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【すぷらとぅーんつー】
ジャンル | アクションシューティング | ![]() ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
メディア | ゲームカード/ダウンロード販売 | |
発売・開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 2017年7月21日 | |
定価 | 5,980円+税 | |
DLC |
オクト・エキスパンション 2018年3月9日/1,980円(税込) 本編 + オクト・エキスパンション 2021年10月8日/6,980円(税込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
バランスの全体的な改善 連携がより重要に 調整による前作からのプレイ感の変化 「eスポーツ」をより意識した作り |
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スプラトゥーンシリーズ 初代 / 2 / 3 |
従来のTPSにない斬新なコンセプトから爆発的な人気を博したWiiU用ソフト『スプラトゥーン』の続編。
新ハードであるNintendo Switch登場から僅か4ヵ月という早期のリリースともあって、多大な期待を背負うタイトルとなった。
期待に違わず発売後3日間の日本での推定販売本数が67万955本を記録し、Switchのキラータイトルの仲間入りを果たした。丁度この頃Switchの品薄が伝えられたこともあり、引いては「Switch=人気」というイメージが世間に浸透した。
発売後に複数回の大型アップデートが行われており、以下のようにシステム面の大掛かりな変更、ギアやゲーム中BGMの追加などがなされた。
ハイカラスクエア
ハイカラニュース
プレイヤーキャラの外見のバリエーションの増加
「ランク」に関する変更
一部レート制の導入
ステージ・ルール入れ替え間隔の短縮
試合終了後の「カスタマイズしてつづける」の導入(Ver 2.0.0以降)
リザルト画面の表示内容の変更
オンライン通信制限
1画面化・操作系統の変更
装備のソート機能
新キャラクター「スパイキー」によるギアのサポート
バトル報酬を強化できる店「ロブズ・10・プラー」
ロビー
対戦中
イラスト投稿
イカラジオ2
amiiboの読み込み・書き込み
+ | amiiboの機能の詳細 |
レギュラーマッチ
ガチマッチ
リーグマッチ
プライベートマッチ
フェスマッチ
ブキ
+ | 第3のバリエーションの詳細 |
+ | 分類一覧 |
+ | 一覧 |
+ | 一覧 |
ギア・ギアパワー
+ | ギアパワーの追加・変更点一覧 |
前作にもあったオフラインの一人プレイ専用モード。
サーモンラン
+ | シャケ一覧 |
+ | 特殊な状況 |
2018年6月14日に配信開始された、一人プレイ専用の有料追加コンテンツ。
2022年4月22日より、Nintendo Switch Online+追加パックに加入しているユーザーは加入期間中無料でDLCが適用されるようになった。
ゲームバランスの洗練化
+ | 不可能になった困難状況の具体例 |
前作から引き継がれた、緩くて魅力的な独特の世界観
「サーモンラン」の充実
オフラインのやりこみ要素の増加
ギア厳選の難易度低下
ポップで直感的な、質の高いユーザーインターフェース
良質で豊富なBGM
その他
DLC「オクト・エキスパンション」の評価点
各種調整に起因した、前作に比べてキルが求められるゲーム性
+ | 不評とされたステージ |
ウデマエシステムの変更
リザルト内容変更による戦績の一部不透明化
要素の開放の遅さ
そこまで多くない新ブキ
最大の賛否両論点・ブキ間の性能バランス
+ | 特に話題に上りやすいブキの性能について |
マッチング時のブキ編成バランス
前作のBGMを実戦で聴くことができない
ヒーローモードのシナリオ、およびアイドルユニットの扱い
サーモンランについて
オクト・エキスパンションについて
練習機能の不足
説明不足な点が多すぎる
ギアコーデのプリセット機能の仕様
前作から据え置かれた問題点の存在
ギアパワー「メイン性能アップ」
ウデマエメーターの表現
迷惑プレイヤーへの対応の不備
サーモンランの問題点
オクト・エキスパンションの問題点
前作に引き続き、「ポップなキャラクターがステージを駆け回りインクをぶちまけあう」という明るいゲームデザインとシンプルな操作性で間口は広い。
加えて、上級ゲーマーをも満足させる対戦の奥深さを両立させた、任天堂の対戦ゲームの長所が存分に詰め込まれた作品。
対戦ステージ・ブキ・ギアの数、ヒ一ロ一モ一ドのステージ数など単純にボリュームが増加しただけではない。
オフライン面の拡充や共闘モードであるサーモンランが追加され、遊びの幅は更に広がった。
一方で対戦部分ではルールの追加や新たなウデマエの指標など「e-Sports」をより意識した作りになっている。
上級者用のレート制も導入され、上級者はさらなる高みを目指し競い合えるようになった。
対戦に関する前作の粗の大半が改善された一方で、スぺシャルの一新や大半のブキの性能には賛否がある。
ゲームバランスを規定する多くの箇所へ前作から抜本的なテコ入れがなされており、発売当初は前作経験者が戸惑う部分もあった。
また前作からの続投ブキが出揃うまでに長期間を要したこと、野良では厳しい「連携」を重視したバランスなど気になる点も散見された。
だが、調整内容に賛否両論ありながらも地道なアップデートが継続的に繰り返され、徐々にバランスも洗練されていった。
メジャーアップデートが完了し発売から3年が経過しようとしている2020年6月現在においても継続して売れ続けている。
そのうえ、豊富なプレイ人口により、オンラインで対戦相手が見つからない時間帯は全くない。
未だ多くの人々を魅了し続ける、Switchの看板に相応しい、任天堂を代表する傑作の1つに成長したと言えるだろう。
前作がWiiUというハードにとって「遅すぎた名作」だったのに対し、本作はSwitchが新ハードとして一番ホットだった時期に発売された。
その話題性に牽引されたことも手伝って良いスタートダッシュを切り、その勢いを保ったまま約2年間のメジャーアップデート期間を完走した。
最後のフェスが終わった現在でも公式大会やフェス復刻含め様々な展開が継続されており、スターターセットなども販売されている。
「出遅れた」と二の足を踏んでいる未プレイの方も、是非一度ハイカラスクエアに足を運んでみてはイカがだろうか。
*1 この時期よりNintendo Switch Onlineサービス開始に伴いネット対戦が月額制へ変更。
*2 発売2周年で当初より予定されていた2年間のフェス開催が完結。
*3 このため、アップデート前はランクが50になると入手経験値が増えるチケットが無駄になり、スーパーサザエも実質有限だった。
*4 複数プレイヤーで協力し恣意的に勝ち負けを操作することは不可能ではないため
*5 ウデマエXが存在しないVer2.xまでは、最大S+50まであった。
*6 前作のタッグマッチと異なり、3人チームでプレイすることができなくなっている。3対4が明らかに不利になることへの配慮とみられる。
*7 新ブキのソイチューバーのみ、Ver.1.4.0のアップデートで最大チャージでなくてもチャージキープできるようになった。
*8 一時期環境トップとなっていたスプラシューターコラボは190→230にSP発動ポイントを増加する調整が行われている(現在では200まで減少)
*9 当初は1体に対して4発で統一されていたが、現在は1体・2体の場合は合計10発(1体なら集中発射、2体なら5発ずつ発射)、3体・4体の場合はそれぞれに4発ずつに変更された。
*10 プロモデラーMGならサブがキューバンボムなのに対しスペシャルはカーリングボムピッチャー、といった具合。
*11 このことは今作で初めて明言された。
*12 ゲソタウン内で使用されているイカ達の写真に、未実装の前作ギアも存在している。
*13 わかばシューターであれば「塗り性能向上」し、スプラシューターなら「空中及び地上での射撃精度向上」し、プライムシューターであれば「ヒット時のダメージ上昇(前作の攻撃力アップと同じ)」する。
*14 前作は「ボム飛距離アップ」が付きやすくなるブランドが存在しなかった。
*15 サブウェポンのスプリンクラー・ジャンプビーコン・スプラッシュシールド、スペシャルウェポンのインクアーマー・イカスフィア・バブルランチャー・ナイスダマのアーマー、ガチホコバリアを壊しやすくなる。またスポンジやインクレールも効果を発揮しやすくなる。勘違いされやすいが、シェルターのカサ部分に与えるダメージは増加しない。
*16 スペシャルウェポンの「ハイパープレッサー」使用時、ギアパワーの「サーマルインク」「リベンジ」発動時に付与される、敵チームの視界内にいるイカの位置をシルエットで表示する能力。
*17 リベンジの効果が付いている相手が倒された時点で効果が切れる点は変わらず。
*18 一部ステージではamiiboにてローラーやチャージャーを使用可能にできた。
*19 チェイスボムはカーリングボムとロボットボムに置き換わる形でまるごとオミットされている
*20 いたずらや負けた腹いせによる不当な通報の可能性も考慮されているのか、よほどの数の通報が無いとプレイ制限がかからない模様。
*21 海外版では前作の時点で、タコゾネスを含むヒト型オクタリアンを「Octoling(オクトリング)」と呼称している。
*22 2020年ごろにWeb上の音楽界隈から生まれた、素材の加工と切り貼りで作られるジャンル。忘れ去られた過去への郷愁や80年代以降のアメリカを取り巻く大量消費に対する皮肉などが込められており、懐古趣味的な装飾と結びついている。日本の80年代シティ・ポップと融合したフューチャーファンクや、ショッピングモールをモチーフとしたモールソフトなどの派生ジャンルもある。
*23 弾の当たり判定拡大によって、左右2点に照準があっても弾がスッポ抜けにくい=横方向の攻撃範囲が単純に広くなった。
*24 通常移動時の速度減少は前作のままだが、本作では更にヨコ振り中のジャンプ力や移動速度も低下するようになった。
*25 「重いブキは機動力が低下する」自体、前作で重量級ブキが強すぎたために、バランス調整によりアップデートで新設されたものである。
*26 H3の性能を完璧に生かせれば強いが、扱いが難しすぎてそこまで使いこなせるプレイヤーはほとんどいなかった。前作末期の環境でH3リールガンチェリーという亜種が流行ったが、これは強力なサブ「スプラッシュシールド」+強力なスペシャル「バリア」のおかげである。
*27 しかし、amiiboを揃えれば前作のBGMを聴くことができる。
*28 公式Twitter曰く「テレビとか見ない人なのかな?」とのこと。
*29 前作Splatoonに存在したギアパワーで、受けるダメージをへらすことができ擬似確を防止できた
*30 遠くのカンケツセンから焦らず開けて被害を減らすのがセオリーのキンシャケ探しで「スピードを優先させる」ことを勧めていたり、むやみに動き回らず誘導して叩くことが求められるグリル発進で「逃げる」ことを推奨していたり。
*31 仲間内に極端に金イクラの納品数が少ない味方がいた場合も同様の措置が取られる
*32 唯一の長射程持ちが抜けてバクダンを倒せない、ハコビヤ襲来でハイパープレッサー持ちが抜けたなど。
*33 前作の一部のamiiboチャレンジと同様。インクの自動回復はできないが、ミッションによってはインク残量が回復するパックが置かれていることもある。