【めたるすらっぐふぉー】
ジャンル | アクション | ![]() |
対応機種 | アーケード(MVS) | |
販売元 | サン・アミューズメント | |
開発元 |
メガエンタープライズ ノイズファクトリー |
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稼働開始日 | 2002年3月 | |
判定 | シリーズファンから不評 | |
ゲームバランスが不安定 | ||
ポイント |
過去素材使い回しの嵐 やや理不尽な難易度 初見殺しなボス 取って付けたような新規要素 |
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メタルスラッグシリーズ |
人気横スクロールアクションシューティング「メタルスラッグ」のシリーズ5作目。
今回は新たな敵組織「アマデウス」が登場。但し登場する主な敵はこれまで同様モーデン軍となっている。
本作は初めてレギュラーメンバーの入れ替えが行われた作品でもある。
本作は販売がサン・アミューズメント(現:SNKプレイモア)、開発が従来の旧SNKスタッフ(旧ナスカ含む)ではなくノイズファクトリーへの外注となった。しかしスポンサーである韓国企業、メガエンタープライズからの無理難題な注文もあってか(そのせいだけではないだろうが)、お世辞にも内容は褒められたものではなかった。
20XX年、サイバーテロの恐怖が世界を震撼させた。
各国の軍事主要システムの乗っ取りを目的としたコンピュータウイルス「ホワイト・ベイビー」の誕生とその発信を予告する声明がインターネット上で告知されたのだ。
あらゆるセキュリティ網を突破すると言われる「ホワイト・ベイビー」を生み出したのは、「アマデウス~神に愛されし者~」と名乗るテロ組織だった。
声明を受けて緊急に行われた国際サイバーテロ対策会議は、テロ組織「アマデウス」殲滅と各国の軍事システムのセキュリティ及び施設警備の強化を決議。
コンピュータネットワーク上での戦闘も含めて「アマデウス」殲滅作戦への特殊工作部隊PFの投入が正式に決定された。
それに従い、マルコ、フィオ、新メンバーのトレバーとナディアの計4名は「アマデウス」の殲滅任務を決行し、ターマとエリはコンピュータウイルス「ホワイト・ベイビー」用ワクチンの開発スタッフを護衛する任務に派遣されることになった。
そして情報収集の結果、特殊工作部隊の元に衛星画像が送られてきた。そこには「アマデウス」のメンバーと思われる数人の人物が映っていたが、その中の一人の顔に居合わせた全員が驚愕した。あのデビルリバース・モーデンが映っていたのだ。
しかもある筋からの信憑性の高い情報によると、「アマデウス」は数時間後に某国の通信施設を襲撃するという。
事態は一刻を争う。「ホワイト・ベイビー」の発信が先か、「アマデウス」の殲滅が先か。そして、テロ組織「アマデウス」とモーデン元帥の関係は?
(解説書より)
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本作はアクションゲームの中でも難しいとされる。難しさもシリーズの売りなのでそれだけなら問題無いのだが、難度の上げ方が安易だと批判されることが多い。
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至る所が使い回された結果、シリーズの熱心なファンほど落胆させる出来となった。
幾つか搭載された新システムも練り込まれておらず、問題点を補う程の魅力は得られなかった。
また、上述のように日本国籍のキャラを削除してまで韓国籍のキャラをねじ込んでいるなどの変更でファンの怒りを買っている。
スポンサーが韓国企業である以上、韓国籍キャラが登場するのは当然と言える(もし他の国の企業がスポンサーなら、その国のキャラが出ただろう)が、それと引き換えにエリとターマを削除してしまったのが問題と言える。せめて6のように純粋にキャラクターを追加する形であれば、空気化する可能性はあっても今ほど叩かれる事はなかったのではないだろうか。
そのため本作は『5』共々シリーズの汚点扱いとなっている。
*1 サーベルを投げた後のモーションは微妙に変化しているが
*2 メタスラシリーズでは、足場の無い場面ではアイテムが画面を一定時間飛び回る
*3 着弾時の爆風が大きく兵士を巻き込み易いが、誘導性能は低く連射も効かない
*4 地面を跳ねる弾を撃つ。射程は短く弾速も遅い。非常に癖の強い武器で、シリーズを通して使い勝手が悪いと言われがち
*5 倒した時の演出はナイフのものと同じ。ブーツに仕込みナイフをつけていると解釈できる
*6 例としてシールド兵相手の場合、他のキャラはすれ違いざまの立ち近接攻撃で盾を貫通して兵士を直接攻撃できるが、彼の場合は足が止まり盾にしか攻撃が当たらない
*7 ちなみにスマホアプリ『メタルスラッグアタック』ではアプリオリジナルの女性キャラとの絡みが用意されていたり、水着回イベントで主役ポジション扱いを受け同僚のターマからイジり倒されるなど、ネタキャラ扱いも含めて比較的優遇されていた
*8 2Pプレイだとメタルクロウも出現する
*9 前方に盾が付いている戦車。バルカンと追尾ミサイルで武装している上、盾で3発程度の攻撃は防げる
*10 それぞれ、「ブラッドレー」「メタルクロー」「ウォークマシン」「フォークリフト」
*11 ゲームメーカーの社長という設定。名前の元ネタは漫画『ゴルゴ13』の主人公ゴルゴ13の別名・デューク東郷(とうごう)と、かつてメタルスラッグシリーズの開発にも携わり、旧SNKの2代目社長を勤めた高堂 良彦(こうどう よしひこ)氏から。高堂氏もまたメタスラシリーズの大半の開発者やKOFシリーズなどSNK作品の一部を手がけたアイレムからの移籍組の一人でもあり、アイレム時代は専務でもあった。
*12 大破したマシンの中に取り残されており、脱出した描写はない。
*13 本作での生物系の新規敵キャラクターは3面下ルートで1度だけ登場する「クマ」ぐらい。
*14 ちなみに初代から『3』までのBGMは元アイレムの冷牟田卓志氏が手掛けていた
*15 過去作では最初に出現する武器が「ヘビーマシンガン」だったが、本作では「ダブルマシンガン」がヘビーマシンガンより前に配置されている。
*16 『3D』で同じ青色の兵士が「正規軍兵士」として登場したためか、後のスマホアプリ等では服の色が紫に変更された。
*17 但しどちらも以降の作品では削除されている。
*18 但し、キャノンの性能等を除いて仕様はメタスラと同様。
*19 ゲーム中の時間軸は『3』『6』『4』『5』
*20 現在は幾度かの組織構成変更を経て、SNK香港のソウル支社として存続している。