【すーぱーとくさつたいせん にせんいち】
ジャンル | シミュレーションRPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション | |
発売元 | バンプレスト | |
開発元 | 日本アートメディア | |
発売日 | 2001年9月6日 | |
定価 | 6,800円(税別) | |
判定 | クソゲー | |
ポイント |
致命的なバグ 運ゲー同然の不条理すぎる難易度 シナリオ面でも問題多数 不遇なLサイズユニット |
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バンダイナムコ クロスオーバー関連作品シリーズ ウルトラシリーズ 仮面ライダーシリーズ スーパー戦隊シリーズ |
成長システムなどに若干の違いがあるが、『スーパーロボット大戦』をベースに特撮を取り扱ったゲーム。
スパロボにおける「スーパー系」「リアル系」に対応するのは、強化スーツを装着する「メタル系」と、生体改造兵器に変身する「バイオ系」の2パターン。
+ | 参戦作品一覧 |
特撮のクロスオーバーゲームはウルトラマンや仮面ライダー同士がそれぞれ共演するものや、ガンダムを交えたSDキャラたちが活躍する『コンパチヒーローシリーズ』などがあるが、スパロボシリーズのように版権の壁を越えた原作ベースのクロスオーバー作品は本作のみである。
ユニットの分け方の問題、単純なユニット性能格差、戦闘マップのバランス取りなど、全体的にゲームバランスに難がある。
+ | 攻略に欠かせない主なバランスブレイカー |
+ | 不遇なユニット |
性能面でもLサイズユニット全般が不遇
+ | Lサイズユニットの個別性能 |
+ | 以下、シナリオ問題点の詳細 |
事前に強化していないと詰んでしまうステージが複数ある一方で、「敵に倒される」ことでイベントが進むステージも複数あるためか、逆に強化しすぎると進行不能になることがあるなど、ゲームの基礎からして問題が発生している。
場合によってはチートしてもクリアが困難という有様で、ある程度の攻略に関する予備知識やルート分岐のプランニングは必須。
サポートメカの召喚と搭乗、ユニットの変形などの要素は忠実に再現されており、キャラゲーとしては企画者の意気込みが伝わってくる。
また、2組のオリジナル主人公は、そのデザインに加え、「実は敵組織の幹部であり、首領や他の幹部は家族。ギャバンと交戦しており、因縁がある(メタル系)」、「敵組織の差し金で肉親に人体実験の被験者にされ、親友が敵幹部で戦わざるを得ない宿命がある(バイオ系)」という設定はベタながらも評判は悪くなく、今後は別の形での再登場が期待されている。
参戦作品やオリジナルキャラクターに強い魅力を感じるのであれば、多くの問題点を承知したうえでも、意地でもプレイしてやろうという気にさせてくれる作品ではある。それだけにゲームシステム部分の内容がここまでひどくなってしまったのが残念なところ。
*1 ジャックに変身する郷秀樹の利便性が高く、必然的に使用頻度が増えて高レベルになりがちな点も詰みやすさに拍車をかけている。
*2 後半はほぼ後者のため、設定ミスの可能性あり。
*3 ただし、撃破される可能性も高くなる。
*4 彼らがどうやって地球まで来たか考えれば、少なくとも「飛べない」という結論にはならないはず。
*5 内部処理はされているため、敵はダメージを受けているが、なぜか戦闘シーンでは反映されない。
*6 ゴレンジャー自体、上記の出撃枠の仕様のせいで満足に育てられないというのに、である。
*7 ギャバンは母艦のギラン円盤自体には変形機構がなく、下部に電子星獣ドルを折りたたんだ状態でぶら下げている形態を「ドルギラン」と呼ぶ。ユニット分離を再現できなかったのかもしれないが、戦闘時には(一応ギラン円盤も戦えるが)基本ドルが展開して戦うので、原作再現したいなら他2名の母艦の変形のように「ドルギラン→電子星獣ドル(展開後)」とすれば済むことである。
*8 ゲームの進行不能を誘発するため、注意が必要である。
*9 例えばウルトラ系はウルトラマン同士、ライダー系はライダー同士、宇宙刑事系は宇宙刑事同士である。
*10 例として、初代ウルトラマンとイナズマンのシナリオが同一のマップで展開される。
*11 全員、旧1号時代(1~13話)の怪人であり、2号ライダーも新1号もいるにもかかわらず、大きく偏重しまくっている。
*12 登場するユニットは首領&幹部3名・通常怪人3名・戦闘員2種・巨大ユニット2だが、このうち戦闘員の黒十字忍団と巨大ユニットの黒十字城(共に64話以後)以外はマグマン将軍の登場時期(42~54話)の怪人のみである。
*13 『ゴレンジャー』のマグマン将軍関連のシナリオでも、これと同様の事態が起こっている。
*14 ハカイダーは光明寺博士の脳を頭部に入れているため、ハカイダーの撃破は光明寺博士の死亡にもなる。
*15 このため、気力が必要な武装が2つあるにもかかわらず使用シーンはほとんど見られない。
*16 第3ボタンを外すと体内の水素爆弾が爆発する仕掛けになっている。
*17 これなら漫画版と同じく「ゼロワンには良心回路がない」としてしまったほうが矛盾がなかった。
*18 原作では全宇宙規模の勢力を誇り、大規模な侵攻作戦によって宇宙征服目前まで迫るほどの特撮史上有数の超巨大組織である。
*19 逆から読むと「シヨツカライダ」。つまりショッカーライダー作戦。
*20 その後、他のヒーローに一文字のフォローを頼んではいるが・・・。
*21 この両者は攻撃技自体が設定されていないので、むしろウルトラ戦士は優遇されている方である。
*22 原作でも技名を叫ぶことはあるが、一度も「リボルクラッシュ!」とは発言していない。会話ウィンドウのみで、実写ムービーのため声はない。
*23 宇宙に行くのではなく「宇宙の彼方と時限的に接続した」というような感じで、地上マップのど真ん中に宇宙空間があるという状況のステージ。ここを敵の宇宙要塞艦が横切っていく。
*24 具体的には地名は出てこない。
*25 滝を演じた千葉治郎(現:矢吹二朗)氏は『01』ではマリに恋する漁師役。
*26 曲名は「勝利」もしくは「激闘!ウルトラマン」。