【じぇいすたーず びくとりーばーさす】
ジャンル | チームバトルアクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション3 プレイステーション・ヴィータ |
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発売元 | バンダイナムコゲームス | |
開発元 | スパイク・チュンソフト | |
発売日 | 2014年3月19日 | |
定価(税抜) |
通常版 / アニソンサウンドエディション 【PS3】7,600円 / 10,457円 【PSV】6,648円 / 9,505円 |
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プレイ人数 | 1~2人(2~4人) | |
周辺機器 |
振動機能対応 AVチャット |
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通信機能 |
【PS3】PlayStation Network対応 【PSV】Wi-Fi通信対応 ※いずれもオンラインプレイ対応 |
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レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
4ルート使いまわしのJアドベンチャー 疑問の残る人物選出 お祭りゲーとしては一応及第点 |
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少年ジャンプシリーズリンク |
『週刊少年ジャンプ』45周年・『Vジャンプ』創刊20周年記念作品。週刊少年ジャンプの31作品から52人が集合して戦いあう対戦アクションゲーム。
『JUMP ULTIMATE STARS』以来8年ぶりの、『週刊少年ジャンプ』および姉妹誌によるゲームとなる。
プレイアブル2人、サポート1人の3対3によるチームバトル。ただしサポートは呼び出すと自動で行動するストライカーのようなもので、事実上2対2のチームバトルとなっている。有り体に言えばジャンプ版ガンダムVSガンダムである。バランスまでガンダムVSガンダムなのは問題だが…(後述)。
参戦31作品は全てアニメ化された作品(*1)であり、キャラクターボイスは一部を除いて基本的にアニメ版準拠。
必殺技などの演出もアニメ版を基準に作られているものが多い。
発売日の時点でTVアニメ放送中の『ニセコイ』やTVアニメ放送開始まで一ヶ月を切っていた『ハイキュー!!』などホットな作品まで参戦している。(*2)
+ | 参戦キャラクター一覧 |
以下、コマンドに関してはPS3版準拠で表記する。
原作再現
キャラクターの掛け合い
+ | 参考動画 |
本作にはいわゆるストーリーモードとして「Jアドベンチャーモード」が搭載されているのだが、これを目当てに本作をプレイするのはあまりオススメできない。
+ | ネタバレ注意 |
おそらく本作で最大の問題点がここである。
+ | プレイアブルキャラクターの詳細 |
強サポート
プレイアブルキャラの格差が激しいこのゲームだが、サポートの中での格差はそれ以上に非常に激しい。
+ | 強力なサポートの一例 |
Jカスタマイズあり
キャラクターやサポート間のバランスやJカスタマイズの調整不足があることは上記の通りだが、それに加え対戦ゲームのシステム的な調整の甘さも批判されることが多い。
既に何度か挙がっているが、本作はPlayStation Networkによるオンライン対戦を行うことが出来る。
勝敗によってユーザーごとに設けられた「シングルポイント(SP)」とキャラクターごとに設けられた「キャラクターポイント(CP)」が増減する「ランクマッチ」と、ポイントの増減が無い「プレイヤーマッチ」が存在する。どちらもJカスタマイズの有無で分けられており、SPとCPも含め戦績は別々に管理される。
ゲームバランスについては上に記した通りなので割愛するが、それ以外の点でもこのオンライン対戦にはいくつかの問題点が存在する。
+ | 詳細 |
ジャンプオールスターの記念作品であり、対戦アクションキャラゲーとしての完成度は及第点に達している。
対戦バランスはほめられた出来ではないが多対多の協力対戦アクションという形式には光るものがあり、本作も一部のバランスブレイカーに目を瞑ればかなり白熱した試合を繰り広げることが出来る。
キャッチフレーズの「遊べるジャンプがここにある」は決して伊達ではない。
……だがそれだけに単純なパワーバランスの調整不足が悔やまれる。もう少しバランス調整に力を入れてくれたなら、と嘆く声は多い。
また特定キャラの贔屓、一部のキャラクターの不遇やキャラ崩壊など、オールスターのキャラゲーだけにファンを落胆させてしまった面もある。
キャラゲーにつき物の話だが、やはりこれも原作をちゃんと確認してもっと公平に作って欲しいとファンであれば感じてしまう点である。
総じて、荒削りで課題点の多い作品だが出来そのものは非常にいい。ただ、様々な点で「もう少し力を入れてくれれば」と思わせる惜しい作品である。
*1 ただしTVアニメに限らず、OVA・劇場版化作品どころかFlashアニメ化作品でも参戦しているため、基準は非常に緩い。
*2 なお『ハイキュー!!』はアニメ版で版権を取得したが、なぜか『ニセコイ』は原作漫画の方で取得している。ゲーム版の版権をコナミが取得したためだろうか。
*3 全機2000コストの『ガンダムVS.シリーズ』をイメージすると分かりやすい。
*4 『ガンダムVS.シリーズ』で言う「エウティタ」や「連ザ」の覚醒タイプ選択に近い。
*5 原作でも心眼剣の解説に民明書房は使われておらず、塾長が由来を説明している。
*6 千棘は相手のサポートを一定時間封印、黒子は強制的にバスケットボールにロックを集める、日向はサポートながらコンビネーションアタックに参加する、など。
*7 同じ声優が担当したキャラ同士の掛け合いの他に、参戦キャラの声優が別の参戦作品にも出演していることをネタにしたものもある(赤犬をマダオ呼ばわりする神楽など)。
*8 『SKET DANCE』『銀魂』のコラボ漫画にて、『SKET DANCE』の作者が自らこう書いている。
*9 『JSS』『JUS』は原作漫画版権括り、本作はアニメ版権括り
*10 ただし、同じくコナミがゲーム化されていた『ピューと吹く!ジャガー』や、コナミに権利が移った旧ハドソン発売の『ボボボーボ・ボーボボ』には参戦している。
*11 この台詞は、同じジャンプ作品である『ツギハギ漂流作家』(作:西公平)の主人公・吉備真備の台詞「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!!!」であるが、該当コマの表情がルフィに似ているとされ、ネット上でルフィにこの台詞を言わせるコラ画像が複数作られ広まった。
*12 ちなみに、担当声優曰く「ルフィとしてこのような台詞を言った覚えはない」との事。
*13 単独ゲーム化作品である『グランドバトル』シリーズなどでは「魅了系攻撃は通じないが、その代わりに相手の行動の意味が分からず動きが止まる」という形で原作再現しつつバランスをとっていた。
*14 石塚氏はPS3の『魁!!男塾 ~日本よ、これが男である!~』にて江田島平八を、玄田氏はお台場冒険王のムービーでラオウをそれぞれ演じている
*15 OVAでの変更はファンからの批判はあったが、理由や経緯は公表されている。声優の加齢を理由とした配役交替が発表され、当初は古谷徹氏だけ残す予定だったが古谷氏自ら反対したという経緯がある。
*16 「専用のステージがない」「BGMもプレイヤーキャラ参戦作品中で唯一他作品と共有」「Jアドベンチャーを含めサブキャラクターが一切登場していない」と、ジャンプでも古参の人気作で近年アニメ化されたにもかかわらず明らかに扱いが悪い。
*17 攻略本のインタビューで、担当声優の浅沼晋太郎氏も「楠雄がケンシロウに立ち向かっているのはシュールだった」と述べている。
*18 ギャグ程度ではあるが、発売後に原作でもいくつか本作の技が逆輸入されている
*19 ちなみに内容は『ジェイスターズ ビクトリーバーサス』のパクリゲームで遊ぶ回だった。
*20 ほとんどの超必殺技は30秒のバースト時間を10秒削って発動するので安易に使えない。が「須佐能乎」を始めパワーアップ系の技はバースト時間の消費が少ない上技を外す心配が無いので、ビクトリーバースト発動時は比較的気軽に使用できる。ただし、基本的にバースト時間が10秒を切った時点でパワーアップ系を含め超必殺技は使用できなくなってしまう。だが「須佐能乎」と「須佐能乎・炎遁・加具土命」だけは例外でなぜかバースト時間ギリギリまで使うことが出来る。
*21 一護のステップは発生が非常に遅い。
*22 一応対策は可能なのだが、強力な戦法であるのに変わりは無い。
*23 一応ジャストガードは可能だが、ジャストガードしてもジャガーは消えず、ジャストガードの無敵時間が切れた瞬間再びラーメンをぶっかけてくる。なんなんだその執念。
*24 フルヒット(弾頭+爆風30ヒット)で3~4割持って行く。