【すとらいかーず せんきゅうひゃくよんじゅうご / - いちきゅうよんご】
対応機種 | アーケード | 高解像度で見る 裏を見る![]() 高解像度で見る ※プレイステーション版 |
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ジャンル | 縦スクロールシューティング | ||
発売・開発元 | 彩京 | ||
稼動開始日 | 1995年 | ||
移植版 |
【SS】1996年6月28日 【PS】1996年7月19日 【PS2】(*1):2004年8月5日 (TAITO BEST:2005年7月14日) 【Switch】2017年8月3日 【Win】2020年4月30日 【PS4/One】2022年6月30日 |
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備考 | 参考:フライヤー | ||
判定 | 良作 | ||
彩京STGシリーズ |
第二次世界大戦を題材にした「超硬派」縦スクロールシューティングゲーム。
シンプルな構成ながら、ゼロ戦やライトニングといったおなじみの戦闘機が登場するとっつきやすさ、骨太でやり応えのある内容から、初心者からシューターまで幅広い支持を得た。
一方で、見るものをあっと思わせるようなぶっ飛んだ展開や演出も本作の魅力である。
彩京はビデオシステムの名作シューティング『SONIC WINGS』を開発したスタッフが立ち上げた会社のため、本作もその系譜を色濃く感じさせる部分が見られる。
1945年夏、第二次世界大戦終結。世界は一応の平和を取り戻したかに見えた。
しかし、かねてより各国の軍上層部と癒着が噂された謎の国際組織 "C.A.N.Y.(キャニー)" が密かに軍部を掌握、実戦配備に至らなかった新型兵器群をもって全世界を内部より転覆させんと策謀していた。
各国の不穏な動きをいち早く察知した連合軍司令部は秘密裏に全世界より選りすぐりの名戦闘機とそのパイロットを招集、"C.A.N.Y." に対抗すべく特殊部隊ストライカーズを結成する。
今ここに歴史の影に隠された最後の世界大戦の火蓋が切って落とされる。
+ | "男ならこれを選べ!!" |
+ | "敵弾を消すフォーメーション防御!!" |
+ | "脅威の広範囲攻撃フォーメーション!" |
+ | "強いぞ! 一点集中フォーメーション!!" |
+ | "これは便利! ハンターフォーメーション!" |
+ | "一撃必殺! 真サムライソード!!" |
自機の選択による攻略の幅広さ、シンプルにまとめられた操作系統、シューティングの基本に忠実な作りと、オーソドックスなシューティングとしての完成度の高さを見せた本作。
練り込まれたスコアアタックや激烈難度の2周目の奥も深く、初心者から上級者までがっちりと対応した調整の上手さは見事と言うしかない。
また、歴史上は実戦投入されることのなかった兵器が多数登場するロマンある設定や、その一方で変型メカや巨大ミサイル、宇宙に飛び立つレシプロ機など、独特のケレン味を持つ演出が好評を博した。
彩京シューティング特有の高速弾が一周目から容赦なく飛んでくるため全体的な難易度は高いが、初見でもそこそこのところまでは進めるため、クリアまでやりきれるかは別問題だが決して初心者お断りという訳ではない。
敵や弾の配置に製作者の明確な意図が込められており、やり込むほどに徐々にそのカラクリが見えてくるのが魅力である。
2年後に稼動した『ストライカーズ1945 II』は本作の良さをそのまま引き継ぎつつも荒削りな部分を改善し、よりシューティングとして洗練された正統な続編に仕上がった。
しかしフォーメーションアタックという要素は本作でしか味わうことができず、第二次世界大戦の雰囲気の再現や演出のはっちゃけぶりという意味では本作に軍配が上がる面もあり、根強い人気を誇る一作である。
Nintendo Switch版
Windows版
プレイステーション4版
Xbox One版
アストロシティミニV版
*1 『彩京シューティングコレクションVol.1 STRIKERS1945 I&II』に収録。
*2 ほとんどの攻撃は偶数弾(自機を動かさなければ当たらない弾)と奇数弾(自機を動かさないと当たる弾)の単純な組み合わせで構成される。
*3 2周クリア時のエンディングは黒画面をバックに「終 -THE END-」と表示されるだけの非常に簡素なもの。2周目のエンディングが簡素な内容なのは彩京では恒例である。
*4 特徴として「1~3way弾がランダムに発射される」「自機と真逆の方向に撃ち返す事がある」「ボス戦時、5~5機編成の雑魚編隊の出現パターンが数パターンからランダムに選ばれる」「2-6と2-7ではボス戦中の3~4機編成の雑魚編成の動きが変わり、画面上部左右からランダムに出現し、一度停滞して画面下に去るか来た方向から逆の方へU字を描いて帰っていく」といった、ランダム要素が加わる。
*5 コンティニュー有りで全面クリアした場合はフライトスーツを着たパイロットのグラフィック(素顔はヘルメットやゴーグルなどで隠されている)が出るが、ノーコンティニューで全面クリアした場合はパイロットの素顔が見れる。
*6 ただしガチホモなのは一部キャラとの同時プレイ時のみで、当初は比較的マトモなキャラになる予定だった。
*7 後述のWindows版のみアップデートが入ったことでACと同様に脱衣EDを拝むことが可能。
*8 ライトニングのシンディ・ボルトンは上半身の露出が減ったのみで、もう1人のアメリカ代表のティナは短いタンクトップと短いパニエを着用。
*9 基板に搭載されている音源がYM2610であればこれ。一般に出回っている方の基板はYMF278Bが載っている
*10 『1942』の主役はアメリカ軍だったため日本機は敵だった。
*11 『1942』に登場した「富嶽」は計画だけなら実際に在った為、そこまでトンデモではない。「亜矢虎」はカプコンオリジナルだが、要は強化型富嶽。
*12 要は横画面モードのUI表示がAC版と同じになるというもの。
*13 オプション設定に「エンディング」が追加され、その項目で「アーケード」に設定すると脱衣EDを拝むことが可能。