【せんごくえーす】
ジャンル | 縦スクロールシューティング |
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対応機種 | アーケード | ||
販売元 | バンプレスト | ||
開発元 | 彩京(彩アート京都) | ||
稼動開始日 | 1993年 | ||
備考 | 家庭用移植版は下記「移植・続編など」を参照 | ||
判定 | 良作 | ||
彩京STGシリーズ |
東方戦國綺譚
―死して屍、ひろふ者なし―
"天命! 邪神伏滅"
はるか昔、東のはての物語。
そこでは華やかな町民文化と高度な技術力、そして古の呪術が同時に矛盾なく存在し、永く太平の世を保っていた。
しかし、あるとき邪教集団「神羅教」が邪神の復活を以て世の転覆を目論み、その生け贄として将軍家の娘、月姫を誘拐した!
それぞれの思いを秘め、集結する6人のエースたち。
今ここに、驚異の空中戦が始まる!
"近くば、よって目にも見よ! 戦国六人衆、ただいま見参!!"
キャラクターデザインには人気イラストレーターの中村博文氏を起用。
+ | "セクシーダイナマイツ!" |
+ | "攻撃力ナンバーワン!" |
+ | "鉄壁の守りを見よ!" |
+ | "強力な誘導兵器を装備!" |
+ | "男ならこれを選べ!" |
+ | "6機中最速を誇る!" |
奇天烈極まりない不条理な世界観の裏に、シンプルに遊べるとっつきやすさと質の良さあり。
一歩間違えればバカゲーと見なされそうなインパクトを持ちながら多くのゲーマーに歓迎された驚異のルーキー・彩京の一撃は、格闘ゲームブームの影に埋もれつつあったシューティングに異変を起こす存在となった。
『ソニックウイングス』で成功を収めた要素を下地に、「彩京弾」の新たな方向性が生み出した独自の面白さは今も色褪せていない。
敵弾がそこまで複雑に作り込まれていない分彩京のゲームにしては難易度も低いため、誰でもクリア出来るとまでは断言できないが比較的とっつきやすいゲームである事も間違いないだろう。
グラフィック・サウンド面やスコアシステムなどまだまだ未成熟な部分も見られるが、処女作にしてこれだけの完成度と衝撃をもたらしたことは特筆に値する。
また、濃い連中揃いのキャラクターも人気を集め、シューティングでもキャラで魅せられるということを如実に示した一作でもある。
本作のアクが強すぎた部分、尖りすぎていた部分は彩京の次作『ガンバード』でよりマイルドに、幅広く楽しめる方向に進化を見せ、数々の個性的な彩京作品へと発展していく。
*1 これは「SONIC WINGS」から引き継がれている仕様
*2 ソロプレイ時は、妹が神羅教にさらわれたと勘違いして戦っている。
*3 強いて言うなら戦国時代というよりは江戸時代に見えなくもないか。
*4 "急成長"は、キャラデザが中村氏から司氏に代わった影響と思われるが。
*5 当時のシューティングはやり込むと1時間越えが当たり前だったが、彩京シューティングは粘ってもせいぜい1周15分程度、2周オールしても30分程度でさっくり終わる。
*6 どうやら、海外版の設定では天外はフランス人としてローカライズされているらしい。なぜよりにもよってフランス人か。
*7 アインに惚れていたが、例の通りあさっての方向に行ったため愛憎を滲ませていたらしい。
*8 具体的に言うとラスボスを破壊せずに逃した場合はバッドエンディングに直行なのだが、ラスボスの猛攻の中そこまで耐える事自体が至難の業である。
*9 本当のところは『戦国ブレード』のキャラの集合絵をそのまま持ってきただけなので、隠しキャラ扱いだったアインはいない。しかし裏面でも無視されているので、意図的に隠蔽されている可能性も否定できない(一応搭乗機の震電は写っている)。