戦場のヴァルキュリア(PS3)
【せんじょうのう"ぁるきゅりあ】
Valkyria Chronicles(Win)
【う"ぁるきゅりあ くろにくるず】
戦場のヴァルキュリア リマスター(PS4)
【せんじょうのう"ぁるきゅりあ りますたー】
戦場のヴァルキュリア for Nintendo Switch(Switch)
【せんじょうのう"ぁるきゅりあ ふぉー にんてんどー すいっち】
ジャンル
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シミュレーションRPG
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対応機種
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プレイステーション3 Windows Vista/7 プレイステーション4 Nintendo Switch
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メディア
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【PS3/PS4】BD-ROM 1枚 【Switch】ダウンロード専売ソフト
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発売元
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セガ
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開発元
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【PS3】セガ 【Win】Little Stone Software 【PS4】メディア・ビジョン 【Switch】オーツー
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発売日
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【PS3】2008年4月24日 【Win】2014年11月11日 【PS4】2016年2月10日 【Switch】2018年9月27日
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定価
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【PS3】 通常版:7,980円 限定版:9,980円 【Win】19.99ドル 【PS4】4,990円 【Switch】1,990円
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レーティング
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CERO:B(12才以上対象)
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コンテンツアイコン
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恋愛、暴力、犯罪、言葉・その他
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廉価版
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PlayStation3 the Best:2009年3月5日/3,990円
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判定
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良作
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備考
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廉価版はDLC一部収録 Win版は日本語版非対応かつ日本から購入不可 PS4版/Switch版はDLC全収録
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ポイント
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戦略SLGにアクション性を加えた独自システム シンプルなシステムと高い戦略性 水彩画のような美しいグラフィック
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戦場のヴァルキュリアシリーズ
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概要
『サクラ大戦』で有名な制作スタッフ陣が送る全く新機軸のシミュレーションRPG。
アニメと水彩画を融合させた様な独自のグラフィックと、SRPGにアクションゲームの要素を取り入れた「BLiTZ」システムが最大の特徴。
既存の枠組みに収まらない新しいゲームシステムによって国内外問わず高い評価を受けている。
ストーリー
征暦1935年。専制国・東ヨーロッパ帝国連合(通称「帝国」)と共和制連邦国家・大西洋連邦機構(通称「連邦」)の間で始まった第二次ヨーロッパ戦争は、帝国と連邦の両者に挟まれた緩衝国・ガリア公国へ飛び火した。帝国は鉱物資源「ラグナイト」を豊富に産出するガリア公国への侵攻を開始。ラグナイトは燃料や兵器、治療行為等に使われる重要な資源であり、それを大量に入手して戦争を優位に進めようと目論んだのだ。
ガリア公国に住む大学生ウェルキン・ギュンターは、故郷ブルールに帰郷した際、自警団をしている町娘アリシア・メルキオットと出会う。そして彼らはブルールでの戦闘に巻き込まれたことをきっかけに、自らも戦争へ参加することになる。
そしてウェルキンは義勇軍第3中隊第7小隊長に就任。亡父が遺した戦車・エーデルワイス号を駆り、祖国を守る戦いへと臨んでいく。
特徴・評価点
BLiTZシステム
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戦略SLGにアクション要素を組み込んだ、本作独自のシステム。
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戦闘が始まると、「コマンドモード」でマップ上から操作するユニットを選択する。ここまでは普通の戦略SLGと同じ。
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ユニットを選択する際は「CP」を消費する。CPはターン開始時に一定数補充され、余った状態でターンを終了すると次のターンに持ち越すこともできる。
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ユニットを選択すると「アクションモード」に移行し、3Dのフィールド上を移動することができる。ただし移動するに従い「AP」ゲージが消費され、APがなくなると移動不可になる。
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CPがある限り同じユニットを何回でも動かすことも可能だが、同一ターン中に複数回ユニットを動かす場合は、2回目以降はAPゲージがある程度減った状態から移動開始になる。
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偵察兵・突撃兵・戦車といったユニットは、自分の近くを移動する敵兵を自動で攻撃(迎撃)できる。
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これにより、敵の多い場所を強引に横切ろうとするとされてあっという間に蜂の巣にされてしまうため、遮蔽物に隠れて進んだり、戦車を壁にして攻撃を防いだりと言った「移動」にまつわる戦略性が生まれている。
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アクションモード中にR1を押すと「ターゲットモード」に移行。銃やグレネードで敵を狙うTPS的な画面になり、敵を攻撃できる。
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ただしターゲットモードの間は敵の攻撃は止まるため、エイミングを焦る必要はない。
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攻撃後は敵の射程内だと反撃を受ける。
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兵士を使って敵を追い詰める戦略性は詰め将棋的な爽快感がある。
歯ごたえのある難易度
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SRPGにアクション要素を足すと、柔軟な行動は可能でもどうしても大味なゲームになりそうな物だが、全体的に戦略性を重視したゲーム性になっておりバランスは良好。
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最序盤を除くといずれもしっかり戦略を練らないとクリアは難しいマップ内容になっており、難易度はやや高めな部類。
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一方で自由に戦闘できる遊撃戦(フリーバトル)もあるので、ここで経験値と資金を稼いでユニットを強化すれば多少のゴリ押しも効くようになっており、プレイヤーの腕とスタイルに合わせた進め方が可能になっている。マップ中セーブも可能。
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マップのシチュエーションも多彩であり、「極めて早いターン数での速攻制圧」「一見勝ち目の無い巨大戦車と戦わされる」と様々で、プレイヤーを飽きさせない。ボリュームも戦略SLGとしては十分。
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大半のマップの敗北条件に「一定ターン経過」が含まれている。これは「敵本隊が来る前に早く倒さないといけない」という戦争での決まりごとを表現しているとともに、いわゆる「待ちゲー」で敵を一体一体ずつ慎重に倒していくチキンプレイへの対策でもある。
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追加DLCで遊べる「HARD-EXモード」は笑える程に難しい。
「CANVAS」システムによる美しいグラフィック
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アニメと水彩画を融合させたような独特のグラフィックであり、美しさと独創性を両立している。
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ゲームの内容があまり好きになれなかった人であっても、このグラフィックに文句を言う人は滅多にいなかった。それだけ本作のグラフィックが素晴らしいといえる。
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アニメーションを題材にしたゲームに良く使われている「トゥーンレンダリング」と似ているとも言えない訳ではないが、郭線から色がはみ出たり、遠くにあるものは線がかすんだり歪んだりといった水彩画のような独特な映像処理がなされており、それまでのCGとは一線を画す表現が実現されている。
魅力的なキャラクター
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自軍ユニットとして使えるキャラだけでも40人以上が登場し、ストーリーに絡まないサブキャラにもそれぞれしっかり設定が付けられており、戦闘中のセリフや戦うごとに追加されていくプロフィールによって彼らの個性を窺い知ることができる。
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特に女性キャラはかわいいのでそっち目的の人でも十分に楽しめるのではないだろうか?
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あるキャラクターは、その人気からDLC(ベスト版には収録されている)でスピンオフが作られてしまうほど。
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また、『エターナルアルカディア』からゲスト参戦しているキャラもいる。
芸術的な演出
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今作のBGMはFFTで有名な崎元仁氏が担当しており、「戦場」という雰囲気と見事にマッチした曲の数々はいずれも高い評価を得ている。
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この重厚なBGMと上記のCANVASシステムによる美しいグラフィックで展開される人間ドラマは、内容の良さもあいまって多くのプレイヤーに感動を与えた。
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ムービーも挿入されるが、そのムービー部分もCANVASシステムを使用。従来のような写実的な美しさのムービーとは違い、まるで水彩画で描かれたアニメーションを見ているかのような感覚が体験できる。
賛否両論点
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ヴァルキュリア人
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中盤以降、物語のキーとなる「ヴァルキュリア人」の設定にはファンタジー要素が多く、銃で戦うリアルな戦記物というイメージとは、かけ離れてしまっている。
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敵味方とも、銃弾がぱちぱち当たりまくっているのになかなか死なないゲームシステムであることを思うと、最初からファンタジーだったと言えなくはないが。
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HPの関係から一回や二回の攻撃では死なない、などという程度の話ではなく、リアルタイムで流れ弾が当たりまくるのに、小ダメージが蓄積される程度で平然と立ち続けていられる。
世界観としてなまじ銃だの戦車だのを持ち込み、なおかつ機会射撃で銃弾が飛び交い続けるようにした分、兵士たちの異様なタフネスが悪目立ちもしている。
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世界観
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戦争という重いテーマを扱っているにもかかわらず、キャラの印象が概ね軽く、雰囲気とそぐわないことがある。特に海水浴イベントは突っ込まれる。
問題点
ストーリー
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ストーリーは王道な作りで人種差別問題を取り入れたりと評価する点もあるが、メインストーリーに関しては王道を通り越して陳腐という意見も多い。SLGはストーリーが複雑になりがちでプレイヤーを選ぶ面があるが、最初に張られた伏線の時点で、戦記物や歴史物をかじったことのあるプレイヤーならその後の展開をぴたりと言い当てることも可能なのは果たしていかがなものか。
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ボスキャラである帝国の皇子は、卓越した才覚で成り上がっていった有能な人物という設定なのだが……。作中の描写からは超兵器やヴァルキュリア頼みの無理・無茶・無謀な脳筋キャラにしか見えず、ラスボスとしての風格に乏しい。
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シナリオの関連で必ず死んでしまう仲間がいる。どちらかというと味方一同安心しているところに唐突に挿入される展開(実際の戦場ではよくあることかもしれないが)なため、死亡するまでの流れが陳腐な印象を受ける。周囲で取り残されたキャラクターの心理的な成長はもちろんあるため完全なる無駄死とは言い切れないが、変化前と変化後の差にもこれといった真新しさがない。
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終盤にメインキャラクターが覚醒する展開になるが、能力をマトモに制御できていないにもかかわらずベテランの敵将をアッサリと撃破する。才能の差と言ってしまえば身も蓋もないが、単なるご都合主義でしかなく拍子抜けな展開である。
UI面
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ミッション前のブリーフィングやミッション中のイベントはスキップできない。
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敵フェイズの演出も長めで飛ばせない。戦闘が合計で数十分ほどになることもある。
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画面上では遮蔽物に隠れているのに敵の攻撃がヒットしたりと当たり判定に少し難がある。とはいえ、これに関しては独特の映像処理のこともあるので仕方が無い部分ではある。
全体的にテンポが悪い
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開発や訓練で一々キャラのコメントが挟まれ、テンポが悪い。
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会話はオート再生やバックログが搭載しておらずいちいちボタンを押さなくてはならなく、面倒。
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相手フェイドのターンが長い。3Dのアクション加えたSRPGということもあってか通常のSRPGも長め。
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特に相手側援軍要請はわざわざボタンを押さなくはならず、面倒。
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地雷や爆弾が爆発して、人物が吹き飛ぶとの、物が建物や岩にめり込むことが多々ある。
戦闘
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基本的な戦術を理解していないと攻略は難しい難易度となっている。
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初見殺しが多い。
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こちらは敵の兵科が分からず、なおかつ隠れているため初見で配置を間違えると平気で失敗する。
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また、難易度が高いステージは余り自由に配置ができず攻略の自由度を阻めている。
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基本はじゃんけん
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基本は戦車>偵察・突撃>対戦車兵の三すくみであり、弱点の兵科にあてがえば倒せる。簡単ということではないが、戦車兵の砲撃が偵察兵には効かないなどおかしなことが起こっている。
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しゃがみ、匍匐が強すぎる。
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物陰に座ったり、匍匐をしているとかなりの防御力が高くなり、
たとえゼロ距離でマシンガンを撃っても生存する。
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リアルな映像なので違和感を覚えやすい。
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戦闘バランス
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今作はSRPGに新風を巻き起こした斬新なBLiTZシステムと徹底したマップ構成が織り成す面白さゆえにこれでもかと遊び続ける人が続出。しかし、それゆえに遊び続けると「これって実はバランスブレイカーじゃね?」と思えるようなものが出てきてしまった。
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よく話題に挙がるバランスブレイカー
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偵察兵:アリシア
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人呼んで「ガリアの赤い悪魔」「最強のパン屋」。メインヒロインかつストーリー上の重要人物でもある本作の看板娘なのだが、その能力は全キャラ中でもトップクラスの能力値とチート級のポテンシャルが揃っているというふざけた性能。熟練者の操るアリシアが単騎で敵陣を蹂躙する「アリシア無双」なる言葉が生まれた程。
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突撃兵:リィン
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彼女も性能の高さが他のキャラから頭一つ抜けている。一部のポテンシャルはかのアリシアを上回りかねない反則級の物を所持しており、超絶難易度のHARD-EXも彼女を上手に使うと敵は木偶と化す。一応隠しキャラ的存在ではあるため初回プレイでは加入困難なのだが、2周目以降なら苦もなく加入させられる。こちらも「リィン無双」なるキーワードで検索すると大暴れしている様子が何件かヒットする。
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対戦車兵:オードリィ
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バランスブレイカーと呼称されるに相応しいチート級のポテンシャルを多数所持しており、彼女もまたHARD-EXで大いに暴れてくれる。リィンと同じく隠しキャラ的存在だが、出現させるためのハードルは低く、1周目中盤になればいつのまにか加入している。「オードリィ無双」(以下略)。
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狙撃兵:マリーナ
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狙撃兵に最も求められる「射撃能力」そのものが他の追随を許さないほど高い。ポテンシャル関係は上に挙げた方達から見れば「まぁ標準」で片付けられるレベルであり、狙撃兵には少なからず弱点が設定されているのだが、マリーナに設定されている弱点がほとんど弱点にならないこと、1マップに狙撃兵が2名以上必要な場面がほぼ皆無であることから、「マリーナ以外の狙撃兵は不要」とまで言われている。
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支援兵:ポテンシャル「ノーダメージ」や「連続行動」を持つ数人
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いずれのポテンシャルも非常に強力であり、特に「ノーダメージ」は超絶難易度マップを1ターンクリア可能にする程のぶっ壊れ性能。一応、開発スタッフもわかっていたのか、この2つのポテンシャルを同時に持つキャラはさすがにいないが…。
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「オーダー」の異常なほどの有用性
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「CPを消費して能力を上げる」という一見無駄に見えるコマンドで、初回プレイでは敬遠されがちなのだが、実はその効果は凶悪極まりないものばかり。よく指摘されるのが「『全力防御』と『警戒進軍』の重ねがけが強すぎる」という点。これだけで偵察兵でも迎撃のダメージを無視できる程カチカチに固くなるのだが、これに潜在能力覚醒を追加することで強力なポテンシャルがほぼ確実に発動するため無双兵ができある。だからといって他のオーダーが弱いかというと決してそうではなく、どれもCP消費量の割に有用すぎる性能を発揮する。
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あまりにも強力すぎたため、HARD-EXモードでは「オーダーそのものが使えなくなる」という制限までかけられた。それほどまでのバランスブレイカーであることを公式が認めたことからもその異常性はわかるであろう。
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いかれた強さの「戦車」
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主人公のウェルキン自体が戦車長であり、実際に作中のイベントシーンで戦車を駆って活躍する。そしてゲーム上でも戦車が本当に強い。
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本作での戦車は「背部に弱点が設置されているが、そこ以外を攻撃しても大半の武器ではかすり傷程度のダメージしか与えられない」という特徴がある。しかし、敵側は弱点を狙って攻撃してこないので、戦車の修理ができる支援兵とセットで運用すると事実上無敵の存在と化す。
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こちらもHARD-EXモードでは「味方側に戦車そのものがない(ウェルキンは兵科が歩兵に変更されている)」という制限を課せられている。
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続編の2では対戦車用武器が大幅に増え、3では敵が弱点を狙うようになるなど、シリーズを経るにつれて戦車はどんどん弱体化していった。
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しかし、本作は数々の実験的要素が投入された第1作目であるというハンデがあるにもかかわらず、バランスブレイクする要素をこれだけで留めていることはむしろ評価すべきである。「PS3史上最高のSRPG」の称号は伊達ではないのだ。
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また、これらは「隠しキャラクターを出現させ」「各キャラのポテンシャルをすべて解放し」「各兵科のレベルをMAXにした」状態の話であり、ある意味では「やり込んでくれたプレイヤーへのご褒美」ともとれる。
アリシアとオーダーを除いて。
総評
「SLG愛好家、もしくはPS3を持っているなら、これは絶対プレイしておけ」と言われるほどの高評価を受けた作品。
あまり注目を受けずにひっそりと発売された本作だが、口コミで評判が広がりジワ売れ、シリーズ化やアニメ化を果たすほどの人気を獲得した。
その優しい絵柄からライトなゲームと判断する人も多いが、実際はバランス面においても「流石セガ」と言いたくなる作り込み様であり、マニアックな作りのSRPGを好む人はもちろん、SRPGを遊んだ事が無い人にも十分にオススメできる作品に仕上がっている。
海外での評価
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IGN - Playstation 3 Strategy Game of 2008
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Gamespot - Best Artistic Graphics of 2008
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GameSpy - Best Original Soundtrack2008・Strategy Game of the Year2008
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VG Chartz - Best Japanese Role-Playing Game2008・Strategy Game of the Year 2008・Best Game No One Played 2008
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ギネス協会から「PS3史上最高のシミュレーションRPG」として認定されている。
その後の展開
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2009年に、続編である『戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校』がPSPで発売されている。
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題名から察せるように学園ものになり(ガンパレに近い)、ハードの性能差による問題で好評だったグラフィックの仕様変更や、やや粗いゲームバランスなど前作ファンには所々不満な点もあるが、『1』から進化した点も見られるなどゲームの出来としてはほとんど問題なく、こちらも高い評価を得ている。
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また、続編とはいっても、前作を知っていればより面白い程度なので、「PS3は持ってないけど、PSPなら……」という人は買って損はない。
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同じく2009年にアニメ版が全26話、2クールで放送された。
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登場人物は主要キャラは全員登場するが、小隊のメンバーは流石に全て出せずモブ扱いとなったキャラや未登場キャラが多い。物語全体の流れは概ねゲームと同じだが終盤の展開が大きく変わっているなどアレンジされている。
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また、『2』の発売時期が近かったためか、『2』に登場した一部のキャラが先行登場している。
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劇伴はゲームのBGMが流用されている。
移植
本作はPS3版が初出だが、Steam(海外のみ)・PS4・Switchに移植されている。
いずれもPS3版と同内容で変更点はハードスペックに伴う調整程度に留まり、追加要素はない。
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2014年11月にSteamにてPC版の配信が開始されたが、「日本語ボイスは収録されているが、字幕とUIは全て英語」さらに「日本からの購入不可」という「おま国」状態となっている。尚、PC版の移植を担当したイギリスのデベロッパー、Little Stone Softwareは2017年に配信が開始された『VANQUISH』のPC版の移植も担当している。
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後述のPS4版の変更点に近いが、1080p以上の解像度及び60fps対応、PS3版で配信されたDLCも全て収録。マウスとキーボードでの操作にも対応している。
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2016年2月10日にPS4移植版『戦場のヴァルキュリア リマスター』が発売された。ハード性能の向上により、1080p、60fps、ロード短縮が行われている。PS3版のDLCも全収録され、さらにトロフィーも対応され、初回封入特典として『蒼き革命のヴァルキュリア』の体験版がダウンロードできるプロダクトコードが付属された。
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ちなみに、このリマスター版には初代から深く関わっている(『3』ではメイン開発も務めた)制作会社メディア・ビジョンがPS4タイトルの開発経験を積むために開発された、という事情がある。(Gamerのインタビューより)
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2018年4月15日のセガフェスにより、Switchにも今作が移植されることが発表された。
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Switch版のデベロッパーは『ソニック ワールドアドベンチャー』からセガ作品の開発に幾度か携わっているオーツー。
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画質は褒められるところはないもののPS3版と同じ30fpsでロードはPS4版に及ばないが気にならない範囲に短縮されてる。
最終更新:2022年11月15日 16:10