注意:このページではWin用ソフト『To Heart』と、移植版であるPS用ソフト『ToHeart』(どちらも良作)を併せて紹介する。
【とぅ はーと】
ジャンル | ビジュアルノベル | ![]() |
対応機種 | Windows 95/98 | |
発売・開発元 | Leaf | |
発売日 | 1997年5月23日 | |
定価 | 8,800円(税別) | |
レーティング | アダルトゲーム | |
判定 | 良作 | |
Leaf/AQUAPLUS作品 |
『雫』『痕』に続くLeafのビジュアルノベル第3弾。
ダークな路線だった前2作から一転、さわやかな学園恋愛ものに作風が大きく転換している。
+ | 主要登場人物 |
シナリオ一本でクソゲー化するゲームというものは多いが、シナリオ一本で名作となるゲームというのは少ない。
本作はそんな「シナリオ一本で名作となったゲーム」の代表例であり、そこに美しいグラフィックとさわやかなBGMが加わったことで時代を牽引する代表作となった。
本作のヒットを受けて、他社もビジュアルノベルというシステムを後追い採用する例があった。
またシステムとしては旧来型のADVであっても、物語のクオリティと女の子キャラの魅力・個性をウリとする「読ませるエロゲー」が、この時代に急速に増加していった。
そうした風潮の中心となり、業界全体の流れを変える起爆剤となった作品であると言えるだろう。
【とぅはーと】
ジャンル | ビジュアルノベル | |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM 2枚組 | |
発売・開発元 | AQUAPLUS | |
発売日 | 1999年3月25日 | |
定価 | 6,800円(税別) | |
プレイ人数 | 1人 | |
セーブデータ | 1ブロック | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
CG・立ち絵が一新、物語が大幅に改訂 キャラボイスも追加、OP・ED曲は変更 フリーズが多い |
PC版のコンシューマ移植版。単なるエロ削除版ではなく、シナリオに大きく手が加えられたほか、オリジナルのミニゲームも多数収録されている。
メーカー(AQUAPLUSはLeafの母体の会社)直々ということもあり、相当力の入った移植になっている。
単なるCS機移植にとどまらず、グラフィックの一新・シナリオの全面改訂・質の高いミニゲームの追加など様々な点で手の掛かった内容になっている。
良い意味でPC版とはほとんど別物であり、「移植」と言うよりむしろ「リメイク」と言ってしまってもいいかもしれない。
作品としてもヒットし、ただのエロゲーからの移植に終わらせず、後の『ToHeart』関連作品全ての基礎を作った良移植の鑑となった。
+ | かつての俗説と関連エピソード |
*1 このため、春休みはほとんど飛ばされる。
*2 このイベントの発生条件はあかりの好感度なので、最後まで髪形が変わらない場合もある。
*3 PC版のディスク内には没データとして綾香のHシーンイラストが存在しており、元々はこちらでも攻略対象になる予定だったと思われる。このイラストはファンディスク『初音のないしょ!!』にも収録されており、こちらでは普通に見られる。
*4 現在主流のサムネイル一覧から選ぶ形ではなく、スライドショー形式で解放済みのものだけが表示される。そのため「どの位置に抜けがあるのか」が判別できない
*5 細かく言うと「名字」「名前」「名前の読み」「あだ名」のうちそのキャラクターが呼ぶ部分が変更されていなければ音声付きになる。例えば、名字や名前を変更してもあだ名を変更しなければ、主人公をあだ名で呼ぶ長岡志保は音声付きになる。
*6 PS版のシナリオ担当は原田宇陀児。
*7 だが、PS2以降はあくまで任意であるらしく、『みずいろ』『SNOW』等、いくつかの例外がある。
*8 例:『ONE ~輝く季節へ~』⇒『輝く季節へ』等。
*9 例:『With You ~みつめていたい~』⇒『絆という名のペンダント』・『果てしなく青い、この空の下で…』⇒『どこまでも青く…』・『ゆきうさぎ』⇒『ゆきんこ☆ばぁにんぐ』等。
*10 例:『水夏』はDC版はWin版と同じだが、PS版は『WATER SUMMER』に変更された、等。前述の『With You ~みつめていたい~』もSS版はWin版と同じタイトル。