・対応が非常にお粗末で拙い物であったため、ただでさえ『SP』で落ち込み始めていたシリーズの評価にさらに影を落とす結果となってしまった感は否めない。
*1 同時期に放送されたアニメを制作したA-1 Pictures、アニメソフト販売のアニプレックスはともにソニーの企業であるので、それが関係しているということと、担当した大手広告代理店の強い要望があったためとされている。
*2 プロデューサーの入社時期、我那覇響・四条貴音の765プロ加入時期、竜宮小町の結成時期などに違いがある。アニメ版とも一部異なる。
*3 逆に5人用の曲を3人で躍らせることも可能だが、振付がおかしくなるものもある。
*4 本人曰く実はそうではないらしいのだが詳細は各自で調べられたし。
*5 例えば本作ではちゃんとアイドルが歩いてカメラの前に登場・退場するようになったりしている。
*6 後にPS4や高性能スマホ用として発表された『アイマス』シリーズ作はさらなる進化を遂げているので、いま本作を見てもさほどの衝撃は受けないかも知れないが。
*7 結果、後のストーリーコミュでトラブルが生じることがある。
*8 現実的にスコアで勝てず、仮に勝っていても「冬馬のステージのスピーカーが壊れて本来の力が出せていない」という設定がある
*9 サボりの危険があるが、一応「アイドルに任せる」という選択でレッスンのミニゲームを極力しないことも可能
*10 仕事を選んだ際の県と全く違う県が正解になることもある。どういう事なんだ…
*11 メンバーの持ち歌を使う、セット装備を一式装備するなどしてラッキースターを出しやすくする。
*12 失敗したステージのリトライを諦めた場合
*13 その週で稼いだファンや記者は「無かったこと」にされて消える
*14 ユニットの団結や律子のゲスト解禁に影響しない選択肢は、何を選んでも直後の会話が変わるだけで同じ結論になる。
*15 IAにノミネートされなかった、ジュピターに敗北して終了、などのバッドエンド分岐に出来そうな場面が全て勝つまでやり直させられる無限ループとなっているため。
*16 東京でのステージ系のお仕事を終えると買えるお守り。通常アピールのボルテージ増加量が激増するがバーストアピールの点数が非常に下がる。フェスで相手のステージを破壊するためだけに用意されたお守り。
*17 通常アピールのボルテージ増加量が上がる。記者なのでデメリットは無く、お守りと効果が重複する。
*18 敵によっては20000点近く増える。
*19 アピールの順番と、各アピールを叩く回数、そしてバーストアピールが終わった後のレートが異なる。
*20 首都エリアの歌姫・歌王子を攻略すると「むしゃはる秘符」と言う非常に強力なお守りを買える。首都エリア攻略の価値は「これだけ」である。
*21 首都エリアに通常のレッスンがある。
*22 首都のファンが仮に0でも、他のエリアのファン人数の合計が足りていればIA大賞の条件の1つは満たせる。
*23 一人がキャラ崩壊を起こすほどのハイテンションになり他の二人にドン引きされたり、メンバーが嫌味を言いあう、一人が無視されるなど
*24 ユニット結成時に見られるピンク一色の状態。
*25 リーダーのイメージのレッスンブーストやかしまし(七色に光る状態)など。
*26 ちなみに現実にも「ライバル関係」とされるアイドルたちがいるが(「仮面女子」を中心とするアリスプロジェクトなど)、人気盛り上げのためのギミックであり本気で潰し合っているわけではない(当たり前だ)。
*27 実際、竜宮小町を目標にする(=倒す)ように社長がPに指示する場面では「身内同士での潰しあい」に反発するアイドルも居る。
*28 ただ、IAの各賞は1組しかもらえない都合上、その賞を自分達が受賞しなければならない、と考えるならば身内であろうとライバルは容赦なく潰す必要がある。社長も「竜宮小町もPのユニットも上に立ってほしいがトップに立てるのは一組だけ」と潰し合いが必要であることを言及している。
*29 どっとっぷTVランキング20位以上。
*30 ノーマルでは途中まで微妙だが、最終リリースの曲が2位のNPCを上回り、1位として君臨する。
*31 シナリオから推測すると「仲間」「団結」を否定された上に「竜宮小町」を冬馬に「3人相手でも俺一人で楽勝だった」と侮辱されたことでアイドル達は完全にジュピター撃破に意識が向いていると思われる。
*32 AC版からの最強ライバルアイドルユニット。公式コミカライズ作品『アイドルマスター relations』のライバルアイドルユニットでもある。
*33 『アイドルマスター ディアリースターズ』に登場するネットアイドル。ユニットという説もある(詳細はニコニコ大百科のサイネリア(ユニット)を参照されたし)。
*34 プレイヤーによって登場するユニットが変わる6組の強豪ソロユニット。IA部門賞獲得のためにはこのユニットを特殊フェスで撃破することが必須。姿は765アイドルと瓜二つ(はっきりいうと流用・2Pカラー)だが黒系の衣装が特徴。その正体は一切不明でありゲーム内で何の説明もない。
*35 何故かPS3では更に強化されており、下手をすると8~10倍の点差で負ける。
*36 ノーマル…10位以上、全国ファン30万以上、ハイパー…5位以上、全国ファン50万以上
*37 他の選択は「口で温めろ」「手で温めろ」であり、まともな答えは存在しない。それを実行するアイドルもアイドルなのだが…。
*38 当然このような番組はメインは奥様向けなのだが…。
*39 プレイヤーから見てジュピターや黒井よりも、味方のはずの高木社長や律子、時には自分の担当アイドルのほうがよっぽど厄介でウザい存在である、というのも一因ではある。
*40 菊地真による暴力の増加、星井美希の恋愛脳化等。
*41 ゲーム的な都合上実害は無いが、引き抜き及び枕営業の強要ともとれる内容、765プロの仕事が大手の圧力で減らされる、IA大賞を辞退するように圧力をかけられるなど。
*42 前述の通り、竜宮小町もジュピターも一戦目と二戦目で強さの差がありすぎるため。本来の演出としては「敗北を糧にこちらが成長して強敵にリベンジする」としたかったであろうものだが、強さの差がありすぎて(+竜宮小町の方は無理やり勝っても負けたことにされるため)相手がイカサマをしたようにしか見えなくなっている。
*43 ただし、曲の売り上げ自体は後の曲の方が補正が大きく、ファンも多いはずなので売り上げまで負けることはそうそうない。とはいえ、打数の多い曲より伸び悩むのは事実であるが…。
*44 スタートを押すと楽曲やユニットの情報を見られる画面が表示される。ゲームを終了せずにタイトル画面に戻る時もこれを表示する必要がある。
*45 アイドルの表情で何を出すのかは分かるのだが、真美だけ恐ろしく難易度が高い。
*46 アイドルが喋る台詞はアイドルごとに決まっているため、それを覚えれば簡単ではある。
*47 同人活動や二次創作を嗜む人の中には「アケマスやその移植作はどれほど周回しても底が見えないが、『2』以降は全アイドルの全てのセリフを把握することが容易になったので創作活動がやりやすくなった」なんて言う人も…。
*48 前述したが、360版やPS3版の「ノーマル」モードでは、竜宮小町とジュピターのゲーム内での強さはせいぜい中堅レベルなのである。
*49 ただし条件があり、「どっとっぷTVランキング20以下で特定の週を過ぎる」という物なので、これを満たしてしまった場合は活動期間が足りなくて部門賞完全制覇が難しくなり、パーフェクトエンドはまず無理。付け加えると「地獄の特訓」はくだらない苦行ミニゲームであり、こんな物に時間を割くくらいならさっさとクリアして周回プレイしたほうがマシである。
*50 強制イベントや腕試し用の高難易度フェスは言わずもがな、部門賞に必須の歌姫・歌王子フェスもおまかせ使用禁止になり、そもそも「アイドルに任せる」選択肢が出ない
*51 初音ミクや876アイドルなどのゲストアイドルとその楽曲、「READY!!」「七彩ボタン」などのTVアニメ使用曲など。
*52 ボーカル6回アピールが5回に減らされてしまい、バースト終了後のレートも下がっている
*53 『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』のソーシャルゲーム版は惜しまれつつもサービス終了してしまったが、それぞれ後継作『スターライトステージ』『シアターデイズ』として展開中。
*54 基本的に固定のファンが見るため1に入れる人がほとんどである
*55 当ページにもあるように共通ボディを使っているが男性には使い回しにくいと予想されることや、ライブ歌唱のボイス調整がより一層難しくなるなど
*56 キャラ数の多いソーシャルゲームのアニメ化において、一部のキャラを主要としてピックアップし、他のキャラはゲストに留める手法はそれなりに使われており、『シンデレラガールズ』のアニメに関しても同じ手法が使われていた。ただし、そちらでもゲスト扱いのキャラはアイドルとして描かれるのが大半ではあった。
*57 そもそも騒動を大きくしてしまったのは竜宮小町のNPCが要因として最も大きく、その直前に発表されたジュピターはギリギリではあるが賛否両論と評せる程度で済んでいた。
*58 ただし第1ロケテストの段階では『SideM』の面々は実装されておらず、第2ロケテストからの実装となるなど慎重な動きとなっている。
*59 これ自体にも前述のアニメsideMの件があり、背景だので出されるよりは一切いないほうがマシという意見もあった
*60 もちろん、バーストアピール後の興味レートが違うのでそちらで選ぶ必要はあるが。
*61 特定の2つの興味レートを下げないようにするお守りを用意し、お守りに対応した二つの能力のみを育てる育成。このゲームの最適解の1つ。
*62 チェイン数を通常以上に伸ばせる。
*63 「裏口合格」自体はAC版『アイドルマスター』から存在したが、そちらは初回プレイのみの措置であり、2回目以降はそもそもチュートリアルが存在しなかった。
*64 主人公ではなく主人公たちの憧れ・目標である大人気アイドルという役どころ。
*65 後述の顔が出ていたことや、ミリオンライブ内のキャラIDなど含め推測できる要素自体は散見されていた
*66 彼女たちが『ミリオンライブ!』で正式デビューしたのは、本作発売よりもずっと後のことである。
*67 当然だが本物のアイマスの歌のデータやボイスは「MOD」の類でROMを改造してごまかすのは無理に等しい。どこか他所から持ってきた声であればこのネット時代、すぐさまバレてしまう