【らじあんとひすとりあ】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | アトラス(インデックス・ホールディングス) | |
開発元 | アトラス、ヘッドロック | |
発売日 | 2010年11月3日 | |
定価 | 5,980円(税別) | |
セーブデータ | 3個 | |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
判定 | 良作 |
「時間移動」をテーマにしたファンタジーRPG。
『ラジアータ ストーリーズ』に携わったスタッフによる作品であり、キャラクターデザインも同作に参加していたこにしひろし氏が担当している。
キャッチフレーズは『死亡フラグをへし折るRPG』。時間と平行世界を移動する力を駆使して、本来死ぬはずだった人々の運命を変えていく、文字通り「死亡フラグをへし折る」展開が特徴である。
何もかもが砂の中に埋もれ消えていく、滅びの世界。
わずかに残された資源をめぐり、大陸の東に位置するアリステルと西の大国グランオルグが、いつ終わるとも知れぬ戦いを繰り広げていました。
グランオルグを探っていた密偵を護衛し帰国させる際、主人公ストックは追っ手との戦いで深手を負い生死をさまようことに。
目を覚ましたストックが見たものは、時間と空間がねじれた不思議な世界「ヒストリア」。
ストックは、謎の子供たちから自分が時空を移動できる能力を手に入れたことを知らされ、滅び行く世界がストックの力を必要としていると告げられます…。
「二つの時空、過去と未来を駆け巡り、滅び行く世界を救うのだ。」
(Amazonにおける本作の「商品の説明」より)
キャラクター
ストーリー
音楽
アトラスのゲームにしてはあまり難易度が高くなく、やりこみ要素も薄く、システムだけみれば良作と判断できるかどうかは微妙であろう。
しかし、好感の持てるキャラクターと魅力的な群像劇のストーリーに引き込まれると評価が跳ね上がる。
荒削りな部分はあれど致命的な問題点はなく楽しく遊べる出来であり、また、それを補って余りあるキャラクター・ストーリー・音楽やライトゲーマーにも遊びやすい難易度などを総合的に見れば、充分に良作と判断できる。
とりわけ、ストーリーの質でRPGを選ぶ人や昔懐かしいゲームを求めている人、最近の主人公に嫌気が差している人には、是非お薦めしたいゲームである。
【らじあんとひすとりあ ぱーふぇくとくろのろじー】
ジャンル | RPG | ![]() ![]() |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
発売・開発元 | アトラス(セガゲームス) | |
発売日 | 2017年6月29日 | |
定価 |
【通常版】6,480円(税別) 【限定版】9,800円(税別) |
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セーブデータ | 6個+SDカード8個+中断セーブ1個 | |
レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
判定 | 良作 |
新規シナリオやキャラボイスを追加した3DSリメイク版。キャラクターデザインは廣岡政樹氏に変更されている。
物語は前作にあった「正伝」と「異伝」という二つの平行世界のほかに、前者二つの平行世界とは前提を異にする「亜伝」が追加されている。
亜伝の世界もまた深層では繋がっており、事件を解決するために「正伝」や「異伝」を行き来することになる。
亜伝にもパラレルエンドは存在し、選択を間違うと本来の歴史に悪影響が出てしまった形で締めくくられる。
「正伝」及び「異伝」のストーリーが一段落つくまではクエスト形式で登場する(*13)が、一度エンディングを迎えると本格的に話が進行するようになる。
前作の問題点は一部残っているものの、あらかたの問題点を片付け、非常に遊びやすく作られている。
魅力的なキャラクター達が織り成す良質なストーリーを楽しみたい人は是非プレイしてみてほしい。
*1 ただしこのスキップ機能には微妙な難点もある。詳しくは後述。基本的には優れた機能なのだが。
*2 ちなみにレベル差補正は10で止まる。11以降は10と同じ扱い。
*3 トラップが効かない=移動不可キャラには威力がそこそこ、起点に任意地点指定可な浮かせ技クロススター、または7HITもするダンシングデスで戦えばよく、HPMP双方の回復魔法、バステ耐性強化魔法も覚えボス戦でもほぼ必須キャラと素敵っぷり。
*4 マナバーストを除けば3種のみで威力も低い~微妙程度
*5 ちなみに彼は、基礎パラメータもパッとしないのでヒールマシンにしてもいいと攻略本に書かれていたり……
*6 ボス戦は確率ドロップはなくレアスティールのみ。
*7 この鎧を落とす敵の出現率はやや高め。
*8 しかしデータ的にも他のパラレルエンド(公式のシナリオ)的にも彼が某キャラを倒すのは違和感がありはする。
*9 その辺は公式も気にしているのか、ロッシュのみマナバースト2段階目が最後のものより強くなっている
*10 今作は最初に加入した段階まで非加入キャラが経験値を得られる仕様なのでじっくり遊ぶプレイヤーには離脱期間の長いロッシュのほうがレベルが低くなることも。ロッシュをちゃんと使っていれば正伝最終章ではロッシュのほうが上を保てるが……
*11 アトのダンシングデスかロッシュのヘーストモード、ガフカの無双が補佐に必要だが
*12 企画・原案の高屋敷哲氏の作風は大体破滅的な結末らしい。
*13 中には関連する亜伝も存在する
*14 ただし一部の登場キャラクターが固定されているものを除く
*15 アト達サテュロス族に尻尾が追加されていたり、ソニアの髪型が少し変わっていたりハイスの前髪が前進した程度
*16 アトのトラップ技が僅かに弱体化された程度。レベルが上がってしまえば破壊力は相変わらずである
*17 味方ターン開始時に敵の行動巡を一つ飛ばす。要するにマナバーストのターンブレイクをコストなしで使用可能
*18 所謂リレイズ効果。この効果を得られるのはこのスキルのみ
*19 全ステータス中UP
*20 ●●には3種の属性が入り、弱点を突くと一定確率で即死が入る
*21 ターン最初で発動するのでほぼ成功しないスティールや当たれば強いが滅多に入らない状態異常など