【がろう まーく おぶ ざ うるぶす】
ジャンル | 対戦格闘アクション | 高解像度で見る 裏を見る高解像度で見る 裏を見る ![]() |
対応機種 |
アーケード(MVS) ネオジオ ドリームキャスト プレイステーション2 Xbox 360(XBLA) プレイステーション4 プレイステーション・ヴィータ Windows(Steam) Nintendo Switch Xbox One |
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発売・開発元 | SNK | |
稼働開始日 | 1999年11月26日 | |
発売日 |
【NG】2000年2月25日 【DC】2001年9月27日 【PS2】2005年6月30日 |
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プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ) | |
配信(全て税込) |
【360】XBLA:2009年6月24日/800MSP 【PS3】ゲームアーカイブス:2015年6月17日/1,000円 【PS4/PSV】PS Store:2016年12月7日/1,000円(*1) 【Win】Steam:2016年12月7日/980円 【Switch】アーケードアーカイブス:2017年5月11日/823円 【PS4/One】アーケードアーカイブス:2018年8月16日/823円 |
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レーティング | CERO:B(12才以上対象)(*2) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
キャラが世代交代した未来の『餓狼』ストーリー システムを大幅に刷新して尚高い完成度 古参ファンからは賛否が大きく分かれたが後に再評価 旧SNK倒産により長らく続編が発表されていなかった |
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餓狼伝説シリーズ | ||
NEOGEOオンラインコレクションシリーズ |
SNKの対戦格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズの第10弾。通称『餓狼MOW』『MOW』。
『リアルバウト餓狼伝説』から10年後のサウスタウンが舞台となる(*3)。
餓狼伝説シリーズを特徴付けていた「ライン」の廃止、前述の通り10年後が舞台のストーリーに合わせて世代交代が行われて一気に入れ替えられたキャラクターなど、中核となる要素を大胆に変更。タイトル・内容ともに別のゲームへと舵が切られた。
SNKの倒産により続編が出ず、そのまま消えていった悲運の名作。
+ | 登場キャラクター |
『餓狼』シリーズの原点である「攻め」のDNAを見事に継承しつつ、『リアルバウト』シリーズで陥っていたマンネリ化という問題点を打開することにも成功した本作。
ジャストディフェンスやT.O.P.による独自の熱い駆け引きを交えつつ、フェイントキャンセルやブレーキングを織り交ぜた変幻自在のラッシュで相手を固め、押し込み、崩す――
まさしくかつてSNKが得意とした、爽快感を追求する格闘ゲームの結晶とも言える傑作である。
全体的に高いプレイヤースキルを要求されるゲームではあるが、それによってやり込めばやり込むほど見えてくる奥深さこそが、現在まで本作が愛され続けている所以でもある。
本作は稼動から10年余りが経った今も現在進行中で活発に対戦や研究が行われているので、興味のある方は是非視聴していただきたい。
ニコ動で人気を博している「修羅のゲーセン」こと中野TRFにおける大会をはじめ、『MOW』対戦を再燃させるきっかけとなった「HOWARD ARENA(*38)」や、『KOF'98』『月華二幕』と合同で行われた全国大会「日月星辰」など最高レベルの対戦を閲覧できる。
*1 クロスバイダウンロード版/1,500円
*2 PS2版で付与されたレーティングを記載。
*3 厳密には『RB餓狼』と本作との間に、PSオリジナルの『リアルバウト餓狼伝説SPECIAL DOMINATED MIND』(RBDM)のストーリーが時系列に組み込まれる。
*4 そのテリーもデザインや性能が旧作から変更。
*5 主に実の子供や弟子への「世代交代」など。この傾向は3D格闘ゲームだが『鉄拳3』に近い。
*6 画面外にカーソルを移動させるだけで選択できる。
*7 主に無敵時間の延長や威力の増強など。
*8 隠し勝利ポーズにてその父・カッファンも登場し、ドンファンが冷や汗をかくという演出がある。
*9 ジャストディフェンスでなければコマンドは反応しないのでゲージ払い損の心配がない。
*10 後にロックが、マチュアと共演した『KOFXIV』において、彼女に対して「似た技を使う奴を知っている」と言う、フリーマンと思しき人物を例えに出した掛け合いが存在する。
*11 作中ではデモやゲーム中でケビン使用時に背景にて登場。台詞と声もあり、声は北斗丸と同じ竹内順子女史が演じている。
*12 ラスボスであり盟友のカインと合わせると「カインとアベル」になることからわかる通り、2人の名前の元ネタは旧約聖書である。
*13 このためコンボは名目上目押しを使ったものしかない。
*14 '08年になって発見された事象だが、ゼーレガード中にTOPアタックを重ねることでTOPアタックのヒット数が跳ね上がり、ガークラ確定&最低でも8割ダメージを奪える。なお、潜在ゼーレ+TOPアタックだとガードしても即死まである。
*15 代わりに『WILD AMBITION』には3Dグラフィックを活かした「軸移動」が存在していた。
*16 通常技から特定のルートで決まった連続技に派生するシステム。
*17 空振りした際の猶予は数フレームだが、接触させた場合入力猶予がヒットストップ分延長されるため。しかし他の必殺技コマンドとかぶるとブレーキング可能属性まで上書きされてしまうため、マルコの虎砲は623+Cで虎砲を出した後、レーキングまでに6までレバーを入れてしまうと、ブレーキング不可の虎煌拳を出した判定となりブレーキングが行えなくなってしまう。
*18 テリー、フリーマン、カインのみ0フレーム技を持っていない。
*19 最高がMIRACLEでその次点がSSS。最低がCでその次点がB。SとAのみアルファベットが1〜3個連なったものがそれぞれ連続して3つずつ存在する。
*20 主にストーリー上で因縁や関連のあるキャラが登場。
*21 相手にラウンドを取られるだけなら不成立にならない。
*22 それでもグラント、カインはボス相応の難しさで、何よりノーコンティニュー進行がカイン出現条件の1つ故に簡単という訳でもないが。
*23 キャラクターによってはコンボとして繋がる。
*24 ただバックジャンプしていれば攻撃を防げる訳ではなく、きっちりタイミングを合わせる必要が生まれた。
*25 失敗しても通常ガードやバックステップでやり過ごせる可能性があるため。
*26 T.O.P.ゾーンに入った場合短い画面停止があるが、これによってヒット確認キャンセル必殺技がしやすくなる、通称「TOP確認」と呼ばれる現象があるが、先頭に配置した場合ラウンド開始と同時にTOPinするため、この画面停止を回避できるのに加え、3割を超えるダメージが飛び交う本作では、ダメージ量がTOPを通り越す場合も多々あるが、先頭配置ならラウンド中必ずTOPinする利点もある。
*27 残念ながら、以前のアレンジ版のような生楽器による収録ではない模様。
*28 にもかかわらず、ブレーキングやフェイント等の同時押しに関しては同フレームで同時押ししないと反応しない。これも後述する敷居の高さに繋がっている
*29 他作品における白いゲージなどで表示される所謂「ヴァイタルソース」「リカバリアブルダメージ」など。
*30 お手軽な永久・即死連続技などは一切存在しない。一応、いくつかのキャラクターには入力猶予がシビアな永久コンボはあるが、ほとんどはツールアシストでもないと殺しきることは不可能なほどシビア。そのうち1キャラは人間でも何とかなるが、それでもレバーやボタンのメンテナンスに影響されるレベル。
*31 そしてたった一度のミスが致命傷になってしまうことが往々にしてある。
*32 先述通り、ケビンは現在でもキャラランク筆頭である。
*33 しかも、ミスったところで飛び道具として牽制に使うことができる。
*34 例えばテリーの基本コンボである近C → 2AC → しゃがみC → 2AC → しゃがみC → 必殺技などのフェイントキャンセル部分や、ケビンの[214C長押し → A → D → A + D]×αのヘルキャン高速ゲージ貯めなど。
*35 廉価版を含めた場合、DC版『KOF'99 EVO』の廉価版が最後。
*36 One版は上記のLive Arcade版がOneでもそのままプレイ可能。また本作以外にも『餓狼伝説SPECIAL』や『真サムライスピリッツ』もSNKプレイモアの移植版とアケアカ版が配信されている。
*37 既に『KOF'99』をもってネオジオCDへのソフト供給を終了していたため。
*38 ハイレベルな対戦攻略がなされていたホームページ。現在は閉鎖。
*39 TV番組「鉄腕DASH」の番組内企画で、タイムアップ直前に流れる曲……と言えばわかる人も多いかも。
*40 ナンバリングを除けば『KOF MAXIMUM IMPACT』が初参戦。