【せかいじゅのめいきゅうふぁいぶ ながきしんわのはて】
ジャンル | 3DダンジョンRPG | ![]() |
対応機種 | ニンテンドー3DS | |
メディア | 1Gbyte3DSカード | |
発売元 | セガゲームス | |
開発元 | アトラス | |
発売日 | 2016年8月4日 | |
定価 |
通常版/DL版:6,998円(税別) 限定版:10,778円(税8%込) |
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セーブデータ | カートリッジ1+SDカード8 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
備考 | 公式サイト | |
判定 | なし | |
ポイント |
世界観とシステムを一新 シリーズ初の「種族」「全初出モンスター」「魔法」 その一方でシナリオ・迷宮構成が原点回帰寄りに キャラクターメイクの自由度がさらに高く 制作途中で力尽きた印象のストーリー&新要素の出来 |
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世界樹の迷宮シリーズ |
『新世界樹2』から2年弱ぶりの最新作、『IV』以来4年ぶりとなる『世界樹の迷宮』シリーズのナンバリング第5作。
今作では『II』以来の一層五階構成の世界樹を登る形式をとっており、シナリオ色も『III』『IV』と比べて薄くなっている。
なお、レーティングはナンバリング作品では初となるCERO:B(12歳以上対象)となっている。
マッピングなどの世界樹の迷宮シリーズを通しての特徴は『世界樹の迷宮』を参照。
+ | アースランの職業 |
+ | ルナリアの職業 |
+ | セリアンの職業 |
+ | ブラニーの職業 |
+ | 詳細 |
3DS作品4作品目・ナンバリングシリーズ5作品目で世界観・システムの一新により、他作品と比べて異色な作風となった。
40種類以上のキャライラストから自在な色付け部分やボイスの選択が自由なキャラメイク要素と、「新シリーズ」からの戦闘バランスの見直しと二つ名による職業の先鋭化で、従来の作品と劣らない戦闘バランスを実現した。
しかし、スキルシナジーまわりの難解さ、使い勝手の悪さが目立つ新UI、散発的で一貫性のないメインストーリー、後半に行くにつれて目立ってくるミニイベントの少なさや代わり映えの無さ、そしてクリア後のボリュームの少なさといった点は決して見逃すことのできない問題点であろう。
更に、伝統ともいえるおなじみのモンスターのリストラ、および『新』シリーズは勿論、従来のナンバリング作品と比較してもシナリオの薄い点についても、シリーズファンを中心に批判が挙がった。
今作の新要素に関して、その要素単体で見れば原点回帰を目指した試みは十分理解できるものの、同時に世界観・システムを大幅に一新した弊害は決して少なくなく、あらゆる要素が途中で投げ出されたような仕上がりになっており、上記の通り結果的に裏目に出た形となっている。
*1 星占術、印術等オカルトチックなものはあった。
*2 ネクロマンサー♂は痩躯とは言い難く、女性はネクロマンサー♀1以外皆「ある」状態。
*3 発売前の公式生放送で出演者が女性ブラニーに渋い男声を充てた事から生まれた通称「やるしかねぇか」は、本作を代表するネタの1つとして語り草となっている。
*4 発売前の生放送でゲストが考案した二つ名。
*5 5人中3人が毎ターンバフを付与し、残る2人が天譴を下す巫女のスキル「神降ろし(自分にバフが3つ乗っているときのみ使用可、敵一体に所持武器で特大ダメージを与え、その後自身のバフをすべて解除。対象がこのターン与えるダメージは大きく低下する)」で叩く、という安直なもの。しかし神降ろしの超性能とシャーマン自体の丈夫さから色物パーティーにしては十分戦える
*6 彼らは開発時点ではPC種族のひとつとして案が進んでいたが、没になったとのこと。
*7 男声を演じている女性は斎賀みつき(02、17)のみだが、彼女は普通の男声として違和感なく演じている。
*8 「本当の意味で」未知の迷宮を探索するのは今作が初。『II』でもラスボスの趣向が冒険者に少なからず影響を及ぼしていた。
*9 ついでに戦闘での取得経験値を増加させるアイテムである「聖なる贈り物」も過去作に比べて量産しやすくなっている。
*10 冒険者にとって文字通りの命綱である「アリアドネの糸」を奪っていく行為を全階層で達成した。