【すーぱーひーろーさくせん】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
発売元 | バンプレスト | |
開発元 | 日本メディアプログラミング(JAMP) | |
発売日 | 1999年1月28日 | |
定価 | 6,800円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
版権組織を勝手に腐敗化 全体的に弱い各種敵キャラ 作品・キャラの扱いの格差が目に見えて激しい 原作再現度が高い一方で違和感のある場面も |
|
スーパーロボット大戦シリーズリンク | ||
コンパチヒーローシリーズリンク |
「お~っと、君のそのゲーム、日本じゃあ二番目だ」
『ヒーロー戦記』『ガイアセイバー』に続く、コンパチRPG第三弾。
ウルトラ兄弟、宇宙刑事3人、快傑ズバット、キカイダー兄弟、メタルダー、ガンダムW、Gガンダムが共演し、
2つの時代を行き来しながら、怪獣・宇宙人・犯罪結社といった様々な悪と戦う。
+ | 参戦作品一覧 |
CGムービーや基地の小物などの各種演出面
戦闘時の技ムービー
シナリオ
本作独自の設定や、オリジナル設定との絡ませ方には原作ファンから非難の声(後述)もあるが、単独作品をメインとしたシナリオの原作再現度はそれなりに高く、好評。
その他
やたら隠し宝箱が多い
全体的に難易度が非常に低い
不便な各種UI
前述の通りシナリオ自体はきちんと練られており、その根幹自体は評価されているのだが、やたらとオリジナル勢がプッシュされ、原作からの一部の変更点も各原作ファンから非難されるなど、問題となる点も多い。
+ | オリジナル関係 |
+ | ウルトラ兄弟関係 |
+ | 版権作品の所属組織関係 |
+ | ガンダム関係 |
+ | その他版権関係 |
シナリオ面では本作独自に練られたシナリオの基礎は良いものの、版権作品とのクロスオーバーの仕方には強い非難の声も出てしまった。
オリジナルキャラにしても主人公の人気が高い一方で、やたらとでしゃばるSRXチームは悪目立ちしてしまった。
また、ゲーム部分においても色々と不便な点が目立ってしまっており、PS中期の純粋なRPGとして見ると、到底出来の良い作品とは言えない。
とはいえ、戦闘演出や原作再現要素等はそれなりに良くできており、原作ファンに「ここまでやるか」と唸らせる要素も多い。
特に「『ガンダム』目当てで本作を買った少年達に特撮ヒーロー(*15)の魅力を伝える」という意味で貢献したのも確かである。
悪い点も目立つが、総合的に見ればキャラゲーとしてはまずまずのゲームといった所だろう。
*1 ただしフルではなく冒頭をループするだけ。
*2 ウルトラマンの企画段階のタイトル
*3 ウルトラQで同じく桜井浩子氏が演じていた。
*4 どちらも毒蝮三太夫氏が演じている。
*5 当時はまだ系列局が少なかったため、全国ネットではなかった東京12チャンネル(現:テレビ東京)系列で放映されており、一部地域では放送されなかった。
*6 変身前を同じ宮内洋氏が演じた事による中の人ネタ。宮内氏はV3やアオレンジャー(秘密戦隊ゴレンジャー)も演じた大物ヒーロー俳優だが、その気障ったらしい演技(誉め言葉)があまりにもマッチしていたため、ファンからはV3やゴレンジャーを差し置いて(マイナー作のはずの)ズバットこそが宮内氏の代表作とまで言われている。
*7 ぶっちゃけ、ズバットは(自分だけ変身してワンサイドゲームな)戦闘シーンよりも生身でやる日本一対決こそが一番の見所であり、上記の「日本じゃ2番目だ」もその時の台詞である。もっとも、「変身前が一番の見所」なせいで、玩具の売り上げが低迷して打ち切りを喰らったのだが…。
*8 前者は、最終パーティーのゲストをシーブック、マサキ、シュウの3人から選択が可能。後者も、ホワイトベースの司令室に行くことでメンバーを選びなおせる。
*9 正確に言うと「ガンダムデスサイズが描かれたカードが手に入った」という意味。
*10 ゼットン戦は原作通りウルトラマンがやられた後の科特隊の役割を担っている。
*11 『ガイアセイバー』では最終的にオリジナル機体のガンダムキラーが主人公機になるが、パイロットはあくまでアムロなので、あまりオリジナルと感じづらい。
*12 『ガイアセイバー』でも、同様のミスが見られている。
*13 岸田隊員役を演じた西田健氏は、『ギャバン』の後半で登場したマクーの首領、ドン・ホラーの息子であるサン・ドルバ役を演じていたが、本作にはドン・ホラーもサン・ドルバも未登場である。そのため、いわゆる中の人ネタはない。
*14 ギャバンの演者である大葉健二氏が、過去にスーパー戦隊シリーズで演じていた『バトルフィーバーJ』のバトルケニア/曙四郎や『電子戦隊デンジマン』のデンジブルー/青梅大五郎が明るい性格だったため、そちらのイメージに引っ張られてしまったのかもしれない。
*15 特に『快傑ズバット』は本作で知名度が上がった部分が少なからずある。
*16 一部を除いて本作を知らなくても問題ない形にはなっている。
*17 初期のみイングラム