【むげんこうろ いんふぃにてぃ すぺーす】
ジャンル | RPG | |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売元 | セガ | |
開発元 |
プラチナゲームズ ヌードメーカー |
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発売日 | 2009年6月11日 | |
定価 | 5,500円(税5%込) | |
セーブデータ | 5個 + オートセーブ(*1) | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | スルメゲー | |
ポイント |
スペースオペラRPG 壮大なスケールの物語 資金稼ぎは厳し目 |
誰が想像しただろう、DSにここまで壮大な宇宙の物語。
小マゼラン銀河の辺境の星ロウズに住む少年ユーリは父の形見である超古代遺物エピタフの謎を解き明かすため宇宙へ旅立つ夢を抱いていた。
しかし、ロウズ宙域の領主が制定した「航宙禁止令」がその前に立ちはだかっていた。
それでもユーリは、宇宙へ旅立つ者を支援する「打上げ屋」のトスカと共に宇宙へ向かおうとする。
『クロックタワー』『御神楽少女探偵団』『鉄騎』などを手掛けた河野一二三氏によるSF・RPG。
宇宙艦隊を率いて銀河を舞台に艦戦を繰り広げる、1980年代のスペースオペラを彷彿させる作品である。
ヌードメーカーとプラチナゲームズの共同開発であり、プラチナゲームズにとっては日本国内で最初に発売された作品でもある(*2)。
ストーリーは前半の「少年編」とその10年後を舞台にした後半の「青年編」に分かれている。
時期が移行するとキャラの外見にも変化が現れ、年月の経過を実感させる。特に主人公の変貌ぶりは語り草となっている。
ゲーム内のムービーはアニメ製作会社のProduction I.Gが制作に携わっている。
戦闘システムがRTSのような感覚の独特な物で、ストーリーにもシビアな展開が多分に含まれるなど、まるで宇宙の厳しさを表現するかのようなとっつきにくさがある。
しかし、戦闘は戦術が確立できればそこまで複雑なものでもなく、その他の要素も慣れてしまえば艦船設計の面白さやDS史上類を見ない壮大なストーリーも相まってプレイヤーを宇宙の旅に引き込んでくれる。
DSを持っているのであればやらないなんてもったいない大作と言えよう。
*1 初期状態では「OPTION」でOFFとなっている。
*2 処女作は『マッドワールド』で海外では『マッドワールド』が先に発売されている。
*3 チャプター8最終盤でゲストが「艦隊」から外れるが、その場面ではそれ以前に「艦隊」入っていた艦船を「艦隊」に戻すことは残念ながら不可能。ただし、次のチャプターでは「艦隊」に組み込める。
*4 チャプター1の最終決戦の場所が違い、人質のいる場所も異なる。また、OPムービーで主人公が乗っている艦船はチャプター3以降でしか載れない。
*5 本作内で宇宙を旅する人間を指す。
*6 10年もブランクがあり、少年編の艦船は青年編では時代遅れの代物と化しているため、少年編の艦船しか無い青年編開始直後ではザコ敵とすら渡り合うのは難しい。