【どらごんぼーるぜっと すーぱーぶとうでんつー】
ジャンル | 対戦格闘 | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 16MbitROMカートリッジ | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 |
トーセ(プログラム、サウンド) D&D(デザイン等) |
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発売日 | 1993年12月17日 | |
定価 | 9,800円(税別) | |
判定 | 良作 | |
ドラゴンボールシリーズ |
人気アニメ『ドラゴンボールZ』の対戦格闘ゲーム。基本システムは前作『ドラゴンボールZ 超武闘伝』を引き継いでいる。
登場キャラはセル編の悟飯・ベジータ・ピッコロ・トランクス・セル・セルジュニアに劇場版キャラのボージャックとザンギャが参戦。
今作は悟飯が中心となってストーリーが展開する関係か、悟空はなんとブロリーと共に隠しキャラ扱いになっている。
前作と違い、操作キャラは変身前の姿では登場しない(サイヤ人はスーパーサイヤ人、ボージャックはフルパワー状態(肌の色が緑)、ブロリーは伝説のスーパーサイヤ人、セルは完全体で登場)。
+ | 隠しキャラ |
本作で追加、及び、仕様変更された部分は、よりゲーム性を高め、随所に駆け引きを発生させるものばかりであり、格闘ゲームとしての完成度は非常に高まった。
+ | 仕様の詳しい説明。長いので収納。 |
当時粗が多いゲームばかりだったドラゴンボールのゲームとしては非常に丁寧な作りの名作。
対戦モードで友達みんなでワイワイと遊ぶのにも最適。
単純にかめはめ波やビッグバンアタックを撃ち合うだけでも楽しめ、極めればターボモードで原作さながらの激しいながらもテクニカルな接近戦や緻密な駆け引きも可能であったりと幅が広く、キャラゲーとしても格闘ゲームとしても良質。
ストーリーモードも充実している為1人でもかなりやり込めるのも、対人戦ありきになりがちな格闘ゲームとしてはうれしいつくりである。
このゲームで確立されたシステムは続編にも影響を与えており、90年代中期の関連シリーズの基礎を築いたといえる。
*1 前作ではキャラによってはコマンドがバラバラであり、どちらの技が強いかがわかりにくく、さらにはキャラによっては一つしかデモ技がない事もあった。
*2 どちらかが先にAボタンを50回連打する、もしくは8秒間に多く連打した方が勝利。この連打勝負で負けた方は相手のデモ必殺技を喰らうのだが、その際もガードは可能。
*3 「ガード」は最もコマンドが簡単である分、「はじき」に比べるとダメージが大きい。「はじき」はダメージを最小限に抑えるが、失敗するとフルにダメージを受けてしまう、「打ち返し」は気力を多く使うが先述のように連打に打ち勝てば逆に相手にダメージを与える事が出来る。「かき消し」は気力を多く使うが確実にノーダメージにすることが可能といった、それぞれの選択肢を考慮する必要が出てきた。
*4 前作と同じく何故か悟空にはない。またセルジュニアにもない。しかしサタンには用意されている。
*5 対戦画面上部のレーダーに映るチビキャラと同じ容姿だが、当たり判定は変わらない。
*6 ピッコロが悟飯の件で「(チチに先に断っておかないと)アトが怖い」と言ったり、ベジータがこれ見よがしなタイミングで「カ、カン違いをするな!」といわゆるツンデレ王子ぶりを発揮したり。
*7 ライフが最初から最低になっており、セルに吹き飛ばされた後も減っていないのがある意味彼らしい。
*8 前作ではベジータのエネルギー弾およびダメージ時ボイスなど、アニメとはややイメージの異なるボイスがあった。
*9 他キャラの同技と違い不可視な上瞬時に被弾、防御無しで当たったら確実にダウン&フラフラ状態にさせやすいと頭抜けた性能。独自の効果音も鳴らない為、発動を事前に察知して対処するのは不可能。
*10 地球の神と融合とその後の修行で超強化されたピッコロに対して優位に立ち、超サイヤ人のベジータやトランクスとも互角に戦っている。
*11 二段目から当てる、あらかじめ別の技で硬直を先に発生させておく、等の手段で穴をずらしたり、埋めたりすることは一応可能。