【えいゆうでんせつ せんのきせきすりー】
ジャンル | ストーリーRPG | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション4 Nintendo Switch |
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発売・開発元 | 日本ファルコム | |
発売日 |
【PS4】2017年9月28日 【Switch】2020年3月19日 |
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定価(税込) |
【PS4】 通常版: 8,424円 初回限定KISEKI BOX: 9,936円 ダウンロード版: 7,200円 【Switch】7,678円 |
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レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
3年ぶりの続編 主人公以外のメインキャラクターが一新 クオリティが全体的に向上した いつもながらの良質なBGMとストーリー |
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ドラゴンスレイヤー&英雄伝説シリーズ |
日本ファルコムの二枚看板の一つ・英雄伝説シリーズ第3期『閃の軌跡シリーズ』の3作目。
前作から更に2年近く経過したエレボニア帝国を舞台としている。これまで軌跡シリーズでは2部作(空3rdは外伝扱い)構成だったため、本作が最も長期に渡るシリーズとなった。
『空の軌跡』と違い、正統なる3作目なので、主人公はこれまでと同様リィンだが、今回は学生から教師(教官)という役割に変更されている。また、彼以外のメインキャラは一新されている。
前作、前々作からプラットフォームがPS4になったため、あらゆる品質が向上しているのが大きな特徴といえよう。
なお、『空の軌跡』を含めた過去作をある程度知っていることを前提として記載しているので、ご容赦願いたい。
七輝暦1206年、春――あの内戦から1年半近く。
大陸最大の貿易都市、クロスベル自治州を併合し、
数ヶ月後には北方のノーザンブリア自治州を併合したエレボニア帝国は
宿敵、カルバード共和国を大きく上回り、名実共に大陸最大の国家となっていた。
その一方、帝国政府による中央集権化が加速し、税制も統一されること。
貴族に統治されていた地方は混乱・弱体化し、新たな問題も生まれつつあった。
そんな中一かつて内戦で暗躍し、退けられた結社《身喰らう蛇》が、
数多の猟兵団や共和国の動きに紛れるように、沈黙を破って密かに動き出し…
時を同じくして、帝都西郊・リーヴスの街に、
一人の黒髪の青年が降り立つ。
《灰色の騎士》 リィン・シュバルツァー。
学生の身ながら、灰の騎神ヴァリマールの乗り手として内戦終結に貢献し、
クロスベル戦線や北方戦役でも活躍した“若き英雄”――
2月に名門・トールズ士官学院を卒業したばかりの彼が、
新たに “教官”としての道を選び、とある新設校へと着任したのである。
――トールズ士官学院・リーヴス第II分校。
皇太子の入学を受け、本格的な軍事学校へと変革された本校とは対照的に、
訳ありの貴族子女や問題児、外国人などを受け入れた“落ちこぼれ”の分校。
分校長は、旧貴族連合軍の総司令だった《黄金の羅利》オーレリアが務め――
そして3つに分かれたクラスの中には、 VII組《特務科》――リィンが担任を務める少人数の特務クラスがあった。
基本的なものは『II』を参考。変更、追加された部分のみ記載。
+ | 長めなので閉じ。 |
+ | 相克のクロスベルのまとめ |
+ | 終盤のネタバレ注意 |
これまでのシステムをうまく昇華しつつ、シナリオや世界観に関しても、英雄伝説シリーズらしさをしっかりと残している。
成長した過去作のキャラなども大勢参戦しており、『空』や『零』のファンが心動かされるシーンも多い。
展開そのものも、『零』『碧』で既に知られていた部分を通り越し、全く未知の領域に踏み込み、帝国内の新しい地点を探索できるなど、より幅が広がっている。
システムにおいても、悪目立ちしていたロードにおいても劇的な改善が成され、前作までのストレスが嘘のように遊ぶことができる。
一方、続編ありきのバッドエンドは、今作においてもエンディングに到達したカタルシスを削がれるものとなってしまっている。
*1 もっとも、リィン自身は女性に人気があることは不本意である模様
*2 Iの「Atrocious Raid」、IIの「Blue Destination」等
*3 言葉通りの意味ではなく、第II分校生徒を指して使用されている。
*4 某監督の発言でネット上でそこそこ有名ではあるが、一般的にはひらがな表記が多い。
*5 薫陶と雛鳥については検証によると10回程度
*6 敵のSPDを無視してライン最前まで味方を移動させて即行動させる
*7 以前の作品から示唆する描写は多かったが、今作でついに明確に明かされる形となった。
*8 つまり、好感度がぎりぎり★4半分に達していなくてもノート上は★4つまでしか表示されない。
*9 ご丁寧に、抜けたキャラのクオーツは根こそぎ自動的に外される。
*10 一応実習訓練・実習テストという最低限の意味合いもあるのだが、普通の空間なら発生しない筈の上位3属性がテスト中に発現するなど、明らかにそれだけが目的でないことは明白である。
*11 シリーズ最初の作品の『空』でも三浦祥朗氏が2キャラ担当してたりということはあった
*12 クレア役に関しては『II』まで演じられていた松来未祐氏が鬼籍に入られてしまったので彼女に代役を立てるのは仕方ないにしても、少なくともアイネスの方は『碧』でちゃんと別の声優が割り当てられていたのだが…