【ぶしどーぶれーど】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
発売元 | スクウェア | |
開発元 | ライトウェイト | |
発売日 | 1997年3月14日 | |
定価 | 5,800円(税抜) | |
廉価版 | レジェンダリーヒッツ:2007年1月25日/1,575円 | |
配信 | ゲームアーカイブス:2008年11月26日/628円 | |
判定 | バカゲー | |
ポイント |
果し合いの臨場感を味わえる 武士道に反することをすると… 早すぎた実験作 斬新すぎるシステムだらけだが一応良くまとまっている |
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ブシドーブレードシリーズ 無印 / 弐 |
『ファイナルファンタジーVII』の大ヒット後、スクウェアはその地位に甘んじず(もしくは甘んじて)他のゲーム会社の開発陣を吸収、または後押しして、FFに変わるヒット作品を作り出すべく様々な実験作を世に送り出していた。
この対戦アクションゲームもそのひとつである。当時としては非常に珍しいコンビニ専売だったので、それなりに話題にはなっていたが…?
時は1990年代頃の日本。
「鳴鏡心当流」という剣術の道場「鳴鏡館」には、暗殺集団「陰」という裏の顔が有った。
各々の理由により「陰」を裏切った主人公(プレイヤーが選択したキャラ)は組織からの逃亡や報復を図り、追手となった元仲間達との死闘を繰り広げる。
+ | 登場武器の性能一覧 |
良くも悪くも「リアルさ=ゲーム的な面白さ」では無い事を証明した作品である。
一対一の戦いではあるのだが、いわゆる従来の格闘ゲームとはデザインもゲーム要素も根本的に異なっている。その上に重心移動や構えなどの操作の複雑さ、武器の種類の多さも手伝って、最初はそもそもどんなゲームなのかさえ理解しづらく、ゲーム性以前の部分でつまずく人も多かったようだ。
このゲームを理解した者同士が対戦すれば、初代『サムライスピリッツ』に近い、この上ない緊張感が味わえるゲームとなっている。
しかしながら他にもこうした実験的・斬新なシステムが多く出てきた時代にあっては単にクソゲー扱いされることも少なくなかったのである。今だからこそこのゲームを手に取って、実際にプレイしてもらいたい。
*1 殺傷力だけなら、木刀と真剣はさほど変わらないと言われることも多い。
*2 発売時期を考えれば1990年代
*3 ただし、相手が技を出し始めるタイミングなどによっては怯まないこともあり、その場合は逆に自分に隙ができてしまう
*4 防御モーション自体の隙は普通にあるので、連続技まで完璧に防ぎきれるわけではない。
*5 薙刀や騎士道ソードなど、足元に届くようなポーズを取って倒した相手に触れると血飛沫が飛び散り、死人に鞭打つ爆笑必至な珍場面となる
*6 タイトル画面に「SOUND ©1997 ARIKA」と書かれているのはそのため。
*7 セイヨーツルギの使い手としては最強クラスである。
*8 御門のエンディングにも登場するので印象に残りやすい
*9 ラスボスに至っては10秒程に及ぶ前口上を言うので完全に隙だらけである。長々と喋ってる間に背後から斬られる姿は(バッドエンド確定ではあるが)多くのプレイヤーの笑いを誘った。
*10 正義側だと一人で名乗りを上げて相手の護衛に刀を抜かせている(そしてピンチに陥り主人公に助けられる)。悪役だと顔を隠して一人を取り囲む事も多いが(そして主人公に邪魔される)。
*11 ただし、ストーリーモード中に2Pによる乱入対戦を行うことが可能で、ストーリーモードの衣装で対戦することは可能