ワールド・ネバーランド エルネア王国の日々

【わーるどねばーらんど えるねあおうこくのひび】

ジャンル 箱庭ライフアドベンチャー
対応機種 Nintendo Switch
発売元 アルティ
発売日 【ダウンロード版】2018年3月15日
【パッケージ版】2018年10月25日
定価 【ダウンロード版】3,996円
【パッケージ版】4,968円(税込)
プレイ人数 1人
レーティング CERO:A (全年齢対象)
判定 なし
ポイント 同名スマートフォンアプリの移植
シリーズ初の3Dグラフィック
従来と比べRPG要素が色濃くなった
スマホ版特有のF2P要素は撤廃されている
ワールド・ネバーランドシリーズリンク

概要

ワールド・ネバーランドシリーズ最新作。今回で初めてグラフィックが3Dポリゴンとなった。
先行して配信された同名スマートフォンアプリタイトルの移植にあたるが、中身は機種に向けて細かく変更・調整されている。

特徴

元々がスマートフォンアプリ向けに作られたためか、従来のシリーズと大幅にプレイ感覚が変わっている。

  • プレイヤーキャラは最初のうちは王国へと辿り着いた「旅人」として登場し、酒場の主である「ウィアラ」や図書館の司書「ミアラ」からのチュートリアル依頼をこなし、王国へ定住し国民になるという流れとなっている。
    • なお、プレイヤーキャラの外観はプレイヤー自身の手で細かく決められる他、おまかせで作る事も出来る。アイテムで容姿を変える事も可能。
  • アイテムの多数持ち込みやHPの追加、ダンジョンの探索など、RPG要素が色濃くなった。
    • ダンジョン探索やキノコなどの採取、モフの毛刈りなどを行っていると、時々敵とエンカウントし戦闘になる。
      • 戦闘はコマンド式で、1ターンごとに決められたCP内で技を選択する仕組み。三すくみも剣・斧・銃へと形を変えて受け継がれている。魔法は必殺技扱い。
    • 疲労やストレスに関しては廃止されている。
    • 訓練は無くなり、採取やダンジョン探索の際にモンスターと遭遇し倒す事で経験値を得られステータスがアップするようになった。
    • 他、波止場で釣りが出来るようになった、発見したアイテムや料理レシピが図書室内の本に記録されるようになった他、住人たちから依頼を受け、こなす事でアイテムを貰えるようになるなど、『どうぶつの森シリーズ』に近くなっている。
    • 家は集合住宅に変更。
  • 採取や釣りなどの際は聖獣フォモスが召喚されると、レアな採取物が取りやすくなる。
  • 仕事組織に必ずしも所属する必要が無くなった。
    • 役職自体は存在する。また、数が従来より多くなっている他、役職の体験が出来るようになった。
  • 他、スマートフォン版からデータをインポートして続きをプレイする事も可能。元のデータは削除されず残るため、引き続きスマホ版をプレイする事も出来る。
  • アップデートによって追加ボスとのバトルが楽しめる。シリーズお馴染みの隠しボス「バグウェル」もここで戦える。

スマホ版からの変更点

  • ログインボーナスやオンラインイベント、プレミアムサービスなどF2P特有の要素は削除された。
  • 画面レイアウトが縦画面向きから横画面向きに変更された。
  • タッチスクリーンには非対応。
  • ゲーム内時間のスキップ機能がアイテム使用のみとなった(スマホ版は自動回復もあった)。
  • 聖獣フォモスの登場タイミングがスマホ版では現実時間基準だったが、ゲーム内時間基準に変更された。
    • 召喚された直後にセーブする事で登場したタイミングで保存する事も可能。

評価点

  • ミッション形式のチュートリアル機能の実装により、シリーズ初心者でも何をしたら良いのかが解りやすくなるなど、入り込みやすくなった。
  • 自動移動機能が強化され、行ける場所がかなり多くなるなど、より快適になった。
    • 今作では従来作以上にマップが広くなり迷いやすくなったため、かなりお世話になる。
    • NPCの元へも辿り着けるようになった。ただし、アイテム「導きの蝶」を使う必要がある他、友人台帳に記載されているキャラのみとなっている。
  • 衣装アイテムを売る「仕立屋」が登場するなど、キャラクターの着せ替え機能が本格的に導入された。
    • 『ナルル』『ククリア』同様、髪染め機能も存在する。有料DLCでも衣装が販売。
  • セーブデータ数がこれまでの1つから4つに増えた。
    • 追加DLCを買う事で8つまで拡張も出来る。
  • 新要素であるダンジョン探索も好評。
    • 今までありそうでなかった「冒険やモンスターとのバトル」と言う要素は程よいアクセントになっており、なおかつ「自由気ままな生活を送る」と言うシリーズの基本コンセプトが崩されるほどではない。
    • 元々がスマホ作品と言うこともあってか、これと言った複雑な操作も必要なく、気軽に探索することができる。
  • アップデートによりパスワード機能が搭載され、『エルネア』同士だけでなく過去シリーズからの移住も出来るようになった。
    • ただしWin版以外の『オルルド』や『ナルル』はパスワード移住機能が無いため、それぞれ『プルト』『ククリア』に一旦移住させるなど経由する必要がある。
    • 当たり前だが、サービスが終了している『ゼーン大陸』などのオンラインタイトルや、派生作品である『ワーネバ・アイランド』などは対象外。
      • また、Switch版からスマホ版へとキャラを移住させる事は出来ない。

問題点

  • グラフィックがPS2初期レベルでクオリティが低め。『ブラボーミュージック』『ボクと魔王』辺りが解りやすいと思われる。
    • 元々グラフィックで売っているシリーズではなく元がアプリとはいえ、初の3D作品という事もあり気になるところ。
  • エリア移動するたびに細かなロードが入る。
    • スマートフォン版よりも短くなっているが、それでも過去作(特に、ロードが非常に短かったPSP作品)と比較すると気になる人も多い。
  • 戦闘ではカメラワークを操作する事が出来ず、採取などで戦闘に入ると画面に障害物が大きく映し出されるなど見辛くなることがある。
  • 有料DLC関連
    • フルプライスの作品ではあるが、有料DLCはかなり多い。
    • また、その内容もやや首をかしげたくなる。概ね服装やインテリアなど、「あっても無くても良い」レベルのDLCが多いが、上述の通り本作はグラフィックがそこまでクオリティが高いわけでもなく、オンラインプレイ要素もないため、購入者を自己満足させられるレベルかと聞かれると微妙なところ。
    • そんな訳で需要がそこまであるかは疑問だが、配信される頻度自体はかなり高い。これならば本編の値段がもっと高くなってでも、グラフィックやロード周りに更に力を入れてほしかったところである。

総評

元々のスマホ版自体の完成度が高かったためか、本作も魅力を損なう事なくオフライン仕様としてうまく移植されている。
歴代作をプレイした事のあるプレイヤーは今までのシリーズとは一味違った人生を経験してみよう。