【ぽぽろーぐ】
ジャンル | RPG(ローグライクゲーム) | ![]() 裏を見る |
対応機種 | プレイステーション | |
メディア | CD-ROM | |
発売元 | ソニー・コンピューターエンターテインメント | |
開発元 |
ジーアーティスツ シュガーアンドロケッツ |
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発売日 | 1998年11月26日 | |
定価 | 6,090円 | |
周辺機器 | ポケットステーション対応(要6ブロック) | |
廉価版 | PS one Books:2001年11月22日/1,800円 | |
配信 | ゲームアーカイブス:2007年10月10日/600円 | |
判定 | 良作 | |
ポポロクロイス物語シリーズ |
優れたシナリオで好評を博した『ポポロクロイス物語』の続編。タイトルは『ポポロクロイス』+『ローグ』から付けられている。
外伝的な内容であり、続編である『II』に直接ストーリーが繋がることはない。しかし完成度の高さは他2作に決して劣るものではない。
キャッチコピーは「『お母さんを返せ!』の次は『お父さんのバカ!』だ」で、前作では母の愛がテーマになっていたが、本作では乗り越えるべき父の姿が描かれている。
昔むかし…夜空の星が魔法の夢を語り掛けていたころ…あるところにポポロクロイスという小さな王国がありました。
二年前、冒険の末に氷の魔王を倒し、ポポロクロイスの平和を取り戻したピエトロ王子は、
12歳になった今でもかつての冒険を忘れられず、
一緒に旅した仲間のことを思い出してはウズウズ。そして国王や兵士たちの目を盗んで今日もお城を抜け出し近くの草原を散策に…しかし、その日は様子が違っていました…
ピエトロ王子が空を眺めていると突如黒い雲がポポロクロイス上空を覆い、
王城と城下町、更に近辺の森ごと大地が宙に浮上し、異世界に飲み込まれるという天変地異が巻き起こります。
迷い込んだ異世界は「夢幻フィールド」と呼ばれ、ポポロクロイスの他にも様々な見知らぬ土地が混ざり合った不思議な世界が構成されていました。
周辺地域の調査へと送り出した兵士部隊の帰りを待つことにした父パウロ国王。
しかし帰還した兵はわずか二名、部隊の大半が行方不明に陥ったという報せに、より一層の緊張が走ります。
その後、事態解決の糸口を探し奔走するピエトロ王子でしたが、なぜか国王の理解を得られず、遂には王子の外出の禁を命じてしまいました。
そしてその晩…あろうことかパウロ国王は、置手紙を残し単身で城を抜け出してしまったのです!
「これ以上城の者たちを犠牲にするわけにはいかん。まして息子に肩代わりはさせられぬ。国王として許されぬことだが、わし自身が見届けねば…」
ピエトロ王子は、国王と行方不明の兵士たちを探し出すことを決意し、父の思いと世界の真実を探るため、夢幻フィールドを巡る冒険へ旅立つのでした。
+ | ピラミッドバグについて |
タイトル通り「ポポロ」で「ローグ」な作品だが、実際にはローグライクのタイトなゲームバランスはほとんど感じられず、ポポロらしい万人向けの印象が強い。
その一方でやりこもうと思えばかなり深いところまで極めることができる通向けの側面も持つ。
「間口の広さ」と「懐の深さ」を併せ持つ稀有な作品であると言えるだろう。
+ | プレイヤー有利なバグ |
*1 白騎士は武者修行に出ており行方不明。ナルシアは夢幻フィールドに取り込まれた際魔力を失っている。ガミガミ魔王はナルシアが不在ならついていく気がない。
*2 ピエトロは闇属性の魔法は一切習得できず、闇系の魔法書を使用することもできないなど。
*3 たとえよろず屋の「イムジー」を連れていたとしても戦闘中はアイテムの購入はできない。
*4 カイの変身は含まない場合。
*5 高いほどその属性魔法の、与ダメージ量アップ/被ダメージ量ダウン。
*6 ただし料理人は3人中2人しか選択肢に出ないので、目当ての料理人が選べない場合もある。
*7 しかも、鉱石が入口近くに配置されるダンジョンまで存在する。
*8 ただそれだけにパーティーメンバーに変身するモンスター、「まがどり」が恐ろしいのだが。前作とは異なり変身する対象がピエトロだけになったのも強さを増長させている。
*9 ちなみに担当声優は人気の高い子安武人。やや渋めの声質なので近年の子安ファンからは違和感があるかも。