本記事は2020年6月に内容を見直しました。
『逆転裁判4』『逆転裁判5』の記事でも同様の見直しが行われており、過剰な粗探しは現在の記事で行わなくなったことをご理解いただけるようお願いします。
【ぎゃくてんさいばんしっくす】
ジャンル | 法廷バトル | ![]() |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
発売・開発元 | カプコン | |
発売日 | 2016年6月9日 | |
定価 |
5,800円(税抜) イーカプコン限定版:9,100円(税抜)(*1) |
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レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
シリーズ15周年記念作品 シリーズ初の異国が舞台 豊富な過去作のオマージュ描写 前作からやりごたえ急上昇 『4』から続く王泥喜編の集大成 会話テンポ悪め(未読スキップON推奨) ミステリーとしては粗が目立つ |
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逆転裁判シリーズリンク |
前作『逆転裁判5』から約3年ぶりの続編となる「法廷バトル」の逆転裁判本家シリーズ6作目にしてシリーズ15周年記念作品。シナリオは前作同様、山崎P体制による複数人制作となった(生みの親である巧舟氏は引き続き不在)。
本作では成歩堂龍一と王泥喜法介のダブル主人公となり(*2)、日本だけでなくシリーズ初となる外国も舞台となる他、旧3部作以来となる元祖ヒロインである「マヨイちゃん」こと綾里真宵の登場と霊媒要素の復活が大きく取り上げられ話題を呼んだ。
初回特典には2本立てのショートストーリーDLC「遊べる!逆転劇場」が付属していた。なお、後日配信の予定は無いと事前アナウンスがされている。
+ | 詳細(ネタバレ注意) |
+ | ストーリーについて(ネタバレ注意!) |
例を挙げると……
『5』に続く、検事スタッフが送り出したナンバリングタイトル第2弾。
前作の難点であった「ネタの減少」「難易度の低下」といった部分にもフォローが入り、やりごたえのある一作となった。
荒削りな部分も多く、手放しで評価されているとは言い難いものの、カタルシス満載のストーリーは1話1話に盛り込まれた楽しさを存分に味わう事ができる。特に最終話の盛り上がりは屈指の出来栄えと評されており、ユーザーからの不安が大きかった新章・王泥喜編は有終の美を飾った。
その反響は、それまで停滞していた『逆転裁判4』の他機種移植が行われたことからもうかがえるだろう。
本作をもって、『4』~『6』は1つのシリーズとして区切りを迎えた。物議を醸した『4』から始まり、『5』『6』も(タクシュー降板も相まって)『3』以前のユーザーから好みが分かれがちなシリーズではあるが、1つの作品としては整っており、根強いファンも多い。
これから遊ぶユーザーは、様々な面で『3』以前とは別物であることを頭に入れておくと良いかもしれない。
+ | ... |
*1 ソフト本体の他、ドラマCDを始めとするグッズ類を同梱。グッズのみの単品版も販売された。
*2 それを示すかのように「6」のロゴの色やカードのラベルシールでは成歩堂の青と王泥喜の赤が混ざったかのような紫色となっている。
*3 2018年のアニメ版『逆転裁判』でも別のキャラクターを担当。
*4 一言で表すと「裁判を起こす側」。普段描かれる刑事裁判では検察が原告に相当する。
*5 仮にラスボスが過去で事件を起こさなければ、『4』における事件の数々は登場人物が揃わないことで成立しなくなってしまう。
*6 これまで以前は真宵との兼ね役であった花村玲美氏がボイスを担当していた。
*7 発売決定当時に発表されたビジュアルも成歩堂とレイファの2人のみであり、王泥喜の出演自体が途中まで伏せられていた。
*8 特に第二話では警察が穏便に済ませようとしていた所に無理して突っ込んでいるので余計に問題がある
*9 最終話でとある場所を調べると、法務大臣の怠惰によりクラインでは長期に渡って死刑が執行されていない事が示されている。ナユタに関しては上述の通り国外での活躍がある。
*10 春美は高校生になっても140cmのちんちくりんという設定だが。
*11 補足しておくと、真犯人がかばった人間については完全な被害者なので、悲劇的な事件というのは間違っていない。また、真犯人が謝罪する描写は一応描かれている。
*12 そのため法廷パートしかないのだが、こちらは探偵パートを挟んでしまうと決定的な証拠がすぐ露見しかねない状態になっているからと言う可能性が高い。
*13 自身が犯人扱いされたショックでヤケ酒をしてしまったのが酔った原因なのだが、無実が証明されて仕事に戻った後も仕事前に酔っぱらっていたので、これではフォローにならない。
*14 司法の専門家である王泥喜等もそれが本物であると断言している。
*15 特に目的地移動を開いている時が体感しやすい
*16 カプコンのゲーム作品は、頻繁にヘリコプターが墜落することで知られている。『バイオハザード』シリーズなどが有名。